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#19 NY2日目 極劇のタイムズスクエア・カウントダウン。inアメリカ(16) 2017.12.31



12/31inニューヨーク。 

とうとう大晦日です。
 

ここであの誰もが二度といきたくなくなるという
タイムズスクエアカウントダウンサバイバルにチャレンジします。


 ―――――――――――――――――――――――― 
▼徘徊メモは最後に記載します。 
―――――――――――――――――――――――― 
↓登録してみました↓
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、 
少しでも心動かされたましたらぜひ1クリックいただけると幸甚です mm
―――――――――――――――――――――――― 



昨日日記に記載の通り、一泊119$事件が勃発したわけですが、 
その事故価格のドミトリーのルームメイトは一人だけで、 
マルコ君from Italyでした。 

この彼が大変にいいやつです。 

ナルトと麦わら(ワンピースのこと)が好きらしく、非常に親日です。 

ドトン!スイトン!カトン! (土遁の術、水遁の術、火遁の術)

と技を披露してくれるのですが、 
私ナルトは前半までしか読んでない&ストーリーうろ覚えなので、 
彼のテンションに応えてあげれません。
 

Google翻訳で必死にイタリア語みながらfico!fico!と言ってみています。 
彼のお気に入りの日本語は

だがしかし

だそうです。 
誰だ教えたやつ。 
そして私は何を彼に仕込もうか。 


そんな彼を宿に残し、
本日はタイムズスクエア・カウントダウンの本番です。
 

ニュージャージー・ユニオンシティからニューヨーク・マンハッタンまで移動です。
 



IMG_4617.jpg
 

12/31 NY大晦日 
道端からのお天道様です。 
気温は氷点下-12度です。 
最高気温は氷点下-10度だそうです。 
最高気温の定義ってなんでしたっけ。 


大きい通りのNJTバス停にいると、 
NJTではない個人運営みたいな乗り合いバスが次々来て乗客を拾っていきます。 
マンハッタン?とこちらが問うと
Yeah! Go to dreamin' town !! 
Fu!ーーー!! 

みたいな返事が来るのですが、
すみません、その期待に応えられません。
ただ空気を読むと恐らくあっているので、乗ります。 
いくら個人運営とはいえもうちょっと紳士にお願いします。 
あなたが思っている100倍、私は英語力がありません。 


タイムズスクエア着!! 
時間はまだ9:30。
、、ですが、
すでに人がたくさんです。 
 POLICEメンがバリケードづくりに奔走中です。
 

IMG_4622.jpg


 
そしてタイムズスクエアの南側にあたる42st以北は
 

IMG_4624.jpg
 
閉鎖されていて入れません。 
 一本となりの通りも42st以北は閉鎖されています。
 

IMG_4626.jpg


 
回りにいた日本人たちが

え、どうしよう⁉

とオロオロしてます。 
それを横目に、私は近くの小路からどんどん北上します。 

タイムズスクエアは北側からエントリーするのです。 
このくらいは調べておかないと。 
みんな北へ向かって閉鎖されていない隙間道に 
吸い込まれるように入っていくので分かりやすいです。
 

IMG_4627.jpg
 
まるで避難訓練です。
 

IMG_4628.jpg


 

そしてタイムズスクエアの北側入り口である
46stに到着。
 
このとき、ちょうど10:00直前で、
カウントダウン開始!
 

IMG_4635.jpg
 
謹賀新年。 
そうです。

この時間に日本が年明けです。 
回りはほぼ全員日本人!
みんなキャッキャヒャッハーしてます。
 

タイムズスクエアの東芝ビジョンには
「謹賀新年」の文字が。 

なお東芝ビジョンは写真中央の、かなり上部です。 
他のディスプレイのほうがでかい。 
他のディスプレイもカウントダウンくらいは一緒になって協力すればいいのに・・・。 

