#142 芸術の街フィレンツェ、映画インフェルノの舞台を巡る inイタリア(6) 2018.5.4
- 2018/05/06
- 18:00
昨日後半のフィレンツェはまさかの休館・閉館ラッシュに見舞われたので本日もフィレンツェ続編です。
そして午後にはイタリア東海岸へ向かいます。
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▼徘徊メモ ※午後から移動
・行き先:
フィレンツェ Firenze ※※英表記Florence
↓
ボローニャ Bologna
↓
リミニ Rimini
①フィレンツェ→ボローニャ
・手段:鉄道
・料金:28€ ※失敗
・時間:35分 14:00発、14:35着
②ボローニャ→リミニ
・手段:長距離バス
・料金:13€
・時間:1.5時間 18:30発、20:00着
↓移動図
・左オレンジ:ボローニャ中央駅
・右オレンジ:ボローニャ長距離バスターミナル
・赤:2つの斜塔
・ピンク:広場
・緑:レストラン Osteria dell' Orsa
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本日も引き続きフィレンツェです。
昨日まさかの閉館・休館で行けなかったメディチ家ゆかりの各地を歩きます。
驚くことに行き先のオープン時間が以下。
・メディチ家礼拝堂 8:15
・ヴェッキオ宮殿 9:00
・ドゥオモ 10:00
昨日の受け合わせが出来そうです。
ということで朝一に向かうはメディチ家礼拝堂。
道中発見したハードロックカフェ。
中国語で硬石珈琲と表記されてますがこれホンモノでしょうか。
いつも通り手ぶらなのでタオル提げて本日は歩きます。
メディチ家礼拝堂。
オープンと同時にツアー団体が来て入り口がごった返しましたが、メインの礼拝堂は二階にあるのでスタコラサッサと独り占めしに行きます。
それがこちら。
メディチ家がこのフィレンツェにおいて非常に強い力をもっていたことがわかります。
正面
天井ドーム
随所の装飾 ラピスラズリ?
ロレンツォ・ディ・ピエロ・デ・メディチの霊廊と
ジュリアーノ・デ・メディチの霊廊と、
彫刻「夜」と「昼」。
などで終了です。
メディチ家に興味ない限りちょっと退屈かもですね。。
私もハプスブルク家ほどの関心があるわけではないので、ドーム凄いなぁ、で終わってしまいました。
※彫刻がミケランジェロ作であることは当然後から知りました。
思ったよりもまだ時間があるのですぐ近くの中央市場へ。
まだ食べ歩けるお店はほとんど開いていませんが、昨日行列がすごくて諦めたこちらのお店がガラガラだったのでトライしました。
朝はメニューが限られているようなので、右下のバーガーみたいのを注文。
なんでしょうか、角煮ではなく、、ホルモンでしょうか。がサンドされてます。うまそうすぎてブレました。
。。。美味!!!
美味いですねこれ。
とろっとろのふわっふわでございますよこの肉。4€。
値段も満足です。
ヴェッキオ宮殿。
フィレンツェの政治の中心だった場所で、一時期メディチ家も居住していたようです。
今でもフィレンツェ市庁舎として使われているようです。
ミュージアムは入場料10€。
塔とは別です。塔単体でも10€、塔とミュージアムセットは18€です。
いざ行きましょう。
いきなりの五百人広間、
そして目の前にジョルジョ・ヴァザーリ「マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い」です!!
映画インフェルノではラングドン教授がヴェッキオ橋を通ってこの広間にたどり着き、この絵に隠されたメッセージを探しました。
そのメッセージは「CERCA TROVA(チェルカ トローヴァ)=探せ、真実は見つかる」というもので、実際にこの絵に描かれているのだそうです。
。。。
どこ!!
映画内では「丘の上の農家の建物から四時の方向!」のようなことを言っていたような気がするのですが、、、
この辺だったような
思った以上に絵は高いところにあるので文字があるのかどうかわかりません。
ここ?
もはやこの絵では無い?
