#175 神々の御前でiPhone逝く inトルコ(12) 2018.6.6
- 2018/06/08
- 16:00
拝啓
大事件です。
概要は掲題の通りです。
以下の通り詳細を申し上げますので、ご査収のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
敬具
記
――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
・行き先:ネムルトダーゥ
・手段:ツアーに参加
・料金:300リラ≒6,900円
↓ネムルト山 周辺地図マップ
・左下のオレンジ:キャフタ バスターミナル
・一番右上の赤:ネムルト山頂&ネムルトダーゥ
・一つ左下の赤:ネムルト山ビジターセンター
Nemrut Dağı Ziyaretçi Karşılama Merkezi
・その左下の赤ピン三つ、右下から順に
アルサメイア Arsameia
イェ二・カレを見上げられる橋
イェ二・カレ Yeni Kale
・その左下の赤:ジェンデレ橋
Cendere Bridge
・その左下の赤:カラクス・トゥルムス
Karakuş Tümülüsü
・右の青:ツアーで宿泊した宿
Karadut Pension Nemrut
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神々の御前でiPhoneが逝きました。
ゼウス様、アポロン様、ヘラクレス様、ティケ様、アンティオカス様、の御前でiPhoneが逝きました。
その経緯報告です。
▪️経緯
朝3:20に起床し、10分で支度してフロントに行くとすでに緑のおっさんがスタンバイしてました。
今日は緑じゃないおっさんです。ただすみません、何色だったか忘れました。
そして茶を飲むかいと聞かれ、イエスと答えると宿の人を名前で呼んで茶を入れさせてました。
この緑じゃないおっさん、なかなかな中の人っぽいです。昨日から薄々察してましたが。
そして昨日と同じワゴンでビジターセンターへ。15分ほどで到着です。結構離れておりますな。
※車、飛ばしすぎ。
到着すると早速山頂へ行く流れに。
ここで緑じゃないおっさん、眠いから車で寝てるので一人で山頂行ってきて気が済んだら帰ってきて起こしてちょ、とのこと。
私としては全くもってウェルカムです。
むしろすみませんね、きっとこれが昨日のツアー内容相談時にサンライズツアーを緑のおっさんが後出ししてきた理由だったのですな。
闇夜のシャトル。
★
いざあの山頂へ。
★
シャトルはほかのツアー客?も交えて8人です。やはり少ない印象です。
そして登山開始。
みんな高山に慣れていないのかなかなか進まないのでテクテク先に行かせていただき、
やって来ました神々の御前です。
★
ジーザス!!
私一人独占状態。。。!!!
東の空はもう間も無く夜明け。
すでにもはや大絶景の独り占めに大はしゃぎです。
山々の景色を写真撮る前に、神々の御前の祭壇を撮影しよっと
と思ったその時です。
▪️事象
祭壇を降りようとした際に、なぜか右足が前に出ず足がもつれそのまま前方の20cm程度の石がゴリゴリと積み敷かれた道へ思い切り転倒。
右半身を強打するとともに、右手に所持していた旧iPhoneが私の下敷きになる
▪️影響範囲
・しばらく動けず、神々の眼下で唸る
・右膝流血
・iPhone画面の亀裂増える
5分ほどうんうん唸る頃には立ち上がれるようになったので、iPhoneを開くと画面は無事表示されてました。
ホッっと、、、、、したのは束の間。
タッチパネルが反応しません。
やってしまいました。
旧iPhone、旅175日目にして沈黙しました。
あーーーーーーどうしたものか。
これ実はかなり痛手でして、
新iPhoneは実は32GBしかなく、ちょうど昨夜の夕焼けで容量フルになってしまったんですよ。
で旧iPhoneは120GBなので、今後は旧iPhoneをメインカメラにしようと思っていたのです。。