とはいえ日本人としてこのビジョンの東芝スポンサーはぜひ続けてほしいですね。
世界に発信される場所なので。 
 最近私のブログがなにかにつけて動画載せとけばいいでしょ的なノリになっていますが、 
このときはなんと動画撮影開始ボタン押し忘れるという惨劇をしでかしました。
 
youtubeなど漁ったのですが、web上に動画はなかったです。 

NYど真ん中で日本人が大勢あつまり、
じゅう、きゅう、はち、なな、、、、 と合唱するシーンはかなりアガります。 

悔しいのでカウントダウン後の談笑風景を動画にしておきました。

 


その後、タイムズスクエアの観覧エリア=戦場へ。 
なんと最前列から五列目です。
 

IMG_4638.jpg

 

エリア入場時はもうちょっと人はいたのですが、 
なんと言うんでしょう、
アリーナフロアの人混みを掻き分けて
サイゼン目指すのが
私の数少ない野生本能のひとつでもあり、 体が勝手に前へ前へ行ってしまうのですよね。 

この時間、みんなゆるゆるに地べたに座ってるので、
人混み掻き分ければ全然前へ行けます。 

会場は、タイムズスクエアの東芝ディスプレイのビルを舞台とし、 
大きな道路を左と右に分け、 
道路中心には司会ステージが用意され(ライブステージは逆に後方に設置)、 
45stから先は一般人は入れない、、、と思います。 

手書きで恐縮ですが、なんとなくこんな感じでした。
 

IMG_4636_タイムズスクエア図

 

ちょっとでも伝われば幸甚です。 
なお来年はまたレイアウト変わるかもなので、 
あくまでも2018年はこうでしたベースでご参照ください。 

さあ、ここから気狂いサバイバルの開始です。 
10:00のJapanフィーバーの後ということもあり、日本人だらけです。 
そもそもこんな気違いサバイバルにチャレンジするのは 
お祭り好きな外人と我慢強い+フォトジェニック大好きな日本人がほとんどで、 
地元の人はほとんど参加しないそうです。 
韓国人もぜんぜんみんな興味ないよ、と
後述の韓国人が言っていました。 

確保したのは五列目の、下手。
ポール沿いです。
持たれかかれたほうが楽だと思い、 
ちょっとした隙間に付け入り、ジリジリとマイスペースを確保しました。 
すみません語彙がついつい。 


▼今回の私の戦闘服 
上 
・ユニクロ エアリズムTシャツ 
・ユニクロ ヒートテック 長袖 
・ユニクロ ヒートテック 長袖二枚目 
・ユニクロ トレーナー 長袖 
・ユニクロ ヒートテック フリース 
・ユニクロ ウルトラライトダウン 
 下
・紙おむつ
・ユニクロ ヒートテック パンツ 
・ユニクロ ヒートテック タイツ 
・ユニクロ ヒートテック タイツ二枚目 
・ユニクロ ヒートテック 股引
・H&M ストレッチブラックデニム 
・H&M ストレッチブラックデニム二枚目 
他 
・腰巻バッグ 
 └下痢止め 
 └痛み止め
 └モバイルバッテリー 
 └充電ケーブル 
 └おやつ スニッカーズとラムネ二箱 
・ユニクロ ヒートテック 手袋 薄手 
・ユニクロ ヒートテック 手袋 厚め
 
・ユニクロ ヒートテック 靴下 
・ユニクロ ヒートテック 靴下二枚目 
・ユニクロ サーマルソックス 
・ニット帽 
・耳当て 
・マフラー 

いかがでしょう。 
なかなかの変態移動要塞ではないですか。 
移動要塞とはいえ、紙おむつは必須です。 
なんてったって14時間、立ちっぱなしでトイレにも行けないですから。 

そして結論、
これでもダメです。 
 決定的に大事なものが抜けてます。



ホッカイロです。 
 なんにせよ、これがないと極度の凍傷になります。 
 凍傷の症状の詳細は明日の日記にて。 
そしてNYにはホッカイロ売ってないんですよ。
これがほんとに誤算でした。 

