#225 エロではない。豊穣だ。inインド(11) 2018.7.26
- 2018/07/28
- 08:00
先日、デリーのショッピングモールで海パンを調達し、パンツ無用のミニマリスト宣言をしましたが、今日気づきました。
これ海パンじゃなかったですね。
私、ただのノーパンです。
つまり、今日はノーパンでエロい遺跡に行きました。
字面だけが一人歩きしそうですが、あくまでも当ブログの品性高潔スタンスは揺るぎない品質水準でお届けしますので悪しからず。
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▼徘徊メモ
・行き先:カジュラホ周辺
・手段:徒歩
・料金:ー
・時間:ー
↓カジュラホ地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
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カジュラホ宿での朝食。
Pulaoというものをオーダーしてみましたところ、
ピラフみたいのが来ました(右)。
パラっとしてて美味です。
Wikipedia先生によると、プラオもビリヤニも炒めご飯的な感じですが、よりヒンドゥースパイス効いてるのがビリヤニっぽい。
そしてこのプラオは西へ広がり、ピラフとなりパエリアとなっていったそうです。ふむふむ。
さて、掲題の通り、本日はカジュラホ西の寺院に参ります。
通称エロ遺跡です。
昨日に引き続きWikipedia先生から抜粋です。
10世紀初頭から12世紀末ごろのチャンディーラー朝時代に85箇所に及ぶ寺院が建設。ミトゥナ像(男女交合のエロティックな彫刻)を含む官能的なレリーフ群も共通してみられ、いずれも豊穣祈願が込められていると考えられている。
分かりやすく「エロ遺跡」などと言いましたが、
あくまでも豊穣祈願だそうです。
せ、先生がそう言ってるんだからね!
チケットは500ルピー≒800円。
東寺院群のヒンドゥー教寺院と異なり有料なだけあってしっかりと庭園が整備されています。
この敷地内には全部で9?の寺院がひしめき合っています。どこがどれだけ豊穣なのかわかりませんが、ひとまず左から順に。
ヒンドゥー教三神の1つ、ヴィシュヌ神の妃の名を冠した寺院ですが、ここはとても小さく、豊穣感はありませんでした。
ワラハ?寺院(VARAHA TEMPLE)。
大きな獅子が祀られてます。
ヴィシュヌ神は色々なものに化身となるだかなんだかとどこかで見た気がするのですが、それかしら。
天井の花のレリーフも素晴らしい。
。。。あれ、もしかしてこの日記にエロを求めてたりしますか?
だから申しているじゃありませんか、当ブログは品性高潔さをウリにしてるんですって。
にしてもいまのところ全然エロく豊穣感はございませんね。
ラクシュマナ寺院(LAKSHMANA TEMPLE)。
そしてようやくの壁中レリーフ大騒ぎな外観です。さっそく参りましょう。
ほ、豊穣。。。
ありましたよ。豊穣祈願です。
えっと、思っていたよりも大豊穣ですね。
参加者様の手足がどこでどうなってるのか解読出来ません。
両脇の両名はこの中心の両名の様子に触発されてアレがアレですね。
、、、なんという大豊穣っぷりなんでしょうか。落ち着いてください。まだ昼ですよ。
こちらでも豊穣大会勃発中です。
どんだけ豊穣を願ってるんでしょうか。
このレベルの豊穣が普通に見えてきます。
もしや、
この東寺院群にもあった、これ。
犬の尻尾を掴んでキャインキャインだと思ってましたがこれはワンちゃんと一緒に大豊穣ってやつでしょうか。大丈夫でしょうか。
こうした交合像をミトゥナ像と言うようです。
そんなミトゥナ像は寺院の壁中にあるものと期待思っていたのですが、どうやら壁の一部のみのようです。
大豊穣大会がおっぱじまります。
もはや豊穣探しです。
。。。あ、
違いますよ、私はこの寺院に美しいレリーフ群を求めに来てるわけであって決してエロ目当てでは無いです。
強いて言うなら「豊穣祈願」です。
もうちょっと言うなら、
「豊穣して欲しい」ではなく
きめ細やかなレリーフには目を奪われますが、、、
ひとまず次の豊穣はどこだ。
Let's 豊穣。
カジュラホ最大の寺院で、シヴァ神を祀った寺院だそうです。
このこんもりした屋根(シカラというそうです)は31mもあるんですって。
さ、豊穣狩りとしけこみましょう。
中国雑技団状態です。
細やかな確認描写は控えますが、
なんかもう突き抜けて逆に清々しいですね。
こちらは一部が欠けてて逆にあれこれ妄想考えさせれます。
キャッキャッって感じでしょうか。
ってこれめっちゃ高いところまで彫り込まれてますね。
。。。と見上げながら後ずさりすると
この柵で命拾いしました。
きっと皆この豊穣っぷりに心奪われより多くの豊穣観察をしようとしてここから滑落したのでしょう。
これは豊穣かな?
