#208 アレキサンドリアへ逃げる。 inエジプト(13)2018.7.9
- 2018/07/11
- 10:19
カイロでエジプト人共の喧騒に揉まれてじっくり消耗するくらいなら、遠征して移動しながらエジプト人共の喧騒に揉まれて消耗しようと思い、向かうはアレキサンドリア。
地中海沿岸のこの街は、またエジプト内地とは一味違うそうです。
素晴らしい。
アレキサンドリアを目指す理由は単純です。一分一秒でも多くエジプトの喧騒を離れたいからです。
クレオパトラが愛したこの地はどんな街なのでしょうか。
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▼徘徊メモ
・行き先:カイロ→アレキサンドリア
・手段:列車
・料金:30ポンド≒180円
・時間:3時間 10時発
↓移動図
↓アレキサンドリア地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
・オレンジ:アレキサンドリア列車駅
・青:宿 アレクソテル シングル一泊1800円くらい
・右上の赤:アレキサンドリア図書館
Bibliotheca Alexandrina Planetarium
・左上の赤:カイト・ベイ要塞
Citadel of Qait Bey
・左上の緑:レストラン FISH MARKET
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朝。
双子かと思う本日に野犬からスタートです。
まず向かうはカイロの列車駅。
そのために宿からギザの大通りに出て、そこからローカルバスを拾います。
このオレンジのあたりで、ギザギザ言うてる少年がいたバスに乗りました。
まだ乗って5分経ってませんけど、すでに車内は怒号が飛び交い、ブチ切れておりようとする客発生。
毎度思うのですが、ブチ切れる理由がどこにあるのかサッパリです。
冷房ついてないから?行き先が想定と違った?もっと早く走れ?
この国はアラビア語が出来るようになったら是非また来てみたい。そして知りたい。この国の真の民度を。
ギザ駅付近でバスから飛び降り、ギザ駅でメトロ切符購入。
ここで気づいたのですが、カイロのメトロは距離に応じたZone制なんですね。
これから目指すカイロ列車駅があるShuhada駅はZone2と路線図に書かれてたので、Zone2の列に並ぶ。
地下鉄のエスカレーターにAmazonの広告。
この国にもあるんですね。Amazonという文明が。
Shuhada駅。
Railway stationの表示に沿って進むと
アレキサンドリアーと言うと30ポンドで買えました。次は10:00だそうです。
この切符の「speed」ってなんだろう。
まだ時間があるので、二階のフードコートと書かれたレストランでマンゴージュースやらしてもらいました。
奥の水は頼んでもないのに勝手に置かれ、後ほど7ポンド請求されたので返金してもらいました。こういうとこエジプト。
電光掲示板が3分に一回くらい英語表記になることに気づき、安心してホームへ、
お兄さんカメラ目線ありがとうございます。
列車は緑豊かな平原を走り抜け、
3時間ほどでアレキサンドリアの街が見えてきました。
かなり都会感。
を一歩出るとやっぱりそこはカイロと変わらないゴミだらけのクレイジータウンでした。
アレキサンドリアの相場からは結構お高い1800円です。ここにしたのは、レセプションにプリンターがありそうだから。
直感です。
そしてありました。。!
無事、航空券のEチケットと先日発行されたビザをプリントしてもらいました。
難点はWi-Fiが激弱。
お陰で画像ベースのEチケットはホテル側のパソコンでダウンロードができず、めっちゃブレブレの画像しか印刷できませんでした。まあなんとかなるでしょう。
ビザはテキストベースなので印刷は問題なし。
良かったー!
ちなみに部屋。
ちっちゃいながらここ最近で一番綺麗です。
ということでアレキサンドリアの街を歩いてみます。
ホテル周辺はカイロと変わらずガーガーブーブー煩いです。
さらにそこへ新鮮だったはずの魚が並ぶ魚屋が軒を連ねなかなか私的には阿鼻叫喚です。
ただちょっと歩くとカイロにはなかった雰囲気が現れはじめ、
地 中 海 !!!