NYテレビスタッフの人たちも使ってたので 
探しまくればあるのかもですが、そこまで暖かくないです。 
※途中で一個もらったのです。 

なんで無いんだろう。 
ここで売れば一袋10$で売れますよ。 
世に言うコーラを1.000円で売る方法です。 
誰かやりませんか。 

ただ私がほくそえんだ勝ちアイテムがこちらです。
 

IMG_4983.jpg 

地べた凍ってますから。
直座りとか拷問ですよ。
 


IMG_4984.jpg
 

みんな地べたに崩れ落ちる中、 
ひとりこんな感じでちょっと高いところで失礼しております。 
 ※画像はAmazonより拝借。 

さあ、サバイバルの火蓋が切って落とされます。 
 時間はまだ10時。



ほぼみんな座ってます。
 

IMG_4640.jpg

 

レジャーシート持ってきてたり、 
ビニール袋に大量にカイロとお菓子を入れ込んできたりとけっこう自由です。
 

IMG_4645.jpg

 

入り口で厳重なボディチェックを受けるのですが、 
そこでバッグは持ち込み不可、と聞いていたので、 
鞄なしで手でもてる範囲できてしまいました。 
 これはもったいないことをしました。
 
食べ物と飲み物はトイレを誘発するのでスニッカーズ以外は一切摂取しないつもりですが、 
みんなが欲しがりそうなグッズを持ってきて 
現地でホッカイロと物々交換できるようにしておけば良かったです。 


時刻11:00 
すでにこの時点で、足の指先に異変が生じます。 
感覚がなくなり始めます。
 

暇潰しアイテムkobo様登場です。 
ダウンロードしまくっといた小説に没頭、、、しようとしたのですが、誤算です。 
手袋つけたままではスマホにタッチできません。 
いや、スマホタッチできる手袋にはずなんですが、反応弱いです。
 
手袋外した瞬間に手が凍り始めるので手袋はずせる時間は5秒が限界です。 
これをページめくるたびにやるのはリスクが高く、早々に諦めました。 


時刻12:00 
足の指先の感覚は無くなっており、
徐々にかかとエリアの感覚がなくなり始めてます。 
ちょっとからだ動かそうと立ち上がると全身に強風を受け震えが止まらなくなります 
暇潰しアイテムを失い、頭のなかでとある物語を反芻しながらほくそ笑みます。そ
うです、変態です。 
やはり他の人も相当ヒマなようで、 
女子がハトにスニッカーズをくれてやっていました。
 

IMG_4660.jpg
 

最初、ハトが大変下品なものを口にしていると思いちょっとドン引きしました。 
先程から警察犬がウロウロしているものですから。 


時刻13:00 
電子書籍ではなく普通に音楽を聴くのがよいのでは説に気づき、実行。 
ただipod nanoは無く、iPhoneはカメラ用にそのバッテリーを使いたい今、 
使えるのはアンドロイド。
こちらにはイケイケのクラシックしか入っていません。

お恥ずかしながら、なにか勝負事をするときに私はこれで高まるのです。 
これを爆音でかけて体を動かします。 
なんというか、これがまた恍惚です。 

すみません。 
恐れ入ります。 

なお体を動かしますのは凍傷対策ですから悪しからず。 

前にいた日本人♂と韓国人♀アベック。 
♀が相当しんどいようで体育座りしたまま凍りそうになる。
それを♂が抱き抱えて温める。 
うんうん。いいと思う。


時刻14:00 
日本人韓国人アベック離脱。 
もう彼女が無理だと言っているんで、諦めます。と最後までイケメンな彼でした。 
そして後ろにいた日本人BOYSも離脱。
ぎゃーぎゃーうっさかったので大変よろしい。

そしてPOLICEが「座るな、立て!」と指示が出て、ここからは立ちです。 
なおこちら、その後に座っても大丈夫です。 
POLICEはエリア内の人を前に詰めさせたかったようでした。 

そして私は座ったままではなく足を動かしながら待つべきと判断し、 
もう座るのやめました。 
と言いますか、このあたりで本気でリタイアを考えました。 
このまま行ったら私の足はどうなってしまうんだろうという恐怖がすごかったのです。 
それくらい、私の足先は未体験ゾーンだったのです。 