いい加減首が疲れたので係員に聞いてみると、「ちっちゃすぎて見えないよ」のようなこと言ってました。
そうでしたか。。。
まあ視界には入っているということで満足とします。
てかラングドン教授の視力やばくないですか。
五百人広間は、たぶん五百人くらい収容できるから五百人広間なんだと思いますが(真相は調べてません)、
相当にでかいです。
隣室には絵画だらけの部屋。
そして順路はそこから階段で上へ。
大広間の上に出ました。
伝わりますかねこのデカさ。
そしてその先に、アレがありました。
映画内で「死者の瞳で云々」と言っていた、アレです。
映画インフェルノのように、盗まれて無くなっている、どころか、一回素通りしてしまいました。
派手な部屋と部屋の間の渡り廊下みたいな地味な通路かつなんか作業中で作業員が談笑してるし、ここは通過かなー、と思って通り過ぎながらん!?となった次第です。
即ちこれが、ダンテのデスマスク。
フィレンツェを追われた詩人、ダンテです。
「神曲」が有名ですね。私も神曲しか知りません。しかも名前だけ。
なんというか、本当に顔だけなのですね。
こんな感じで作業中だったのです。
やはりマスクというだけあって、カパってハメれそうですよ。カパって。
映画インフェルノはダンテの神曲にある、「地獄の見取り図」という地獄がどのような場所なのかの提言においてボッティチェッリが描いた挿絵(以下)がテーマになっています。
詳細は是非ググって頂ければと。
ヴェッキオ宮殿は終始このようなやや渋めながら絢爛な部屋が続きます。
部屋中に当時の地図が。
トルコが複数ありました。コンスタンティノープル(現イスタンブール)は東ローマ帝国の帝都だったのですよね。いずれ行きます。楽しみです。
ドイツ
フランス
スペイン
イギリス
北アフリカ(植民地だと思われ)
流石に日本はなかったです。
アルメニア。
このアルメニアが映画に登場します。
このアルメニアがある壁、隠し通路になっているのです。
ヴェッキオ宮殿は幾多の隠し通路があるそうで、このアルメニアはツアーで中に入れるようです。
近くの係員に、これは隠し通路なのか聞いて見ると、延々と喋り出したので部屋を出ました。ちょっとボケてるのかな、部屋を出た後も声は聞こえて来ました。なんかごめんなさい。
作者がよくわからない「最後の晩餐」
案内板にはこのように書かれてましたがググってもヒットせず。
レオナルド・ダ・ヴィンチのは見れませんでしたが、以後色々な画家の同作品が目に入ります。
テラスからはフィレンツェの南の丘が。
昨夜登ったミケランジェロ広場もこっちの方です。
ということでヴェッキオ宮殿でした。
なお後日知ったのですが、先ほどのヴァサーリのマルチャーノ・デッラ・キアーナの戦いの壁画の裏に、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の大作、「アンギアーリの戦い」が隠されていることが2007年に発見されたそうです。
ヴァサーリがその上に壁画を設けた背景は細々してて割愛ですが、最新の科学技術でヴァサーリの壁画の裏に絵画が存在することが分かったそうです。
そう考えると、ヴァサーリの壁画のメッセージ、「CERCA TROVA=探せ、真実はきっと見つかる」が意味深く感じられますね。。
まずは鐘楼。
ジョットの鐘楼にやって来ました。
結構並んでましたが、15分くらいで入れました。
入場料は18€。鐘楼、大聖堂のドーム(クーポラという)、洗礼堂がセットになってます。
いざ。
改めて。
着きました!
と写真を撮り始めて束の間。
まだ上に階段が続いていることに気づきました。
通りで景色が思ったよりも低いと思ったのですよね。
着きました!
と写真を撮り始めて束の間。
まだ上に階段が続いていることに気づきました。
通りで景色が思ったよりもまだ低いと思ったのですよね。
※文章はコピペですが、景色の目線がちょっと上がってます。違いをお楽しみください。
着きました!
