#156 天空の修道院メテオラやばし 後編 inギリシャ(4)
- 2018/05/20
- 18:00
昨日に引き続きのメテオラ修道院です。
そんなことよりこの宿の天使が天使すぎてもう天使の定義がわからなくなり天使っぷり。
ブログなんて放り出して天使を愛でていたいですが、仕方なくひとまず以下日記です。仕方なくな。
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▼徘徊メモ
・行き先:メテオラ修道院
・手段:バス&徒歩
・料金:バス一回乗車1.8€
・時間:カランバカの街中から約20分。
↓カランバカ&メテオラ周辺図
・オレンジ:カランバカ駅
・黄色:メテオラ各修道院へのバス会社KTEL
紫各種:修道院達。左から順に以下。
なお( )内は定休日。/左が4/1-10/31、/右が11/1-3/31。
①大メテオロン修道院(火/火水)
Megalou Meteoron
②ヴァルラーム修道院(金/木金)
The Holy Monestery of Varlaam
③聖ニコラオス・アナパフサス修道院(金/情報無し)
Aghios Nicholaos Anapafsas
④ルサヌ修道院(水/水)
Rousanou
⑤アギア・トリアダ修道院(木/水木)
Aghia Triada
⑥聖ステファノス修道院(月/月)
Aghios Stephanos
↓バス時刻表
バスはメテオラ各修道院を訪れます。
・カランバカ→メテオラ 10:00, 11:00, 15:00
・メテオラ→カランバカ 11:15, 12:15, 16:15
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メテオラ修道院の麓の街、カランバカ宿にたまたま日本人が2名いらっしゃいました。
一橋大からオランダの大学に留学中のナイスガイと、一年かけてアジアをじっくり旅して来た姉さんです。レベル高杉なお二人。
普段滅多に日本人とは絡みませんが、日本語で情報交換できることの素晴らしさを再感しました。
とはいえ行きません。日本人宿は。
さて、朝から次の街に旅立つ未来あるナイスガイを見送り、未来なきおっさんはのこのことバスでメテオラ修道院へ。
昨日の復習です。
このメテオラ修道院のあるこのエリアは6,000年前に海底から隆起した砂岩が侵食されて出来た地形で、切り立った岩山がそこら中にゴロンゴロンしてる場所です。
そしてギリシャの修道士たちが隔世して祈りや瞑想を捧げる場所を求めてここに住み着き、14世紀に共同体を結成するまでになりました。
さて、やって来たは昨日入れなかった①大メテオロン修道院です。
標高400m。
メテオラの中でも最大・最古の修道院。
1541年にアサナシオスという方が創立したそうです。
やはり他の修道院と比べても段違いの大きさです。
参りましょう。
昔はこんな舗装路など無く、19世紀中までロープで吊り下げる籠で出入りしていたそうですよ。
さて、本日は昨日よりもいささか体調は良く今のところ咳は大丈夫でしてこんな階段なんてお茶の子さいゲフッ
ちょっと図に乗るとこうなります。
しばし現実逃避。
②ヴァルラーム修道院のビューがヤバい。
天空感がハンパないですね。
チヴィタ・ディ・バーニョレージョも凄かったですが、こちらはより一層違和感のある天空感です。どうやって建てたのでしょう。
そしてこちらにもヤバめな光景。
物資や修道士を運ぶ滑車です。
昨日もヴァルラーム修道院でこれを拝見しましたが、修道院へ至る道を整備したいま、なぜこの滑車を使うのでしょうか。
スリルの渇望でしょうか。
それは道を修める者として如何なのでしょうか。
私は乗ってみたいですけども。
地味に動く絵。
ゴッホゴホしながら階段を上がり、だいぶ高いところまで来ました。
②ヴァルラーム修道院の絶景が癒してくれます。
すません、今は①大メテオロン修道院に来ているのでした。
こちらにフィーチャーしましょう。
入り口。
朝一はツアー客で大渋滞でした。
入場料3€。
メテオラ各修道院共に3€です。
内部はとても広いです。
広すぎるが故に、やや天空感に欠けるのが正直なところ。
こちらが教会。どこの修道院も同様に、教会内部は撮影NG。
もうこんな断崖絶壁上で隔世極まりない生活をしている人たちな訳ですからてっきり霞でも食ってるのかと思ってました。
テラス。
からの景色。
こういう岩山がドカンドカン乱立。
そしてやはりテッパンの②ヴァルラーム修道院。
この大メテオロン修道院は、大メテオロン修道院そのものよりも、大メテオロン修道院から見渡すヴァルラーム修道院が美しいです。私にはね。
