#223 タージマハルが想像以上に美しい件。inインド(9) 201.7.24
- 2018/07/26
- 08:00
凄い良いタイミングでリマインドしてくれてありがとうございます。
ただここインドのカレーは「インドのカレー」であって日本のカレーとは異なります。
早く日本でカレーの飲み会したいです。
ちなみに「カレーは飲み物」とはカレー屋の名前です。
池袋店の黒カレーが私は好きです。
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▼徘徊メモ
・行き先:デリー→アーグラ
・手段:列車 スリーパークラス
・料金:240ルピー≒384円
・時間:3時間 21:10発、23:45着 ※まさかの定刻通り
↓移動図
↓アグラ地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
・青:宿 SANIYA PALACE エアコン付ツイン一泊1230ルピー
・上の赤:タージマハル
・左の赤:アグラ城
・上のオレンジ:ヤムナー河対岸の庭園
※リキシャプライス(以下は言い値)
・アグラ カント駅→タージマハル 昼100ルピー、夜150ルピー
・アグラ カント駅→アグラ城 80ルピー
・アグラ城→ヤムナー河対岸の庭園→タージマハル 250ルピー
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昨夜遅くにアーグラinした我等。
本日は朝5:00起床です。
何故かって。
朝陽マハルを拝むためです。
良いですね良いですね、狙い通りです。
ちょっと距離はありますが、十分にその迫力は感じられます。
そこらじゅうの家屋の屋上でインド人が転がってます。
もうどこにでもいるんだな、お前ら。
そこに姉がバナナ持って参上。
朝ごはんだそうです。
なにこれ。アグラってこんなに猿いるの!?
ジブラルタルで猿に襲撃された私は猿恐怖症です。姉にバナナを早よ食うべしと具申。
結果、
食べきれないと判断した姉はバナナを放り投げました。
すぐさま食いつく猿たち。
そして増殖。
なおこのテラスはレストランも兼ねており、すでに宿のインド人が仕込みを始めてました。
そこには当然おこぼれ狙いの猿が数匹やってくるのですが、インド人は謎の棍棒で猿を追い払ってました。
インド人vs猿。
そんな喧騒をさておき、タージマハルが朝日を浴びるインド・アグラの7月23日です。
タージマハルの夜明けタイムラプス。
朝日。
その後このインド人が、タージマハルは夜明けからオープンだよ!
涼しいうちにいかないとヤバイよ!
と急かすので、すごすごとタージマハルヘ。
宿から徒歩5分ちょいでした。
本日の家鶏。
チケット売り場はすぐ近くの別の建物。
1000ルピー。
タージマハルの図。
見るからに南から入りそうなもんですが、エントランスは東口だそうです。
入場門を通りちょっと進むと、
見えてきました。
メインゲートです。
もうこの時点で雰囲気抜群。
だそうです。
もちろん私も解読する体力ないので以下Wikipedia先生よりコメント。
タージ・マハルとは、インド北部アーグラにある、ムガル帝国第五皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムスターズ・マハルのため建設した総大理石の墓廟。
そうなんです。
タージマハルって、お墓、なんです。
モスクとか宮殿とかじゃないですからね。
ただのお墓なのです。
そう思って以下、タージマハルをご覧あそばせくださんし。
それではタージマハルヘいざ進まん。
タージマh\フォト!ヤスイ!ナンデヤネン!/
っるせぇなお前ら!!
