#139 貧民、モナコへ参る。inモナコ(1)
- 2018/05/03
- 18:00
本当は昨日、ミラノからトリノそしてバローロへ行き、そこで至高の逸品「ガヤのワイン」を体験したかったのですが、一般公開されてないようなので諦めました。
近くのエノテカでガヤのワインを扱ってるそうなのですが、私レベルでは即死するお値段なのでこれもまた不可です。
ガヤ。
折角だったのでその素晴らしいガヤを一目見たかったのですが。
ちなみにガヤ・ワイナリーの後継の方はガイヤ・ガヤというそうです。
そういえば私の前職に通り名ガヤさんという尊敬すべき先輩がいます。
他意は無いです。
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▼徘徊メモ
・行き先:イタリア・ジェノヴァ
英語表記:Genoa
↓
モナコ・モンテカルロ
英語表記:?
・手段:列車
詳細
1.ジェノヴァ→ ヴェンティミーリア
英Genoa. 伊Ventimiglia
仏Vintimille
・時間:3時間 6:03発、09:00過ぎ着
・料金:13.9€
2.ヴェンティミーリア→モナコ モンテカルロ
英?
仏Monte Carlo
・時間:30分 9:31発、10:00頃着
・料金:4.6€
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ということで本日はジェノヴァから日帰りでモナコに行ってみます。
片道4時間で行けるらしいのです。
ということでもうこんなんばっかですが、
2:30就寝、4:30起きでシャワーを浴び、駅へ。
明朝にはジェノヴァを発つので出来る限り早く戻って来てジェノヴァも見ておきたいのですよね。
朝5:00。
ジェノヴァは夜明け前。
昨夜とは違いやや広めの道を駅まで向かっていますが、治安一見悪そうで、歩いてみるとそんなでも無い感じです。
駅
身体をタッチしてくる物乞い、久々に来ました。半袖だったのでビビる。
券売機。
ヴェネツィアの時と同じイタリア鉄道券売機です。
つまりはいちいちアナウンスが入る面倒なやつです。
今回は鉄道で国境を越えるのですが、GoogleMap経路先生案内によると以下の通りVentimiglia Stazioneで乗り換えるようです。
ひとまずそこまで買います。
そして打刻機で打刻。
これやっとかないと罰金なんですって。
ヴェネツィアのサンタルチア(本島)と陸(メストレ)間は打刻の必要性を知っていたものの打刻機が見当たらず、まあ良いや、でしたが、
今回は長距離なので車掌の乗車券チェック必ずあるだろうと思い探しました。そしたら打刻機ってこれだったんですね。
ゴミ箱だと思ってました。
やや時間があるので朝ごはん。
この食べかけのパイとクロワッサンとコーヒーを注文しましたが、出て来たのはパイとオレンジジュースとコーヒーでした。
何をどうしたらこうなるのでしょうか。
クロワッサンはショーケース内を指差し注文し、おばちゃんがそれをトングで掴んだところまで見届けたのですが、その後イタリア語でオレンジがどうのこうのと言われよくわからずオッケーと言ったらこうなりました。
「クロワッサンよりもオレンジジュースの方が今日はオススメよ。同額だけどどうする?」
だったのか、
「オレンジ色のオレンジ味の液体のクロワッサンというジュース仕入れたけど、どうする!?」
だったのか、
やっぱり良くわかりませんが、ご馳走様でした。
※料金はパイとクロワッサンとコーヒーの代金でした。
ホーム。列車は6:03発。
ジェノヴァが大海港都市であることを思わせる車窓。
朝早いですが、オール明けかなんかの若者集団が大声で机バンバン叩きながらなんかの歌を歌っていました。
こちとら列車内で寝ようと思って昨夜の睡眠時間を削っているのでご容赦頂きたいです。
そんな彼らが一駅でいなくなったので、一気に寝落ち。
時々はっと目が覚めては車窓をパシャり。
睡眠障害の予兆。
9:00過ぎ、Ventimiglia駅着。
えっと、、、次はどれに乗ればいいかわかりましぇん。。
NICEがニースでしょうか。
これはモナコの向こうなのできっとモナコを通りますただ時間が11:14となってます。
GoogleMap経路検索先生によるともっと早い時間にあるはずなのですが。。。
ひとまず切符を買わねばです。
フランス国鉄になるから自販機も変わるのかな?等々、???がいっぱいでしたが、幸い切符販売窓口があったので口頭で参りました。
Googlemap路線検索のキャプチャ見せて、
モナコ モンテカルロー!