そしてiPhone二台あると、片方動画撮ってるうちに片方写真、だとか、片方が動画Up待ちの間に片方で旅先の情報収集、などとても効率良かったのです。
何より旧iPhoneにはKoboが。。!!私の最強の暇つぶしアイテムが。。。
なんという災厄でしょうか。
確かに本旅は普段から神々各位に対して不遜な言動があったことは認めます。昨日の日記とか、モスクでジーザス!とか言っちゃったりとか、海中とはいえキリスト像で遊んでみたりとか。
とはいえこんな罰が下るとは。
ちなみにここまでの日記で本来写真を置くべき場所が★のままになっているのは旧iPhoneに写真が入ったままだからです。
▪️本件の原因
当方の平素からの不遜
▪️再発防止策
逆に教えてください。
コメント欄にてお待ちしております。
以上
さて。
どうしたものか。
・iPhoneカメラのストレージ対策の検討
・Koboインストールコンテンツ移行可否確認
・旧iPhoneディスプレイ修理が出来そうな街の検討
・鞄の中で眠っているGoproの活用是非
など考えていたらあっという間に陽の出でした。
※例によってタイムラプスはありません。
ご来光に輝く神々。
私の邪心を通すと神罰を処したためか心なしかスッキリした顔に見える。
同じく神々しく輝くネムルト山。
裏側の西神殿は逆光でひっそりとしていました。
以上です。
新iPhoneのカメラ容量の兼ね合いから写真数をぐっと抑えてお届けしていきます。
帰りはちょうどシャトルバスが来ていたので、乗り込むと運転手のおっさんが指をバツの形にしてなんか言ってます。
あ、片道しか乗れないのね、と解釈してとはいえ徒歩15分ちょいなので歩き出しました。
じゃあなんであそこで待機してるねんとも思いつつ。
いい景色。
なんて言って歩いてたら
乗れました。
後ろから来たシャトルのおっさんが慌てて「乗って乗って!」と載せてくれました。
どうやらバツマークはお金いらないよということだったらしい。
じゃあ降りる時止めてよ。
その後は緑じゃないおっさんを爆睡から起こし、今度は私が爆睡し、キャフタの街まで戻ってきた次第です。
以上、ネムルトダーゥ、サンセット&サンライズツアーでした。
6,900円、と決して安くないツアーでしたが、結果的におっさんは大変に真摯でカメラの腕もよく英語も堪能でちゃんと解説も挟んでくれたので、個人的には良かったです。
先人ブログではこれ以上の値段を払っていたケースもあったので。
そしてビジネモデル的に複数人で申し込んだらお値段の相談もきっとできるでしょう。分かりませんが。
ひとまず言えるのは、シーズンの問題なのかもだけどアディヤマン、キャフタ共にバスターミナルで派手に客引きしてる人は(朝早い時間は)無く、当日現地で場面でツアー会社を探すのはやや掛けになるということです。
一旦おっさんの名刺を転載しておきます。
興味ある人はメールくれい!だそうです。拠点はキャフタとのこと。
お名前は「おっさん」ではなく「ムラトゥ」氏です。
↓
ということでこれからしばらくは写真少なめでお届けします。
さて朝7:00、キャフタバスターミナルです。
14:30まで、本気で暇です。
Koboがないので最近になって今更読み始めた深夜特急も読めません。
そしてすでに周囲に少年が二人います。
蜂蜜ぶっかけてパンを食ってる私をずーーーっと見つめてます。
あーー嫌だな。ちょっと今そういう気分じゃないな。
そしてしばらく私を眺め続けた後に、お約束のマニー攻撃が始まります。
無視していると腕を突っついてきます。
それも無視してるとようやく居なくなります。
ふう、と思うと別の少年がきます。
あーーもう。
ひとまず9:00にチケットを買ってあるバス会社がオープンしたので荷物を預け、何もないことは承知の上で外に出ました。
ひとまず大通りを、ネムルト山頂から見えた湖の方に行ってみます。
やはりラマダン(断食)中の田舎町は、
みんな暇なので通りには人がいるものの、みんな椅子に座って寝てたり、ソファで横になって寝てたり、路上で横になって寝てたり、です。
三人に一人はタバコ吸ってるんですけどタバコっていいんでしたっけ?