この奥の御神体の写真を撮ろうとしたら、その場にいたガイドっぽいおばちゃんが「見せてあげるわッ!」と言って目の前にフレームイン。ちょっと待ってってば。
シヴァリンガというそうです。
シヴァ神の、いわゆる下のシンボルです。
ガイドのおばちゃんに言われるがままにシヴァ神のシンボルに手を添える姉。
テーヴィー・ジャクダンベ寺院(DEVI JAGADAMBI TEMPLE)。
狛犬的な獅子がいましたが、豊穣を醸し出す様相です。
こちらもまずは外周をぐるりと、、!?
これまでの寺院で豊穣祈願像があった場所が、空っぽです。
いくつか豊穣してましたが、なんというんでしょう、
もっとこう、豊穣豊穣してるものをですね。。
。。。あれ。
気がつけば私、豊穣にしか興味無くなってますね。
否定はしません。
寺院内部。
もう豊穣感ないとわかるやスタコラサッサです。
チトラグプタ寺院(CHITRAGUPTA TEMPLE)。
豊穣なし。
はい次!
パールバティー寺院(PARVATI TEMPLE)。
無豊穣、次!
豊穣Wanted!!
ヴィシュワナータ寺院(VISVANTHA TEMPLE)。
入り口は象さんに乗った女性が跡形もなくぶっ壊れてのお出迎えです。
これもなんらかの暗示でしょうか。
豊穣ゲットだぜ!
両脇の両名はちょっと恥じらい系ですね。ジャンルに幅がありますね。
これ足元よく見てください。
女性が男性を支えてませんか。
もうなんかよく分かりませんけども。
ぼ、僕らの豊穣を、、、!!!
象合戦?それともこれもまた豊穣でしょうか。
左から二番目の女性はどういう状態でしょうか。「ヤダー!」とか言いながら指の隙間から覗いちゃうパターンのやーつでしょうか。
もう天晴れとしか言いようがない。
寺院内部。
黒ずんだシヴァリンガ様が立ちはだかっていました。
こちらの入り口にも象さん。
こちらの方は象さんにまたがってどうにかなっちゃってます。
寺院は雄牛、これもヴィシュヌ神の化身か何かでしょうか、が祀られてます。
愛嬌ある顔してます。
天井のレリーフ。
プラタぺシュワラー?寺院(PRATPESHWARA TEMPLE)。
入った直後に寝てた本日の野犬。
嘘です。
ナンディーさん(雄牛)です。
カジュラホ遺跡はそんな感じでした。
なんというか、もっとそこら中一面にエロ豊穣祈願の彫刻が四十八どころか六万五千五百三十五通りくらい広がっているものと期待思っていましたが、希少価値と言いますか、あの錚々たるレリーフの嵐の中に凛と構える様は逆にそそられる神々しさを感じますね。
存分に堪能しました。
私の豊穣祈願が叶うことを願って止みません。
さて、移動です。
次の街はですね、あのヴァラナシを予定しています。
ただ宿の人曰く、カジュラホ駅からヴァラナシジャンクション駅までの列車は隔日らしく、今夜は無いんですって。
で、ちょっと離れたサトナという街まで行けば、そこからは列車が毎日出てるらしいのですって。
なので、
①カジュラホから幹線道路が走る隣村のバミタ(Bamitha)までリキシャ
②バミタからサトナ(Satna)までローカルバス
③サトナからヴァラナシ(Varanasi)まで夜行列車
でいこうと思います。
もう一日待って列車で一本、の方が確実なのですが、ちょっと旅程がギリギリなものでして。
というわけで宿をチェックアウトし、リキシャでバミタへ。
カジュラホ村からバミタまでのリキシャは言い値が150ルピーでした。
荷物多かったので料金交渉して無いですが、もうちょっと値切れるでしょう。
あの、ほんっとどうでも良いんですが、
リキシャのおっさんの耳毛が長老級。
バミタ村着。
演説?みたいのやってます。
そこら中にこの写真下部のおっさんのポスターが貼られ、ドンチャカドンチャカ大演奏が繰り広げられてます。
やかましい。
大通りに出ました。
ここをサトナ行きのバスが通るらしいです。
道に人が溢れ始め、一気に渋滞になりました。
しかも車はいつのまにか一方通行になってます。しかもサトナとは逆方面の方向に。
大量の兵士を詰め込んだトラックまで登場し、あたりは明らかに異常事態。
デモだろうか?