先週は紅海でバシャバシャ遊んでいましたが、今度は地中海です。
世界の海を股にかけてしまっております恐縮です。
この向こうは、、ギリシャ?トルコ?
そんな感じです。
釣りしてるおっさん。
目の前はゴミだらけですが釣れるのだろうか。
白い泡みたいのはすべてゴミです。
海までゴミだらけとは。
さすがエジプト。
海沿いではムスリムの女性たちも。
ここだけ時間がゆっくり流れてます。
かたや
すぐ脇を走る道路は片側4車線の合計8車線をボッロボロの乗用車がブーブービービーガーガー言いながら爆走、そこをすり抜けるように通りを渡るエジプト人たち。
やはりここもエジプトです。
ウミガメのウォールアート。
手前の花瓶は大破。
大逆光ですが、アレキサンドリアのモニュメント。
アレキサンドリア図書館にやって来ました。
なんだかエジプトらしからぬオシャンティっぷりらしいので、エジプトの毒素を抜きたい私には必須スポットです。
この壁は世界各国の言語が書かれているんですって。
これとか言語なんですか。絵文字では。かわゆすではある。うむ。
日本語を探してるのですが、漢字はあれど平仮名見当たらず。
いやこれで『えじぷと』とか書いてあったら抱腹絶倒だったのですが、なんか中途半端なワードでした。
なんとこの図書館、入場料要ります。
70ポンド≒420円。
私にとってはエジプト の毒素を抜くための治療費の一環なので払いますけどね。
いざー。
採光しすぎて逆光になる罠ですが、建築物としてこれは高まります!
良いですね。
よくある「世界一美しい図書館」などと自己主張していない点も良いです。
図書館内はちょっとした展示も多々ありミュージアムの要素も。
図書館最深部から見上げてみる
日本の地図発見! ※右上
どれどれ。。。
!!!
千葉県。。!!
Kisarazuがあるのはまあ許す。
我らがKimitsuが無いのもまあしょうがない。
なのになぜ!
なぜFuttsuがある!
そしてそれより大きくKyonan!
地元の人はわかりますよねこの気持ち。
悔しい。
まあこれはエジプト出版社の地図じゃ無いんですが。
ちなみにこちらが東京。
祖師谷があったり落合があったり。
この作者、何か恣意的な意思をこの地図に込めたりと思われます。
パソコンも多数解放されてます。
アラビア文字のキーボード。
最後まで覚えることのなかったアラビア数字。
図書館一番上から階下を臨む。
本の形のナイスなソファ。
ムスリム女学生たちがキャッキャしてたので左半分だけしか収めていませんが。
唐突にツタンカーメンの墓の発見時の写真が。
この宝箱とかもはやドラクエですね。
さて、図書館を出て、海沿いに反対側のエリアを目指します。
アレキサンドリアはこの海の形がいいですね。
大通り沿いで反対側の先端にあるカイトベイという要塞に行くバスを探すべく、といるバスに片っ端から「カイトベイ?」と問うもみんなノーと言われてしまう。
それを見てたエジプト人若者が、カイトベイ=ハバマ、、だったかな、忘れましたが現地語読みを教えてくれました。
その後バスは一発ゲット。
エジプト人には懲り懲りしていますが、街中の若者は素敵です。
アスワン到着時の若者については先日ブログに書きましたが、それ以降も5、6回ほど、エジプトの若者に助けられています。
シュクランです。
バスを途中下車してやって来たは
シーフードレストラン、Fish Market。
アレキサンドリアは魚が安くて美味いらしいのです。
ちょっとここはお値段張るらしいですが、私の下痢事情を踏まえ、医療費だと割り切ります。
兎にも角にも最高の眺望。
おメニュー
なんとお魚は、カウンターまで行って、そこでシェフと会話しながら注文するんだそうです。
どピチピチの鮮魚たちがお出迎えです。
これはすごい。。。