時刻15:00 
この時間で私のいるエリアは入り口が封鎖され、外に出たら戻ってこれない状態になります。 
引き続き離脱組複数。
 
なんどか警察犬が爆発物が無いかくんくんしにくるのですが、 
見物客のピザに飛びかかったり、と本能が爆発しています。 
いくら自由の国だからといって、ニューヨーク市警殿っ。
 

IMG_4733.jpg


 

時刻16:00 
徐々にステージで準備が始まります。
 

IMG_4735.jpg
 
目の前のステージ上ではイケメンアナウンサーみたいな人が
衣装を整えながら番組の段取りを確認中 
この人は有名なのでしょうか、後に出てくるアーティスト達と仲よさげに談笑しておりました。 
ちなみにこの司会ステージは私の目の前の位置です。
 

IMG_4666.jpg


 
そしてテレビカメラのスタッフが我々のところに来て、 
こういう絵をとるからこうしてほしい、とか、
こういうインタビューをするからこう答えて、等の指導が入る。
 

IMG_4677.jpg
 
このディレクターがすんげぇテキパキ指示出していて、周りの人が大変そう。 
 そしてHappy new year2018のマフラーが配られ、争奪戦が始まる。
 

IMG_4739.jpg 

IMG_4741.jpg

 

この配布は道路側からなされるので、私がサイゼンになります。 
後ろからすげー勢いで力強い手が伸びてきて死ぬかと思いました。
 
こういうときの対処法は「しゃがむ」に限ります。 

配布物を確実にGETしたい方は道路側(建物側ではなく)に陣取ってください。 
先程のマップにも記載した点線エリア=道路中央のスペースは 
警備員と報道陣と緊急車両通行用スペースだと思っていたのですが、
STREET GUESTというバッジをつけた一般人が
POLICEにつれられて写メバシャバシャ撮りながら歩いていきます。 
そういうチケットもあるのかもですね。 

すると
 

IMG_4746.jpg
 

突如パンダを被りまくった集団の登場です。 
 あ、中国の方々のようですね。竜も一緒です。
 

IMG_4748.jpg

 
ペットみたいな書き方しましたがそのくらいナチュラルで唐突でした。 


時刻17:00 
全体14時間のうち、ようやく半分まできました。 

去年も配布されていたと思われる、ハットが配られる。
Planet fitnessというジムがスポンサードしている。 
いくら掛かるんだろうこれ、、、。
 

IMG_4771.jpg

 

みんな被るから景色がちらつきます。
 

IMG_4776.jpg


 

時刻18:00 
唐突にイベントっぽくなってきます。
 

IMG_4750.jpg
 

ディスプレイに「6 hours to go」の文字。
 (この先すべての東芝ディスプレイ写真が他のディスプレイの光に負けまくってまったく見づらくなってます) 

ボールドロップの登場に始まり、 
ステージでの開会宣言的なもの、 
ライブステージではライブが始まります。
 

IMG_4751.jpg 

IMG_4759.jpg 

IMG_4760.jpg 

IMG_4761.jpg


 


ボールドロップ登場! 

これを見ているあなた様も、 
会場にいるみんなも、こう思ったことでしょう。 

ん? どこ? 
と。

東芝ディスプレイも、ボールドロップも、 
もうちょっとですね、インパクトというものをですね



司会ステージは私の目の前(真横)にあるのですが、 
一方でライブステージはもうちょっと後方にあります。ユニクロの前辺りです。
 
ライブ見たい人はそっちの方が良かったのではと思います。 
私たちは全く見れませんでした。
※東芝ディスプレイでのスクリーン投影で閲覧です 

ただこのライブ、
1アーティストが2.3曲歌うと一旦終わり、15分くらい空白の時間になります。 
これがつらい!
※たまにBGM流れたりします。 

開会宣言では突如コマーシャルが流れます。
雄大な自然と美しい夜景と荘厳な寺と、、、パンダ。
 

重慶へようこそ!
って

中国は重慶市がメインスポンサー?のようです。 

なんと、あえてこのタイムズスクエアカウントダウンの枠を買いましたか。
 
米中関係微妙なところによく放り込みましたね。 
あ、でもタイムズスクエアカウントダウンは旅行客ばっかと考えると賢いかも。 
広告代理店はやっぱりWPPとかオムニコムとかなんでしょうか。

