#157 マケドニアへ退散。in マケドニア(1)
- 2018/05/21
- 18:00
とうとうこの日が来ました。
シェンゲン協定圏卒業強行の日です。
シェンゲン協定とはビザ無しで180日間の間に90日滞在でき、シェンゲン協定加盟国間を自由に行き来できるEU圏の協定。
私は2/16スペインinにてこのシェンゲン圏に入学したのですが、シェンゲン協定に加盟していないイギリスやクロアチアの滞在や、そもそもEU圏ではないロシアやウクライナを挟み、かつトランジットで2/15にポルトガルにいたりなど、なんかもう日数カウントの仕方が分からなくなり、ひとまずシェンゲン圏を出たいのです。
私なりの渾身のカウントでは85日前後なのですが、どうでしょうか。
そしてそもそも結局この協定に違反したらどうなるのでしょうか。
誰か試しに違反してみませんか。
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▼徘徊メモ
・行き先:ギリシャ・テッサロニキ
→マケドニア・スコピエ Skopje
・手段:長距離バス SIMEONIDIS TOURS社
・料金:20€
・時間:5時間 8:30発、13:30着(時差+1時間)
※SIMEONIDIS TOURS社の窓口はテッサロニキ駅内西端にあり。以下地図。
※バスは1日2便。8:30と17:30。
↓移動図
↓スコピエぶらり地図マップ&Mapsme表記
・オレンジ:スコピエ駅&バスターミナル
・青:宿 City hostel 平日一泊4€
・茶色:ストーンブリッジ
赤各種、下から順に
・マザーテレサ博物館
Muzej-kuḱa na Majka Tereza
・凱旋門
Porta Makedonija
・アレクサンドロス大王の像と噴水
Voin na Konj
・オールドバザール一帯
Old Bazar, Skopje
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もともと次はトルコを予定していたのですが、一ヶ月後にとある国からとある国へのフライトを予約してあり、このままトルコ行くと時間を持て余しそうなのですね。
なのでどうしようかなと思ってたらまさかの旧ユーゴスラビア国はシェンゲン協定加盟国ではない国が多く、かつ物価も安いということで何も考えずにマケドニアです。
出国前は一度旧ユーゴへの訪問も検討したのですが、あまり見所なさそうだなと取りやめていたのです。
さて。
マケドニアで何しよう。
本題です。
テッサロニキは昨夜23:00頃に宿INし、翌朝7:00に宿OUTです。
STAY HIGIBRID HOSTEL。
一泊12€ながらwifi速度抜群+別室シャワー多数+各階ラウンジあり+屋上テラス+近場に安レストラン多数というなかなか良い宿でした。
あ、布団が無かったですがギリシャはもはや私にとって暑いので全然OKです。
屋上テラスには行ってませんがね。ハマっちゃいそうで。私は早くシェンゲンの魔の手から逃れたいのです。
ということで朝ごはん。
サラダ3€だけで満腹レベルの量が供されることは察していましたが、誘惑に負けソーセージを注文。結果7€で食べすぎる、という迂闊な朝ごはんになりました。
駅。
スコピエ 行きのバス会社の窓口がここにあるとのこと。昨夜は見つけられませんでした。
と思ったら西端にありました。
「駅の窓口の端っこ」と誤認識してましたが正しくは駅の建物の西端でした。
ここからアルバニア行きのバスもあるそうです。
さて、オンライン予約では無くその場で場面で国際バスチケット買うなんて南米ぶりです。
もうヨーロッパの便利さを忘れねばなりません。
テッサロニキ駅は電源見当たらず(探せばあるかも)、wifi無し、カフェ多数です。
そして大事なTODOも無事Done。
ユーロ紙幣の確保です。
この先ATMが使えない国もあるようで、いざという時の両替ようです。
700€。これくらいあればうっかりそんな国に入国しても2-3週間or緊急出国代は持つかなと。
とはいえこの700€で旅を終えたいくらい予算は火の車なのですが。
保管場所はズボンの右前ポケットに決定。