タージマハル真正面のこの写真スポットはインド人カメラ小僧のフォト営業がハンパないです。昨日の日記の通り、決して強引ではないですがその分小賢しい日本語で口数多くわーきゃー言ってるので気が散ります。
ひとまず人混みの隙間からタージマハル様ナマステです。
う、、、うつくしゅう。。。
ただしちょっとでも気を抜くとカメラポジションは奪われます。
そうしてるうちに、
この人混みがこのカメラ小僧たちに身銭を投じて撮影している一行であることが分かってきました。
このカメラ小僧たちがグイグイ観光客を退かしてシャッターを切るのです。
なるほど、
であれば折角なので、とカメラ小僧にハウマッチ?と声を掛ける。
「100ルピー!」
おお、意外と安いな。
お願いしてみることにしました。
、、、これがなかなかの苦行でした。
と言うのがこの大勢の観光客の前で、このインド小僧の大声での指示を受けて構図とポーズを強制されると言うのが大変に苦行です。
大勢のインド人の前で珍しい東洋人があれこれポーズを取らされるだけでインド人の好奇の目線を浴びるわけですが、
さらにカメラ小僧含め我々をカップルだと勘違いしラブラブポーズを取らせようとするのをいちいちこちらがブラザーシスターと説明しては嘘だ嘘だと騒がれああもう日記書いててても忌々しい。
結果、60枚くらい写真を撮られ、最終的に「一枚100ルピーだから6000ルピーだよ」と衝撃宣言してきたので思わずこのタージマハルにこいつも埋葬してしまいそうになりました。
(ただ今料金面について交渉中)
(ただ今料金面について交渉中)
(ただ今料金面について交渉中)
結果、
姉の要望もあり20枚だけ選ばせてもらうこととし、画像はデータで提供してもらうことに。
20枚だなんてマジで譲歩しすぎだと思うのですが。姉よ。
そしてここからが難儀でした。
データの受け渡しはアンドロイド携帯でMicroUSBでのやり取りとなるとのことですが、姉のアンドロイド携帯ではデータが読み取れず、
じゃあXender(ファイル転送アプリ)を使おうとなったのですが当然ダウンロードしてなく、
じゃあインストールしようとなるも当然wifiがなく、
じゃあカメラ小僧のアンドロイド携帯でデザリングしてダウンロードしようとなりダウンロードまでは行ったもののアプリが日本語でカメラ小僧の手に負えず。
気まずい時間。
カメラ小僧も早く次の仕事に行きたいのでしょう。超テンパってます。
彼の苦渋の提案であるCDに焼くから後で渡すよ!も我々パソコンないから取り込めず。
最終的に「ちょっと上手いやり方を考えさせて」と彼の宿題になりました。
帰るときにタージマハルの入り口でカメラ撮ってるからまた声をかけてとのこと。
彼がiPhoneだったらAir dropで一発共有できたのに。てかiPhoneしかない人もいるでしょうになんて手際の悪い。
ということでタージマハルのカメラ小僧は他の観光客を退けて写真を撮るにはいいのですが撮る写真は数枚にしといたほうが良いですよ、というご紹介でした。
さ、気を取り直して、マハルさんのほう、やらしてもらいましょうか。
先ほどよりもうちょっと近づきまして、改めてこちら、タージマハルさんでございます。
美しい。
素晴らしい。
これが「お墓」なんですもんね。
タージマハルは何が美しいって、
ひとりの王妃のお墓のためにこんなバカでかい庭園を整備してそこにポツンとこの白亜の建築を添えたこの様式美だと私、ここに来て思いました。
建物自体はイスラム世界によくある感じですし珍しくもなんともないと言えば無いのです。
それでも溜息ついて半口開けてヨダレたらしてしまうのは、そう言うことではなかろうかと。
ちなみにインドはヒンドゥー教国ですが、当時のムガル帝国は中央アジアに由来するイスラム国家でした。なのでモスクっぽい外観をしています。
ちなみに最初二枚の写真撮った場所はこんな感じ。
和やかながらポジショニング戦争となっている現場の空気をお感じ頂けるかと。
ただ単にのっぺり白いわけではなく、レリーフで埋め尽くされてます。このディティールへの溢れんばかりの手の入れっぷり、インドを感じます。
裏手にはヤムナー河。
雄大な時間が流れています。
タージマハルの中に入れるようです。
内部は例のごとく撮影禁止なので写真はありません。
ただ仙人みたいな人がフニャフニャ言いながら5秒遅れくらいで監視してたので実質撮り放題のようなものなのですが。
内部はドームの内側そのままに広大な空間になっており、中心に墓標。。。ですかね、適切な言葉がわかりませんが、が置かれておりました。
そこをグルッと回る順路なのですがみんな大きなドーム屋根を見上げてキャッキャしながら歩いており誰一人中心の王妃のお墓に想いを馳せてはおりませんでした。
なおこのタージマハル造営を命じられた工匠は密かに王妃のことを慕っていたらしく(とシャー・ジャハーンが認識し)、シャー・ジャハーンが褒美を取らせようと彼を宮殿に呼びつけ、「これが褒美だ」と剣でその両腕を切り落としたそうです。
何しとんねん。
さて、かなり日差しが強くなってきたのと、園内はペットボトル持ち込み禁止による姉がまさかの脱水症状気味なので、もう帰ることとにします。
姉だけ先に宿に戻り、私は先ほどのカメラ小僧を捕まえます。
カメラ小僧のソリューションはまさかの「仲間にやってもらう」でした。
大勢のインド人カメラ小僧の取り巻きが現れ、姉のアンドロイド携帯をいじりながらああでもないこうでもないやってます。
こんな大勢集まって結局「色々いじってみる」という。インドらしいですね。
最終的に、私はiPhoneSIMカードがあるので、それでXenderをインストールし、QRコード読み取りで端末同士を同期し、写真を転送してもらいました。
その作業をやったのが「我々が20枚チョイスする」ことを知らない彼の仲間だったので、結果60枚全て転送されてきました。
カメラ小僧はその事実に気づかず満面の笑みで「お待たせ!」と言ってますが、もはや私は20枚でも60枚でもどっちでもいいので、大して嬉しくもなく、その場を去ったのでした。
ただ、やはりガチカメラで撮ってますからね、写真はめっちゃ綺麗ですよ!