と申すと英語できる方だったようで、9:31に4番ホームだよとのこと。
先ほどの電光掲示板で行くと4に来るのはCANNEです。
CANNEって何だろうと思いMapsmeで検索すると何となるほど!カンヌでした。
これもニースのさらに先。モナコを通るわけですね。
こういう時、GoogleMap一本勝負にしてなくて良かったと思うわけです。
安堵のピザx2。
いかんせん一個1€だったのです。
いざ乗車。ここからは30分です。
フランスインです。
そして国境を超えた最初のこの駅の停車中に、国境警察によるパスポートチェックがありました。
チェックが終わり車に戻る警察。
クルマなんだ。
っとここで地下に入りました。
モナコの駅モンテカルロは地下駅です。土地が狭いからでしょうね。
別世界のように綺麗です。
ちょっとここで日帰りですがモナコもメモってみました。
+++++++++++++++++++++++++++
▪️国名:モナコ公国
・フランス語:Principauté de Monaco
・英語:Monaco
+++++++++++++++++++++++++++
▪️地理:
世界で2番目に小さいミニ国家。
▪️首都:無し 市街区が事実上の首都
▪️人口:38,400人 (2015年モナコ統計局)
▪️国民:モナコ国籍は僅か16%。
他は外国籍。主はフランスで47%。
▪️宗教:カトリックが90%で主。
▪️GDP:IMFデータなし
▪️一人当たりGDP:MFデータなし
▪️経済成長率:MFデータなし
▪️失業率:MFデータなし
▪️通貨:ユーロ
▪️物価:水500ml 不明
ジュース1リットル 不明
パン1斤 不明
パスタ500g 不明
卵10個 不明
スタバラテM 410円
※数値データは2017年IMF調べ
※宗教のみwiki参照
+++++++++++++++++++++++++++
▪️歴史
・1191年、イタリアのジェノバ共和国は神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世からこの土地を与えられ、1228年に今日のモナコを建国した。
・1297年にフランソワ・グリマルディがモナコの要塞を占拠。1419年にグリマルディ家はアラゴン王国(現在のバルセロナ)からモナコを購入し、正式な支配者となる。※購入先がアラゴン王国である経緯が不明。
・1793年、フランス革命軍がモナコを占拠・併合。そして1815年ウィーン会議の結果、モナコはサルデーニャ王国(ジェノヴァの後継)の保護下に入り、ジェノヴァの手に戻る。
・第一次世界大戦では大公子ルイはフランス陸軍に志願し功績を挙げ将軍となる。そして1918年フランス・モナコ保護友好条約を締結してフランス保護国となる。
・1922年に大公子ルイはルイ2世として即位し、モナコを観光都市とすべくモナコ・グランプリの開催などを行なった。
・第二次世界大戦ではイタリア軍がモナコを占領、その後イタリアが大戦を降伏するとドイツの占領下となる。
・1949年レーニエ3世が即位し1956年ハリウッド女優のグレースケリーと結婚。
・1993年、国連に加盟。
▪️経済
・主要産業は観光。一時期はカジノが国家収入の9割になっていた。
・タックスヘイブンの1つであり、他国からの移住者の多くは億万長者。個人居住者には所得税が課税されない。
+++++++++++++++++++++++++++
しょ、所得税ゼロ、、、!?!?
タックスヘイブンとはよく聞きますが、具体的な政策を知ると凄いですね。
残念なのはスーパーが見つからなかったこと。まあスーパーがあるような場所に行ってないので当然ですが。
話を戻し、モンテカルロ駅で若干迷子です。
というのも、本日のモナコもなんらかの祝日のようで、一切人がいません。
ひとまず閑散としてます。
※追記:メイデーでした。
綺麗すぎる無料トイレ。
モンテカルロ駅の構造図。
後に分かりますが、この駅は崖にへばりつくように作られた凄い駅です。
ひとまず上に上がっていこうとするとエレベーターがマストになります。10台くらいがズラッと並んでます。
着きましたー!
モンテカルロ駅の地上出口です。
正面景色はこんな感じ。
ここ、崖の上です。
崖の下。F1コースが見えてます。
道路の上方面。
おシャンティな建物がズラリ。
モンテカルロ駅を正面から。
ちょっとF1コース沿いに散歩したいので、また駅を通って崖の下に出たいと思います。
出ました。崖の下出口の真ん前、
いきなりF1コースです!
