【2018/3/28】#105 フィンランド(11) 出国→いざロシア ビザ無し裏口入国
- 2018/04/01
- 15:55
掲題の通り、唐突ですがロシアに行きます。
もともとは予定にありませんでした。
ビザが無いと入国できないのと、ロシア人は日本人に非常に厳しいと私が勝手に妄想しているからです。
英語も通じないでしょうし、キリル文字は意味不明だし。
ただ色々調べていると、特定のルートのみ、ビザなしで72時間だけ滞在できるそうなんです。
今回はそのルートにチャレンジしてみました。
―――――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
・行き先:フィン・ヘルシンキ→ロシア・サンクトペテルブルク
・手段:船(MOBY社)
・料金:往復209€≒27438円
・時間:片道13h(19:00発、21:00着)
※ロシアへ行く船の乗船時に発券されるBordingPassはロシアから出る船の乗船時(パスポートコントロール)にて提出を求められたので捨てないように!
―――――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされたましたらぜひこの青い
テキストを1クリックいただけると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。
―――――――――――――――――――――
ヘルシンキから出ているMOBY社の国際船で、以下の条件を満たせばサンクトペテルブルクに限りビザなしで観光できます。
・72時間以内の滞在
・MOBY社の往復乗船予約完了PDFのプリントアウト
・滞在期間中の宿予約完了ページのプリントアウト
この辺りについては「ロシア ビザ無し ヘルシンキ」とでも検索すればいくつか旅行ブログに詳しく紹介されているのと、MOBY社ホームページでもビザなしロシアtripとして紹介されてますのでご参照ください。
細かい条件は多々記載があるのですが、その中にMOBY公式ページからの宿予約、とありました。が、MOBY乗船券オンライン予約時に立ち上がった宿サイトがBooking.comでした。
これアフィリエイトでしょうかね。
出航時刻は19:00。
それまで暇です。
幸い宿は大型ホステルで個人個人の行動の管理は全く行き届いてなさそうなので、チェックアウト後、しれっとラウンジでパンとゆで卵かじりながら今後のヨーロッパ旅程再検討の続き。
気がつけば16:00です。
うーん、ぜんぜん終わらない。
ヨーロッパは南米と違って移動の選択肢が多すぎるのと街と街が近すぎるので、観光→夜行バス→観光→宿、という楽チンパターンがなかなか通じず大変です。
なおこのヘルシンキ最安宿のチープスリープホステルですが、キャラクターの鳥がいい仕事してます。
この宿のランドリー案内↓
さて、そろそろヘルシンキ北のはずれにある宿から、ヘルシンキ南に外れにあるヘルシンキ西港まで歩きます。
約1時間半。
せっかくなので港近くにある
かもめ食堂に来ました。
10日前ヘルシンキ上陸時には日曜で閉店していたリベンジです。
時間は夕方営業時間の開店直後の17:00過ぎです。
まだお客さんはいませんでした。
映画「かもめ食堂」の絵そのままです。
あ、キッチンはあの場所には無かったかも。
ちょっと時間がなかったので、シナモンロールだけ頂けますか、と聞くと、シナモンロールは隣のカフェで提供中ということで、お姉さんにカフェへ連れて行っていただいたので食堂の方はあまりゆっくり見ておりません。
そしてお隣のカフェにてそのままそのお姉さんにおもてなしいただきました。
お姉さんは日本の方で、とてもとても懇切丁寧で癒されました。日本語久々。
ご準備中のお姉さん。
シナモンロール。
とついつい抹茶フィナンシェ。
だけを普段なら食べてとんずらなのですが(節約という意味です)、せっかくなのでコーヒーも頂きます。
はんなり〜。
こうしてカフェで落ち着くなんていつぶりでしょうか。ヨーロッパ来て初かも。
こういうゆとりを大事にしないとですね。
お店は非常に良い雰囲気。
男子1人がほっこりするには絵的に恐縮です。1時間半歩いたのでちょっと汗だくですし。
時間があれば、お隣の食堂でちゃんと食堂ごはんを頂いてみたかったです。
映画のようにおにぎりもあるのかしら。
こちらはカフェのメニュー。
旅人ノート的なノートがあったので一言書き置きました。こういう時カジュアルなイラスト描ける人を羨ましく思う次第です。
ご馳走様でした。
これでロシアで冷たい仕打ちを受けてもきっと大丈夫です。
さ、いざ港へ。
現在17:30。
出航まで1時間半もあります。余裕です。
港が見えてきました。
港のレストランの人魚がちょっとなんだか過剰です。魚をぶった切ろうとしています。
ところでアリエルって何食べてましたっけ。
船です!