そんな通りを20分ほど歩くと湖が見えてきました。
が、湖はまだまだだいぶ遠い&水遊びできる雰囲気ではなさそう。
これ以上近づくのはやめ、近くにあったカフェに来ました。
コーラを注文すると向こうの売店を指さされました。
ああ、ラマダン中ですしね。
てあなた、常温保存品すらないのかい。
お詫びかわかりませんが、お菓子をくれました。
感謝申し上げますゼウス様アポロン様ヘラクレ、、いややめとこう。
その後はwifiを探し歩いてバスターミナル方面へ歩きましたがやはりカフェは一件も営業してなく、wifi難民のままバスターミナルで子供らにマニーマニー言われながら虚空との対話を静かに続けておりました。
それも限界を迎えた頃、試しに持て余していた異国の通貨を黄色い服の少年にあげてみたところ、嬉しくなかったのか無言でした。
デンマーククローナ硬貨、5だか2だか。
穴の空いたちょっとオシャレなやつ。
すると10分後に少年が兄を引き連れて現れ、僕にも僕にもが始まりました。
兄は外貨であることが分かるようです。
パッと出したのが2ボリビアーノだったので弟との差が著しいですが、差し上げました。
わーきゃー言いながらサンキュー!とのこと。
なんだ、ちゃんとお礼言えるのね。
さて、今回はこのキャフタの街からトラブゾンという黒海沿いの街へ大移動です。
トルコ東側を縦断します。まあ到着明日朝9:00らしいのでかなり寄り道するんだと思いますが。
バス会社はünal社。
14:30。
バスの出発時間になり、なぜかめっちゃおっさんに怒鳴られながらミニバスへ誘導される。
このバスでこれから始まる18時間移動をするはずがない、きっと隣町の大きいバスターミナルであるアディヤマンで乗り換えるのかなと思い、おっさんに「アディヤマン、チェンジ?」とジェスチャーで問うと、アディヤマンに行きたいと言い出したかと思ったようでより大きな声で『アディヤマンに行きたいならあっちのバスに乗れ!』のように言い捨てられました。
言葉が出来ないのである程度は仕方ないにしろ、こういうの本当に残念です。その国のイメージが一気に下がりますね。
もしかしたらおっさん全然違うこと言ってたかもだが。
そして今アディヤマンバスターミナルで降ろされ乗り換えバス待ち中。
ああ本当にもう。
そして2日前このアディヤマンバスターミナルに着いた時にünal社のトラブゾン行きの時間と料金を確認していたのですが、16:00発の100リラでした。
私がキャフタで買ったのは14:30発の120リラ。キャフタとアディヤマン間のミニバスは5リラです。つまり15リラ損しました。
あーあ。
本日のバス②
フロントガラスにTRABZONと書いてます。
ああこの安心感。
ただ合わせて書かれているのはSivas, Samsun, Ordi, Trabzonとのことで地図を見るとかなり迂回する約1,000kmコースでした。
Kobo無し1000km。。。
ひとまずバスは大抵モニター付きで音楽聞けたり映画が観れるのですが、フォークソングのカテゴリを聞いてみたらエレキギターが弾ける縦ノリの揺さぶり系が流れてきて困惑です。
それよりwifiつけて欲しい。
道中、すっかり食べ忘れていたキャフタで買っておいたトルコの伝統デザート、バクラヴァ(baklava)。ミルフィーユを蜜でビッタビタにしたものです。
すっかり存在を忘れており蜜が袋に流れ出し、なんだか食べやすいあっさりしっとりとしたパイのような味でした。すみません。
バスは20:00頃にレストラン着。
何たらかんたらイフタールーー、と運転手が言います。
夜行バスでイフタール時間に差し掛かるのは実はこれが初めてですが、やはりちゃんと止まるんですね。
※イフタールは断食期間中、日没と同時に始まるその日初の食事タイム。
運転手に、時計を指しながらハウロング?と聞いて見ると、人差し指を立てるので、ワンナワー?と聞くとウンとうなづく。
ということでちょっと長めのイフタールタイムです。
右上のやつ、グラタンだと思ってこれまで注文したことなかったですが、今日はパンしか食べてないので注文してみました。
これ米を重ためのカスタードクリーム(牛乳らしいが味はカスタード)閉じたデザートでした。
トルコの伝統デザート、シュトラッチ(Sütlaç)です。
字面だけ見るとちょっと引くと思いますがめっちゃ美味いです。米だと思わなければ食感もむしろちょうど良いです。
そして
茶まで来ました。
やはりイフタールは大盤振る舞いです。
パンとナンはいつでも大盤振る舞いですが。
そして想定通り運転手が休憩開始から20分くらい経過した時点でバスに戻ったので、念のため私もバスに戻るとなんとバス出発。
これが海外バスあるあるリスクですよね。
運転手は神です。
なので私は運転手のレストラン内の位置を確認した上で窓際の席でバスを睨みながらハラハラとイフタールしてたのですよ本当にもう!怒
出発後すぐに始まるトルコバス恒例のお菓子タイム。
もうちょっと、朝にするとかさ、ねえ。
ちなみに前の席にいた女性がバスに乗ってません。やはり置いてかれたのでしょうか。
いくらイフタールとは言えちょっとお祭りすぎませんでしょうか運転手様。
明日はトラブゾンです。
トルコの黒海沿いの街です。
魚がうまいらしい。
楽しみです。
そしてトルコ最後の街になる予定です。
ここから先はますます言葉も通じないことでしょう。
色々あるでしょうが、今から楽しみです。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
テシェッキュル エデリムでした。
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