今さらですが映画「かもめ食堂」を拝見しました。
フィンランドはヘルシンキが舞台のまったりムービーです。
すごくほっこりする良い映画です。
あらためてヘルシンキって素敵な街ですね。
そして私のようにせかせか&カツカツと旅をしていると
そういった街の魅力にはなかなか気づけないなとも
思わされた次第です。
ま、時間も金もないのでこのまま参りますがね。
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▼徘徊メモ
・行き先:ヘルシンキ市内→クーシヤルヴィ・サウナ(Kuusijärvi Sauna)
・手段:路線バス
・料金:5.5€
・時間:40分
▼クーシヤルヴィ・サウナ場所
地図右上のピンが立ってる場所です。
左下のピンだらけがヘルシンキ市街地。
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まったりヘルシンキ1日目。
知ってましたか、サウナ(sauna)ってフィンランド語なんですよ。
何度か触れていますが、このフィンランドはサウナ発祥の国なのであります。
そしてその幾多あるサウナの中でも、大変に伝統的で大変に趣があるというスモークサウナに行ってみました。
しかもそのスモークサウナは森の中にあるそうです。
フィンランドといえば森。
ちょっとこれは楽しそうじゃないですか。
場所は冒頭の通り。
739番バスで向かうのですが、ちょうど私の宿の近くを通るようでラッキーでした。
※GoogleMap検索でバス路線検索できるのでそれを活用されると良いと思います。
バスは片道5.5€≒665円てクソ高けぇな。
20分くらいで到着です。
バス内には電光掲示板とかないので地図アプリ見ながら降り時を見計らいます。
バス停から道沿いに北へちょっと歩くと入り口です。
着きましたー!
最初に見えて来る上記のやや大きめの建物がレセプションです。
普通のサウナ(electric sauna)とスモークサウナ(Sabusauna)があり、
普通のサウナが6€、スモークサウナが12€です。
水着とタオルをそれぞれ4€でレンタルできます。
私はスモークサウナと水着タオルレンタル合計20€で御座い。
このレセプションにはカフェもあります。
どうせバカ高いだろうと思い見てすらいませんが。
もちろんロッカーもあります。
着替えは敷地の奥のスモークサウナロッジにて、ということなのでひとまずこのままスモークサウナロッジまで行ってみます。
おお、目の前に湖が。
凍りついてますが。
、、、写真右上。
湖畔に水着のおっさんが。
本当にいました。
事前に調べた情報では、フィンランド人はサウナで温まった後はこの湖に飛び込むんだそうですが、夏も冬も関係ないんだそうです。
冬は氷の湖に穴を開けてそこに飛び込むんだとか。
そこはワカサギ釣っとこうよ。
ということでスモークサウナロッジです。
更衣室。
右上にあるのがロッカーです。
ギャグのように小さいです。
人もいないし治安も良いと思い、
ロッカー使わずに荷物ほたっときました。
スモークサウナは13:00スタートとホームページに書かれていたのですが、実際にはこの更衣室があるロッジのは15:00オープンで、それまでは離れにある小さなロッジがオープンしているとのことでした。
ということで水着一枚で氷点下の寒空を走ります。
(距離は30mくらいですが、氷点下のパンイチが如何程か、お察しください)
着。
早速おっさんが湯気を轟々に放ちながら伸びてます。
入り口に薪をくべたのであろう防寒着姿の若者がいました。
入り方を聞いてみると英語が喋れないようで1単語1単語一生懸命説明してくれるのですが結局よく分かりませんでした。
そんな一生懸命な彼の鼻はススで黒く汚れてました。
胸キュンです。
ひとまず土足okっぽいのでそのまま行きます。
(この離れまでの道中が氷&砂利)
では早速私めも。
をををををわわわわ痛ったたたたたた!!
と声を上げることもできないくらい熱いです。
目と鼻が灼けます。
息を吸うとススが喉に張り付きます。
でも凄いです。
すごくいい香りがします。
これは燻製です。人間燻製です。
そしてあっという間に大汗です。
たまに背中が窓に触れてキイィェェェェエエエエエエエエとなります(クソ熱い)。
2分が限界です。
扉がこれまた激アツかつ重たく決死の覚悟で体当たりしてこじ開けます。
この体力を残しておかないとマジで燻製です。
そしてパンイチで氷点下の寒空の下で森と湖見ながら、
ふぇ〜
とか言いながらボケっと。
・・・ああ、これがフィンランドなんですね。
フィンランド的ヒュッゲリがここにあります。
2分燻され、
10分寒空。
だんだんとこれが
2分燻製15分寒空、
2分燻製20分寒空、
と
どんどん寒空耐性がついていきます。
どんなに耐性を得ても燻製の時間は長くなりません。
むしろ背中とか熱いを通り越して痛いのですが。
強烈です。
温度計発見。
140度なんですけど。
あれ、日本のサウナって何度くらいですか?
