#219 ラクダで砂漠へ。inインド(5) 2018.7.20
- 2018/07/22
- 08:00
本日はクーリ村という場所へバスで向かい、日本人御用達のゲストハウスにて、砂漠ワンナイツアーに参加してきまっす。
このジャイサルメールからもわんさかキャメルツアーが出ているのですが、クーリ村のアルジュンゲストハウスと言うところはジャイサルメール価格の1/3-1-4ほどの価格で行けるらしいのです。
とは言えジャイサルメール価格も2000-3000円なので全く問題ないのですが、
ガイドブックによるところの
『アルジュンゲストハウスへの行き方=
「クーリ村でバスを降りて宿オーナーのアルジュンさんを見つける」』と言うのが大変に楽しそうなので、もはやそれだけのために思い切ってクーリ村まで出向きたいと思います。
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▼徘徊メモ
・行き先:ジャイサルメール→クーリ村
・手段:路線バス?
・料金:40ルピー≒64円
・時間:1時間ちょい
バス乗り場 @Maps.me
(数々のブロガーさんが示してた場所では無かったです。変わったのかな。)
↓移動図
↓クーリ村地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
・オレンジ:ジャイサルメールからのバス発着所
・青:アルジュンゲストハウス
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ジャイサルメール宿の朝。
宿の前は牛だらけ。
昨夜はこの砂漠では非常に珍しい雷雨でした。
カミナリってこんなに光るんだっけというくらいバシバシ夜空が点滅。
そんな雷雨も一夜で終わり、本日は快晴です。
クーリ村行きのバスは朝10:00発ということで、宿を9:00チェックアウトし、事前に調べていた場所へ。
が、それっぽい場所がないので近くのインド人に聞いてみると、あっちあっち、と。
為念で50m毎にインド人に確認しながら進みます。一応みんな言うこと同じなのでこれは確度高そうです。
結果、冒頭の地図の通りですが、
こんな感じでした。
Maps.me派の方はBus to Khuriで検索すれば一発かと。
こんな道を進み、
右手にバナナとか売ってるお店が数件あります。
みんな優しく色々教えてくれるのできっと大丈夫でしょう。
勇気を出してバナナ購入。
うん、美味いです。
日本のバナナほどではないですが、北米南米で食べたのよりは甘いです。
バス。9:45くらいに来ました。
料金は乗車中に徴収されました。
40ルピー≒64円。
バスは荒野を走り抜け、
と言う写真を撮る前に、
我々バスの車中ずっと爆睡しておりふとバスが止まったのでキョトンとしていると、バスの中にひょっこり現れた男が私たちを見るなり「コニチワー!」とアルジュン・ゲストハウスの名刺を差し出して来ました。
この人。
アルジュンさんの息子と思われます。
私と同い年の34歳。
彼のおかげで今ここが降車すべきクーリ村であることを認識できました。感謝。
ただこちらからアルジュンさんをWanted!ノリで見つけ出すべくアルジュンさんの顔写真のキャプチャまで抑えていたのですが、こうも向こうから攻め込まれたら我々のハイライトここで終了ではありませんか。しかもアルジュンさんご当人ではなく息子さんとは。
ほんとによく見てください。
ほんとに天使たちです。
この子たちはなぜこうも120点満点の決めポーズが取れるのでしょうか。
屋根上に上がれます。
アルジュンさんの孫がチャイを振る舞ってくれました。
もう大家族です。
さて。
アルジュンさんが直々にキャメル(ラクダ)サファリ(ツアー)について説明してくれます。
ラクダに乗って砂漠で一泊してサンセット&サンライズを堪能する定番コースが700ルピー(一ヶ月前は600ルピーだったようなので値上がってますね)、
ただし昨夜は大雨で、今日も雨かもしれなから、サンセットだけ見て帰ってきてこの宿で寝て朝日はここから見ることもできる(これも700ルピー)、
そして奥の手プランとしてひとまずラクダで砂漠に行き、もし雨が降ったらジープでお迎え&宿へ避難、と言う手は+1000ルピー。
今は雨季ですが、まさかこの砂漠のど真ん中でも雨が降るんですね。