大変心苦しいことに我ら兄弟がその美しさを邪魔してしまっているので以下二枚だけ。
帰り道にお土産屋に立ち寄り。
過去例を見ないぐらいアグレッシブに客引きされました。
タージマハルお土産はタージマハルと同様に大理石を使ったイスラミックタイルやお皿、マグカップなどが売られてました。
結構綺麗ですが、大理石ですからね。激重。
その後は昼寝の後、
宿のテラスレストランで昼飯。
チキンなんたらと言うのをチョイスしたらやっぱりカレーでした。
うん、やはり高いだけあって美味い。
ただ名前を忘れた。。こういう綺麗なカレーを食べながらカレーの種類を覚えていきどっかで屋台飯デビューしようと思っているのですが、勿体無いことをしました。
アグラ カント駅に来ましたよ。
列車チケット買いに来ました。
頑張ればネット予約出来るんですけどやり方覚えるのが面倒で。
Reservation centerはアグラ カント駅を正面に見て左にありました。
アグラ カント駅を正面に右側の建物にも「Booking counter」みたいな掲示がありましたがそっちは低等級車両のみしか扱ってなく、「狭くて臭いからやめときな」と言ってたのはこの駅のSTATION MASTERさんです。
あんたがそれ言っちゃダメでしょ。
Reservation center外国人窓口。
今までで一番スムーズに買えました。
おっちゃんめっちゃいい人。
さらに空席もあったのが幸いです。
行き先詳細は後ほど。
歓びの切符。
さて、今夜の夜行列車でアグラを発つことが急遽決まったので(もともと明日の予定でした)、急いでアグラの他の場所を観に行きます。
入場料500ルピー≒800円です。
正直なかなか高いです。
門を抜けて行き、
面白そうなので観ていると、
インド人、餌をくれました。
もうこれが堪らなくかわゆすん。。
これだけで500ルピーのわだかまりは吹っ飛びました。
こんなに気持ちよくインド人にチップを渡せたのは初めてです。
これで800円かぁと思っていたら、入り口近くにもう一つ建物が。
むしろここが本命でした。
このアグラ城は王妃のためにタージマハルを建てたシャージャハーンが、息子によって幽閉された場所。
シャージャハーン氏はこの窓からタージマハルを日々眺めては王妃のことを想うたのでしょう。
、、、なんて解説を最後に持って来たのは、この景色を見て事前に調べていたそのエピソードを思い出したからです。この景色を見るまでは「地味な城だなー」「リス以外なんかないのかい」とか思いながら歩いていました。控えめに言うと。
なおシャー・ジャハーンを幽閉した息子は三男のアウラングゼーブ氏とやらです。よくある話ですが当時は王位継承争いが熾烈を極めており、このアウラングゼーブは帝位を継承後、兄弟三人を直接間接で殺害して父シャー・ジャハーンをこのアグラ城の塔に幽閉したのだそうです。
そんなアウラングゼーブ氏の肖像画発見。
何という極悪面。
インド生まれのインド育ち、悪そな奴らは大体トモダチっすね。
次の目的地は、ヤムナー河の対岸、タージマハルが遠くから見渡せる庭園です。
アグラ城まで連れて来てくれたリキシャのオッサンがこのまま連れてってくれると言うので任せました。
※アグラ城→ヤムナー河対岸の庭園→タージマハル近くの宿までの周遊で250ルピーでした。
ヤムナー河は橋がかなり遠いところにかかっており、タージマハルから行こうとするとかなり遠回りする形になります。
道中とてもインドらしい車に遭遇。
入場料200ルピー≒320円です。
なのですが、Maps.me見ると
Freeと書かれたタージマハルwatch pointがあるっぽいので行ってみます。
を
ををををを
山羊の大群に遭遇です。
きっとみんな無料でタージマハルをみたいんですね。
謎の像。
えっと、微妙、です。
目の前がヤブすぎてヤムナー河が見えません。
こりゃダメだと思い、リキシャのおっさんに「見学時間30分ね」と言われてるにも関わらず今から庭園に入ることにします。
チケット購入。
この庭園「マターブバーグ(Mehtabh Bagh)」はシャー・ジャハーンが自身の黒大理石の墓廟を作ろうとしたものの、彼自身がくだんのアウラングゼーブ氏により失脚してしまったためいまではその区画だけが残されている場所です。
建築物はほぼありません。所々に基礎っぽいものが残されているのみ。
ただイスラム建築って対称性を大事にするということで、この敷地もタージマハルと南北に対称になっております。
この抜け感!!
