#146 天空の城ラピュタがここに。チヴィタ inイタリア(9) 2018.5.8
- 2018/05/10
- 18:00
本日はローマから日帰りで、2500年前にエトルリア人が作り上げた街、「死に行く街」と言われる秘境「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」へ向かいます。
『ラピュタ城のモデル』らしいです。ラピュタのモデルと名高い場所も世の中に沢山ありますが、ラピュタかどうかはさておき楽しみです。
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▼徘徊メモ
・行き先:ローマ→チヴィタ
・手段:鉄道+公共バス
・料金:鉄道7.7€+バス2.2€
・時間:2時間弱
※詳細
・バス逃すと4時間待ちとかになるので注意。
・以下は平日の場合。土日祝日は異なります。
①ローマ→オリヴィエート鉄道時刻表
この7:28に乗車しないとバス4時間待ちを喰らいます。
②オリヴィエート→バーニョレージョ バス時刻表
・オリヴィエート駅内の売店(タバコ屋)で購入。
・必ず往復分購入(復路時は切符売店無し)
・時刻表が複数貼られているので上記の写真1.2双方を参照
・乗車場所は噴水広場。小さいので噴水付近にいれば確実です。ベンチあり。
・9:10発のバスは9:20に来ました。
↓移動図
↓バーニョレージョ〜チヴィタ
・黄色:バス停(往路復路とも同じ)
・緑色:橋の入り口
・赤達:チヴィタ域内
※バス停の場所を拡大
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本日は久々に難易度高めの日帰りエクスカーションです。
エクスカーションだなんて洒落乙ぶりましたが、結構旅先で使うのですよねこの言葉。TOEIC単語勉強してる時にこんなん使わねーだろと思って逆に印象に残ってたのですがまさかこんなに使うとは。
意味は「遠足」です。わーい!
難易度が高い理由はアクセス方法が不明瞭なこと。
冒頭で一旦全てメモに残しましたが、「現地に着いてからバス」「本数少ない」「天候次第」「言葉通じない」といった点が冒険感を高めてくれます。
先人ブロガーさんが朝7:28の電車で向かっていたので、ひとまずそれに乗ります。
始発はもう1時間早いのがあるのですが、そうなると私四時起きなので。
ローマ駅にて切符ゲt。
ローマは朝イチも物乞いは少なくフィレンツェより安全感あります
プラットフォームは1EST。
、、、EST!?
いきなりテンパらせてくれますが、大丈夫です。こういう時のためにわざわざ30分前行動しておるのです。
ESTホームへは標識があり、迷うことはないのですが歩いて5分以上はかかります。急いでる時はこの五分は命取りですね。
本日の列車
遠足ですからね。
早速おやつを。
パン
蜂蜜
ゆで卵
ちょっといつもよりオシャンティです。
今日は鞄の中に塩まで忍ばせてます。
充実したおやつだと思っています。
3€以内です。
さて列車は8:40頃にオリヴィエート着。
改札出て外に出ずに右側に進むとBarという駅によくある売店があります。
ここでバスの乗車券を買います。
イタリアはこの手の売店で路線バスチケットを買うのが普通のようです。
先人ブロガーの指示通り、往復乗車券を購入。復路に売店は無くはないですが、バス停からちょっと遠いです。
売店カウンターの奥にちょっとしたイートインスペースがあり、そこに時刻表が貼ってあります。
チヴィタを目指す人が増えているのでしょう、日本語でも案内がありました。
が、結局分かりづらいです。
①
②
③
三種類の時刻表があるのです。
私が思うにですが、
一つ目はBUSITALIANO社、
二つ目はCOTRAL社、
三つ目はそれを要約したこの店の方のオリジナル?
ではないかと。
そしてそのオリジナル版に穴ありです。
最初オリジナル版を見たのですが(左が往路)、8:00の次が12:55です。震えます。
今9:00ですからあと4時間待ち!?