そんなこんなでややこしくなりましたが、折角なので三番目の、ラクダで砂漠まで行ってサンセットサンライズ共にチャレンジし、雨降ってきたらジープで避難、のコースにしました。
からのお昼ご飯。
これは宿泊+キャメルツアー料金に含まれず別途100ルピー。
(あれ?さっき朝昼夜ご飯(日本語)と言ってなかったかな)
カレーが予想外のサラサラ+カレーの味はちょっとだけでどちらかと言うとサワーなスープ。これだけだとちょっと厳しかったかですが、この飴色のタマネギがめちゃくそ美味く、これを軸にご飯やチャパティ(この薄いナンみたいなやつ)を頂きます。
これまで宿レストランにばっか甘んじて来たのでちょっとずつ家庭料理に順応せねば。
仙人(姉)は普段から霞しか召し上がらないためか、
まだまだインディア料理に馴染めていないようです。
結果私が大半を平らげる。
痩せれない。
ツアーは16:30発ということで、、、
とりあえず、寝る。
気がつくと部屋の外でさっきの子ヤギが姉のスニーカーをついばんでました。気をつけろ、それは仙人の靴だぞ。お前、霞にされるぞ。
違和感のある字面ですね、「仙人の靴」て。
16:30、出発です。
ラクダすでにスタンバイDone。
私のラクダを引くのはまだ齢15歳のムーニャ君。
可愛い名前ですが、ビビるくらい美形のハンサムボーイです。もはや少女マンガに出てきそうなレベル。将来大有望。
こちらはムーニャ君をリードするサルースさん。ムーニャ君の父かと思いきや26歳でした。歳下。。
しばし街中をテクテクして行きます。
街の片隅に唐突なトゥワレットゥ。
井戸が見えてきました。
サルース曰く、ここの井戸の水は抜群に美味いんだそうです。
まあ当然なのですが、ガチで深いです。
ふと気付いたのですが、女性たちの足元がめっちゃオシャレ。てかサリー纏う人たちみんなアクセサリーから足先まで超洒落乙です。
そして皆平然と頭に甕を乗せて帰路につく。
大変に美しい光景です。
どうです?
クッソ美形じゃないですか?
彼は終始「日本に帰ったら僕のことを宣伝してね!!」と言っていたので、切り口は彼のイケメンフェイス推しで行きたいと思います。
この美フェイスとまだまだ少年の心を併せ持つムーニャ君とラクダの上でひとときを過ごしたい女性陣はぜひアルジュンさんに彼をご指名ください。
彼は「来年も来てね!ジャパニーズジャケットを着てみたいなぁ!」と15歳らしい巧みなおねだりが出来る子です。是非手土産にメードインジャパンのジャケットを。
ところでこの後なんどもサルースがこの井戸で汲んだ水を掲げては「美味いよ!飲むかい?」と聞いてくるのですが、ごめんなさい。気持ちだけで。我々まだそんな免疫を持ち合わせておらずでして。
ラクダと遊ぶ。
大自然の中を突き進みます。
生あれば死あり。
あたりはすごい臭いでした。これが死の匂い、、ですね。
ここが本日のキャンピングスポット。
アルジュンさんが「キャンピングスポット」と言う言葉を用いたのでさぞかしキャンピングかと思いきや
簡易ベッドの残骸みたいのがごろっとしてるだけでした。
こんな地図見せられてもあれだと思いますが、記念に。
まさかのいまこのタイミングでお世話になった前職の先輩の送別会が実行されていると言うので私なりに送別の言葉を即席で。
※24時間365日元住吉で飲み会している先輩です。
とうとう日本との時差は3時間にまで縮まっております。
日本が近づいていることを実感します。
そういえば我々のラクダどこ行ったんだろうと思ったら、
砂丘の裏側の草原に放たれてました。これ大丈夫ですか。
一応ラクダたちの前足はロープで結わえてあるのでそんな遠くには行けなそうですが。
ラクダたちは幸せそうにもっしゃもっしゃやってました。
まあいつでも幸せそうなのですが。
仙人発見。
砂丘の上の茂みでメディテーションなさっていました。
不可侵。
徐々に夕暮れ。
360°景色。動画の後半でサルース爆睡してたり、ムーニャ君がケータイで楽しそうにキャッキャしてたり。みんなそれぞれ。
歩いた軌跡。
美しき砂紋。
ムーニャ ※携帯ゲームに夢中
サルース「ケイ!水飲むかい?」
だからいいって!
理由は言いづらいけど無理なんだって!!
タイムラプス。
うっかり私や虫がフェイドインします。
ステキなひと時でした。
ここでキャンプ(仮)に援軍登場。
アルジュン氏の息子(と思われる34歳)です。
ディナーの食材を持ってきたようです。
、、、あ、食材、持ってきてなかったんですね。
そしてこちらも。
Beer!!!