アホヅラな本日の野犬が紛れ込んでますけども。
もうちょっと接近。
。。。でもヤムナー河みえないんですね。
ヤムナー河とセットの写真を撮るにはもう少し高さが必要です。
まあ満足です。帰還しましょう。
リキシャのおっさん。
彼とは二回待ち合わせをしたのですが、二回とも彼の顔を忘れており、気安く「やあ!どうだった?」と声を掛けてくるのを危うく無視しかけました。
彼は運転しながら終始、
日本、(グッドのサイン)!
インド、(鼻つまんで臭い、のサイン)!
をしてました。
インド人もこの国を臭いと感じているんですね。
安心しました。
なお彼は「臭い」と「高い」を勘違いしているようで、終始、インド、高い高いと言ってました。
臭い臭いな。いろんな意味で何一つ高くは無いから。
てかあんたちゃんとハンドル握りなさいよ。
ちなみにそう言われてみると、インド人は決してゴミ好きではないと言うのは随所で感じます。
Keep cleanと謳う駅は多いですし、あのデリーのニューバザールでさえも朝は何人か掃除しているインド人を見かけました。
もう近いうちに中国を抜いてGDP世界一になると言われているインド。
その金で思い切って全て更地に
さて、夜行列車の時間です。
23:05発、カジュラホ行きです。
ネオンが七色に光る、夜感が凄い駅です。
駅構内。
INCREDIBLE INDIAですって。
incredible。
凄いワードをチョイスしましたね。
意味1
驚くべき、非常な
→Mr.インクレディブルなんて映画がありましたね、そのインクレディブルです。インド政府?がこの「incredible india」で伝えたかったのはこっちの意味でしょうね。
ただincredibleにはもう一つの意味がありまして、
意味2
信用できない
→100兆パーセントこちらの意味ですよね。
てかインドは英語が公用語なんだからこの意味があることぐらい高官レベルはご存知でしょう。Amazing IndiaなりFantastic Indiaなりほかにチョイスするワードはあったはずです。そこでこのincredibleをチョイスするあたり、これは作為的ですね。
自らの国をincredibleと宣言するインド。可及的速やかに更地に
気になったので調べてみると、これインド政府観光局の標語なんですって。
インド人がインド人ならインド政府もインド政府です。
>安倍首相!!
今すぐこの国を更地にすべく£€$€£€$€
列車、ホームイン。
今回我々はB-2という車両でした。
たまたま近くにあったB-1からは遠く離れてます。
カジュラホは僻地かつ地図で見る限り終点でもはや村なので、この1kmはあるだろう長い車両がホームインできる気がしません。
恐らく、どっかで車両を分離するんだと思います。なのでB等級でもこんなに離れてるんだろなと。
B-2発見。
うむ、こないだ乗った2Aとそんな変わらない。コンセントの数が今回の方が多いがベッドが硬い。
気になって調べてみると、Bという等級はないんですね。
1A:一等=個室
2A:二等=エアコン付二段ベッド
・・・ジャイサルメール→アグラ間で利用
3A:三等=エアコン付三段ベッド
・・・多分今これ
SL:スリーパー=エアコン無し寝台
・・・デリー→アグラで利用
GN:ジェネラル=地獄
・・・未体験ゾーン
こんな感じなんだそうです。
切符買うときに「AC(エアコン付)」とオーダーしたのですが、今度からは等級でオーダーしてみます。
もちろん、2Aをね。
3A車の今回は何らイベントトラブルなく7:20にカジュラホ駅に着きました。
ということで本日はここまで。
明日はこの続きからです。
ダンニャバードでした。
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