せっかくなのでスタート地点から行ってみましょう。
ちなみに私、F1詳しくもなんともありません。モナコグランプリというのがあって、コースの後半にすんごいヘアピンカーブとトンネルがある、ということしか知りません。
本日は手弁当で調べた内容を持ってF1コースだと思う道を散歩しているだけです。悪しからず。
スタート地点。
えっと、こんな感じで合ってます?
いきなり警察が取り締まってます。
やはりついつい高まってしまいアクセル踏み過ぎてしまうのでしょうか。魔の道路ですねここは。
そこを観光バスが通ります。
カオス。
スタート地点上の歩道橋?
に入ろうとしたら封鎖されてました。
F1のミュージアムみたいのがあり、ウインドウにディスプレイがありました。
迫力凄いですね。。。
宿に戻ったらドライバー目線の動画がないか探してみよう。
ところで2018年の開催日っぽい宣伝画像もあり、mai(恐らく月)なんたら日、とあるのですがいつなんでしょ。
サン・デボーテ教会。
駅の崖の下出口のすぐ脇にあります。
そぉーっっとメニューを拝見あべし!!
もう内容を見る気も起きませんがなんでしょうねこのLE KINGって。
1200€=15.6万円です。
見上げた建築物は豪華なだけでなくイコンも添えられております。

登り坂が続きます。

通りの銀行もBNPパリバやソシエテジェネラルなど格が違います。
「モナコしんきん」みたいのはきっと無いのでしょうね。
プリンセス・グレースの紹介書きが街中にいくつかありました。
高いところに上がって来るとその分街並みも高まります。
高級ブティック通りと聞いていた場所は、ちょっと華やかさに欠けてます。ここもF1コース、、、のはずです。
モンテカルロ・カジノです。
振り返るとカジノ正面。
セキュリティががっしり構えてます。
入れちゃいました。
私こんな肌寒い曇天なのに半袖ですし結構な不審者だと思うのですが、間口は広めのようです。
カジノの会場に入るには別途料金が必要です。
またカメラ、携帯もダメそうです。
あの、
ヘアピンカーブです
思った以上にヘアピンです。
一般道なので車が普通に通っていますが、流石にみな減速してます。
をう、スタバだ。。モナコにチェーン店があるとは。
カフェラテS=3.95€。
やはり高いですね。
スタバテラス席からの景色。
イタリア方面は引き続き崖に沿った街が続きます。
逆方面は、おお、これがトンネルの入り口ですね。
ビックマックの値段を見たかったのですが、メニューが普通とは異なっており、ビックマックもシェイクもありませんでした。
オリジナルと書かれたこれを食べて見ました
280。
なんですか280って。
ちょっとだけ肉質の良いチーズバーガーというただそれだけでした。
さて下に降りてトンネルを通ってみます。
↑これとか中にジャグジー見えちゃってますし。
おーー。
スタンド席です。
プールが見えてきました。
これもコース沿いです。
バーガー16.5€です。
ありがとうございます。
崖の上も建物がズラリですね。
結構な高級車が普通に走ってます。
名前まではわからないのですが。
ハイネケンもスポンサーなんですね。
色々配慮せねばならないステイクホルダーが多いのでしょうね。
にしてもスタンド席でだらけです。
これ一年中こんな感じなのでしょうか。
と思って先ほどマックで開きかけたまま忘れてたモナコグランプリのウェブサイトのEvernoteメモを見返すと
開催まで1カ月切ってました。
どおりでこんな準備中感半端ないんですね。。!
あと三週間もするとここに世界中から二十万人以上の観客が押し寄せるのですね。。
スタート地点に帰ってきました。
なので私ももう帰ります。
モナコこれだけ!?と思うでしょうが、はい。
いかんせんこれ以外に興味が湧いた対象が無く、雨も降ってきたのです。
途中見かけた不動産屋に目が釘付けです。
「こちらの物件などいかがでしょう。
140平米のお住まいに125平米のおテラスがございます。お部屋の窓から地中海の絶景を日夜お愉しみ頂けます。お値段はなんと今なら1287000000円でございます。」
「あら安い。カードでお支払いできますかしら?」
こんな感じなのでしょうか。
目がチカチカして数字が分からない方向けに再記します。
12億8700万円です。
安い物件ありました!!