あ、先程の竜はこの開会宣言のステージで舞を踊ってました。 
STREET GUESTどころかSPONSER GUESTじゃないの。 
もっと丁重に扱いなさいな。 


時刻19:00

IMG_4768.jpg
 

ステージに司会者と二人の男女が登場し、唐突にプロポーズ。 
相手はYESといってハグして拍手喝采してパパっと終了。 
という寸劇が22時の回かなんかとで、二回ありました。 

すみません寸劇だなんて言い方があれですが、 
ほんとにみんな気づいてないくらいあっさりしているのです。
 
もっとコンテンツとしてしっかり組み上げてあげないとアベックが可哀想です。 



時刻20:00 
ロンドンHappy new yearです!
 

IMG_4778.jpg

 

並び始めて10時間が経過しています。 
感慨深い。。 

そしていよいよ寒さが激しくなってきます。 
10分に一度、膝を上げておきます。 
一回15分くらいそうしてなかったら膝が動かなくなっててビビりました。 
もう生死の境目です。
 



IMG_4786.jpg
 

望遠効かせ過ぎてブレブレですが有名な人だそうです。 
曲も名前もわからない。

私の目の前を通っていき、欧米人大興奮、日本人大沈黙でした。 
後日調査によるとAndra Dayさんでした。
みなさんご存じです??

 

そして続いて
 

IMG_4801.jpg 

IMG_4808.jpg
 

Andy Grammerさんご登場! 
曲はこれ。 これは知ってる人も多いのでは。





時刻


21:00 
リオデジャネイロHappy new yearです
 

IMG_4826.jpg

 

いきなり目の前でどっかのTVの生放送が始まりました。
 

IMG_4822.jpg 

IMG_4821.jpg
 

このピンクの女が一般客にインタビューしていきます。 
ここでもはや人間の形相ではなかった私は 
インタビューをスキップされ代わりにホッカイロをいただきました。ホクホク。 


時刻22:00 
ブエノスアイレスHappy New Yearです。 

Lauren Alainaが登場です。 

IMG_4827.jpg
 
この曲を歌ってました。

 

 



時刻23:00 
今回は動画にしてみました。 
毎回こんな感じで、一時間に一回だけ一体感がでます。
 ※途中動画が急にタテヨコ回転しますのでご容赦ください。 

 


前の女の子とか地べたに座り込んで固まったまま2時間経過してますが、 
冷凍されてませんでしょうか。連れの子がいるので大丈夫だとは思いますが。。 

さあ、ついにあと1時間、、、、!

急にライブステージがノンストップになります。 
なんだか回りの人達も奇声を上げだします。


 

空に紙ふぶきが舞い始めます。

この総量が凄い。
強風もあいまってものすごい勢いで一面を埋め尽くします。 
スカイフィッシュのようです。あ、すみません。



 


続いて空に紙テープがぶちまかれます。
 
神経イカれている私には、顕微鏡で覗いたときのアレが重なりました。
アレとはなにかは明言しませんが。 

ここで一旦自撮り棒でお高いところから周囲を盗撮です。
 

201906050913221de.jpeg

 
昂ってる人、目が死んでる人、地べたで凍ってる人、それぞれです。 

所々人の顔が途切れているのが地べた沈没箇所です。 

BGMにEDMが突如かまされはじめます。 
これまで重たい顔していた警官たちがテンション昂りだし、
観客と一緒に拳をあげ、踊り出します。 

この瞬間、私もとても昂りました。
 

人種のるつぼのNY。 
そのNY市警も世界中の人種が顔を並べています。 
屈強な黒人POLICEと、
シュッとしたアジアンPOLICEが
一緒になって拳を上げている姿がそこにはありました。 

 あと30分、、、!
 