今度こそ最上階だと思います。
もう息も絶え絶え。
ただ期待を裏切らない良い景色です。
このドゥオモの上部にも上がれるのですが、ドゥオモに登ったらドゥオモ見えないじゃんか、と思いこっちの鐘楼に来ております。
曇り空にドゥオモの黄金の十字架が映えます。
フィレンツェ北の景色。
遠くまで街並みが広がっています。
フィレンツェ西の景色。
駅が見えてます。目の前のドームはメディチ家礼拝堂です。緑の建物が中央市場です。
フィレンツェ南の景色。
緑豊かです。
階段はトータル414段でした。
結構ハードです。道が狭い上に往路復路が同じ階段で狭い中をすれ違わねばならないので結構過酷でした。
そういえばヴェッキオ宮殿の景色を撮ってなかったと思い出して降りてる途中で1ショット。
続いて隣の大聖堂(ドゥオモ)に行きます。
大聖堂は、ドームの上に登るのと、大聖堂に入るのとで入場列が変わります。
めっちゃ大行列。。
大聖堂の入り口からの行列は大聖堂を半周してました。
並ぶこと1時間半。
ようやく入場です。
デカイです。
デカイのはそりゃそうなのですが、このドームの天井画がお見事。
ライトアップされているからなのですが、とても神聖な雰囲気。
内壁に華美な装飾が無い分、ドームの天井画が映えるのかもしれません。
さ。その足でそのまま礼拝堂です。
ここも並んでますが大聖堂ほどじゃ無いです。
内部
こちらも圧巻のドームです。
!!!
これですかね、映画インフェルノでダンテのデスマスクが沈んでた場所。
これ洗礼用の泉だと思っていたのですが、だいぶ端っこに追いやられてました。
、、、と並びっぱなしでしたが、これにてフィレンツェ観光を終えたいと思います。
インフェルノ祭りということでダンテの家なるミュージアムもあったのですが、きっと私には豚に真珠だろうと判断しました。
ということでフィレンツェS.M.N駅。
いつもの通り、券売機も慣れたもんです。
ただ乞食さんが至近距離でまとわりついてきて、私が買おうとする券売機のディスプレイを食い入るように見ながらあれこれ語りかけてきます。今にもスられそうでちょっと危ないですここの券売機。
そしてここで驚愕。。!!
ボローニャまでの運賃、28€!?
30分の距離なのに。。。
いや、事前調べでは1時間の距離だったのでこれは新幹線的なやつですね。
選択画面には他にも所要時間(も選択肢に表示されている)が1時間の列車があるのですが、Not allowedと表示されて選べません。
なんと、、、、。
おそらく距離的には品川〜小田原くらいだと思うのですよ。時間はあるし鈍行で十分なのに。。
致し方なく28€支払う。
その後WiFiを発見し、FLIXBUSで同区間のチケット調べたら料金なんと8€!!!!
もう二度と鉄道旅ふふん♪みたいな舐めたことしません。
早速その場で本日のもう一回の移動、ボローニャ→リミニ間のバスを予約。
FLIXBUSが無かったので初のユーロラインにて。
13€。
距離的にはフィレンツェ〜ボローニャと変わりません。
うぬ、このくらいが順当でしょう。
失意のフィレンツェ出発。
ボローニャは何の事前知識もないですし、訪れた動機もカスみたいな動機です。
それはただ一つ。
ボロネーゼを食べること。
いえね、最終目的地は東海岸のリミニなのです。ただフィレンツェから行くにはボローニャでどうしても乗り換えが必要なのですよ。
で、あれ?ジェノヴァでジェノベーゼやらしてもらったけど、ボロネーゼってもしかしてボローニャ?
とGoogle先生に聞いてみたら御言葉Yesだった次第なのです。
安く食べれるお店も分かったので、いざボローニャです。
あの、ここで、ほんとお恥ずかしいことを恥ずかしげなく申告しますね。
ボロネーゼって何ですか。
ボローニャの街は赤茶色の建物の統一感がすごく、なんとなく南米を思い返させられます。
そしてなんだろう、白い毛がたくさん飛んでます。
最初これたんぽぽの綿毛かなぁと思ったのですが、顔についたそれを手に取ると、毛、、、というか、あの座布団の中に入ってる綿のカケラというか、そんなんがそこらじゅうを舞っているのです。
これはボローニャ特有?
