#178 絶景とうんこの秘境ウシュグリ村 inジョージア(2) 2018.6.9
- 2018/06/11
- 16:00
ヨーロッパ最後の秘境と言われるウシュグリ村。その絶景を堪能して来ました。
って、ここヨーロッパなんですか。
私が数日に掛けてイスタンブールであいのりみたいにアジア大陸着地ー!なんてしたのはなんだったんですか。
あの海峡を渡るのにどれほど私はロマンに襲われロマンに溺れ掛けたと思ってるんですか。
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▼徘徊メモ
・行き先:メスティア→ウシュグリ村
・手段:日帰りツアー
・料金:35ラリ≒1,540円
・時間:6時間 10:00発、16:00戻
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メスティア村の朝。
本日はヨーロッパ最後の秘境と言われるウシュグリ村に日帰りツアーで行ってきます。
天気予報は晴れ時々曇りということで、てるてる坊主を何匹も作りながらビール一本飲んで頭痛くなって寝るという不徳の致す昨夜でしたが、
快晴!!
まあ山の天気は変わりやすいですし、
きっとなんらかありますよ今日も。
てるてる坊主作ったの、頭の中ですし。
夢で六匹のてるてる坊主が合体して追いかけられる夢見ましたからね。もはやカルコ・ブリーナかと。
宿近くの教会も爽快に逆光。
宿に朝食はないので近くのレストランでこんな感じ。
自家製パンと自家製ヨーグルトとスクランブルエッグ。
ジョージアの料理ではあるが微妙にジョージア料理とは言えないジョージア二食目でありました。
ヨーグルトがかなりチーズ風味。
これジョージアならではなのかしら。
実は私カスピ海ヨーグルトって食べたことないのですが、もしかしてこれが?
※カスピ海ヨーグルトはジョージア発祥だそうです。
最近野犬に相手にされない私をやはり相手にしない本日の野犬①
10:00、ツアーバン登場。
安心と信頼の日本車です。
ナビは日本語な上に私の実家の車と同じインターフェイスでした。
「カードが挿入されていません」って言ってます。
途中他ツアー客が途中停車しているところで我らの運転手も止めてくれました。お願いすれば随時止めてくれる感じです。
ここから臨める景色がもう。
Ushba(ウシュバ)山だそうです。
標高4,710m。
ウシュグリ村への道はなかなか悪路で上下左右グリングリンです。
ツアーという集団行動で日本代表張らしてもらってますんでV系で首を振り乱す訳にも行きません。
そんな葛藤をよそにちょっとやそっとの川くらいガンガン突き抜けていきます。
そして折々で見かける集落の光景。
この辺りの道は砂埃が大変に凄く、一度車とすれ違うとこちらの車内にまで砂埃が舞い込みもはや蜃気楼が見えます。
同乗中の私と韓国人ご夫妻はハンカチで顔を覆うのですが、欧米人各位はなんら気にすることなく平気な顔してダベってます。
この人たちの呼吸器官はどうなっているのでしょうか。
そして引き続きノラ牛が村への唯一の道を謳歌しておりなかなかどいてくれません。
流石にドライバーも牛ごとブッ飛ばしたりはしないので束の間の休息です。
ブレまくった結果、臨場感半端無いですが、ちょっとでもハンドル誤ったらゴロリンゴロリンドンガラザッパーンなデスロードを砂埃の蜃気楼みたいなフロントガラスで突き進みます。
そんな激しい2.5時間の道中を経て、
13時ちょい前にウシュグリ村エリアに着きましたよ。
奥に見える雪山はShkhara(シュカラ?)山、ジョージア最高峰の5,193mだそうです。
ウシュグリ村の野犬①
村のど真ん中の橋で解散となり、15:40に集合ということになりました。
だいぶ時間あります。
すぐそこに見えたこのカフェでおトイレタイムの上で、
白ワインーー!!