ミュージアム。
すみませんね、昨日同様、なんのものなのかは不明です。
おし、次の修道院へ向かいます。
道中、しれっと私の誘導に入る本日の犬。
こらこら、私の横幅を鑑みなさい。
鑑みた。
この後うしろから来たバスに危うく轢かれかけました。
やりおりますこの本日の犬。
断崖絶壁に立ってる阿保がいます。
全くけしからん。
なお私の昨日の日記の最後の動画はあの断崖絶壁の上から撮ったものです。
高いところについ登りたくなってしまうんです。
遠くの方に③ルサヌー修道院が見えてきています。
↓拡大
聖女ヴァルヴァラに捧げられた修道院だそうです。
標高は①大メテオロン修道院並びに②ヴァルラーム修道院よりはやや低めですが、絶壁っぷりはなかなかどうして。
近づいてきてますよ。
入り口。
※おばあちゃんごめんなさい。
このルサヌー修道院は一番小さな修道院でした。
テラスもこじんまりとしてます、がそれが良いです。
ただこじんまりとしたテラスにこじんまりとしていないかの国のツアー集団がぶちこまれてバッシャバッシャ写真を撮るので俗世ケイオスここに極まりたり。
そして結局こちらも②ヴァルラーム修道院です。
①大メテオロン修道院からの景色とは反対側からの景色です。
ヴァルラーム、後ろから前から、どうぞ。です。
どの修道院も小さいながら庭園を設けています。こんな崖の上に唐突に色鮮やかな庭園が現れると心揺さぶられます。
そしてこの修道院は現役で修道女のための修道院として運営されているそうです。
このルサヌー修道院からすぐ上の大きな通りに向けて道がありました。これは大変良いショートカット。
1枚目はこの崖の右手の景色。
見えている修道院は先ほどの④ルサヌーです。
そして2枚目が正面の景色。
この岩山たちの錚々たることこの上なし。
場所ここ。
良いですね、人も少ないし。
こういうブラブラの途中で偶然こういう場所を見つけられると嬉しいです。私だけの場所的なすぐ近くにもっと良い場所に沢山の人がいました。
まあそういうものです。
人だかってちゃダメな場所なんじゃないか説を感じ始める。
からの先ほどよりもちょっと高いところから失礼致しますの絶景ー!
手前の修道院が③ルサヌー。
奥に見えてる小さいのが昨日最初に行った④聖ニコラオス修道院です。
もうちょい右手に目を向けると
写真正面奥にあるのが②ヴァルラーム修道院、そのすぐ左に微かに見えるのが①大メテオロン修道院。
もっと左を見やると遠くに⑤聖トリアダ修道院が見えてきています。
まとめ動画。
私こういうとこガクブルながら大好きなので、思い切って崖っぷちギリギリにあるバランス悪そうな岩の上にエイヤッと飛び乗って
っと上記写真と映像を収めたのですが、ふと気づくとこちらの叔母様が余裕の直立不動で絶景を我が手に収めておりました。
場所はここ。
てかこの辺りはこの手の絶壁絶景スポットが道中に多々あるので是非行った方が良いです。
こちらは上記絶景のあとすぐ登場した絶壁。
ちょっと良い写真を頂いてしまいました。
そしてこの絶壁は先ほどの絶壁よりも高いところにあるためか、
右手の景色に①大メテオロン修道院、②ヴァルラーム修道院、③ルサヌー修道院、④聖ニコラオス修道院が収まります。
悦。
引き続き⑤聖トリアダ修道院を目指してます。直線距離は近いのですが、間に谷があり、結構な遠回りをせざるを得ません。
徐々に近づいてきてます。
これ行けるのか、あそこまで。
入り口、に至る道の入り口まで来ました。
行けるようです。
あの修道院の島?に行くのに、谷底まで降り、階段で上がっていきます。
この修道院が一番(道路から修道院までのアップダウンの)落差が大きいと思います。
その修道院までの下り道にとんでもない光景。
この人たちはなぜここで昼寝をしようと判断したのでしょうか。
一寸下は崖です。
いくらこの絶景に心打たれたとはいえ、なにもここで道を修めようとしなくても、と思います。なんの道か知りませんが。
帰り道、この人たちいませんでした。
メテオとなったのかどうかは不明です。
めっちゃ降りたあと、
めっちゃ上がります。
ほんとまあよくもまあ。
ただ昔はこんな道すらなかったんですからね。凄いですよね。
そりゃ景色も凄いわ。
もうゴフッゲフッどころじゃない咳を堪えてたどり着いたは⑤聖トリアダ修道院です。
ここも結構小さめですが、やはり庭園があり、そして庭園から先の絶壁広場?が広かつ良い景色でした。
こちら右手(西)の景色。
先ほどのルサヌー修道院があんなに小さい。
そして左手(南)の景色。
もうここからはカランバカの街が見えます。
もちろん教会もございます。
撮影はNGですが。
さて、次が最後です。
