さてこのバスが曲者でして。
なんと、ケルン中心地ではなく、ケルン空港に行くのです。
ケルン中心地バスターミナルもあるのですが、私がブリュッセル発を検索した時はこのケルン空港行きしか無かったのです。
ただ9.9€と相場より安かったのでこれにしました。
想定ではケルンでは滅茶滅茶時間を持て余しそうなので無問題なのです。
ということで、ケルン!
の空港着ですー!
本日は節約の為このまま夜行バスで次の街へ行きます。
そしてそのバスもまたこの空港発です。
なのでロッカーを探すも、係員に、ロッカーは無いよ。と一蹴。
どうやら地下に荷物預かり所があるらしい。
行ってみると発見。
が、荷物を預ける時にチェックイン時と同様にX線検査をするのですがその機械が私の番で突然動かなくなり、散々待たされた挙句、ヘラヘラしながら「無理だわ。諦めて帰って。」と言われブチ切れです。
いかんですね。
昨日牛乳500ml爆飲してるのですが、カルシウムが足らんです。
こんなの海外では日常茶飯事なのに。
日本語でブチ切れる私もまだまだです。
と、冷静に今では書いてますが、本当に腹たったんですよねー。先ほどのインフォメのドイツ人が気配り抜群だっただけに。
ということで荷物抱えてケルン中央駅へ向かいます。空港地下に鉄道駅があり、選択肢はこれ一本ホームも一つなので大変わかりやすい。
羽田とか日本初の外国人からしたらワケワカメですよね、京急・モノレール・バスとか云々。
ケルンはドイツの東に位置するドイツで4番目に大きい街。
ベルリン→ハンブルク→ミュンヘン→ケルンの順だそう。
ライン川の両岸に街がまたがっています。
ケルン中央駅着。
ロッカーがまさかの立体駐車場みたいなやつでした(こういうのなんていうんですか)。
預け入れに3€、あとは利用時間に応じて後精算です(結局私は約12時間で合計6€でした。高すぎる)。
預け入れ後に出てくる磁気カードが引き出し時に必要です。
ということで駅出たらもう目の前に、
ケルン大聖堂です。
でかいです。
正面入り口に行きたい。
、、、が、なんだか裏側に来てしまった感。
この飛び出てるのは魔物にしか見えませんが、なんでしょうか。
もうちょっと回るとベンチがありました。
朝ごはんを食べていないので、ここでパン+蜂蜜の黄金コンビを久々に。
昨日美食爆食しているので早速節約開始です。
このパンいつ以来に食べるか覚えていませんが、大変に不味かったです。
そしてケルンといえばのこの大聖堂ですが、やけに人がいなく静かです。
と思ったらここも正面じゃ無かったです。
東(駅出たとこ)→南(魔物)→西イマココでした。
正解はこっち(北)でした。
やはりデカイですねー。
左上の方は工事中です。
そしてしっかり観光客だらけです。
中に入ってみます。
正面ファサード。
入場は無料なのですが、赤い服を纏った神官?神父さん?複数名いるのですが、彼らが寄付箱を首から下げて、ようこそーなんつって入り口にいらっしゃいました。写真右。
さっき教会の裏側を通ったときに見かけた、大声で笑いながらタバコ吸ってた人たちです。
押忍。
別途設置されていた寄付箱に幾ばくか納めさせていただきました。
ということで、ちょっとフライングしましたが、こちらケルン大聖堂であります。
外見と違って思ったよりも派手過ぎず、厳かな雰囲気です。
左右に大きな絨毯?が掲げられています。
ステンドグラスはガッツリとした宗教画でした。
祭壇
床画
、、、これなんだっけ
仏教っぽさを感じる彫刻。
これカトリック。。。?
