#184 2本目のロンギヌスの槍 inアルメニア(3) 2018.6.15
- 2018/06/17
- 13:00
Googleの最初の画面って恐らくその人の検索履歴からニュースをリコメンド表示していると思われるのですが、つい先日の私のGoogle先生が
だなんておっしゃるもんだからもう、そわつきが止まりません。
もう個人情報だけでなく趣味嗜好まで先生にはお見通しの時代ですね。
中央アジア遠征ライブとか無いかな。
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▼徘徊メモ
①
・行き先:エレバン→エチミジアン
・手段:乗合バス
・料金:250ドラム≒58円
・時間:30分くらい
↓移動図
↓エチミアジンちょっとだけ地図マップ
・黄色:バス停 往路で降ろされた場所
・オレンジ:帰りにバス乗った場所 ※この大通りをバスが通る。
・ピンク:エチミジアン大聖堂 正面ゲート
・紫色:エチミアジン大聖堂 Etchmiadzin Cathedral
・右の赤:宝物館のチケット売り場
・左の赤:当初宝物館と勘違いした場所
②
・行き先:アルメニア・エレバン
→ジョージア・トビリシ
・手段:乗合車
・料金:7,0000ドラム≒1,610円
・時間:5.5時間 12:30発、18:00着
↓移動図
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朝から蜂蜜まみれのカバンを洗っております。
毎度我ながら成長しないのですが、つい先日はストックホルムで渾身の想いで購入した1200円のごま油、別の日はトルコ人がくれた水のボトル、そして今回は蜂蜜がカバンの中で弾けました。
うっかり蜂蜜まみれの充電ケーブルをiPhoneに刺して充電反応なかった時はかなり焦りました。拭いたら復活しましたが。
次は何が我がカバンの中で弾けるでしょうか。もう日本から持ってきている渾身の紙の旅程表は凄いことになってますが。
さて、エレバン三日目の朝です。
本日は昨日の日記の通り、夜行列車の予約ができなかったので急遽日中移動でジョージアに戻ることとなりました。
ただどうしても行っておきたい場所があるのでそこだけ立ち寄ります。
ひとまずは宿をチェックアウトし、地図にあったブルーモスクとやらへ。
アルメニアは世界最初のキリスト国教国ですが、一時期ペルシア王国の支配下にあったこともありこうしたモスクがあるのでしょう。
そんなモスクが気になったので覗いてみようかなと。
本日の野猫。
カメラ目線の猫は近づくと大概ケガする。
この花壇柵かわいくないですか。
どうやらこの奥にモスクの敷地があるようなのですが、建物に囲まれており中の様子がわかりません。
てっきり私は
ドームでーん!
柱どーん!
青ばーーん!!
みたいな絵日記のような世界を想像していたのですが、ちょっと勝手が違うようです。
恐る恐る中へ。
こんなパンピー観光客が荷物背負って覗いていいものなのか不安を抱えつつ抜き足差し足忍び足。
めっちゃ観光客向けにご説明がありました。
ということで胸張ってカメラ構えます。
あのドームのゆるキャラはなんでしょうか。
イスラム教は偶像崇拝NGだとおもうのですが、信仰の対象ではない只のゆるキャラだから許されるのでしょうか。
とか言って神さまだったりしたらすみません。
神さまらしさを出すために、天野喜孝先生に描いてもらってはいかがでしょうか。