実は私そんなにサウナ通でもないので分からないのですが、一つ言えるには、確実に、確実に日本のサウナより熱いです。
帰宅後調べたら日本のサウナって100度くらいなんですね頭おかしいですねフィンランド人。
血液沸騰しますよ。
ちょっとほっこりなのはフィンランド人のひとも入って数分で「わひゃー」とか言って逃げるように出て行くのです。
なんだ、熱いんじゃん。
このわひゃーと出て行くおじいちゃんは色々話しかけてくれるのですがフィンランド語なので分かりません。
ただなぜか頭にトナカイの角の帽子を被っていてめっちゃキュートです。
ただ肌が真っ赤です。
正確には赤黒いまだら模様になっちゃってますが、大丈夫ですか。
燻製になっちゃったのではないですか。
この時間は人が少なく、ちょくちょく独り占めタイムとなったので写真をパシパシ。
これドア開けてるから光がさしてますが、
窓がほんとに小さな小窓しかなくドア閉めると結構な闇が襲ってきます。
入り口で伸びてたおっさんが湖脇の氷結プールへ向かいました。
マジか、、、。
やはり入水しました。
ソーセージです。
あのおっさん、サウナ内の高熱の石でソーセージ焼いてました。
その熱々ソーセージを放ったらかして入水です。
こちとら乞食です。
そんなことされると思わず手が伸びてしまうではないですか。
水分補給。
アイスランドをご一緒した先輩から託されたポカリです。
(粉末)
これが最強に美味い。
なんてやってるうちに更衣室があるスモークサウナロッジ側のサウナがオープンする15:00になったのでそちらへ。
入り口にナチュラルな氷柱。
これ凄くないですか。
こちらはオープンと同時に大勢の人が押し掛けたので内部の写真はありません。
そもそも140度なのでiPhone壊れるかもしれません。
先程はかなり無茶したなと反省です。
ちょっとだいぶ寒空耐性が付いてきたので、思い切って湖まで来てみました。パンイチです。
湖に降りれそうです。
そしてアイスホールがあるというのは私の勘違いで、ありませんでした。
受付のお姉さんはアイスホールと言っていたんですけどね。
もっと別の場所にあるのかも。
ありました。
ソーセージおっさんがドボンしてました。
まったく忙しい人ですねあなたはさっきっから。
今度は後方でバシャーンという音がしたので振り返るとお婆様が氷結湖から這い上がり立ち去るところでした。
140度で身体を燻し、
氷点下の湖で身体を凍らす。
もの凄い国です。
と思っていたら私の腕もまだら模様になってました。
燻製です。
水天宮にある燻製カレー、行きたいです。
通称くんかれ。
めっちゃ美味いですよ。くんくんです。
帰りのバスが30分に一本しかなく気がつけばいい時間だったので大急ぎでバス停へ。
時刻表。
左が平日、右上が土曜、右下が日曜です。
土日は日中は1時間に一本ぽいですね。
バス停は道端にポツンで寒いです。
ということで森の中のスモークサウナでした。
後からの調べですが、
スモークサウナはフィンランドではキングオブサウナと言われており、最も原始的なスタイルのサウナなんだそうです。紀元前、まだ煙突という文明の利器がなかった頃からあるサウナのスタイルなんだそうです。
煙突がないので、薪をくべながら滞留する煙をちょっとずつ小窓から逃がし、という作業を繰り返し、7-8時間掛けて準備するんですって。
そんな面倒なサウナがなぜ愛されるか。
これはとあるサイトでの主観的な見解ですが、以下のように記載されていました。
「スモークサウナをじっくり温めるほどの時間的・精神的なゆとりへの満悦と快感」
なんと、、、。
フィンランド流のヒュッゲリ、やはりここにありです。
でもやっぱり熱すぎですよ、フィンランド人各位。
帰り道。
せっかくバスに乗っているので、宿を通り越して街中のやや郊外よりの方へ。
ハカニエミマーケットという市場に来てみました。
おそらく上記が旧マーケットで、
今はその目の前の下のオシャンティな建物に移転しているようです。
最初上の建物に行き閉まってるのかと思ってがっかりしました。
中は賑わってます。
綺麗になりすぎててちょっと観光客狙いな印象でした。
ウニなんて本旅で初お目見えかも。
そういえばこの北欧に来てサーモン食べてないなと思い、
以下を購入。
1kg28€を200gだけ。
5.6€です。
、、、こうやって散財するのです。
100gにすればよかった。
その後は宿に戻り、
いつも通りパスタバカ茹でしようとしたらパスタが残り少なかったのでレタス買ってきてサーモンもいっしょに食べることにしました。
そしたらフリー食材のトマケチャもすぐになくなり、
大変乱雑な一皿に。
ソーセージとか面倒なので茹でてもないし切ってもないです。
レタスとか洗いもしません。
サーモンうま!!!!
醤油がなかったのですが、このマヨみたいな謎のソースがフリー食材のとこにあったのでこれで食べたら悶絶でした。
なお私の一皿は自分しか食べないのでこんな雑な絵なのであってちょっとした時はもうちょっとだけちょっとするんですよ。悪しからず。
するとその後修学旅行生のような集団がまさかのキッチン占領大料理大会が始まり、私の恥ずかしい皿に視線が集まり大変に羞恥です。
しかもこいつら料理上手。
グラタン作ってやがります。
レベル高いです。
恐れ入りました。
ということで本日終了。
1日あたりのアクション量がだいぶ少なくなってますが、
この後は爆速でヨーロッパを駆け抜ける予定です。
シェンゲン協定90日ギリギリアウトなスケジュールになってしまっているのと予算超絶オーバーを挽回せねばならないためです。
その旅程の組み直しやブッキングなどしてるので実は大変忙しいです。
その辺りはまた後日書きます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
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