一箇所だけピンク色のモザイク画っぽいステンドグラスが。
ケルンの街は第二次世界大戦で英米軍からかなりの空爆を受け、住民の95%が居なくなり(逃亡含む)、街は焼け野原になったそうです。
ただこの大聖堂は14発の着弾があったものの全体が崩れることはなかったので少しづつ修復工事を進めてきているのだそうです。
その過程でこのステンドグラスだけとある建築家がこのモザイク画にしたようで、物議を醸しているんだそうです。
、、、と、
あっさりと見終えてしまいました。
毎度ながらですが。
聖堂前の広場では色々繰り広げられています。
床に絵を描いている人が。
これ大丈夫なのかな。
そこから旧市街方面へ歩いてみますが、普通にショッピング通りになっていて、普通です。
久々にMUJI発見。
ただ今の節約モードの私は我慢の時です。
これは別腹。
いえね、カリーブルストはベルリンで失敗しているのでリベンジしたかったのですよ。
ただ確信しました。やはりカリーブルストはカレーパウダーがケチャップに埋もれるくらいケチャップだらけなのであり、カリーブルストはケチャップブルストと心得よ、と。
ところでブルストってなんですか。
実はケルンの予定って、「ケルン大聖堂を昼と夜に見る」くらいしかなくて、夜行バスの23:35までとにかく暇なのです。
あと13時間。
どうしよ。
ライン川を渡って向こう岸に行ってみます。
良い景色。
大型客船、屋上にパターゴルフ。
セレブリティが集うのでしょう。
ヤバいあれそそられる(写真右)。
向こう岸からのケルン大聖堂はなかなかな見応えです。
岸を渡っちゃうと近過ぎて全景が収まらず、
橋からは橋ゲタと被るという、
なかなか難儀なポジショニングです。
この橋、ホーエンツォレルン橋というらしいです。
渡ってみます。
む。
ここもか。。
この手のモンスター級は必ずありますね。
ふう、、、
駅に戻って来ました。
ちょっとあまりにアレなので、マックに入り、電源見つけて狂嬉して陣取り、wifiの弱さに失望しながらケルンについて再調査。
やはり見るブログ見るブログ「大聖堂以外何もない」と辛辣です。
ただそこは私、伊達にGoogle先生と短いお付き合いではないのでね、色々なお知恵を引きずり出していざ出陣。
大聖堂前は叩きモノのストリートパフォーマーで賑わってました。
先ほどの床アートおっさん。
着実に進んでいる&上手い。
さてケルンって、
ドイツ語だとKölnですが、英語だとCologneで「コロン」と言います。
そうなんです、香水です。
オーデコロンって、Eau de Cologneと書くのですが、フランス語で「ケルンの水」という意味だそうです。
ナポレオン軍によってケルンの香水がフランスに持ち帰られ、一気にフランス中にフィーバーしたのだとか。
その当時から200年以上に渡り秘伝の製法を守り続けてきたのが、オーデコロンの元祖「4711」だそうで、こちらです。
今日すでにこの前を4回くらい素通りしてました。結構今日はウロウロしているんです私。
こちらがその香水です。
ちっちゃいミニボトルから大きなものまで、サイジングのラインナップが凄いです。
柑橘系、トップノートはややまったりながらミドルノートはさっぱり目。嫌いじゃないです。
せっかくなので一番小さなボトルを購入。
3€。
香水欲しかったんです。
1/3の頻度で遭遇する強烈な足臭を放つホステル住民対策です。
もちろん起因箇所に振りかけるのではなく、私の身に纏ってカムフラージュするのです。悪しからず。
ついでにこちらの「Farina」にもやって来ました。
こちらは世界最古のオーデコロンショップだそうです。
こちらの香水はナポレオンやモーツァルトも使っていたそうです
香水ミュージアムなるものも併設しているそうです。
4711と比べると同じく柑橘系ですがミドルノートが甘めな感じ。ちょっと迷いましたが、せっかくなので購入。8€。こちらは極小ボトルが無かったです。
ケルン=コロン=香水、ということでケルンらしいことをDoneしました。頑張ったんじゃないんでしょうか私。
どうでも良いですが「Doneする」ってよく私がいた業界で使いますが、頭痛が痛い的な感じじゃないかと今思いました。
さて、もう一つ、THEドイツ(なのかどうかは知りませんが)なことをしてみたいと思います。
老若男女混合全裸サウナです。