スリと水没に気をつけねば。
てか早いとこ南米で実施してたスキーム、股ぐらバッグを再開したい。
今はポケットがパンパンであからさまなのです。
そんなこんなで本日のバス。
乗り場はチケット窓口すぐ左の出口でて目の前です。
あからさまに路線バスではないバスが来るので分かるかと。
さて、いつ私は呼び出されるでしょう。
シェンゲン日数カウント基準よりも、そもそもパスポートのスタンプ押されてるページが飛び飛びすぎて難解、ということの方がネックです。
シェンゲン協定非加盟国の出入り前後はこんな感じ。
太文字が難点。
・2/16 ポルトガル p14 これがまず薄すぎる
※トランジットでイン
・3/1 フランスアウト スタンプ無し
・3/1 イギリスイン p14
・3/6 イギリスアウト スタンプ無し
・3/6 アイスランドイン p14
・3/28 ポーランドアウト p15
・3/29 ロシアイン p52
・3/31 ロシアアウト p52
・4/1 フィンランドイン p15
・4/5 ポーランドアウト p15
・4/5 ウクライナイン p51
・4/7 ウクライナ アウト p51
・4/8 ポーランドイン p15
・4/24 ハンガリーアウト p15
・4/24 クロアチアイン p6
・4/25 クロアチアアウト p6
※飛び地のドブロブニクに行くのに一旦ボスニアを通る
・4/25 ボスニアイン 無し
・4/25 ボスニアアウト 無し
・4/25 クロアチアイン p15
・4/25 クロアチアアウト 無し
・4/25 ボスニアイン 無し
・4/25 ボスニアアウト 無し
・4/25 クロアチアイン 無し
・4/26 クロアチアアウト p6
・4/26 スロベニアイン p26
→本日。
クロアチア・ザグレブから同クロアチア飛び地のドブロブニクを夜行バスで強行したのが難解でした。
10分後。
普通に帰ってきましたーーー!!!
良かった。。。
もしかしたら違反してるけど罰則不明なのかもとも思いましたが、きっと適当なだけでしょう。
もうここから先180日間はヨーロッパ・シェンゲン国には近寄りません。近づくお金もありません。
ここで免税店の前で15分休憩。
商売上手ですな。
イタリア以降に野良ぬこ、
ギリシャ以降に野犬が増えてきました。
スポットで野良亀、野良蛇など出くわしましたが。
ということで、
マケドニア入国審査。
こちらも運転手がパスポート回収です。
さて、ギリシャ出国後の休憩時間に、パスポートに、スタンプはこのページに押して欲しいです、とP18にメモを挟んでみたのですが、
結果、
スタンプが押されていませんでした。
私の恥ずかしい記載ミスをそのまま鵜呑みにされたでしょうか。
なんなんでしょうかこの感じ。
ということで、
マケドニア勉強メモです。
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▪️国名
マケドニア旧ユーゴスラビア共和国
英語表記:Republic of Macedonia
マケドニア語:Република Македонија
マケドニア地方はアレクサンドロス大王が生まれた古代マケドニア地方を指し、これが国としてのマケドニアとブルガリア、アルバニア、ギリシャの一部を含む。このためマケドニア国が旧ユーゴスラビアから独立して国名をマケドニアとした際に各国が反発。中でもアレクサンドロス大王の出身地であるギリシャ北部のマケドニア地方を有するギリシャが猛反発。
結果、ギリシャやEU、そして日本など、多くの国ではマケドニア共和国を「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、と表記している。
国名は現在進行形で協議がなされているようです。
近々国名が変わるかもですね。
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▪️地理:
▪️首都:スコピエ
▪️人口:208万人 世界140位
▪️国民:マケドニア64%
アルバニア人25%
▪️言語:マケドニア語
こんにちは ドバル デン
ありがとう ブラゴダラム
トイレ ?