月々15600円です!
これ多分停泊所ですね。
でも、にしても安い気がする。
帰りは券売機がフランス国鉄の自販機になりました。
(チケット窓口は祝日につき全閉。)
こーーーれが使いづらい!
まずちょっといじって使い方がわからない(英語マークがあるのにそれを選べない)。
ので近くにあった別の券売機で購入、しようとすると当初GoogleMap路線検索で調べた列車が出てこず、もう1時間遅い時間の列車が10€ときた(往路は4.6€)。
それでカード決済してみたが、今度はチケットが出てこない。
近くの清掃員に聞いてみたが、このマシンはイタリア国鉄のものなのでよく分からないとのこと。
ちょっと時間がなくなってきたので、10€は捨てて、フランス国鉄券売機の使い方を清掃員の方に聞き、無事購入。
カーソルをこの丸いボタンを「回して」移動させるのですが、回せる箇所が二層あったことに気づかず、言語選択ができなかったのです。
帰りは終点「Vintinmille」行きなので分かりやすいです。
なお券売機で行き先の地名を検索して選択する際、
イタリア語:Ventimiglia
フランス語:Vintinmille
とスペルが変わるのでお気をつけを。
再びのホーム。
余談ですが、日本にて、ホーム飛び込みが多かったとある駅で、とある改修をしたら飛び込み率がかなり減ったそうです。
何したか分かります?
ベンチをホーム向きではくホームと並行にしたのです。
このように。
なんとなく、納得感ありますよね。
あれ、ありませんか。
ちなみに私、飛び込み願望とか皆無ですからね。
本日の列車③。
Ventimiglia着。
降りたら走って券売機です。
ここでGenoa行きを購入。
乗り換え時間が15分しか無かったのですが、ここで行列になると終わりなのです。
無事ゲット。
ということでジェノヴァに帰ってきました16:30。
小雨降ってますがまだまだ明るいので、
このジェノヴァでの唯一の目的を果たすため、歩きます。
ひとまず道中の絵。
ジェノヴァプリンシプル駅。
コロンブス像。
実はコロンブスはジェノヴァ出身です。
てっきりスペインの出身だと思ってました。
街並み
王宮
かつてのジェノヴァ王国時代のものかな?
向かいには宮殿ミュージアム。
と中庭。
崖にへばりついた街。
内部を垣間見る
ドゥカーレ宮殿
などなどジェノヴァの歴史的建築物を一つも見ずに、どんどん東へ歩みを進めます。
突如現れたは、一面の傘。
ポルトガルのアゲダという7-9月に街の空を傘だらけにする街がありますが、パクリでしょうか。
もうちょっと傘だらけにして欲しいです。
雨足が強くなってきてますが、傘と傘の間隔がスカスカなので濡れます。
さあ着きました!
レストラン「Zeffirino」
何しにきたか。
ここはジェノヴァです。
ジェノベーゼ食べないかんでしょう!
なんとこちらのお店がジェノベーゼ発祥のお店なんだそうです。
ちょっと思っていた以上にクラシカルでお上品ですが、おっさん一人入っても温かく迎え入れてくれました。
そしてこちらを。
もうね、聖母子被昇天ならぬワタシ被昇天です。
極上の悦、すなわち極悦がここにあります。
美味いです。
大変に美味いです。
パスタがもおおおっちもちです。
日本で食べるジェノベーゼとは訳が違いますでございます。
もっと量が欲しいなー!と下品なこと考えてしまう量ですが、なんとこれで20€します。
何という貴重品。。。私の宿2日分のお値段です。
でもトライできてよかったです。
ジェノヴァでジェノベーゼ。ペラッペラのミーハーな私にはちょうど良いです。
その後は被昇天の心持ちでジェノヴァの高いところにある丘に登り、
雨のジェノヴァを高いところから失礼して本日終了です。
ジェノヴァ、もう駆け抜けてしまいますが、いい街でした。
この崖に張り付いた感じ、
移動は大変ですが、路地裏が張り巡らされていて、そしてレストランやバーも多く、過ごすには良さそうです。
安いお店もあるし。
そんなジェノヴァを抜け、明日は秘境、チンクエテッレに向かいます。
めっちゃ美しい世界が待ってますんで乞うご期待ください。
。。。天気予報は雨ですがね。
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