さて肝心の内部ですが、お偉い方が講演か何かをされていたので内部には入りませんでした。
さてさてここから一路、長距離バスターミナル、キリキアターミナルへ向かいます。
これが見納めのアララト山です。
全然見えてないけど。
バスターミナル到着。
そしていきなりお目当ての203バス発見。
202,203がエチミジアンの街に行くバスです。
9:50に乗り込み10:00出発。
乗客は2人だけなので時刻優先なのかな。
と思ったら道中どんどん人が増えてあっという間に満席です。
料金250ドラム、
始発7:00、終バス20:45か22:00のいずれかだそうです。
30分くらいでバスはエチミジアンの街に到着。
バスを降りると左手に大学のキャンバスのような雰囲気の一帯があり、そこがエチミジアン教会です。
入り口あたりのモニュメント。
と思ったらここは正面入り口ではありませんでした。このパターン多いな。
正しくはこっち。
(上記からでももちろん教会には行ける)
さあ目の前にもう大聖堂が見えております。
途中、アルメニア十字架(というかどうかは定かではないですが)が多数。
周囲の木々は下が白塗りです。
どういう意図なのでしょうか。
さてエチミジアン大聖堂。
この辺りは多数の教会群があり、世界遺産に指定されています。
この大聖堂は5世紀後半までキリスト教教会の首座主教の地位だったそうです。
今ではアルメニア教会の総本山。
その建築様式はアルメニア建築として世界各地の教会建築の参考になったそうですよ。
えらく工事中ですけどね。
中へ入ってみましょ。
もうほんとにこれでもかというぐらい必要最低限の場所だけ残してあとは工事中。
逆に凄いですねこれ。
ただ天井装飾や壁のイコン画はしっかりと拝見できますよ。
さて、私がここに来たのは掲題の聖遺物を拝見しにきたのです。果たしてどこにあるのでしょう。
Maps.me上にはちょっと離れた場所にTreasury なんたらとあるのでそこだろうと目星をつけているのですが、その場所は違う区画のようで壁に阻まれ行けません。
ただその方角にある建物になにやらチケット窓口っぽい雰囲気の場所があり、
入ってみると売店。
スマホでキャプっておいたロンギヌスの槍の画像を見せると、店員のああこれね、と手元のロンギヌスの槍のおもちゃみたいのを指さされました。ああ。私のロマンになんてことを。
入場券はここで買うようです。
1500ドラム≒345円。
ただ場所についての説明が良く聞き取れません。
何度聞き返しても、inside churchって聞こえるのですが、教会内は例の白い壁に囲まれた祭壇しかありません。奥に扉がありましたが行こうとしたら法衣をまとったおばさんにNoと言われているのです。
数回聞き返すと
Can you speak English!? 怒
とお姉さん怒ってしまったので、
ひとまずチケット提げてもっかい教会へ。
するとそこは校外学習かなんかの子供達で埋め尽くされ、係員がおおあらわになってます。聞くに聞けません。
どうしようと思っていると、1人の中国人が奥の扉に消えていきます。
そこで私も中国人を装って突入してみました。
(ジョージアもアルメニアもほぼ100%中国人だと勘違いされている)
すると
モンスターハウス級の観光客。
どこにこんな人間はべらせてたんですかエチミジアン大聖堂さん。
ここまで閑古鳥だったじゃないですか。
ないしはこれ全部スタッフですか?