▪️宗教:正教会70%、イスラム教29%
▪️GDP:110億ドル 世界133位
▪️一人当たりGDP:5474ドル 世界95位
▪️経済成長率:0.02% 世界174位
▪️失業率:22.53% 世界3位
▪️通貨:マケドニアディナール MKD
1MKD≒2.1円 ※本日時点
▪️物価:水500ml 40円
ジュース1リットル 70円
パン1斤 52円
パスタ500g 114円
牛乳1リットル 88円
卵10個 68円
※スコピエ街中スーパーLOCO調査
各商品の最低価格を記載
※数値データは2017年IMF調べ
※宗教のみwiki参照
+++++++++++++++++++++++++++
▪️歴史
・古代にはイリュリア人やトラキア人などの部族が割拠していたが、紀元前4-3世紀頃にマケドニア王国の支配下となり、アレクサンドロス大王の時代に最大版図となる。
・大王の死後はローマ帝国の支配下となり、その後は東ローマ帝国の一部となる。
・9世紀にブルガリア帝国が北方から侵入しその支配下となり、キリスト教が普及する。
・その後、東ローマ帝国、ブルガリア帝国、セルビア王国、オスマン帝国などの戦いと支配下を経て、14世紀以降にはオスマン帝国の支配下となる。当時はマケドニア人という民族意識も名称も無く、マケドニア地方に住む正教会のブルガリア人とみなされていた。
・1878年にブルガリア公国が成立しマケドニア地方もブルガリア公国領となったが、同国は列強諸国により分割統治を受け、マケドニア地方はオスマン帝国領に属した。
・1912年第一次バルカン戦争でマケドニア地方はブルガリア軍についてオスマン帝国とたたかい、オスマン帝国の支配下から脱する。そしてその後の第二次バルカン戦争ではマケドニア地方は南部がギリシャ、北部がセルビアの領土となる。このセルビア領のマケドニア地方が現在のマケドニア共和国である。
・第二次世界大戦では枢軸国側についたブルガリアの支配下となり、戦後ブルガリアが敗戦国となると続いてユーゴスラビアの支配下となった。この支配下のもとで、ブルガリア人とは異なるマケドニア人意識が醸成されていく。
・1991年、マケドニア大統領キロ・グリゴロフの下、ユーゴスラビアからの独立を宣言する。
▪️国際関係
・アルバニア
上述の通りマケドニア共和国にはイスラム教徒が多いアルバニア人が25%居住しており、大アルバニア主義の動向が注視されている※マケドニア人は正教徒が多い。
・セルビア&コソボ
2008年にコソボがセルビアから独立した際に同国を国家承認したため、セルビアとの関係に影をさした。
・ブルガリア
マケドニア共和国を国として承認しつつも、マケドニアの民族や言語の独自性を否定している。
・ギリシャ
マケドニア呼称問題において対立。ギリシャは本来の「マケドニア」はギリシャである、と主張している。
▪️経済
・上述の通り、ヨーロッパの中ではかなり貧しい国である。
・貿易 主要な輸出品目は食品、ワイン、繊維、鉄鋼、鉄。輸入品目は機械、自動車、化学製品、燃料
※以外は大きな情報無し
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マケドニア、難しい国ですね。
アレクサンドロス大王ゆかりの地というのが訪れた動機の一つですが、アレクサンドロス大王はマケドニア共和国ではなく私があっという間に通過したテッサロニキ周辺だったようです。
やってもうた。
ということでスコピエ バスターミナル兼鉄道駅着。
ATMもありました。
ATMが少ないと聞いていたので一安心。
ひとまず1500MKD≒3000円分を下ろします。
物価やすいということなのでひとまずこのくらいあれば十分かなと。
スコピエ 駅周辺。
閑散かつ殺伐です。
まあアテネもこんな感じでしたし、駅周辺=町の中心というわけではないのでしょう。
にしても宿の場所が分かりづらい。
現地の住宅地感溢れる道を抜けていき、
たいそう平和な一軒家宿です。
wifiが通じないので宿の人に聞くと、じゃあこっちを使いなさい、お隣さんだから届くはず、
となんら躊躇うことなくパスワードを教えてくれました。
昔は醤油を貸し借りする時代でしたが、今はwifiを貸し借りする時代なのですね。
さてこのスコピエ 。
雑多に行ってしまうと何もありません。
