#182 好きです。エレバン。inアルメニア(1) 2018.6.13
- 2018/06/15
- 14:00
本来今日はアゼルバイジャン高層建築物巡りの予定でしたが、入国できなかったので予定より早いですがもうアルメニアに向かいます。
同国は紛争中で仲が悪いのですが、私の申請ビザの記載がちょっとだけ間違ってたからと言って入国させてくれなかったアゼルバイジャン分の予算をアルメニアに使ってやります。ざまーみろ。
まあ不憫なほど少額なのでアゼルバイジャンからしたら雑魚以下でしょうけども。財布は小さく心は大きく参りますMaedaKです本日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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▼徘徊メモ
・行き先:ジョージア・トビリシ
→アルメニア・エレバン
・手段:乗合バス
・料金:30ラリ≒1,320円
・時間:5.5時間 9:30発、15:00着
↓移動図
↓エレバン地図マップ
・下のオレンジ:エレバン駅
・左下オレンジ:キリキア長距離バスターミナル
・青:宿 Best Hostel Republic Square 平日一泊約800円
・右上のピンク:アルメニアの母
Mother Armenia
・その左下の赤:マテナダラン
Yerevan's Matenadaran
・その左の赤:カスケード
Cascade
・その下の赤:オペラ座
・その左下の赤:ブルーモスク
・その左の赤:アルメニア虐殺博物館
Museum of Armenian Genocide
・右上の緑:レストラン Tavern Yerevan
※エチミジアン教会は地図外
※ゲガルド修道院は地図外
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この巨大ホステルは入り口に車椅子用のエレベーターがあるのですが、
バリアフリーを分かっちゃいない本日の野良犬の寝床になっておりました。
※動かしても寝続けてました。
ということでもう何度目かのトビリシ・オルタチャラ・バスターミナル。
エレバン行きのバスがイマイチ時刻表がわかりませんが、8:20頃着。
地下一階のバスが多数屯しているところでエレバンエレバン言うたらおっさんが案内してくれました。
機能していないと思っていた建物内のカウンターで30ラリを支払い乗合バスへ。
本日のバス。
8:30頃乗車し、
8割方席が埋まった9:30過ぎにようやくバスは出発しました。
アルメニアへの道はアゼルバイジャンへの道に比べて山々しいです。
アゼルバイジャンへの道中はTHE荒野でした。
毎度出国は問題なし。
そして出国ゲート後は免税店を通過し、一旦外へ。
ここからアルメニア入国ゲートが見えず、めっちゃ歩くなぁと思っていたら乗合バスが待機しており、それに乗ってアルメニア入国ゲートまで行くようです。
ということで11:00、
緊張のアルメニア入国。
日本人は昨年9月からビザ要らなくなった、とありますが、百数十カ国も国はあるわけでそんなん入国審査官は把握しているのだろうか、もし把握して無くてアルメニア語でわーきゃー言われてもわからんぞよ、もしそうなたら乗合バスは待ってくれるのか、
等々
ドキハラワクテカな待ち時間でしたが、
にゅうこーーーく!
