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#130 約650円のベートーヴェン第九で泣く。inウィーン(3) オーストリア 2018.4.2


本日でウィーンも最後です。


ラストはなんとびっくり
第九で締めくくります。。。!!

5ユーロで。
(約650円)


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▼徘徊メモ
・行き先:ウィーン市内
・手段:徒歩&地下鉄


↓ウィーンぶらりマップ

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・黄色:地下鉄Stephansplatz駅

・その右の紫:シュテファン大聖堂 Stephendom Nordturm

・その左の紫:聖ピーター教会 Katholische Kirche St.Peter

・左の三つの赤:ホーフブルク宮殿

   右下:国立図書館 Nationalbibliothek

   左上:旧王宮

   左下:王宮宝物館

・その右上の赤:ペスト慰霊碑  WienerPestsäule

・地図右の赤:モーツァルトハウス

・右のピンク:ウィーン学友協会 Musikverein Wien

・左のピンク:ウィーン国立歌劇場 Wiener Staatsoper

・その上の緑:ホテル ザッハー カフェ

・左上の緑:カフェ デメル


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ウィーン3日目。


もはやオーケストラ以外は特にやることがありません。


この宿はキッチンが無いのでゆで卵を仕込むこともできないし、ごま油×塩の必殺レシピに舌鼓を打つこともできません。


午前中は大人しく、このウィーンで使ってしまった計画外の2日間をどこで取り戻すか考えながらパン&蜂蜜をやってました。


4枚くらい食べたところでまたパンが微妙な味だなぁと思ったらしっかり青カビ生えてました。


このパンいつ買ったんだっけかな。。

そんな前じゃなかったと思うのだが。。



普段実生活では断然コメ派なのでパンの日持ち度が謎です。

あ、こういう時こそググれという話ですね。




午後から軽く散歩。


市民公園 stadtpark に来ました。
ここに著名な音楽家の彫像がゴロゴロしてると聞きまして、ご挨拶しに参りました。

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公園入り口。


と、

ここでどことなく白鳥の湖が聞こえてきます。

凄いですねウィーン。
こんな日常にもクラシックが入り込んでくるんですね。


と思ったら


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!?




マラソン大会が開催されており、BGMが爆音クラシックでした


白鳥の湖て。。。


ランナーはドギマギではないでしょうか。


そこは音楽の都の名の下にランナーどうでもいいのでしょうか。

ちょうど次の曲が始まった瞬間。



※これ凄い有名な曲ですが、誰の曲でしたっけ、、、!!!


市民公園に戻ります。


平和です。。。

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そういえば今日は日曜日なのでした。



シュトラウス像。


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この方の作品もほとんど知りませんすみません。。


唯一名前わかる「青く美しきドナウ」は好きです。
むしろ明日はドナウ川の真珠と言われる街に行くので楽しみです。



誰だろう
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※私が知らないだけで有名な方です。



誰だろう2
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※私が知らないだけで有名な方です。





シューベルト!

この人もウィーンの音楽家なのですね。


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この公園から1ブロック南にはこの方専用?の広場があります。

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ベートーヴェン!!


先生、本日のオーケストラもどうぞ宜しくお願い申し上げます。っと。





この近くの市民マラソンコース。



クラシック音楽から一転、ズンドコ言うております。


これはランナーの皆さんもリズム崩されるでしょうね、、、。



ここからシュテファン大聖堂に向かう途中に、
モーツァルトハウス。


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ここでモーツァルトは一時期創作活動をしていた、、、かな?うろ覚えです。


ただ入場料11€というのだけ覚えてます。


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スメタナミュージアムの約5倍です。


と考えると、まあ、しょうがないか。



さて、錚々たる音楽家たちへのご挨拶も無事終えたので、これにてウィーン観光終了です。



あ、そういえばクラクフで出会った日本人学生の彼が、オペラ座裏の広場っぽいところのホットドッグが衝撃のうまさ、と言っていたのを思い出しました。


行ってみましょう。


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、、、どこっw



オーストリア料理ではなくオーストラリアン料理屋を発見。

ウケ狙いでしょうか。

それともオーストリアにあやかってワンチャンス商売でしょうか。にしてはロゴが潔すぎます。


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カフェモーツァルト。

もうこの街は至る所にエセモーツァルトが下品な勧誘してるのと、モーツァルトなんたらという店が多すぎてうんざりです。


ちなみにベートーヴェンがあまりもてはやされていないのはなぜでしょうか。ドイツ生まれだから、、??

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じゃなくて!