。。。む。
あのポスターのおっさんがエライ高い車に乗って通り抜けて行きました。。
パレードでしょうか?
近くの青年に聞いたら「なんたらかんたらミニスター」と言ってました。
州知事とかでしょうか?
にしても凄い盛り上がりですね。
千葉県で千葉県知事がパレードとかやっても誰も見に来やしないでしょうが、ここではもう路上はもちろんバス待ちしてた人もパレードに参加し道端の屋根上はもう人だらけ。
他にやることない大変に支持されている方なんですね。
で、
バスはいつ来るんですか怒。
もう2時間待ってるんですけど。
なんなら土砂降りで凍えそうですし、泥なのかうんこなのかわからない土の上にうっかりリュック置いて腰下ろしちゃったりしてもうメンタルクライシスなんですけど。
ようやく一方通行が緩和し始め逆側からも車が来はじめたそのとき、白い乗用車が我々の前に止まり「サトナ?」
キタコレ。
インドにはこういう素晴らしい方がいるのです。感謝感激ダンニャバードです!
「やあ!僕の名前は●●!ちょうどサトナに行くところだったんだ!宜しくね!君たち日本人?わお最高!日本は素晴らしい国だよね!でもよかったね、今日はバスは走ってないよ!良かったね!タクシー拾えて」
商売人でした。
感激して損した。
ちなみにお値段350ルピーでした。
バスよりはかなり割高だと思いますが、道が悪路すぎて結局3時間くらい乗ってたので、まあ安いもんでしょう。
↓移動図
サトナまで105kmです。
1時間くらいで着きそうなもんですが3時間。
まあこのボッコボコの道で100km出した日には車体が空中分解するでしょう。
サトナ駅。
右側にRESERVATION CENTERがありました。
切符購入申請シートはアグラ駅でたくさんゲットしてあるので今回は並ぶ前にシート記入していざ窓口です。
駅員に、
ウィー ワナ ゴー トゥー バラナシ トゥナイ!
と申すと即答で
「フル。」
。。。マジ?
ひとまずそのまま
トゥモロー?
と申すとこれまた即答で
「フル。」
これ本当かな。
手元のClearTripでは以下の通り14本の列車の存在を確認してます。
今日は流石にフルでも明日フルはないだろう。
なのでClearTrip片手に、めげずに
デイアフタートゥモロー?
と問うとここでようやく駅員がパソコンいじり始める。
そして
トゥデイ、イレブンフォーティーファイブ、オーケー?
と。
なんなんでしょうかこれ。
販売拒否されていたのでしょうか。
お前カジュラホ遺跡のレリーフにするぞ。
もう考えても仕方ないですが、これからはちゃんと武器を用意して乗車券売り場に行くようにします。
粘り勝ちの列車チケット。
23:55発。
。。。ただ今時刻17:30。
あと6時間です。
そして列車が遅延することを考えるとなおさらです。
汚いだけでなにもありません。
逆に駅の中にちょっとしたフードエリアがあったので、
夕飯食べつつ、ひたすらに時間を潰しました。
トイレの汚さが人知を超えていてぐうの音も出ません。
水分も摂取せずひたすら待つ。
23:00頃、我々が乗る列車のプラットフォームを電光掲示板で確認。
23:45、2番ホームに列車が来ました!
何の迷いもなく乗車しようとしたらところに駅員がいたので、挨拶がてらチケットを見せてみたところ、「これは君たちの列車じゃ無い、アフターディスのネクストワンだ!」
命拾いしました。
どこぞとしれないインドの僻地に島流しされるとこでした。
てか何でそんな紛らわしいことするんですか。
となりにガラガラのプラットフォームがあるでしょうが!
改めてこの子と共に列車待ち中。
来たみたいです。
あの子は列車が来る前に餌を求めてとっととどっかに行きました。
今回の車両も3Aです。
時刻すでに24:00につきそこら中からインド人のいびきが聞こえてきます。
こいつら夜は大人しく寝てくれるのが幸いです。
まあ朝は夜明けと同時にカレーだのチャイだのでそこら中に香辛料の香りをぶちまけてくれるのですが。
ということで本日はここまで。
明日からはTHEインド・オブ・インド、カオス・オブ・カオス、世界のバラナシ編です。
ああもうすでに、心が下痢。
ダンニャバードでした。
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