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この後の経路は?
Re: この後の経路は?
ただ今絶賛検討中でございます。。!
158cm(♂)が今日も元気に地球徘徊やらしてもらっています。
本日の後編です
メインイベント、エルサレム旧市街へ向かいます。
よくある旧市街のマーケット通りという感じです。
どんな様子なのか想像もついてなかったので、な、なるほど、、という感じです。
人の雰囲気はアラブっぽい人が多い印象。
旧市街はムスリム、キリスト教徒、ユダヤ教徒、アルメニア正教徒の4区画に分かれていると聞いていたのですがその具体的な場所は私まだ知りません。この辺りはムスリムなのかな。
そして普通に買い物をしました。
充電器。
私ですね、どうやら延長コード+4口あるUSBアダプタ+モバイルバッテリー+充電ケーブル三種という最強アイテムをヨルダンの宿に忘れて来たらしいのです。大変にジーザスです。特に延長コードとUSBアダプタ(2A)は海外では見かけない秀逸アイテムだったので残念です。
充電器買うときおっさんに日本人だと言ったら5シェケルまけてくれました。この後ずっとそうですが、日本人か中国人か聞かれ、日本人と答えると笑顔をいただくケースが多いです。
今度は中国人と答えてみようと思います。
ヴィア・ドロローサに来ました。
これは通りの名前です。
「悲しみの道」の意だそうです。
キリストが磔の刑を言い渡され、ゴルゴダの丘で刑に処されるまでを歩いた道です。キリスト教徒にとっての大切な場所です。
金曜日の午後15:00(サマータイムは16:00)にそこを修道士が行進をすると聞いてやってきました。問題なのは今がサマータイムなのかどうかです。いや宿の人とかに聞きゃわかるんですけどうっかり聞き忘れまして。
今14:30。
ひとまず行進というぐらいだからすぐ分かるでしょうという安易な考えでここに来ました。
ひとまず左へ曲がり、一番最初の門まで行ってみます。
それがここ、Lion's Gate。
生活感溢れる普通の門です。
まあひとまずこの通りのスタート地点ということで。
さてこのヴィア・ドロローサにはキリストの磔刑に至るまでのエピソードがある14のポイント(ステーションないしは留という)があるそうです。
ただそれがどこなのか私分かっていません。行ってみたら分かるかなって。
なのでひとまず通りにあるそれっぽいところに片っ端から覗いていきます。
Virgin Mary Church。
聖母マリアを祀る教会と思われます。
St.Anne Church。
ここは入場料が必要ということで入っていませんすみません。
ただ宿帰還後、ここが聖母マリアが生まれた場所、という記述を見たのですが本当でしょうか。
また後日再訪したいと思います。
ちなみに一つ目のVirgin Mary Churchはなんだったんだという話ですが、地図を見てるともしかすると一つ目の教会も聖アンナ教会の一部なのかもとも思われ。
なおここにエルサレム旧市街の、4区域のマップがありました。この辺りはムスリムの区域なのですね。
Church of the Flagellation。
何気なく入った場所ですが、なんとここにヴィア・ドロローサのルートマップがあり、ここがまさかの第2留、「イエスが鞭打ちされ、十字架を背負わされた場所」でした。
なお宿帰還後調べではFlagellationは鞭打ちという意味でした。
なお第1留はこの向かいの建物エル・オマイヤ・スクールというムスリムの現役の小学校だそうで「イエスが死刑判決を受けた場所」です。
聞いたところ今はClose中ということでした。
第1第2はMaps.meで言うとこれ。
I Station of the Cross
II Station of the Cross
なおこの第1留以降をヴィア・ドロローサ(悲しみの道)と言うのだそうです。先ほどまでのLion's gateとかはヴィアドロローサ に含まれないのですね。。
途中Prison of Christという場所がありました。文字通りキリストが投獄された場所と思われます。
薄暗い地下に狭く小さな牢獄があるだけの寂しい場所でした。
ヴィア・ドロローサマップにはない場所ですが、牢獄内のモザイク画(上記)はとても美しいです。
第3留は私がヴィア・ドロローサ通りに入った場所にありました。アルメニア教会です。ここが「キリストが十字架の重みに耐えかねて最初に倒れた場所」だそうです。
ここでの出来事を表現したレリーフもありました。わかりやすくてありがたいです。
そのすぐ隣に第4留。
ここも教会です。「母マリアが苦しみながら歩いていくイエスを見守った場所」とされています。
そしてそのすぐ先に第5留。「クレネ人のシモンという人がイエスの代わりに十字架を担わされた場所」だそうです。
ここまでのMaps.me上の場所はこんな感じ。
III and IV Stations of the Cross
IV Stations of the Cross
V Station of the Cross
今気づきましたがこれ「Station of the Cross」で検索かけたら一気にヒットするんじゃないか説。
この辺りはお土産屋も多く、イスラエルタイルのマグネットや陶器などモリモリです。
友人氏もお買い物に夢中。
、、、なんてやってると、通りの方から賛美歌(?)が。これはキリスト教徒の行進ではなかろうか。。!?
