さてもうアントワープを出発して次の街に行きますよ。せかせか参ります。
次はベルギーの首都、ブリュッセルですが、アントワープからすんごい距離近いのにFLIXBUSは朝と夜しか無いので列車で行くことにしました。
列車は1時間に1,2本出てそうな感じです。
券売機は英語表示あり、分かりやすい設計でした。
途中で1st klassと2nd klassを選ぶ画面がありました。おそらくklass=class=等級だろうと思い、最初に選択されていた2ndのまま進めました。
電光掲示板でプラットホーム確認。
Brussel Charleroi-Zuid というのが14:09発です。
これかな。
ひとまず24という数字がホームだと思い、表示に従って行ってみます。
ホームにあった表示。
Brusselは良いのだが、Charleroi-zoidって何だろう。zoidが南という意味なので、Charleroiは地名だと思うのですが、、
ひとまず乗ってみました。
ディスプレイ発見。
そこに停車駅が出てました。
どうやらこの列車で良さそうです。
Brussel centralを通り、終点Chaleroi-zoidまで行くみたいです。
あ、よく見たら画面の右下に1st klasと書いてます。
私のチケットは最安の2ndクラスなのでここではなさそうです。
2ndクラス。
ちなみに奥のやや高くなってるとこが1stクラスです。
、、、1stクラスのメリットなさ過ぎじゃないですか。
あのちょっと座席の位置が高いだけで(いくらか知りませんが)値段が上がるのか、、と考えるとあの1stの席にいる人たちのご身分を妄想してしまいます。
途中、切符チェックがありました。
ホームに至るまで改札が無かったですが、車内で確認なのですね。
電車は1時間弱でBrusselの街に到着。
ただ私の宿は次のBrussel zuid駅のすぐ近くなので、そっちまで行きます。
といっても東京-有楽町くらい近い距離なのですが。
ブリュッセル、どんな街なのでしょうか。
事前メモの通り、移民受け入れが増え過ぎ+南北の確執などなどちょっと気になるまして。
まあでもさすがに南米とかよりは大丈夫でしょう、
と思っていると、
車窓から見えたBrussel zuid駅前はゴミだらけでいきなり不安になります。
駅。
ゴミだらけの街。
鞄を前に持ち、警戒を怠らず急ぎ足で宿へ。
この辺りは治安が悪いのですか?
と宿の人に聞くと
ノーノー!トゥデイワズマーケット!
ということでした。
成る程ね。でもにしても散らかし過ぎではなかろうか。
一旦宿にてWi-Fiつないで行きたいところの営業時間を調べ、道順を策定。
ということで時刻15:30。
宿に荷物を放り、本日後半戦のブリュッセルぶらり開始です。
まっすぐ旧市街に進み、ブリュッセルよりもその知名度は高いであろうあやつと対面。
すんごい人です。
この人だかりの先に、
小便小僧です。
世界三大ガッカリスポットとして名高い彼ですが、とんでもない人気ぶりでした。
ちょっとおめかししてますね。
何でしょうかこのお召し物。
ちょっと人が多過ぎてカオスなのでその場を離れ、ちょっとマニアックなミュージアムへ。
「小便小僧衣裳ミュージアム」です。
違うんです。
別に小便小僧に興味があったわけではなく、道順上この前を通りかかっただけなのですが、入り口のこの客引きが私にぶっ刺さってしまったのです。
小僧がこんな攻めてくるだなんて。
入り口付近の、中の様子を覗いて苦笑いして立ち去る欧米人達を尻目に中へ。
お客様が一人もおりません。。
受付のスタッフも談笑中。
え、営業してますか?
と聞くと、
あ、ああ、4€です、
とぎこちない感じ。
そんなにお客さん少ないのでしょうか。
ミュージアムは一人暮らしのワンルームばりの狭さですが、所狭しと小僧の衣裳が展示されており、そのラインナップたるやちょっとしたコレクションが開けそうです。
ヤバくないですかこの量。
どんだけワードローブ充実してんだって。
そしてよく見ると国ごとの衣装になってます。。!