5ラリ≒220円。
初のジョージアワインです。
ウシュグリ村独特なのか分かりませんが、だいぶ独特の味があり、ちょっと飲み心地が重たかったです。赤の方が良いのかな。
このカフェの周囲を豚が爆走してたのですが早すぎてカメラに収まりませんでした。
ということで、
ウシュグリ村をのんびりと。
3時間弱もあるのであの南の丘の上にある塔に照準を絞ろうかと思いましたがMaps.meによると片道2時間だったのでやめました。
ウシュグリ村はもうかなり観光客が押し寄せるのでしょう。そこら中にゲストハウスの看板がありました。
なんら違和感なく馬を駆る少年たち。
そこから先ほど仰ぎ見た南側のジョージア最高峰のシュカラ山方面に向けてちょい散歩。
うーん、雲行きがあやしい。
そしてここに来たのはここにすんげぇたくさん馬がいたからなのですが、一匹残らず逃げました。
そこまで逃げなくても。
ああなんて平和なんでしょう。
言うほど観光客は多くなく、とても静かです。
鳥たちがそこかしこで囀り、
谷の向こうから牛が大きな声を上げ、
緑の絨毯に馬の毛並みが輝き、
谷を抜けていく風にそよぐ牧草と私を
これ何に見えますか。
このウシュグリ村、すでにご覧の通り、ノラ犬ノラ牛ノラ馬が縦横無尽に大自然を謳歌する村です。
つまり、そこら中に彼らのコンウー、つまりうんこが散らかってます。それを忍びが如くシュタッシュタッと飛び抜けて参らねばなりません。
で、これはただの泥です。
この谷はそこら中から水が流れ込んでおり、人間が歩く道も時折ぬかるんでいるのです。
そのぬかるみにハマりました。
でもこれどう見てもうんこにしか見えませんよね。
こんなん履いて学校行ったら即日不登校になりますよね。
そして私もなんだか自信がなくなって来ているのです。
なんにせよそこら中がうんこな訳ですから。
果たしてあのぬかるみはなんのぬかるみだったのか。
踏み込んだ時に飛び散ったのはぬかるみだけではなく蝿だったのではなかろうか。
My little lover 空の下で
言葉にならない美しい谷の景色と
言葉にし難い足元のうんこ疑惑に
私という人格が精神分裂しかけたので、
ひとまずこの景色に身を預けたいと思います。
シャッフル再生で次に流れたのがドラクエ3のフィールドのBGMでした。
なんだかとても勇気が湧きました。
このオーケストラverが本気で旅にハマる。
なんと素晴らしい。
やはり私の頭の中のてるてる坊主は効果ありでしたね。
と思った矢先に土砂降る周囲。
雨雲はこっちに来てたようです。
それでもシュカラ山があまりに綺麗なので雨なんて無視してしばらく眺めてようと試みましたが、人生初の坊主頭にこんなにも雨が染み込むということを知らなかった私はすぐさま退散せざるを得なくなりました。
こんなに寒いんですか?雨坊主って。
はるか遠くの緑の絨毯に点在する牛の集落。
なんか良い。
私を見つめる本日の馬
この人なんだか臭うのですけど。とか思ってるんでしょうか
ウシュグリ村の景色
この野犬たちが急にバウワウ駆け回り始め逃げ惑う欧米人たち。
本日の野犬④
懐かれるとなに踏んづけたか分からん足でハッハハッハと抱きついてくるヤメレ!!
以上ウシュグリ村でした。
ゲストハウスの看板や先ほどのカフェなど一部観光地化されていますが、思っていた以上に、息を飲む絶景がこの村の人々と共にそのまんま残されていて、ただただ絶景を味わうことしか出来ない、そんな場所でした。
ゲストハウスに泊まるなら是非トレッキングしてみたいところです。
さて、ツアーバンは帰りも砂埃の蜃気楼デスロードの中を爆速で爆進。私は死んだふりをして寝てたので気がつけばメスティア村でした。
そしてここでWIFI拾ったスマホから速報。
昨夜個人情報全て晒して託したスーパー後輩がアゼルバイジャンビザ無事に申請出来たとのこと!流石!!
やはりiPhoneでは出来なかったようです。
あとはこれがいつ発給されるか。
それ次第で明日からの旅程が変わります。
メスティアの街からも景色は良好。
このメスティアからもトレッキングコースがあり、村からも見えるかなり高いところにある巨大な十字架を見に行くコースもあったのですが、なんだか今日は1日の絶景許容量を振り切ってしまったのでやめておきます。
メスティア最後の晩餐。
ようやくTHEジョージア料理を頂くことができましたよ。
その① ハチャプリ
チーズを使ったパンです。
いろんなのがあるそうですが、
このお店のはチーズがなんだかビッシャビシャでした。お陰様で火傷しました。美味しいのですが、もうちょっと食べ比べたい。ハチャプリは。
その② オジャクリ
これヤバイですよ。
ジャガイモと豚肉のアヒージョみたいなやつ。にんにくガンガン効いております。ヤバくないわけがなくないですか。
なくなくなくなくなくなくないですか。
この滴る脂。
もうこの二品で胃がやられそうなのでStopしました。17ラリ≒800円ちょいです。やはりメスティアのレストランは高め。
帰り道は道の両脇に野良牛カルテットに出会い、
(左に1、右に3)
夕陽を浴びる教会に息を呑み、
例のなんらかにまみれた靴を洗って日向に干してたら土砂降りなうです。
そして宿のWIFIが一般家庭用のWIFIルーターなのですが、おそらく私一人で月間利用制限データ量を超過したと思われます。電源入りWIFI飛んでますがネットに繋がらなくなりました。
そんな使ってないつもりでしたが、すみません。
ということで明日は朝一から一路、ジョージアの首都トビリシを目指します。
そこからはアゼルバイジャンビザ次第で激しく変動予定ですが、
6/17トビリシOUTで飛ぶことだけ決まってます。
あと一週間、駆け抜けます。
マドロプトでしたー!
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