と思いきや、二つ目のCOTRAL社のを見ると、9:10にVITERBO行きがあり、右のTRNSITOにバーニョレージョ(BAGNOREGIO)があります。
これが正解です。
最初窓口のお姉さんにバスの時間聞いたら彼女も三つ目の時刻表を見て、「次は12:55ね。残念だけど。」
みたいなことを言い、私が二つ目の9:10を指して、これは?と問うと
「次は9:10ね。乗り場はそこよ」
と全く同じテンションで返して来ました。
この国の人はこんなんです。
ということで、
ローマ7:28発、オリヴィエート9:10発、が一番美しい交通手段だと思われます。※平日
なおこの売店では手荷物預かりもしてくれるっぽいですよ。
この噴水広場のどっかに止まるようです。
停車場所は適当らしい。
このFUNICOLAREと書かれているのはケーブルカー乗り場。
これは無視です。
どうやらオリヴィエートも崖の上の街らしく、この上に街が広がっているんだとか。
が、どれもバーニョレージョには行かないとのこと。
不安になりながら待ち続けます。
周囲には私と同じくバーニョレージョ行きを狙う観光客が二組おり、互いにまだバス来てないよねということと、9:10だよねという点を確認。
最悪バス来なかったらタクシーだとするとこの5人は同時には乗れないなぁさあどうする、あ、私が取り残されるパターンのやつかなktkrどうしようなどと妄想しているうちに
来ました。
10分遅延です。
多分この程度はザラだと思うので焦らぬよう。
最悪タクシーでどうぞ。念のためそこにいたタクシーの運転手に聞いたら50€と言われました。
バスのルート。
いざという時は歩く!という選択肢が許されない18kmです。
バス車窓。
バスはオリヴィエートの山?の向かいの山をぐんぐん上がっていきます。
全然良い写真が撮れませんでしたが、オリヴィエート、凄く良さそうな街です。サンマリノのようです。
道中は葡萄畑が続きます。
あ、オリーブかな。木レベルでは違いがわかりません。
バスは30分ほどでバーニョレージョ着。
運転手さん着いても教えてくれなかったです。MapsmeでGPS見てなかったら危うかったです。
着いたらバス停右手後方(南)に上の道路に上がる階段があるので上がり、
その道を左(東)にまっすぐです。
地図
静かなTHEヨーロッパの旧市街な感じの道です。
チヴィタの案内が登場して来たら一安心。
結構車が通りますこの道。
道は住宅街を抜け、
そして向こうの方になんとなく広がりを感じて来ます。
それっぽくなって来ました。。!!
お待たせしました!
朝霧のチヴィタですーー!!!
朝霧が動くちょっとだけ幻想的な動画
にしても霧が強い。
肝心のチヴィタが見れません。。。
ただ、今めっちゃ日が出て来てるので、復路ではその雄姿、見れることでしょう。
この展望エリアから一旦階段を降りていき、
チヴィタに向かう通りに出ます
ここで通行料を支払うと聞いていたのですが、誰も人がいないので一旦素通り。
※帰りに支払えました。
いざ。
チヴィタには通常期は十数名しか居住してなく、約100名近い方がレストランやお土産屋のスタッフが毎日外から働きに来るのだそうです。
このトラクターは物資を運んでいる模様。
橋を進みます。
そしてようやくの門
城壁の向こう側は、陸の孤島とは思わせない、昔ながらの街がありました。
トイレも水洗でした。どうやって水確保しているんだろう。
街の中心にある教会。
チヴィタの丘は侵食で今現在も徐々に崖が削られているそうです。このため「死にゆく街」と言われています。
チヴィタの人々はこの教会で何を願うのでしょうか。。
チヴィタ街並み。
ガイドマップによるとここにトンネルがありそうなのですが、閉鎖中のようです。
まだ行けそうですが、辞めておきます。いきなり崖がありそうで。
天空の城から墜落だなんてちょっとしたバルスです。
陽射しが出ると花の色が強くなる。
なんかもうグランドキャニオンのような。
昔はここも谷がない台地だったのでしょうか。
謎のお店?発見。
どうやらこのチヴィタも日本人が多いようですね。ラピュタを自ら打ち出して来てます。そして良心価格。
チヴィタの歴史写真がありました。
1865年
1955年
ちょっとずついまの形に近づいています。
イタリアがナチスドイツに占領されている間、ここはどうだったのでしょうか。
ふとした瞬間にここが崖の上であることを思い出す。
ヌコたそ!!!