メキシコ
ブラジル
ボリビア
ボリビアとか、もう反則でしょ。
アメリカ
ルワンダ(右下)
だんだん民族衣装鑑賞のようになっております。
ポーランド
これとかぱっと見よくわからないから国旗持たせちゃった感じでしょうか。
そして我らがJAPAN!
着物!
いや、被り物してるな、こりゃ一体、、
!!
平安貴族でした。。。
なんと渋い。。。
サムライ・ニンジャ・マイコ・タコヤキ等々、他にもあったろうに。
小僧のくせに、上流階級の衣裳を選択したのですね。
なおベルギーはさすがご当地ということもあり大変にバランス感覚の良いご衣裳をお召しになったようです。
※各国の国旗を纏う。帽子の紋章はブリュッセル市章。
国別ではないテーマ別の衣裳もありました。
ちょw
これ権利関係大丈夫でしょうか。
相手はかなり手強いですよ。
右のモーツァルトはまだわかる。
だが左隣、ネルソンマンデラて。
メッセージ性が強すぎる。
フィルム資料にて、
衣裳の設計から公開までを紹介する映像があり、
なんとブリュッセル市章デザインの製作過程だけでなく、
日本の平安貴族デザインのお披露目までが紹介されてました。
ベルギー市章デザイン設計・製作
日本版製作お披露目記念顔見せ?的な。
鎧も登場。
お披露目。
この平安貴族お披露目時の写真のこの垂れ幕(小僧の左側)、
スタッフさんに聞いたらブリュッセル市章だそうです。
まだ展示は続いちゃいまして。
ドラキュラ
これもはや武器ですね、、、
金田一の事件簿とかで活用されるやつです。
なんということでしょう。
着せ替えコーナーがありました。
もう私もこの時完全振り切れちゃってますんで、やってみた次第です。
これ着せてみます。
どうでしょうか!
穴の位置が不自然だなと思ったら恥部に添える左手でした。
こりゃなかなか設計が難しそうです。
いやー。楽しかった。
まさかこんな形で小便小僧にハマるとは。
我ながらわからないもんです。
あ、ちなみに入場料は8€かもです。
出るときに見たこの案内。4€は学生料金かもです。
学生証提示してませんが、見た目が学生ということでしょうか。
ブリュッセル学生諸君に失礼ですよ。
さて、気を取り直して旧市街を進みます。
Dandoy。
ここのワッフルが絶品らしいのです。
ベルギーワッフルは、ナイフとフォークで食べる「ブリュッセル風ワッフル(Brussels Waffle)」と、食べ歩きでそのまま食らいつく「リエージュ風ワッフル(Liège Waffle)」とがあるそうです。
※サイトによって定義がバラつくので上記が正解ではないかも。
折角なので前者の方をやらせていただきたい次第です。
店内
メニュー
縦横反転すみません。
メニューに日本語が、、。
やはり日本人多いのですね。
一番上に伝統的なベルギーワッフル、とあったのでそれにしました。
、、、クリーム無しでした。。
周りのお客さんはボリューミーなクリームと真っ赤なジャムを添えて召し上がってます。
どうやら私は一番オーソドックスなのを注文したようです。
日本語メニューあるお店についていつも思うのは、日本語よりも料理写真の方が有難いということです。
とはいえクラシカルなベルギーワッフルを頂けて満足ですよ。私は。
4.5€でした。
、、、もう一個くらいクリーム付きの
ダメです。
お財布的にはなんとかなってもDBまっしぐらなのでやめておきます。
なんたらの像。
触ると福があるということですが、次から次へと写真撮りたい人が入れ替わり立ち変わるので、隙を見てタッチだけしてきました。
なんか、タッチだけしてその場を去るって、嫌な感じ。
グランプラスです。
ブリュッセル旧市街の中央広場。
世界で一番美しい広場と言われています。
美しいですね。
ただ世界一美しい広場が多すぎるのでちゃんと公式に誰か決めてあげてください。
国連あたりとか。いかがですか中の人。
ブリュッセルは美食の街なんですって。
まだあまりそのイメージがないですが、いくつかレストランをピックしてあるので夜にまたここにきます。
GODIVA。
ここブリュッセルが本場なのでしょうか。
調べたらここブリュッセルが創業地でのグランプラスのまさにこのお店が旗艦店なのだそうです。
美味そうないちごディップ。
1000円近く値札を見てのですぐにその場を離れました。
芸術の丘。
ややオーバーな名前ですが、旧市街の景色と相見えるとなかなかな景色。
丘の上では青空ダンス開催中。
マグリッド美術館。
(写真うっかり消去)
壁一面が青空のアートになっていると思っていたのですが、それは中かな?