ドイツではこのスタイルが当たり前なんですって。
ちなみに御察しの通り、やましい気持ちは皆無ですよ。むしろギリギリまで行くのをためらいました。どれだけ私のATフィールドはバリカタだとお思いですか。
ただ途轍もなく時間があるのと、街中のwifiが私の求めるレベルに及ばず兎に角ヒマだったので、実地での社会勉強にチャレンジしてみる次第です。
なお、ちゃっかり水着とタオルはカバンにしのばせてあります。
ケルン中央駅から徒歩20分くらい。
冒頭の地図の位置です。
川沿いには花見酒の痕跡が。
ライン川を渡ります。
振り返るとケルン大聖堂。
逆光ですが。
渡った先のライン公園の敷地内に、ひっそりとそのサウナはあります。
どこからアプローチしたらいいかちょっと分かりづらいです。
こんなレールとかあって。
トラム廃線になったのでしょうか。
こういう廃線後のレールって、これはこれで良い雰囲気だな、と感慨深く浸っていたら
向こうの方からシュポーと汽車が。
私の感慨深い時間を返してください。
そんなレール沿いに進んで行くとこのサウナ「CLAUDIUS」があります。
飲泉もあります。
怖くて飲めませんが。
入り口が二つあり、奥の上記の写真のが正解です。
私最初手前の入り口に行き、老夫婦のカウンターでの10分以上のわちゃわちゃが終わるのを待ってからいざ受付、しようとしたらサウナは隣の入り口です、と無駄な時間を過ごしました。
手前はなんだったんだろう。
老夫婦のわちゃわちゃ。
改めましてこちらCLAUDIUS受付です。
料金表。
2時間、4時間、1日の3パターン。
ここに、水着、タオル、バスローブなど各種レンタル代が入ります。
またサウナは別途5€です。
「/」の右側は土曜日料金です。
写真はアレなのですみません、テキストで。
※いくつか公式サイトから画像拝借してます。
ここはいわばラクーアみたいなもので、リストバンドを渡され、それで館内は会計。
滞在時間とレンタル内容と館内支払い分を退館時に精算します。
館内は、プール、レストランエリアとサウナエリアがあり、前者は水着着用、後者は水着NGただバスローブはOK、という感じです。
平日の17時は予想通りおじさまおばさまおじいさまおばあさまが多く、あまり気負わずにのびのびでした。
プールエリア。欧米あるある。温水がぬるい。
そしてサウナエリア。
やはり、文字通り、皆さまそれはそれは奔放な姿でした。。なかなか衝撃的です。
サウナ小屋が4つくらいあり、
薬草っぽい匂いのサウナ、
スモークサウナっぽいサウナ、
薄荷の匂いのサウナ、
薔薇の匂いのサウナ、
です。
※水着エリアにも普通のサウナとミストサウナがありました。
そして各種サウナで1-2時間おきにロウリュが開催されるので、ロウリュを巡って各小屋をハシゴ出来ます。
私、ラクーアめっちゃ好きでカップルだらけのラクーアにもはや一人で度々出没しちゃうのですが(後輩に目撃されてからは一旦自粛)、ロウリュって入ったことないのですよね。人が多すぎて。
なので(多分)人生初のロウリュです。
日本でのロウリュと同じか不明ですが、水なりなんらかの液体をサウナの焼き石(?)にぶっかけて蒸気ムンムン出してそれを薬草の束だったり大型扇子だったりタオルだったりでブワンブワン熱風を客に浴びせまくる。
うまく言えないですがそんな感じでした。
ロウリュスタッフは総じてお客さんの鼻先寸前の至近距離で風を巻き起こすのでちょっとビビります。
※この扇子やタオルでブワンブワン風を起こすのはドイツならではらしいです。サウナ発祥のフィンランドでは焼き石に水を掛けて水蒸気を出すだけだそうです。確かにフィンランドのサウナはそうでした。そうなると私、フィンランドでロウリュデビューしておりましたでした。
そしてロウリュ巡りしてる間に気がつけば20:00。
周りは会社帰り?の若者で溢れておるではないですか。
なんと、カップルで来ている男女、そしてカップルと思われる男同士、などなど客層が幅広くなっておりました。
みんなこのいたいけな私を前に大股広げてガッハッハキャッハッハと大騒ぎです。
下心のカケラもないどころかATフィールド硬め濃め多めの私は居たたまれなくなりいそいそと退散しました。。
あんなに大勢いるとありがたみが
だから下心のカケラも無いんですってば。
なお体重計があったので1/3以来(In NY)測定。
、、、旅開始前と同じ!!!