20190605091326b63.jpeg

 

ちなみにこの写真は光が飛んでますが、 
左前方にこのような「あと●時間●分!」のようなディスプレイがあり、
これが心の慰めどころになっています。 

ここで私、息を吸うと脇腹がキリキリ痛み始めます。 
でもそんなのもはやどうでもです。
 



IMG_4862.jpg
 

急に自動小銃を抱えた警官が大量に出現します。 
 ちょっとちょっと、ドキハラじゃないですか。
 

そういえば私もこのカウントダウンはテロの標的として恰好ではないかと
一時期、
気を揉んでいたのです。 

ただそれもあと30分、
なんとかなるなる、
とイカれた神経はそう判断しました。
 



IMG_4868.jpg
 

あと15分! 
でいきなりマライア登場です! 
これはここまでアゲアゲの外国人もポカーンの日本人も大狂乱です。 

そして歌った曲はバラードです。 
あ、あの姫、もうちょっとこう、ね。 





そして。





 

唐突に恐縮なのですが、
本当にそう思ったので以下の通り書きます。 


あと1分、からの60秒は、とても不思議な60秒でした。
 

これまで14時間ものあいだ極限の極寒を乗りきったという感慨深さと、 
14時間なにがあったか思い出せずあっという間だったというようにも感じられる不思議な感覚と、 
周囲から聞こえてくる日本語の歓声、涙声、叫声、 
自分の中に流れ込んでくる光や音と強烈な寒さとそれに対する自分の想いがこんがらがり、 
そのこんがらがりが永遠のような時間に思えて、、とふと上空を見ると 
残り15秒という事実を飲み込めず唖然として声も出せないまま 

10
9
8
7
 6
5
4
3
2
1


・ 





あっという間でした。 




本当にあっという間でした。 


本当にあっという間に、

14時間の極寒サバイバルは終わり、 
まばゆいばかりの光と歓声があがり周囲は人々の笑顔で溢れていました。 

老若男女、
英語、スペイン語、中国語、日本語、
タイ語と思われる言葉、イタリア語と思われる言葉、よく知らない言葉、が混じり合い、 
なにものでもない、ただひとえに人々の大きな歓声となって、
花火とともにタイムズスクエアを大きく揺らしていました。
 


IMG_4882.jpg 




うまく言葉にはできないですが、 
うまく言葉にできないからこそ、価値があるのだと思ってます。 


強いていうならば、 
人間って、
国籍も言葉も体格も性格も一人ひとりがみんなバラバラなのに、 
こんなに一つのことに一緒に夢中になれるんだってことを体感した次第です。 

そして、そんなこと当たり前じゃないの、って以前の自分も思っていましたが、 
その場にいたことで、
それって具体的にどういうことなのか、

五感で知ることができました。 

もっともっと、そういう経験をしたい、といまは心底思っています。 


 ・・・・が、
この代償は大きい


終演後、みんな一目散に会場から逃げ出します。 
気温は氷点下-12度です。強風につき体感温度はもっと低いでしょう。
 

IMG_4886.jpg


 