聖トリアダ修道院から歩いて間もなく、⑥聖ステファノス修道院。
この景色を見て思ったことは、「良かった。入るまでの階段が少なそう。」です。
この聖ステファノス修道院は開業時間が分かりづらく、9:00-13:30、15:30-17:30という、シエスタ挟んじゃう系です。
ただ今時刻12:30。
狙い通り間に合わせることができました。
他の修道院と比べて、文字通り、門戸が広いです。
こちらの修道院は比較的広めです。
庭園もやや大きいです。
もちろん教会も。撮影NGですが。
ということで、時刻13:00ですが、メテオラ修道院はここまでにしたいと思います。
時間はありますが、体力ゼロです。
帰りは谷を降りて行こうと思います。
こんな感じで石が出っ張っており、足裏をグイグイ攻めてきます。
そしてちょいちょい滑って足元を取られたりもします。
なかなか疲れます。
この植物が刻みにきます。
これで昨日私、亀を追いかけて右人差し指をザックリやっております。
見上げるとここが岩山の間であることを実感できます。
ということで宿着です。
メテオラ修道院、期待通りの絶景でした。
同じ天空シリーズのチヴィタ・ディ・バーニョレージョも大変素敵でしたが、メテオラ修道院もそれに匹敵です。両者は雰囲気が全く違うので、双方見ておいてよかったと思います。
そして私的な絶景ポイントは、
①大メテオロン修道院のテラスからの②ヴァルラーム修道院と、
③ルサヌー修道院近くの崖の上からの周辺景色、
です。
お時間ない方もここだけは是非。
逆にこれは人それぞれだと思いますが、修道院内部については各修道院とも雰囲気は似ているので、どれか一つで良いのではとも思いました。私はね。
はい。
その後は宿チェックアウトしたにも関わらずはしたなくキッチンを借り、イタリアで購入したトマトケチャップで胃に優しいパスタを作ったらケチャップに「ペペロンチーノ入り」と書いてあり全然胃に優しくないパスタが仕上がり打ちひしがれながらの宿OUTです。
本日は17:32の列車でテッサロニキというギリシャの北にあるギリシャ第二の街へ向かいます。
18:30にPalaeofarsalosという駅で乗り換えるようです。
印刷したEチケットには乗換駅がギリシャ語でしか書かれてないので公式サイトでアルファベット表記を確認しておきました。この確認をしておくとMapsme×GPSでいま自分が目的地に対してどこにいるのかが分かるので大事です。
カランバカ駅。
安定の列車番号表示(意図は「4」)。
オンタイムで出発し、見事時間通りにPalaeofarsalos駅着。
ここで1.5時間待ちです。
殺風景な駅ですが、人がみんな優しく、皆様の方から、どこに行くんだい? テッサロニキ? 4番線だよっ! と教えてくれます。
※英語
電源有り、WiFi無し、トイレあり、無料、トイレットペーパー無しです。
ここのおっちゃんも優しいのですが、
アイスラテを注文すると、
おっさん:ホットカプチーノね!!
私:いや、あのアイスラテを、
おっさん:オッケー、ホットカプチーノね!
近くにいた客:アイスラテだって
おっさん:オッケー、アイスラテね!
なんなんでしょうか。
ひとまずこのカフェで充電&時間が潰せたので良かったです。
ほんっとに何もない駅。
19:58発予定の列車は20:15着でした。
まあ上出来なんじゃないでしょうか。
そして21:38到着予定の列車は22:30に着きました。
特にどこかで長らく停車したわけでもないのになぜ順調に遅れるのでしょうか。
だったら時刻表を修正してください。
なんて言っても通じないでしょうね。
ということでテッサロニキに着きました。
この街はマケドニア王国の大王であるアレクサンドル大王ゆかりの街ということもあり歴史的にも重要な街なのですが、すみません、すぐ次の街に行きます。
ひとまず宿だけ取ってます。
まずは駅内に次の街へのバスカウンターがあるとのことでしたが、見つからなかったので諦めます。
闇夜のテッサロニキ。
ハラハラしてブレました。
駅周辺はなんとなく不安でしたが、ちょっと歩くと普通に繁華街が現れ、この辺は夜でも安全そう。そして宿もその区画でした。
wifi強く、シャワー複数あり部屋とは別、キッチンあり、で12€と素晴らしいです。
まあ明日朝7:00には出ますけどね。
明日はマケドニアに行きます!
これでシェンゲン協定国を脱出します。
ここで無事ギリシャを脱出できればもうシェンゲンに怯えることなく、旅のスピードを落とせます。
早く私にゆとりを。。。!!!
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