ということでここが「エチミジアン宝物館」のようです。
工事中につき期間限定でここにあるのかどうかは一切不明です。
そしてもう色々視界に入っちゃってるのですが、順を追っていきましょう。ブログなので。
ここには祭礼で使用するものや聖遺物が収められているそうです、がどれがなにでなにがどれかは謎です。
そしてこちらが極めて重要な聖遺物。
「ノアの箱船の欠片」です。
はい、もう一度言いますね、
「ノアの箱船の欠片」です。
どの部分が欠片なんでしょうか。
この金縁と十字架は多分違う、ただの入れ物と装飾だと思うのです、なの
で、
この部分だと思うのですが、どうなんでしょうか。
すみません聖遺物に指差しちゃって。
教会の外の木からいくらでも剥がして取って来れそうな感じですが。
アルメニア観光局の説明を勇気を出して抜粋しますね。
これは古い言い伝えで、今から何百年も前に、Hakob Mtsbnatsiという神父が、ノアの箱舟を探し求めてアララト山に登り、食べず飲まずで数日間彷徨いましたが、とうとう意識を失って倒れてしまいます。その時、夢に聖人が表れ、「もう探さなくてよい。破片を差し上げよう」と言い、気が付くと側に木の破片があり、帰ってその木を調べると、それがノアの時代のものだと判断され、飾りに入れて宝物館に展示されたのです。
よーしよしよし。
えっと、、、ひとまず私はこれでロマンゲージをグッと高めましたですよ。自動詞ではなく他動詞です。
そしてそのお隣にあるのが大本命。
聖槍ロンギヌスです。
うーん。
なんだろうこの感じ。
ちょっとここでウィーンはハプスブルク家所蔵のロンギヌスの槍と見比べてみましょう。
まだウィーンのロンギヌスの槍の方が槍っぽい感じしますね。
アルメニアの聖槍ロンギヌス、こんなおもちゃみたいな穂先でキリストの脇腹は抉れたのでしょうか。なんかグニっとか言って脇腹凹むだけな気がして。
キリスト様「あー!脇腹ヤメテーアッハッハー!」とか。
ごめんなさい。
このイメージがあるので、実物(かどうかの議論はさておき)みたときのギャップがどうしてもモヤモヤしてしまいますね。
そしてその反動でやはりこの槍についての聖なる妄想が加速するのです。
そしてそのためにここに来ているのです。
なので目的達成。
大満足です。
ガイドさんが10分くらいベラベラ喋ってるのできっと重要だと思われる場所
そんなエチミジアン教会と宝物館でした。
、、、30分で見終えてしまいました。
が、チケット売り場の女生徒の応対や聖堂内の爆騒ぎボーイズエンドガールズやモンスターハウスな観光客そして唸る太陽光にちょっと疲れてしまったので、このままエレバンへ戻りました。
往路でバスを降りた大通りでジュース飲んで涼んでいたら10分に3本くらいエレバン行きのバス(202、203)が通ったので出発時間は気にしなくて良さそうです。
ということで、まだ多少時間があるので興味があったもう一つの場所、アルメニア虐殺博物館にも行けたのですが、もうトビリシ行きます。
本日の、、、車。
いや乗合バスという選択肢もあったのですが、もうちょっとお金積むとこのエアコンwifi付きの車で行けるということだったので甘んじました。
7,000ドラム≒1610円。
トビリシからエレバンに来る乗合バスが30ラリ≒1,320円だったので300円ちょっと高いですが、快適性を優先します。
まあ結果的にwifiすぐ途切れてエアコンはつけてくれなかったのですが。
ここの会社。
8:30、10:30、13:00、15:00、17:00だそうですよ。
アルメニアの通貨、ドラムを使いきりたかったのですが、パン屋のパンが安すぎて消化できず、これが最後のアルメニア食。
いえ、コンビニみたいのもあるのですが、エチミジアン行く前に10,000ドラム札出したら使えないと言われたその際の店員の態度にプッツンし怒りブチまけ怒鳴り散らしてしまったので気まずくて行けないのです。
かれこれ1ヶ月くらい牛乳飲んでないです、カルシウム。
さてこの車、13:00発と書いてますが、人数揃ったとのことで12:30に出発。我々にゃ有難いですが、こういうケースもるんですね、早く行くに越したことなさそうです。
んでもってこの車がもう狂気の沙汰なオーバードライブっぷりでして。
何回シャッター切っても外の景色がブレる。
往路はかなりのデコボコ道だったはずですが、デコボコ感はありません。