ホットドッグ屋を探してるんだ私は。





。。。。これかな。

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隣に劇場?シアターっぽいのがあるからチケット売り場だと思ってスルーしてました。


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これっぽい!
行列出来てるし。



メニューがドイツ語。。。

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私の前の女性が、私に、「どれがトラディショナルなの?」と聞いてきました。


私が聞きたいです。



結果、女性は頑張って定番メニューを注文し、
私はSame one, please だけでした。
なんだかすみません。



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来ました!!


ブルスト(の定義が未だ不明ですが) でした。
これね、絶対うまいです。


店内でオッさんがウインナーをカットする様子が見えていたのですが、入刀の瞬間にくじるがぶしゃーって。


にくじるぶしゃーっ


って。




堪らんです。



いざ。



う   っま  っ!!!

うまーーー!!!

旨         ー!!!



チーズが練り込まれてる?
チーズ風味で、食感が、バチン、トゥルン、肉汁ブシャーです。



やばたんうまたん耐えがたしです。



食べながらキッチンを見ていると、なんとホットドッグがあるようです。
オッさんがぶっといニードルにパンをぶっ刺し、出来た穴にケチャップとマスタードぶち込んでソーセージをぶち込んだ仕上がりです。なんじゃそれは!!!

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今すぐに追加注文したかったですが、
コンサート後でも悪くないと思い、ひとまず自制します。




またも市民マラソンに遭遇しました。



今度はEDMかまされてます。



振り幅広いなウィーン市民。




そこから3日連続のマックを経て(この学友協会近くのマックはWiFi弱いのでお勧めしません)、いざベートーヴェンです。



本日は開演15:30。


1時間前の14:30に赴いたところドアはオープンしてなく、すでに数名が並んでいました。


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客層はマダム達です。


やはりエセ・モーツァルトの強引な勧誘がない日はこのような様相なのでしょう。




程なくドアオープン。
マダム達、結構強気でグイグイ行きます。

いつもの階段は2番手となりました。


3番手と4番手は日本人マダム。


お二人とも1人でいらしてたようですがやはり趣味はお二人ともクラシックということでこないだのどこどこ会場で指揮した誰それが今度なんたら楽団のオケで云々みたいな話で盛り上がっております。

なんかすみませんね。
そして15:00。
二階への階段が封を解かれ、二階へ。
ここでさりげなく日本人マダムに割り込まれる。


まあいいかと思っていたのですがこれが命取りで4番手で入り込んだ立ち見席の位置は柱ど真ん前。



こりゃいかん&クラシックを得意げにベラベラ喋るような日本人の隣はやだなと思いちょっと離れたところへ移動。


やはり柱がややかぶりますが、致し方ない。



通常時の景色
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ちょっと左に頑張って体を寄せた景色
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まあ良いでしょう。


本日の指揮は日本の方なんですね。
今知りました。


どおりで日本人が多いです。


そして立ち見席スペース中央に、指揮者の関係者でしょうか、大きなビデオカメラ構えて偉そうな人数名と弱そうな人数名が専用スペースを確保しております。


これがなければもっとドセンを確保できたのに。。。!!!




ステージは椅子がかなり沢山。


これは昨日よりも盛大な舞台になりそう。

なんて思っていると、続々と正装の人々がステージに登場して来ます。

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気がつけばこの状態。



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オケ後ろ、ステージ両脇、よく見たら二階席正面と左右前方。
、、、ざっと数えても600人はいそうです。


これ、、、合唱ですね、、、


まさか今日。。。第九を合唱付で頂けるのでしょうか。。???


演奏開始。


第九は第1から第4楽章まであり約70分あります。

そしていわゆる「喜びの歌」は第4楽章にあたり、あの壮絶なクライマックスまで、長い長い伏線(私は伏線と思うようにしている)を経ていきます。


危うく寝落ちするんじゃないかと言うくらい第1第2第3楽章は長いです。

でもそこがいいんです。
あの強烈で鮮烈なクライマックスは一度しかやって来ず、そして長い長い時間を掛けて待つ。


こんな贅沢は無いですよ。




約40分近く、伏線の時間は続き、
とうとう第4楽章が始まります。

(後述youtubeの41:12あたり)


あの歓喜感の無いおどろおどろしい前奏から始まり、ふとした瞬間に天使のようにそろそろっと聞こえてくる金管楽器の歓喜の歌の小さなフレーズ。

(後述youtubeの43:45あたり)


そしてそこから徐々に大きくなっていき歓喜の歌の大演奏が巻き起こる。

(後述youtubeの45:40あたり)


良いですね。自然と胸を張りたくなる、そんな躍動感がありますこの旋律には。



そして再度前奏と同じおどろおどろしいイントロを繰り返す時、ザザザっと着席していた600名の人々が立ち上がります。

(後述youtubeの47:00あたり。この動画ではその演出は無いです。)


な、なんですかこの圧倒感!!