見つけられませんでした。
王宮。の横側。
その脇道の見事なウォールアート。
ベルギー王立美術館
いくら日本人が多いからといってそこに日本語書かれると罪悪感。^_^
謎の庭園と謎の彫像。
道の向こう側にデカいモスクみたいのあるなーと思っていたら、後ほど調べで最高裁判所だったようです。
計画では、王宮の正面の公園に行き、王宮を真正面から拝みたいと思っていたら、表と裏を間違っていたようで、裏庭の塀に阻まれ王宮のカケラすら見れず。
メインではなかろう門の前にレオポルト2世が。
この人がコンゴを植民地化した人ですか。
このINGという企業、なんでしょうか。
結構主要都市至る所で見ます。
相当大きい企業だと思われますが。
ライオンが厳つくて記憶に残ります。
そこから20分くらい歩いたでしょうか。
目指していたのは、EU本部です。
ただ地図上で「欧州議会」と書かれている場所には建物がありすぎて、いまいちその中のどれがそれなのか分かりません。
ひとまず近くまで来ました。
なんかそれっぽい雰囲気ではあるのですが、日曜は議会もお休みなんですかね、誰もいません。
ユーロを掲げる人と、
そこに手を差し伸べる人々。
「そのユーロを俺にくれ!!」
にも見えます。
これは、、、
足元のプレートを見ると、
やはりベルリンの壁の一部でした。
ヨーロッパの平和の象徴なんだそうで。
、、、、建物の裏側に来てしまいました。
あれ、どこだろう。
私のイメージはこれです。
でっかい建物に欧州各国の旗がはためいている絵を期待していたのですが、、。
ウロウロしていたところ見つけたのがこちら。
これでしょうか。
私ここ一度素通りしているのです。
先ほどの「そのユーロを俺にくれ!」の場所です。
ここが正解だとしたらちょっと拍子抜けです。
建物と建物の間で薄暗く、風も弱くて各国の旗が元気ないのです。
多分違うことを願いつつ、
ひとまず人影のない欧州本部でございました。
私の願いはただ一つ。
「ユーロ安」です。
※実際違いました。ここでは無かったようです。
まだ時間があるので、ちょっと遠いところにある構造物を見学しに行こうと思います。
距離があるので躊躇していたのですが、ここはブリュッセル。地下鉄くらいあるんじゃないの、と閉店中のファーストフード屋のWi-Fiを拝借し調べたところ、ありました。
往路はメトロ。
復路はグランプラスに戻りたいのですがどうやらトラムになるようです。
この冒険感、、!