ただひたすらに高まるエンジン音と高速で過ぎ去って行く他車のエンジン音(追い抜き)だけがこの場を支配しています。
デコボコどうなってるのでしょう。
スーパーマリオのようにBダッシュすると一マス分の穴くらいなんくるないさってやつでしょうか。
2マスの穴来たらどうするんですか。
ただでさえノラ牛がたむろしてる道なのに。
すでに2,3匹くらいは知らぬ間に葬り去ってるかもしれませんこの車。
同乗した女の子が久々にUSの子で、意外とネイティブ英語を聞き取れた自分にちょっと感動しました。それでも3割くらいしかわかりませんけど。
彼女はイラン→アゼルバイジャン→ジョージア→アルメニア→ジョージアと旅してるそうです。
アメリカ人ってイランへの観光入国問題ないのかな。
そしてこういう時に大概聞かれる「日本のどこに住んでるの」については毎回背筋正しく「キミツ、イッツニアトーキョー」とPRしていますよ君津市長様。
さて車はかっ飛ばしながらも国境まで4時間掛かりまして、16:30国境着。
毎度私デリカシーなく国境の写真をバシバシ撮ってますが、アルメニア出国ゲートはいきなり兵士多数だったので自重しました。
特に質問もなく無事出国。
なんだったんでしょうか。寝てたんでしょうか。
不眠症ですか、枕変えてみてください。
写真撮れず悔しいので本日の国境の野犬。
そして往路と同様、出国ゲートを通過した車に乗り込んで、ジョージア入国ゲートへ。
この入国は逆にすんなりでした。
スタンプはP51。ウクライナの下。
今さらですがこのパスポートスタンプの押される場所についてGoogle先生に問うたところ、「パスポート スタンプ」と入れた時点で『バラバラ』『場所』『ページ』と言った候補ワードが出て来たので迷える同士が多数いることが伺い知れます。
そして結果、スタンプバラッバラなのがむしろ普通なんですね。
なので私はもう何も言うまい。
ただスタンプの押し方一つでその国の民度を勝手に解釈するのでどうぞ宜しくです。
17:00頃に待っていた車に乗り込み、
18:00にはトビリシに着きました。
、、、あれ、往路と所要時間同じなんですけど。
あのオンボロちんたら乗合バスと同じ時間とはどういうことでしょうか。
時差ないと思うけど。
考えるのはやめにして、ひとまず車は街はずれのオルタチャラバスターミナルではなくメトロ駅まで連れてってくれました。
そして本日のトビリシ宿。
もう名前がヤバイですよね。
ただヤバイのはその値段。
250円です。
これ壁に見えるの全部ハリボテでくしゃみしたら全部バッターん倒れてテレッテレーつって「ドッキリ」と書かれた札が出て来るやつなんじゃないかと思うお値段ですが、意外と必要最低限の機能はあり、冷蔵庫もあるしトイレは汚すぎないし二つあるしで結構悪くないです。キッチンもあります。wifiも遅くない。早くもないけど。
最初からここにしとけばよかったなー。例のパリピワンナイカーニバルホステル(Fabrika hostel)は一泊1200円弱ですからね。
ということもう今日は閉店したいところですが、パンしか食ってないのでこちらへやって来ました。
チュリというレストランです。
日本人ブロガーが大抵足を運ぶこの店。
一度前を通り過ぎそうになったのですが、飲んでたおっさんがチュリチュリ!と言って呼び止めてくれました。
上記の赤い服のおっさんがチュリチュリ叫んでくれたおっさんです。
ひとまず、野菜食べときゃ不摂生しても文句ないでしょ、という私の免罪符を発行すべくサラダを適当に注文したつもりが
スピナッチペーストが登場。
これを愚直に食べつつ(パン無し)、
お目見えしますはこちらのBKメニュー、シュクメルリ。
鶏肉をガーリックオイルの海にぶち込んで煮込んだ逸品です。
天国と地獄がここに鬩ぎ合いしています。
そして煮えたぎるガーリックで舌を火傷しました。
いやこれ一人で食べる量ではないですね。食べますけども。食べましたけども。
そんな1日でした。
さて。
明日はジョージアでまだやりきれていない最後のアクティビティ、カズベキ村に向かいます。
ウシュグリ 村と正直かぶるなあと思っているのですが、その大絶景を見比べてみたいと思います。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
マドロプトでした。
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