、、、なんだか浮かれてますね。
ということで今チェックインカウンターの大行列に並んでいます。
30分以上ならびもはや今18:30でまだこんな感じです。
※私一番最後。
これ乗れるのでしょうか。
ちなみに予約完了メールにはチェックインは30分前まで!
と強目に書かれてます。
書類不備あったら一発アウトです。
そしていずれにせよ急に「定時になったので失礼します」とか言って窓口シャッターガシャンとかあり得ないでしょうか。
ドキハラです。
私の列が進み、次は私の番というタイミングで窓口がガシャン
、、、、え?
取り残される私(といつのまにかいた私の後ろの人)。
近くにいたお兄さんに、ダメ?とジェスチャーで問うと、うん、とのこと。
ちょw
おまw
いま冗談で窓口ガシャンとか書いたばっかやないか!!
後ろの女子2人は苦笑いしながらしれっと別の列へ。
私も見よう見まねでさらに別の列へ並び直します。
そしてちょうど並び直した列がすぐ進み、窓口のお姉さんと無事ご対面でき、手続きが無事開始されました。
なんだったんですか今の仕打ち。
これがロシアですか。
いやここはまだフィンランド。
これはロシアにあらず、欧米人あるあるということでしょうか。
やめてください本当に。
心臓に悪いし、ついつい日本語で品性下劣な暴言を吐いてしまったじゃないですか。
私の闇を引き出さないでください。
▼提出物
1.MOBY社の往復乗船予約完了PDFのプリントアウト
2.滞在期間中の宿予約完了ページのプリントアウト
3.パスポート
これで無事okでした。
そしてこちらをゲット。
左上:乗船券兼船室キーカード
右上:船内ショップの10%off券
左下:DEPARTURE CARD 用途不明
右下:ARRIVAL CARD 用途不明
下2点は用途不明ですがロシア出国時まで持ってないと大変なことになるみたいなので絶対に無くせません。
当局に拘束だなんて怖すぎます。
窓口のお姉さんが私の出入国スタンプをチェックするのですが、しきりにブラジル出国のページを見て、うーんと唸ってます。
あれ何か問題でも、と思ったら
「ヨーロッパに入国していないですね」ページめくれ!!
天然かっ。
なぜページもめくらずに不穏なことを言うんだこのっっっっっっとっと、危ない危ない。
だから私の中の闇を刺激しないでくださいってば。
そこから走って乗船ゲートへ。
まだ私の後ろで手続き中の人たちが3組いるのを心の糧に走ります。
もう乗船ゲートには係員すらいません。
ここはフィンランド出国審査ゲートです。
もう誰もいません。
審査官、ノーコメントでスタンプバスンッ。
ここから長い長い乗船コンコースを進みます。
あと10分、おっと。
思ったよりやや余裕ありです。
窓から船のフロントを。
やっぱりでかいですね。
船の入り口です!
ここで乗船券を見せます。
係員が何か質問して来たのですが聞き取れず、二回聞き返したら、ok go, と小さい声で呟かれました。
そこから空港と同様に手荷物を検査機に流し、金属探知機ゲートを通り、無事乗船ーーー!!!
あー良かった。
ただまだ油断できません。
現地に着いたら入国審査です。
きっと大丈夫だとは思いますが。
もう出港なので、急いで部屋に行きます。
今回は船室6210。
6階です。
ストックホルム→ヘルシンキの時とは異なり、低層階ではありません。
なぜならツインルームだからです。
一人で。
このチケットしか無かったんです。。
もう最下層の牢獄で良いから、氷山激突したら真っ先に溺死する最下層で良いから最安船室を希望したいのですが、叶わずです。
ちなみにこの乗船券、3/18に予約してます。
このオフシーズンですら10日後しか空きが無い人気ラインになっているようです。
※つまりは私、このロシア行きを決めてから10日間何しよう、そうだ、オーロラ行こう、とロバニエミ&サーリセルカ行きを決めた次第です。すみませんねロシアなんて行きません風出しておいて。
船室発見。
内観。
おお!窓がある!
あのカーテンを開けてみましょう!
バルト海の夕焼けを部屋から眺めれるだなんて最高!
ありがとうございました。
3秒だけときめくことができました。
ここで私、異変に気づきます。
ダウンジャケットがありません。
1時間半歩いて汗だくだったので乗船チェックイン並んでる時に脱いだんですよね。
これめっちゃテンパります。
なぜならポケットに両替されていない約2000デンマーククローネ≒36000円くらいが入ったままなのです。
来た道をダッシュで戻り探します。
まさか港に、、!?