どうやらそのようです。
修道士さんが先頭に立ち、歌を口ずさみながら歩みを進め、数名の修道僧とクリスチャンの方々、そしてカメラを構えた観光客がそれに続きます。
私たちも、観光客として行列に並ばせていただきました。
武装した兵士さんが行列を見守ります。
ここが3宗教の交点であることを感じさせます。
実際この道は生活道路であり、ムスリムやユダヤ教の方からしたら、(実際わからないですが)迷惑ですよね。特に私のようなクリスチャンでもない観光客は。
ムスリムの方にすれ違いざまにドカンとぶつかられてそう思いました。
行進が第6留「ベロニカという女性がイエスの顔を拭う」の場所で立ち止まりました。ベロニカ教会という教会になっています。
そして修道士ならびに参列者は各留の前で、賛美歌を歌います。
そして第7留「イエスが二度目に倒れた場所」。ちょっともう人が多すぎて何がなんだかですが。
キリスト教徒が賛美歌を歌う横を下を向いて通り過ぎるムスリムの方とユダヤ教徒の方。
第8留「イエスが号泣するエルサレムの婦人に話しかけられ、私のために泣かないでください、と言った場所」です。
Maps.me上の場所。
ここは聖アンソニー教会と言う、コプト正教会のエルサレム総主教座の置かれた教会の入り口になっています。キリスト教の聖地ということはキリスト教の各宗派にとって聖地であり、各々の教会がひしめき合っているようです。
そしてここからは、かつてゴルゴダの丘があった場所に立つキリスト教の大聖地、聖墳墓教会へ。
Maps.meではここ。
第9留については右上にⅨのピンがありますが、実際はここではなく右下の紫の場所だと思います。
赤ピンが聖墳墓教会です。
その右の紫ピンが以下の第10留です。
改めまして。
この右奥に階段が見えますがその上が第10留となる小聖堂です。ここで「キリストはローマ兵に衣服を剥ぎ取られ、ローマ兵がくじ引きでその衣服を分け合った」とされています。
聖墳墓教会の内部へ。
この人々が手をついて祈っている場所があります。
ここはキリストが息を引き取った後に十字架から降ろされ、香油を塗られた場所だそうです。
、、、人々の祈る姿が言葉になりません。。
シャッターを押す手が震えますし、とても複雑な気持ちで今ここに載せています。
賛美歌が響く中、
一心にこの石に手をついて祈る人、
ボロボロの鞄からボロボロの聖書を持ち出して石の上に置きその脇に額をつけてすすり泣く人、
素敵な花束を差し出し口づけをする人、
一方でカメラを片手に笑いながら通り抜ける観光客、
そしてそんな様子をカメラに収めている私。
なんといったらいいのでしょうか。
心拍数だけがとにかく高まっています。
第11留はその石の手前、建物入ってすぐ右の階段を上がった上。「キリストが十字架に架けられた場所」です。
つまりはここがキリストが磔にされたあのゴルゴダの丘になるそうです。
もはや教会の内部になっているので雰囲気が違いますが。
そのすぐ左の部屋が第12留、「キリストが息を引き取った場所」です。
人々は祭壇の下に額をつけ、祈りを捧げていました。
第13留は「聖母マリアがキリストの亡骸を受け取る」です。11と12の間にあるそうです、が私はそれに気づかず写真はありません。
そしてその後ヴィアドロローサの行進は教会の奥まで進み、
イエスの墓とされる場所、第14留に来ました。
この場所にイエスは葬られ、そして3日後に復活したとされているそうです。
この中の奥に、イエスの墓があるそうです。
イエスは復活したので墓なんて必要ないんじゃないかと思いましたが、キリスト教徒にとってはここが究極の場であります。
賛美歌終了と同時に参拝の列が出来ます。
私もしばらくその様子を見ていましたが、ちょっと思うところがあり、私も参列しました。
この奥がお墓です。
3-4人程度しか入れません。
中はキリストの絵と祭壇、そして棺のような大きな石が据えられたごくごく小さな空間でした。
参列を終えた後は、入り口にある香油のピンク大理石のところで、祈る人々の姿を眺めていました。
そうしているうちに、説明は出来ないのですが、涙ぐんでる自分がいました。
すみませんね、長くなりますが。
この旅を続けていて日々多くのことを知り、感じ、歩いていますが、人々の「祈り」ほど、尊く、平等で、根源的なものはないなと、何度となく思わされます。
私は無宗教ですし、祈ろうにも祈れない、瞑想しようも別のことで頭が埋まるような雑念と邪念の塊であり、神々の山ネムルトダーゥで神罰を受けるような人間ですが(こんなこと書いてるからダメなんですねきっと。消しませんが)、
だからなのか、だからじゃないのか、それすら分かりませんが、人々の祈り、や、人々の想い、にとてもとても胸を打たれます。