メトロ
階段を降りていくと、いきなりホームでした。
、、、券売機が無い。
車内で買う、、?いやそんなはずはなかろうかと、ホームを端まで歩き反対側の階段を上がるとそちらには券売機ありました。
無賃乗車しやすい設計です。
無事購入。
券売機の操作ボタンがなかなか斬新でした。
初乗り2.5€。
おお、ちょっと安めいやいやバカバカ高いわアホか。325円て。
やっぱ感覚が麻痺してますね。
思えばマドリードの1.9€は安い方でした。
ロンドン750円とかやはり基地外です。
路線図
トラムもセットなのは有難いが、見づらいです。。
無事乗車。
あっという間に目的物近くの駅に到着。
そして目的物はこちら。
、、、!?
思ったのより100倍くらいデカイんですけど。。。!
これはアトミウムといって、1958年のベルギー万博時に作られたものだそうです。
こう見えて50周年です。
もうちょっとこじんまりとしたものだとばかり思っていました。
いやー。堪らんですね。
どうやって支えてるんだろう。
!!
17:30までなら入れたっぽいです。
この斜めの鉄柱部分はエスカレーターになっているそうです。
麓にはbe.WELCOMEのモニュメント。
満足です。
ここからはトラムでグランプラスに戻ります。
この辺りはコンベンションセンターなのでしょうか。日曜夕方のこの時間は誰一人いません。
なんですか唐突にアダムとかやめてください。
トラム
乗客は私だけです。
運転手から直接切符を買えました。
2.5€。切符がメトロと一緒です。
メトロと共通っぽい気がします。
途中壁の落書きがもはやアートレベルなガラの悪いエリアを抜けると一気に乗客が増え、その後トラムはまさかの地下に入り、そのまま旧市街を突き進んでグランプラス近くまで来ました。
トラムが地下にあるって、なんだか夢があります。ワタシ的に。
時刻20時。
外は全然明るいです。
駅周辺もまだ元気です。
ブレブレですみません。
★動画
そういえば物価チェックがまだだったのですが、なかなか庶民的なスーパーが見つからず。スーパーとコンビニの間的な立ち位置だと思うのですがカルフール24で見てきました。
水500ml 59円
ジュース1リットル 343円
パン1斤 249円
パスタ500g 151円
卵は見つかりませんでした。
パンとジュースが高すぎですが、安いのが売り切れてたか、やはりカルフール24が高いだけではと。
感覚値としてはオランダより安め、ドイツとほぼ同じ、フランスよりやや高めな印象です。
さあ、いきなりですが美食タイムを始めます。
ベルギーは美食の街なんですって。
もはやヨーロッパ全土が美食の大陸のようにも思いますが、
その中でも「我らは美食」の主張が強いようです。
そして思ったよりもブリュッセルをズカズカと歩ききったので、明日には次の街に行こうと思います(バス空席あれば)。
なので今夜の私は美食に忙しいのです。
まずはこちら。
「NÜET NIGENOUGH」。
予約不可で行列必須とのことですが、私が訪れた時はちょうど回転どきだったようで15分で座れました。
後から来た人たちは45分待ちと言われてました。ラッキーラッキー!
ベルギービアを頂こうかとメニューを見るも、どれがビールかわかりません。
店員さんに尋ねると全部ビールでした。
ひとまず一番先頭のビールにて、
ありがとうございます。
お料理はこちら。
牛肉のビール煮込み、、のはず。
見た目はビーフシチューです。
ああああああああっつ!!!
美味。。。。
美味すぎて写真が手ブレしました。
手ブレ補正効きませんでした。
イカ墨パエリア級の衝撃再来です。
これ、美味いですよ。
カルボネード・なんたら・フラマンド、です。
ビール込みでだいたい22€です。
次です。
「Chez Léon (シェ レオン)」
1893年にこの場所で創業してからずっとこの場所で営業している老舗です。
ガイドブックでは定番中の定番として必ず紹介されているそうです。
毎度メニューが縦横転じてしまいすみません。
ここではムールを頂きます。
ベルギーはムール貝が美味、と聞いていましたが、このブログをご覧いただいている方にもお勧め頂いていたのでこれは是非に、と願っておりました。
ということで、、、