私は足だけではなく手もやってしまったようです。 

最後の4分動画の撮影で、昇天しました。
 
しかもiPhoneは長い間極度の低温にさらすとバグるようで、
あの動画が突如終了したのは
iPhoneが強制終了したからです。 

そして足ですが、足はその感覚がなく、靴が履けません。
 
つまさきがパンパンに腫れてしまい右の靴に足が入らず、 
サンダルのようにつっかけて歩くしかありません。 

タイムズスクエアの舞台は閉鎖されているので、 
脇道から8Aveに抜けていくのですが、 
途中で靴を履いていないことにも気づきませんでした。 

感覚的には足の裏は岩みたいな感じになっていて、 
靴を履いてても履いてなくても、地面に足をつくと大地にゴツっと当たる感じなのです。 

※靴は会場近くに転がっていました。無事GET。 

そのまま秒速15センチメートルくらいでバスターミナルへ命からがらたどり着き、 
バスに倒れ込み、 
ホテルまで倒れ込んだ次第です。 


さあ、誰も行きたがらないと思いますが、いかがでしょうか。 
でも大丈夫です。

ホッカイロさえあれば大丈夫なんです。 
 私はいつか再チャレンジしたいと思います。 

あ、観客ではなくホッカイロ売りとして。 


日商200万(1000円×4個(両手両足)×500名=200万)は手堅いと思っています。 



ということで、
唐突にこの日記を締めくくります。
 

2018年もどうぞよろしくお願いいたします。 



 ―――――――――――――――――――――――― 
■徘徊メモ ニューヨークタイムズスクエア カウントダウン編

<マップ> 

IMG_4636_タイムズスクエア図 
※一般観覧エリアは南側からは入れない。42stラインで閉鎖されている。
  
上記マップ上の★が一般観覧エリア(最前部)の入り口。セキュリティチェックあり。
  
ここまでは7th aveが閉鎖されているので6th aveか8th aveからアプローチする。 
※公式サイトに諸々情報あり。当日参加アーティストの情報もあり。 
 https://www.timessquarenyc.org/times-square-new-years-eve/nye-live-webcast 

<持ち物> 
上 
・ユニクロ エアリズムTシャツ 
・ユニクロ ヒートテック 長袖 
・ユニクロ ヒートテック 長袖二枚目 
・ユニクロ トレーナー 長袖 
・ユニクロ ヒートテック フリース 
・ユニクロ ウルトラライトダウン 
 下 
・紙おむつ 
・ユニクロ ヒートテック パンツ
・ユニクロ ヒートテック タイツ 
・ユニクロ ヒートテック タイツ二枚目 
・ユニクロ ヒートテック 股引 
・H&M ストレッチブラックデニム 
・H&M ストレッチブラックデニム二枚目 
 他 
・腰巻バッグ  ※ビニール袋に入れて持ち込めるので、腰巻きバッグである必要はなかった。     
 下痢止め
  痛み止め 
  モバイルバッテリー (寒さでスマホ充電落ちるので複数所持を推奨)
  充電ケーブル 
  おやつ  スニッカーズとラムネ二箱
 
・ユニクロ ヒートテック 手袋 薄手 
・ユニクロ ヒートテック 手袋 厚め
 
・ユニクロ ヒートテック 靴下 
・ユニクロ ヒートテック 靴下二枚目 
・ユニクロ サーマルソックス 
・ニット帽
・耳当て 
・マフラー 
・自撮り棒(人混みを切り抜けて高いところから撮影できる) 
・簡易イス(地べたは凍っているので座れない) 
  
※あったほうがよかったもの
 
・ホッカイロ 両手両足用×14時間分
 
・毛布(服以外の防寒アイテムとして)
 
・靴)メッシュシューズなんかではなく、風を受け付けない厚手の靴)
 
・UNO(で周囲の人を巻き込んで大盛り上がりしている一角がありました。そういうモチベがある人は。)
 
・wifi 私のいたところはPubricWifi飛んでいませんでした。)

※あっても意味のないもの
・電子書籍(寒さでバッテリーすぐ落ちる)
・本(寒さで手袋外せない)

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MAEDAKプロフィール

Maedak

Author:Maedak
ろくに英語もできないまま地球を東方面へ徘徊しはじめた158cmです。
なにを目指したブログかいまいち模索中ですが、関係各位への生存報告を兼ねて日々更新していきます。記事中の情報はあくまで英語力不十分な私が個人的に体験した限りのことを記載しているまでですので、あくまでご参考程度によろしくお願いいたします。

★2019年5月に無事帰国しました!
 これまで応援いただいた皆々様本当にありがとうございました。
 お陰様でこのブログは2018年11月頃よりブログ村世界一周カテゴリで
 しばらくの間、1位をいただくことができました。
 このブログは記念に残しておきますのでどうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
 また皆さまが旅に出れる日が来ることを心から願っております。


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