それともたまたま繊維工場が事故ってて町中が綿まみれ?
原因不明ですが、喉に入るとゴフってなるので芳しくないです。
お店に着きました。
Osteria dell' Orsa
です。
今回は、美味い、ではなく、安くて美味い、でちゃんと調べました。
ボロネーゼが6.5€で食べられるんです。
メニューはイタリア語のみかつ写真なし。
地元の方向けなのでしょうね。
店員さんに、ぼ、ぼろねーぜ?
と聞くと、通じました。
メニューの一番最初のページの一番上にありました。
、、、ボロネーゼがどんなのかいまいち分かってないのでハラハラドキドキです。
ボロネーゼ!!!
、、、あ、あぁ、み、ミートソース??
ですね。
これはミートソースですね。
うん、美味いです。
私ボロネーゼを注文したつもりですがミートソース来てしまったようです。
いや、もしかしてミートソース=ボロネーゼ!?
なんてドギマギしながら完食。
味はミートソース、よりもうちょっとコクがあるというか、美味かったです。パスタもモッチモチでした。
厨房はボロネーゼだらけでした。
そもそもボロネーゼってなんだっけ問題は後ほど調べるとします。
せっかくなので、ボローニャの斜塔だけ見ていこうと思います。
斜塔はピサだけじゃないんですね。
こちら。
2本。。!
しかも2本とも傾いてます。
写真だと傾きが分かりづらいですが、、、。
ボローニャは昔は街中に100本近い鐘楼が立っていたのが今ではこの2本しか残っていないそうです。
というくらいにして、バスターミナルへ向かう途中でマックタイム。
ここで満を持してGoogle先生にボロネーゼとは何かをお伺いしました。
ボロネーゼってwikipediaで調べると、Google先生はミートソースのwikiを表示します。
、、、!!
ボロネーゼってミートソースなの!!と思っていると
ボロネーゼのwikiは別途存在しており、そこでは明確に両者の違いが主張されてました。
両者には明確な違いがある。レシピ上の大きな違いとしては、ボロネーゼが主としてトマトを殆ど使わずにワインで煮込むのに対し、ミートソースはトマトで煮込む。それ故に、ボロネーゼはワインの渋みを利用した肉ベースの味に対して、ミートソースはケチャップや砂糖などを加えることが多くトマトベースの甘い味付けとなる。
なのだそうです。
これで私も大人の階段を一歩上がりました。
ワインの栓を自ら開け、ボロネーゼはミートソースじゃないんだぜ、って、言えます。
それはさておき久々にミートソースが食べたいです。
ボローニャバスターミナル。
本日のバス
やっぱり私の居場所は列車ではない、バスですなっ。
なんつて余裕かましてたら、バスはリミニはリミニでも、リミニ駅ではなく、そこから15km離れたリチオネという街に降ろされました。
木更津に行きたい言うて着いたら木更津の馬来田だったイメージです。
バスはもう終わってました。
え、どうしよう。15kmも歩けぬ。
ただ今20:00。間も無く日が暮れます。
こんなウェルカムな気分ではないです。。
地図アプリ見る限り、歩いて1時間の場所にリチオネ駅があります。
そこからリミニに行けることを信じて向かいます。
駅着。
列車は1時間に一本あり、
ちょうど15分後に出発でした!
1.5€。
本日の列車②
リミニ駅着。
ここでこれまでの反省を活かし、次に行く街の列車の料金について時間別の料金を調べておきました。バスと比較して安いほうで行きます。
リミニの街は海が近いと言うことで立ち並ぶ家々にめっちゃビーチリゾート感があります。暗いのでいまいち自信持てないですが。
そして宿はまさかの日本人の方がお一人働かれており(松戸出身)、久々にカタカナのある部屋で就寝。
明日は世界で5番目に小さな国、サンマリノへ行ってみますー!
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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