相変わらずP25が大人気です。
次はどこに押されるんでしょうかね、ほんとに。
乗合バスにも無事合流です。
あと乗合バスが出発するとき、運転手が乗客に「みんないる?(想定)」と聞き、乗客がキョロキョロしてウンウンうなづいてからの出発、という形を取っていました。
ちょっと微笑ましいですね。
最初トビリシ出発する時は人数確認とかしてなさそうだったから不安だったんです。
ということで、満を持して稚拙な私の勉強中メモ@アルメニアです。
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▪️国名
アルメニア共和国
英語表記:Republic of Armenia
アルメニア語:Հայաստանի Հանրապետություն
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▪️地理:
北:ジョージア
東:アゼルバイジャン
西:トルコ
南:イラン
▪️人口:299万人 世界132位
※2017年IMF調べ
▪️国民:アルメニア人96%
少数民族としてロシア人、クルド人が数%
※wikipedia参照
▪️言語:
こんにちは Բարի օ
(バリオール)
ありがとう Շնորհակալ եմ։
(シノルハカルテム)
▪️宗教:アルメニア教会が大多数
※wikipedia参照
▪️通貨:ドラム(AMD)
1AMD≒0.23円
▪️物価:水500ml ...調査中
ジュース1リットル
牛乳1リットル
パン1斤
パスタ500g
卵10個
※●●調査
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▪️歴史
・紀元前6世紀には都市が成立し、積極的な商業活動があったとされ、紀元前1世紀には大アルメニア王国として繁栄していた。
・1世紀頃にキリスト教が十二使徒の聖タデヴォス、聖バルトゥロメウスにより伝道され、301年に世界で初めてキリスト教が国教として指定される。
・5世紀以降ペルシア王国サーサーン朝の支配下に入る。
・9世紀にバグラト朝が興り独立を回復。
・しかしその後トルコのセルジューク朝、モンゴル・ティムール朝などの侵攻が相次ぎ国土が荒廃。多くのアルメニア人が祖国を捨てることとなる。
・1636年にアルメニアの土地はオスマントルコ帝国とサファビー朝ペルシアの分割統治となり、その後後者はロシア・ペルシア戦争の結果ロシア領となる。
・一方でオスマントルコ支配下のアルメニアの土地では19世紀後半にアルメニア人の反発が強くなりトルコ民族主義者との対立が激化。20世紀に至るまで多くのアルメニア人が虐殺されたとアルメニアは主張している(トルコはこれを否定)。
・ロシア革命後にアルメニア第一共和国が樹立されるが赤軍の侵攻を受け崩壊、1920年にアルメニア社会主義ソビエト共和国が成立。
・1988年にはアゼルバイジャンの飛び地領でアルメニアの南西にあるナゴルノ=カラバフ自治州でアルメニア人がアルメニアへの帰属替えを求めてアゼルバイジャン人と衝突。ナゴルノ=カラバフ戦争が始まる。
・1991年にソ連保守派のクーデターが失敗したため同年9月にアルメニア共和国として独立を果たす。
▪️国際関係
・アゼルバイジャンとはナゴルノ=カラバフ紛争が続いており激しく対立している。
・トルコとも第一次世界大戦時にオスマントルコがアルメニア人150万人を大量虐殺したとアルメニアが主張(トルコはこれを否定)し対立している。
▪️経済
・GDP:115億ドル 世界131位
・一人当たりGDP:3,860ドル 世界118位
・経済成長率:7.478% 世界8位
・失業率:18.91% 世界7位
※2017年IMF調べ
・南コーカサス三国の中でGDPは最も低い。
・主要産業は農業、工業、宝飾品加工業だが、都市人口率が65%と高く、農林水産業従事者は、国民の8%に過ぎない。農業では綿、ぶどう、野菜の栽培が盛ん。穀物としては小麦と大麦を産する。
+++++++++++++++++++++++++++
あんまりイメージ湧かないですが、アルメニアも旧ソ連国なのですね。ロシアってつくづく凄いですね。
途中両替所に立ち寄ったので、試しに私も10ユーロ両替(ジョージアラリは偶然使い果たしてゼロ)、5,600ドラムになりました。
1ドラム0.23円なので桁がデカイです。
さて、乗合バスはどうしたらそうなるのってくらいヴォッコボコの道を通り、山間の景色を抜けて行きます。
電信柱が藪に埋もれてますが山火事方面は大丈夫でしょうか。