私がアルジュンさんに、酒は好きかと聞かれイエスと答えたらこうなりました。
もちろんビールは高級品でして別途200ルピー支払ってます。
アルジュン息子「じゃあ夕食は10分後だ、ちょっと待ってろな!」と景気良く宣言。
、、、談笑開始。
これが夕食準備の一環なのでしょうか。
我々が気付いてないだけでこれはヒンディー語による食前の儀式なのかもしれません。
火起こしなどもあると思うので、私はまたしばしブラブラ。
被写体がどんなに残念でも、大変絵になる。
やらんのかいー!
アルジュン息子(奥)に至っては寝っ転がってますからね。
そして、まさかのアルジュン息子、帰宅。
インドだな。
もう辺りが薄暗くなってきた頃、サルースが「ディナーにする?」
お前はさっき何を聞いてたんだ。
無邪気に準備を始めるサルース。
サルース「水飲む?」
お黙り!
そしてディナーは3分でサーブされました。
火起こしとか、、、無いんですね。。
お櫃から米よそって、チャパティ置いて、タッパからカレーぶっ掛けて完成なんですね。
そりゃ、のんびり談笑も出来ますね。
甚だに面白おかしいのでもうなんでも良いです。
あれ、そういやこのカレー、
ひとまずめっちゃ美味いんですけど、どこの水で作ったんでしょう。
※落語「家見舞」状態です。
周囲はすっかり暗くなりました。
Slow shutterアプリでなんとなく撮ってみる。
砂丘
飯を食うサルースとムーニャ。
月。
さてここでサルースが、ラクダを探しに行こう、と言い出します。
どう言うことでしょうか。探しに行かなきゃいけない前提で野に放ってたのでしょうか。
それともこれも本ツアーのアクティビティ?
ひとまずついていく。
ちなみにラクダの名前ですが、サルースが乗るラクダはキャプテン、ムーニャが乗るラクダはシヴァだそうです。
この超美形少年ムーニャが駆るラクダが破壊神と同じ名のシヴァだとは。もはや腐女子メロメロじゃ無いですか。
と思ったらまだムーニャは一人前ではなく自分のラクダは無いようで、このシヴァはアルジュンさんの所有なんだそうです。
さすがアルジュンさん。最初はとてもいいおじいさんだと思っていましたが、冷静に考えるとアルジュンゲストハウスに旅行客を呼び寄せ、旅行客からキャメルサファリニーズを引き出してはラクダ乗りたちに仕事を割り振るクーリ村の元締めなわけです。
サルースもムーニャも「アルジュンさんにサルースとムーニャはとても良かったって言ってくれ!」と言ってました。
えっとなんでしたっけ。
あ、ラクダ探しです。
ラクダは鈴をつけているので、近くにいたらカランカランが聞こえてくるはずなのですが、ぜんぜん聞こえてきません。
結構遠くまで行ってしまったようです。
歩くこと15分ぐらい。
ようやくカランカラン聞こえてきました。
我々が歩いている砂丘の下にいるようです。
サルースもムーニャもちょっと怒ってる感じ。
ちょっと待ってて、
とだけ言い残して二人は丘を下りていき、丘の向こうから「ぐふぅ」「ばふぅ」とラクダの漏らすうめき声(ラクダの鳴き声がそもそもこんな感じなのですが、どうしてもうめき声に聞こえる)が聞こえてきました。
どんまいシヴァくん。
ひっ捕らえたラクダ両名をキャンプ近くまで引き寄せ、そろそろお休みタイムです。
簡易ベッドの上に布団を敷いた寝床の上に大の字になり、夜空タイムです。
あいにくの曇り空で星空は見えませんが、当初は大雨の可能性もあったわけで、雨が降らずに寝床に入れただけでこれ幸いです。
ーーーーーー
夜3:00頃でしょうか。
ふと目が醒めるとそこは驚くほどの満天の星空でした。
これです、これが見たかったんですよね。
満天の星空はこれまでも何度かあったのですが、
こんな風に寝っ転がって見れるような環境じゃなかったのです。
そこは足元ビッシャビシャのウユニ塩湖だったり、
氷点下ー25度のフィンランドだったり。
なのでようやくです。
星空とゆっくりじっくり時間を過ごせるのは。
まあiPhoneじゃ撮影は無理なんですけどね。
このクーリ村でムーニャ君を指名してあげてください。
本日はここまで。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ダンニャバード(ヒンディー語でありがとう)でした。
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