と思った矢先、ありました。
乗船時の検査機に流したままになってました。
ジャケットは近くの椅子に掛けられてました。
良かった。。。
と同時に、ロシア人優しいなぁと感慨。
その後すぐにいやいやここはまだフィンランド。ロシアはまだわからんぞと気を引き締め直し、
近くにいた係員にキートス!(ありがとう!)と言うも無視されました。
やはりこいつロシア人だなっ。
甲板へ来ました。
、、、ヘルシンキ、吹雪いてます。
さっきまで晴れていたのですが。
天気が急に変わりますね。
船のトレードマーク?は赤い王冠です。
ちょっと吹雪すごいので屋内へ、、
と思って身を寄せた先は機関室でした。
こんなとこ開けっ放しにするんじゃないよ。
さらに上に上がれそうなので行ってみたところでちょうど出港です!
ヘルシンキ、大変お世話になりました。
思った以上にフィンランドに滞在してしまいました。11日です。
本旅3番目の長期滞在です(1.アメリカ→2.ブラジル→3.フィンランド)。
当初1日だけだったのですが。
ヨーロッパは大概の国がシェンゲン協定というものに加盟していて、この協定加盟国は90日間に限りビザなしで入国できるのです。
つまり10日分、どこかの旅程を短縮せねばです。
なので私、ここ最近旅程の再検討というtodoに追われておるのです。
ま、3日後にまた戻ってくるんですけどねヘルシンキ。その後すぐに別の国へ行きますが。
寒くなって来たので船内ぶらついてみます。
前情報ではストックホルム→ヘルシンキのタリンクシリアラインと同様に船内は色々あって退屈しない、とあったのですが、同船より内部の設備はコンパクトです。
カジノ
規模は小さめです。
ちょっと入り口の照明のカラーを変えたほうがいいと思います。
ゲーセン。
少年たちがレーシングに夢中です。
船ゲーとかあったら面白そうですが。
なおバーチャファイターはありませんでした。
レストラン1。
ここはビュッフェです。
19:00と20:30の入れ替わり制でテーブルリザベーションが必要です。
前回タリンクシリアラインのビュッフェが大変残念だったトラウマがあるので今回は遠慮しておきます。
34€となかなかのお値段ですし。
レストラン2。
ロシアに行く船で名前が「NewYork」ってなかなか攻めてます。
当然こちらのレストランに入る懐事情ではないのでパス。
ただこれくらいはご容赦願います。
Bar loungeでフィンランドビール、Lapin Kultaです。
あざす。
ロシアンビールはあるかと聞いたら「無い」と言われました。
残念。
Barのビールメニュー。
このビールの向こう側の景色。
時刻20:30です。
まだ3月下旬ですがこんな明るいんですね。
白夜の季節が近づいてますね。
なおこれ書いてるのは21:30ですがまだ西の空は若干明るいです。
そしてさっきっからステージではライブが始まってます。曲名わかりませんが、これ確かアメリカの曲です。
うーん自由。
む、
隣でめちゃめちゃ踊ってる少女がいます。
ただスポットライトがあんまり当たっていません。
こ、これは、一般客でしょうか?
シンガーさんもちょっと驚いてる感じです。
すんげぇ踊ってます。
沖縄アクターズスクールでしょうか。
と思っていたらあれよあれよと客席から子供達が上がって行きこの賑やかぶり。
最後まで、演出なのかハプニングなのか不明でした。
免税店。
カジュアルなカフェもありました。
サラダやデザートがありました。総じて一品10€前後。
お、低層階への入り口を発見。
前回私が臥薪嘗胆したエリアです。
どれどれ、ちょっとご高覧させていただこうじゃありませんか。
!!!
下層はスパでした。。
ジムもあります。
前言撤回、この低層階はむしろセレブリティのためのエリアでした。
失礼いたしました。
ではでは最後に日記更新しようかな、とWiFi探したところ
まさかの有料でした。
私いつかの日記で、WiFiないくらいなら有料にしてでも設置したら絶対儲かるのに、と書きましたが、1時間5ドルは高すぎでしょう。
私の店側の損益分岐点を加味した利用料金のご提案は1時間1ドルです。安すぎず高すぎず。
店側の固定費用知りませんが。
ということでもう私としてはやれることとはやりきったので、もう寝ます。
、、、と部屋に戻りベッドに潜るも、
すげーーーーー小刻みに揺れておりますこの船。
あーーーーと声を出すとやや震えるくらいです。
これ寝れませんね普通の人は。
私は寝ますけどね。
前にも書きましたが、ねれるかどうかではなく、寝るかどうかです。
ということで朝!
もうこれロシアですね。
あと2時間でサンクトペテルブルク着です。
無事入国できますように。
ということで、
明日(実質は今日)もよろしくお願いしまーす。
―――――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされたましたらぜひこの青い
テキストを1クリックいただけると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。
―――――――――――――――――――――