→見失う
私はヌコ界隈では不人気のようです。
チヴィタ入り口方面へ戻ってきました。
折角なのでチヴィタ名産のワインを店員さんに教えて頂きました。Calanchi(カランキ)というそうです。
この辺りは典型的な地中海性気候と水はけの良い土地のおかげでワインとオリーブ生産が盛んだそうな。
この出費がちょっとでもチヴィタの街の保全につながればなと。
ここでトラクター登場。
写真では分かりづらいですが、ドラム式洗濯機を運んでました。お引越しでしょうか。
お店はお土産屋も兼ねており、小学生高学年と思われる集団で大賑わい。
左の黒い服の彼は赤ワインをボトルで買おうとして先生に怒られてました。
お、お母さんへのお土産だよね多分。。
レモンやハーブ?を使った石鹸や香水が売られていました。
さて、チヴィタをそろそろ出ます。
晴れているうちにもう一度、あの景色を見ておきたいのです。
最近夕立が多くて。
橋を渡るとこの時は通行料回収するおっちゃんがいて、3€を支払いとなりました。
安いもんです。
念のため、朝は何時から徴収しているの?と聞くと8時!とのこと。
こやつも南イタリアンだな。
支払所。
ここのおっちゃんが強烈でした。
支払いをすませると、
Where are you from?
と来たので、
Japan
と申すと
Do you knou SOUKAGAKKAI?
と唐突なカミングアウト来ました。
おっさん何やらお祈りのポーズとってます。
Y,Yes...
とだけ答えてその場を去ろうとしたら次に並んでた韓国人にそのおっさん、
Do you know SOUKAGAKKAI?
韓国人
No, what's?
おっさん
Really?? SOUKAGAKKAI is,,,
と何やら紙に書き出して始めたのですぐさまその場を離れました。
韓国人くんもきっとチヴィタ入場に関するなんらかだと思ったのでしょう。残念ながら入る先が違います。
すごいなぁおっさん。
なりふり構わぬ布教マインドは鏡ですね。
日本語喋れてないけど。
ここから朝の展望エリアまではまだまだ登ります。
着きました。
すっごい。
すっごいですねこの景色。
私はいま、
猛烈に感動しています。
よくもまあこんなところに作りましたよね。
それだけヨーロッパは至る所で戦争が起きていたということなのだと思います。
このイタリア中部も何回も支配者変わるんだってくらい戦争の勝者は入れ替わり立ち替わりしていますからね。
帰り道のお土産屋にて。
。。。残念!!
シータとパズーは神隠されておりませんので悪しからず。
帰りのバス。
行きのバスと乗り場は同じですが、私の時は往路で止まった場所から10mほど進んだ場所に止まりました。
なおバス停の道は左から右への一方通行ですが、往路も復路もこの道にバスがきますのでご安心を。この道はちょっとしたロータリーのようになっているみたいです。
もうバスの車窓が素敵すぎて素敵すぎて。
そしてバスの縦揺れが凄すぎて凄すぎて。
何度舌を噛んだか。
ということで無事ローマに16:30過ぎに到着です。
まだ時間はありますが、明日以降の旅程がまだ練りきれてないので今日は大人しく鉛筆舐めます。
ちなみに以下絵はがきの写真です。思わず買ってもうた。
本記事のサムネイルもこの絵はがきにしました。すんません。
明日はナポリに行きます!
いざナポリの窯!!!
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