なおお値段に最初驚愕しましたが、これは1kgあたりとのこと。
ひとまず海老3尾と、シェフお勧めのシーバスをグリルにて注文。
思ったより安かったので、
サラダとスープもいっときました。
サラダは私の好物ビーツと、ハーリングです。
オランダ以来のハーリング。
オランダでは650円したハーリングですが、これ180円。そしてオランダのより美味いーw
このエジプトでまさか自分が「美味い」というフレーズを使う時が来るとは。感慨深い。
シーフードスープ。
これも超美味いです。ややスパイシーテイストなのが尚更良い。
やって来ました三匹の海老。
そしてシーバス。
どっちも美味いです。
海老はどこいっても美味いですね。シーバスはちょっと生臭さがありましたがレモンでちょうどいい感じになりました。
そして私、食べ始めて気づいたんですがナイフとフォークで焼き魚って初かも。お恥ずかしい。
めっちゃ難易度高いですね。
一度昔に読んだフレンチマナー本でなんか色々ルールがあったように思いますが、そんなんさておきムシャムシャ頂きました。
ところでシーバスってなんの魚ですか。
目の前の海では学校の水泳授業。
こちらがカイト・ベイ要塞。
この後行ってみます。
レストランはサービスチャージやテーブルクロス代などまさかの加算がなされ約2000円でした。エビ500円くらい、シーバス700
円くらいでした。
。。。安くないですね。
まあ私なりにメンタル面で出エジプト出来たので満足です。
レストランを出てそのまま海沿いを北へ。
そこはビーチエリアでした。
立ち並ぶビル達に遮られもう日陰になっちゃってますが。
そんなに広くない砂浜にテーブル敷き詰めちゃうあたり、やはりエジプトですね。
この写真の右側、分かりづらいですが、ムスリムの女性達です。海に入るときは服をまとったままなんですね。
海に浸る本日の野犬。
THEエジプトな三輪車。
これ3人の人間がご覧頂けておりますが、前には運転するお父ちゃんの前に一人、後ろに二人、合計7名がこの三輪車に積載されております。
カイト・ベイ要塞周辺エリアは絶好の夕陽スポットなのでしょう、この時間は続々と地元の人たちが向かっておりました。
地元の人たちが日々通ってやまないアレクサンドリアの夕陽。
この夕陽を眺める人々がとても絵になっています。
カップルの自撮り写真に手を振るおばあちゃん。
波しぶきにキャッキャする人たち。
夕陽を受けるカイト・ベイ城壁。
そして
岸沿いに立ってるだけで私の方を強く掴みマニー!と場所代を請求して来るおっさん、
岩だらけの足元に何度も足を取られながら風船を売り歩くちっちゃな子ども、
私が落としたサングラスを笑顔で拾ってくれる男子学生、
ゴミだらけの足元で餌を漁る痩せぎすのぬこ。
飛び交う凧、
飛び交うアラビア語、
飛び交う鳴り止まぬクラクション。
そんなエジプトの全てを、地中海に沈む夕陽が包み込んでいきます。
これがおそらく私が地中海域というか、急ローマ帝国圏で見る最後の夕陽となるでしょう。
別に特段地中海域をメインに旅しているわけではないですが、なんでしょう、私の旅が着実に進んでいて、佳境に入っていることを強く実感します。
大変恐縮ながら、既出の事情からもうエジプトに来ることはきっとないだろうと思いますが、スペイン、イタリア、トルコ、と素晴らしい地中海域の旅の記憶が走馬灯のようです。
ありがとうございましたアウグストゥス。
ありがとうございましたファラオ各位。
ということで明日は出エジプトです。
海路で海が真っ二つに割れやしないかというようなハラハラ感を味わいたかったのですが、残念ながら空路です。
毎度緊張する空路。
無事出エジプト出来ますように。
シュークラン!
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