それはリトアニアの十字架の丘でもそうですし、かたやでリオデジャネイロのカーニバル、カンクンのビーチでも感じたことです。
人って、自分が思っているよりも、もっともっと美しくて平等で根源的で、尊いもの、だなと思うのです。
私の母はキリスト教に近い宗派の集会に参加していました。
洗礼を受けているわけではないので「集会に参加」という表現に留めるのですが。
私は小さい頃にその集会に連れられ、キリスト教とは厳密には異なりながらもエデンの園に始まりモーセの十戒やバビロンの崩壊、キリストの誕生や磔刑、復活、といったお話を挿絵で見てきました。
そして年齢を重ね、そんなことすらすっかり忘れていました。
母は2年前に喉頭癌で亡くなりました。発覚時には末期に近い状態でしたが、手術をして治療をすれば、痛みを伴いながらももっと人生を長く楽しむことができる状態ではありました。
そして母は手術をしませんでした。
当時母がどのような心持ちだったかは分かりません。ただ、母は、とてもとても心穏やかだったように見えました。少なくとも私の前では。
まだ齢60代後半、まだまだ人生楽しめただろうに、そうした心持ちでいられたのは、私が勝手に思うに、信仰心があったからなのかなと思っています。
宗派も違うので私がそうするのはいけないことなのかもしれませんが、キリストのお墓と言われる場所でクリスチャンの方が手をつく横で、私は、、、何に対してかはわかりませんが、なんらかに対して、母を穏やかな心持ちにさせてくれたなんらかに、感謝の想いを捧げたのでした。
私がこのエルサレムを含め、トルコをはじめとする中東に来たかったのは、母が見たがっていた聖書に関わるこの景色たちを目に焼き付けたかったがためです。
と言いながら下調べ不足や勉強不足が多すぎるのはお恥ずかしいのですが、引き続きこの目に母が信じそして見ることが叶わなかった景色を焼き付けていきたいと思います。
教会内に響き渡る鐘
エルサレムの路地裏のぬこ
エルサレムの路地裏のぬことエルサレムの路地裏のぬこが金網越しに戯れる。
さ!
もう細かい話はさておき、
と言いながらさておけない場所、嘆きの壁にやって来ました。
このセキュリティゲートの先が、ユダヤ教の聖地です。
このトンネルを抜けると、
目の前がいきなり開け、唐突に嘆きの壁が現れました。。!
この壁はもともとユダヤ人にとって最も神聖な場所であるエルサレム神殿のの外壁のうちの現存する西壁部分であり、いまのユダヤ教徒の聖地です。
今日は金曜日。
日没以降はユダヤ教徒はシャバットという安息日に入ります。
そして金曜日没時はこの嘆きの壁に大勢のユダヤ教徒が集まるのだそうです。
今時刻は18:30。
日没までまだ時間がありますが、すでに多くのユダヤ教徒の方が集まっています。
この城壁の上、かつてエルサレム神殿があった場所に今はイスラム教の聖地、岩のドームがあります。
一方で我々の背後には先ほどまで居たキリスト教の聖地、聖墳墓教会があります。
3つの宗教の交点がこのエルサレムです。
さて、ユダヤ教徒の皆さんは通常はこの壁に一心にお祈りを捧げるのですが、金曜日没にはこの場所は歌を歌い、踊りを踊るちょっとしたお祭り状態になるのだそうです。
・・・すでにお祭り始まりつつありますね。
いやお祭りなのかどうかは分かりませんけども、そしてたぶんちがいますけども。
なんとも難しいのが、歌って踊っている彼らの様子を見ているとその心持ちが掴めない(ように感じる)ことです。
一心になにかを想うようでもなく、楽しそうでもなく、悲しそうでもなく、なんとも掴めない。
周囲はなんとも不思議な雰囲気のように感じました。
しばらくそうした様子を見学させていただいていましたが、ユダヤ教徒の方の数がどんどん増えていくので我々はここで退散。
ここには何度か足を運びたいところです。
宿帰還。
途中で買ったコロッケとコーンの謎ディップを頬張りながら、ユダヤ人が安息日に入る金曜の日没と同時に響き渡るイスラム教のアザーンと、キリスト教の教会の鐘の音を聴きながら、エルサレム2日目は終わりです。
明日は土曜日。
ユダヤ教徒の安息日につき公共交通機関がほぼ止まります。
行けそうならば、パレスチナ自治区にあるベツレヘムへ向かいます。イエスキリストが生まれた場所です。
かつてはパレスチナとイスラエルの紛争が絶えなかった場所ですが、今は観光できるレベルにはなっているようです。気をつけながら行ってきます。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
トダ ラバ&シュクランでした。
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