あーもうヤバいですもう私ゾックゾク来てます。


つ、ついに来ます。。。!



テノール?のおっさんが独唱で歌い出します。

そして47:40、小さくフルート?ホルン?が喜びの歌の旋律を辿り始めるとテノール独唱が合唱になるこの瞬間。。!



そして時にソプラノ、時にアルトと美しい声が絡み合いながら喜びの歌は続いていき、全員での大合唱になっていく、、。


この辺りはただただ美しいです。
神聖なものを見ている気分です。。



そして一度音が途切れ、小さく金管楽器囁き始めるこの部分。

(後述youtubeの50:30あたり)


ぱっと見地味な部分ですが、この後に来たるクライマックス前の伏線であることが分かっているからか私の全身はどんどんざわついて行きます。

鳥肌とはこう言うことを言うのでしょうか。もう自分がどんどんこの曲に吸い込まれて行くのがわかります。




そしてここ。。。!!!

(後述youtube53:25)


もうね、あれですよ。

恥ずかしげなく言いますがこの瞬間ですでに涙流しましたからね私。

音が途切れた静寂から、
歓喜の歌のトーンの三音、
そしてややマイナートーンの三音が続き、どことなく違和感を醸したと思いきや歓喜の歌のトーンのワントーン強い音からの、

大!!!!

合!!!!

唱!!!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



・・・もはや言葉が見当たりません。
なんというのですか。

この神々しさ。畏敬。圧倒的なものへの無力感。我が限界をどんどん凌駕していく旋律。未知への感動。

いつぞや週末に仕事しながら何気なく聞いて震えが止まらなかった第九が今まさに目の前で600名の合唱団と50名のオーケストラが生で存在しています。


もう、、、
感極まりました。



降参です。




▼第九フルパート
これ今youtubeで聞いてても鳥肌立つ。

てかこの動画すごい。しょっぱなから鳥肌やばいです。

なんだこのカメラワーク。









終わりました。。。
拍手、鳴り止みません。。

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良かったです。


このためにウィーン0泊の予定を2泊にまで引き伸ばしましたが、そうして本当に良かったです。


元々は交響曲第七の第1楽章をオーケストラで見たい!と思っていたので、なんだ第七やらないんだ、くらいの緩い気持ちで本日臨んでおりましたが、大変馬鹿野郎でした。



やはりベートーヴェンは凄いです。


今日まで色々なクラシックをかじりながら聞いてきましたが、ベートーヴェンが一番好きです。





、、、やや取り乱してすみませんでした。
これにてウィーンは終わりにします。


コンサート後は放心状態で駅まで歩き、
なんだかポカンとしてしまっていたので我が身に褒美を取らせようと贅沢に
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スタバでフラペチーノなんていうサレ乙なものをやり気持ちを鎮め、宿(のロビー)で軽く寝てから本日のバスへ。



Wien Erdbergバスターミナル。

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私ウィーンに来た日の日記で、屋根あるくらいのしょぼターミナルと書きましたが、失礼しました。


ちゃんと待合室があり、アウトドアながら茶屋もありました。




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そして最後の最後にホットドッグを売店で滑り込みトライ出来たのですね


このニードルにぶっ刺されたパンにソーセージをぶち込んだのがこちら。


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うーん。。見た目。。。


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本日のバス。

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次に向かうはドナウ川の真珠、ハンガリーはブダペストです!


3時間で着きます。

第九三回聞けるです。アガるです。



物価が安いということで本来は二泊三日でしたが、ウィーンで日数使ってしまったので一泊二日で速攻で抜けてしまいます。

うー残念、ですが精一杯ハンガリーを味わいたいと思います!


ではまた明日。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



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MAEDAKプロフィール

Maedak

Author:Maedak
ろくに英語もできないまま地球を東方面へ徘徊しはじめた158cmです。
なにを目指したブログかいまいち模索中ですが、関係各位への生存報告を兼ねて日々更新していきます。記事中の情報はあくまで英語力不十分な私が個人的に体験した限りのことを記載しているまでですので、あくまでご参考程度によろしくお願いいたします。

★2019年5月に無事帰国しました!
 これまで応援いただいた皆々様本当にありがとうございました。
 お陰様でこのブログは2018年11月頃よりブログ村世界一周カテゴリで
 しばらくの間、1位をいただくことができました。
 このブログは記念に残しておきますのでどうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
 また皆さまが旅に出れる日が来ることを心から願っております。


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