が、2泊します。
理由は簡単です。
物価が安いので、この街でちょっと休養しながら今後の旅程を立て直したいのです。
そしてワンチャンス縮毛矯正したい。
ないだろうけど。
あと壊れたコロコロバッグに変わるアイテムを手に入れたい。
そんなところです。
宿の人に、英語が通じるヘアサロンありますか?と聞くと、まずヘアサロンという言葉がなさそうですポカンとされました。
髪を切るジェスチャーをすると、BERBER(ベルベル)ね!と言われました。
こういう国ごとに表現が違う言葉って難しいですね。
料理、とか、、、あとなんだろう
いざスコピエ の街へ。
近くにスーパーがあったので物価見ておきます。
水500ml≒40円
ジュース1リットル≒70円
牛乳1リットル≒88円
卵10個≒68円
パン1斤≒52円
パスタ500g≒114円
安い。
ですがすみません私、もっと安いと思ってました。
スコピエ の街は南西方面に大きな山が見えるのですが、
何かあります。
あそこにはバスで行けるそうです。
町の中心に近づいてきました。
唐突にダイナースクラブの広告が。
ここがいわゆる町の中心通りだそうです。
街中にはこういう銅像がたくさんです。
町おこしの一環らしいです。
なんというか、メッセージ性をですね。
もうちょいポーランド、ヴロツワフを見習ってください。
なにやらイベントやってます。
その隣に、
マザー・テラス記念館がありました。
ご存知でしたか、マザー・テレサって、マケドニア人なんですって。
中に入るのは自粛しておきました。
私のような善良な旅人を演じる不浄な人間には躊躇われました。
それよか30MKD≒60円のジェラートに惹かれた私はやはり不浄です。
味はリモーネをお願いしましたが、なんとなく土の味でした。
秩序なき銅像たち。
銅像たちのボス登場。
アレクサンドロス大王の像です。
周囲にはショッピングモール。
美容室は見当たりません。
街を横断するバルダル川をまたぐ橋。
の周辺も漏れなく銅像。
!!!
↓
↓
こういうおふざけ版もあるのですね。
もう橋なんだか銅像なんだか分かりません。
銅像、ついでに橋、だと思います。
橋を渡っても銅像。
見上げても銅像。
銅像銅像銅像銅像
唐突におばさんが千切りキャベツを前に呆然と座ってました。
アタマ沸いてしまったのでしょうか。
と思ったら、周囲にも同様に多数の人がキャベツの千切りを前にぼーっとしてました。
よく見たらこれ、包丁の実演販売です。
なにをどうしたらこの町の中心部でそうなるのでしょうか。
同じようなものを売ってる露店が多数あるので背後に何かしら光か闇かの組織が存在するのでしょうが。
もうちょい北に行くと、旧市街エリアです。
オールドバザールがあると聞きまして。
コロコロバッグに変わる何かがあるかなと。
ありませんでした。
カバン屋はあるにはあるのですが、期待値を超える機能性、少なくともコロコロできてかつ背負えるものが欲しいのですが、見当たりませんでした。
BERBER発見。
ただカットして髭剃るだけっぽい。
この後数件発見しましたが、皆同じでした。
マケドニアのBERBERはそれが普通なのかもしれません。
となると女性はどこでどうしてるんだ?
オールドバザールの北部によりオールドでトラディショナルなバザールがありました。
のですが、ここの品揃えもオールドバザールとそんなに変わらず。
収穫ゼロです。
ちょっと気分転換。
ビール160円。
ソーセージ&ポテト300円、
豆スープ160円です。
なんというか、今ひとつな感じです。。。
パンにまみれる本日の野犬3
銅像はあれからも大量発生しているのですが、
もう気力を失っております。私。
ちょっと道を外して引き続き美容室を探すもなかなか見つからない中で一軒だけ発見したのですが、女性専用とのことでした。
そう来たか。。。
マケドニアは正教会が多い国ですが、イスラム教圏はそもそも男性がパーマをかけるだなんてありえない気がしてきました。
どうしましょうか、私もうターバン巻くしか無いでしょうか。
そんなこんなで宿に16時に着き、そのまま寝ました。
明日以降しばらくうだつの上がらない日々になりますが、今しばしご容赦くださいまし。
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