南米を経て絶対5kgは減ってたと思うのですが、こりゃリバウンドですね。
美食爆食の功罪です。
美食のせいです。
ちくしょうヨーロッパめ。
21:00頃までのんびりしていざ精算。
なおここ、
ドライヤーありますが、石鹸やシャンプーはありませんでした。
21:00とはいえまだ薄暗い感じで暗くはありません。
ちょうど良い時間だったかも。
ライン川とケルンの夕闇どき
、、、ケルン大聖堂が近づいてきました。
だんだん分かってきたのですが、、、
ライトアップされてないっぽい罠。
でも良い景色見れたし良かった良かった、
と思い例の橋を通り越して再度見上げると
ライトアップされてました。
21:30頃の点灯でした。
凄いですね、圧巻です。
これを見るためにケルンに立ち寄ったようなものです。
男女混浴真っ裸サウナでは無いのです。決して。
徐々に暗くなっていくケルンの空と、
徐々に光が際立つ大聖堂。
良い時間をやらして頂きました。
周りは爆音ボーイズアンドガールズがうっさかったので、音楽を頂きながら。
ドイツに入ってから今さらヴェートーベンがドイツ出身と知り、ヴェートーベンを聴き始めてます。
ヴェートーベンは交響曲 第7番 第1楽章 が堪りません。
なんでしょうね、全身がゾゾゾっとするのですよね。
徐々に輝きを増すケルン大聖堂を拝みながら、荘厳な高みを楽しませていただきました。
さて、22:00ちょい前。
そろそろ良い時間なので空港に戻ります。
GoogleMapで路線検索っと、、、、
!!!!!!!
全身がゾゾゾゾゾゾっとしましたなんと電車30分に一本しかなく次の次が夜行バスのデッドライン、次の電車は10分後でした。
例の橋を向こう岸までダッシュ、、、!!!
南京錠たちに脇目もくれてやらずに駅までダッシュです。
ちょっと迷いながら大聖堂の正面写真だけはゲット。
例のコインロッカーへ。
預け入れ時に発行されたカードを入れて、、、もエラー!?
半べそでインフォメーションセンターに行き、ロッカーの担当窓口に行き、私が違うロッカーエリアかつカードの挿入が表裏逆であると言われて赤面し、ロッカーに舞い戻り荷物回収。
再度インフォメーション窓口にGooglemap路線検索結果を見せて、どこに行けば良い?と聞くと無愛想に「10」とだけ言われイライラしながら10、
滑り込みセーフー!!!
(写真なし)
もうちょっと欲出して写真撮ってたらアウトでした。
そして無事、空港に着きました。
空港バスターミナル。
今夜のバス。
ということで、ケルンはここまでです。
この後、実は今夜のバスは乗り継ぎが必要で、ニュルンベルクという街に4:35に着いて次のバスが6:35という驚愕の事実を知り、
まさかアムステルダムみたいに寒空ターミナルじゃ無いよねと思いきや
まさかのド寒空バスターミナルだったところで日記を終えたいと思います。
※気温7度。私、半袖短パンです。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。