15時頃にエレバン南西のキリキア長距離バスターミナルに到着。
ここから市内中心部まで何番のバスに乗ればいいか分からなかったので歩きました。3kmですし。
エレバンは山間のなだらかな丘にへばりつくように大きな街が広がっていました。
それまでほんとビル一つないど田舎だったのにこの区画だけ唐突に大都会です。地域格差凄いんだろうな。
そういえばアルメニア語でした。
ジョージア文字より可愛げ減りましたが、謎感は充分です。
さて、私の宿は街の中央にある共和国広場の目の前です。
超スーパー立地ですが一泊800円と激安です。
まあ探せば300円くらいの激安宿もあるらしいのですが。
ということですぐ発見。
荷物を置き、
ちょっとエレバンについて情報収集してちょっとだけ出かけるとしましょう。
共和国広場の中心の噴水に、THEエレバン。
先ほどのメモの通り貧しい国なのですが、そうとは思えません。
ただ街間格差は物凄いんだろうなぁと言うのは分かります。
こちらのSuper Japnese Creaters Brand様も何ら違和感なく営業してらっしゃいます。
街中には水が溢れてます。
ここエレバンは水が美味しい街と聞いてます。
試しに飲んでみましたが確かに美味いです。
ザクザクガバガバいただけます。
得てして写真写りが地味になるオペラ座。
1000円未満で鑑賞できるっぽい。
その後もしばし散歩。
エレバンのおススメレストランを探すととある日本食レストランばかり引っかかるので(それはそれでうまそうなのですが)、今回はベタにTripadviserの上位レストランでございます。
雰囲気はご立派ですが、物価が安いので1日一回の贅沢と考えればなんとか許容範囲なお値段です。
ただどれがアルメニア料理の推しメンなのかが分かりません。
ので、思い切って店員さんにチョイスしてもらいました。
こちら。
ラムのスープ。
メニューぱっと見サラダっぽかったのでビバビタミン!を免罪符にオーダーしましたが、しっかり肉でした。
味はですね、ジョージア料理ハルチョと同じですね。パクチー無い版。つまりは美味いです。
そしてもう一品。
なんか美味そうだなと思って注文しようとしたら店員が「パンも是非」というので『ノー(そんな金は無い)』というと、店員が困った顔で「これはパンを付けて食べるものなんです」と言われ赤恥でした。
パテでした。
アルメニア料理とか関係ない気がしますがそれはさておき。
いやぁ良いですなぁエレバン。
街もコンパクトですし。
ちょっとこのお店はおハイソなのでもうちょっと安くて美味い店があれば最強です。
上記にビールも合わせて1,000円。
ジョージアとやや近しい物価感です。
さて、本日の朝昼夕ご飯が完了したので、この街を見渡せそうな丘を目指してみます。
なぜならこの丘
母ふたたび。
アルメニアの母と言うそうです。
なんでしょうか、グルジア正教と言い、アルメニア正教と言い、この強靭な母は正教的な何かなのでしょうか。ほかの正教国では見かけませんでしたが。。
そしてこの母のお膝元に行きたいのですが、なんか高速道路みたいなとこに入っちゃたり、対向車線へ渡れなかったりしてなかなか近づけません。
母への道は険しいです。
途中、車が横付けして来ました。
「Xxxxxx??」
危ないですね、か弱き歩行者に良からぬことを謀ろうとは。
ん?
「Where are you going??」
と言ってますね。
聞くに、どうやらなんと行きたいところに送ってくれるというのです。
アルメニア人がみんな優しいという話はやはり本当のようです。
ただ私の目的地はこの真上なので車で行けないと思い、お断りをしましたが、ちょっとほっこりです。
そんなこんなしているうちに、なんか展望台みたいなとこに来ました。
良い景色ですね。。。
そして
こんな目の前ドンピシャで観れると思っていませんでした。アララト山です。
ノアの箱船が漂着したと言われる聖なる山です。
峰が二つあります。右の大きいのが大アララト山で標高5,137m、左の小さいのが小アララト山で標高3,897m。
この左のですら富士山より高いのか。。
※一つ目の画像の左に薄っすら映ってます。
なおこう見えてますが実際はトルコ領にあるんですけどね。先に記載の事情で国境は閉ざされていますが。そしてまさにこのアララト山のある領域こそが、もともとアルメニア人が多く住んでいた場所であり、トルコとロシアの協議でトルコ領とされ、アルメニアがそれを認めていない場所です。そしてそこに住んでいたアルメニア人が第一次世界大戦時に大量虐殺された場所です(トルコはこれを否定)。
振り返ると母。
母上、トビリシの母上と比べてより戦闘力高めですね。
トビリシは右手に剣、左手にワイングラスでしたが、エレバンの母は左手に剣、右手も剣です。
両手剣というやつですね。
敵を一刀両断するのですね母上。
まだ夕焼けまで時間があるので、母上のところに詣でましょう。
大きな公園のようです。
ちょっとだいぶ直射日光に当たり続けたので休憩。ジュース一本500ドラム。なんだか高い買い物をしているような感じ。実際125円だから安くは無いのですけど。
なんとこの公園、簡易な遊園地でした。
これとかもう。
遊具が藪に侵食されそうですけど。
いつ爆発故障してもおかしく無いなかなかスリリングな光景です。
その遊園地の奥に、母上ご降臨です。
、、、は、母上、、、
そ、そんなですか。
そこまで火力必要ですか。
金正日も衝撃です母上。
火の準備も済んじゃっているでは無いですか。
どうか、どうか気をお鎮め下さい。。
思った以上に母上の軍力が凄まじかったのでキャッキャしてしまいいい具合に夕焼けどきです。
うん、今日はちょっと微妙かな。
また明日出直します。
さてここからこの丘を下ったのですが、そこはかなり大きな大階段になっていました。
この規模、すごい。
てか大階段の最上段と、先ほどの展望台の間が激しく工事中で良い流れをぶった切っているのですが、階段作り途中なのでしょうか。
展望台の方が今にも崩れ落ちそうな廃墟みたいな感じなので、早いとこお願いします。
この大階段、カスケード言うんですって。
懐かしいですね、カスケード。
咲き乱れーよー、あたりがギリギリ知ってる人は知ってる感じでしょうか。
私のイチオシはメモリーズあたりです。
サイバー系言うてね、FOTUSとか着ちゃったりとかしてね。今久々にググったら通販でFETUSまだ根強く続いてるみたい。
話を戻しまして。
このエレバンのカスケードも大変良い雰囲気でアートっぽいオブジェたちとアベックたちとフラワーたちが咲き乱れてSOSロマンティックがTOKYOダーリンでイェロイェロファイヤーで気分はハイハハイです。
※なかなか私のV系の守備範囲は古いですよ。
カスケードの前は公園広場になっていて、なんというか、もう楽園でした。平和すぎる。
良い街ですね、エレバン。
ちょっと良い気分になってしまいついつい大和魂そっちのけでSuper Japanese Creaters Brand「メイソウ」様で折り畳み傘を買ってみました。
店内の売り文句もしっかり頂きました。
本件に関して、国際司法の裁きの時が楽しみです。
お願いします、オランダ国様。
さて、宿に戻ってモバイルバッテリーを拾って目の前の共和国広場へ。
なんでも平日21:00から23:00までもの間、噴水ショーやるんですって。
まあ言うてもなかなか豊かな国では無いですからね。噴水ショー言うても
いや、ラスベガスのパラッツォの噴水ショーも、水ドカーン音ズガーン光ピカーンで物凄いのですが、あちらは規模がデカイですが距離が遠いのです。
このエレバンは規模はそこまででは無いのですが距離が超近いので迫力が凄い。
こっちの方が面白いです。
これとか第九の末尾が流れ出して私1人大興奮。
やたらとクラシカルな選曲。
ドヴォルザークでしたっけ。曲はわかるけど曲名との一致がなかなか。
2年前のブロガーさんが、音と噴水が微妙にずれてると書いてましたが、今は絶妙にマッチしてます。PDCA回ってます。
そしてこの高さ。
ひとまず22:00で切り上げました。
宿から徒歩10秒ですし、どうせ曲目毎日同じだろうから明日22:00からまた参加すれば良いかなと。
宿のおっさん「曲目は毎日違うよ」
違うそうです。
そうなのか。。。
でも見るならドセンのサイゼンでみたいじゃ無いですか。2時間びしゃびしゃ浴び続けるのはちょっとしんどいなー。
宿のおっさんに、噴水の曲順が同じかどうか質問するときにどうしても「曲順」をつい「Setlist(セトリ)」と言ってしまう私はまだまだイケる。
そんなアルメニア初日でした。
明日はちょっと足を伸ばしてゲガルド修道院という、ロンギヌスの槍が見つかったと言われる場所に行ってみます。
厨二全開で行きたいと思いますのでどうぞ遠慮なさらずお見守り下さいませ。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
シノルハカルテムでした!
※アルメニア語で「ありがとうございます」。
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