#226 ここが「バラナシ」だ。inインド(12) 2018.7.27
- 2018/07/29
- 08:00
とうとう今日のこの日、
私は「バラナシ」という街に至りました。
ガンジス川、現地語で「ガンガー」を擁するインドの聖地。
生と死の現実が目の前に突きつけられるこのバラナシで、私はなにを思うでしょうか。
ひとまず宿に行きたいのですが牛がいて通れません。
どうしたらいいですか。
ちなみに私は牛肉の部位ではランプとハツとザブトンが大好きです。
どうにかなってしまいそうです。
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▼徘徊メモ
・行き先:カジュラホ→バラナシ
カジュラホ→バラナシの列車は隔日運行らしく、我々の移動日に列車がなかったので、以下の通りサトナへバスで向かいそこから列車、という面倒なルートになりました。
①
カジュラホ→バミタ(Bamitha)
・手段:リキシャ
・料金:150ルピー(言い値)
・時間:20分くらい
※路線バスあるらしいが詳細不明
②
バミタ→サトナ(Satna)
・手段:タクシー
・料金:350ルピー(言い値)
・時間:3時間くらい
※路線バスあるらしいが昨日日記記載のイベント開催につきバスが来ず
③
サトナ→バラナシ(Varanasi)
・手段:列車
等級:3A
列車番号:12165
列車名:RATNAGIRI SF EXP
・料金:555ルピー
・時間:7.5時間
予定 23:55発、7:10着
実際 24:00発、7:30着
↓移動図
↓バラナシ地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
・青:日本人宿 サンタナ
赤、上から順に
・マニカルニカ・ガート 最大の火葬場
Manikarnika Ghat
・ダシャーシュワメード・ガート 最大のガート
Dasaswamedh Ghat
・ハリシュチャンドラ・ガート もう一つの火葬場
Harishchandra Ghat
・アッシー・ガート まったりガート
Assi Ghat
・バラナシ美術館
museum
・右の茶色:ガンジス川対岸の「不浄の地」
・右下ピンク:ラームナガル城
Ramnagar Fort
紫、上から順に
・バーラトマーター寺院
Bharatmata Mandir
・カーシー・ヴィシュヴァナート寺院
Kashi Vishwanath Temple
・ドゥルガー寺院
Durga Templ
緑、上から順に
・ブルーラッシー バラナシ1美味いらしい
Blue Lassi Shop
・メグカフェ 日本食料理屋
MEGU CAFE
・イーバ 日本食料理屋
I:ba
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とうとうやって来ました、バラナシ駅。
冒頭にも書きましたが、ガンジス川を擁するTHEインド・オブ・インドと言われる街です。
インド最汚と言われるバラナシ。
私はいったいどれだけの糞を踏みにじり、
いかほどの下痢をたしなむのか。
いま貴方が掃いているそれは世間一般的には「ゴミ」というのですが、貴方はそれを「ゴミ」としてご認識なさっているのですか?
まさかの光景にちょっと安堵します。
バラナシ駅。建物は綺麗です。
建物を出た瞬間から阿鼻叫喚の地獄絵図、という可能性を拭い切れなかったのですが、そこまでではなかったです。
今回の宿は、まさかの日本人宿、サンタナです。私はくだんの背景からあまり日本人宿は乗り気ではないのですが、姉が日本人宿を体験したいというのと、結構姉の体調が本気でよろしくないので(よく一昨日レンタサイクルしたよね)、何かあった時に安心だなというのもあり。
宿近くのロータリー。
いきなり教会です。
ちなみにここまでリキシャのおっさんがずっと
「Which is your hostel?」
「That hostel is xxx, I recommend!」
など繰り返すので、
おっさんの肩を掴んで耳元で静かに「Be quiet.」と言った後は最後まで静かでした。
宿までの道。
時刻朝8:00ちょいです。
サソワナに見えますね。
最初サンタナを装った詐欺宿かと思いました。
路地の奥のようです。
そんな狭い道で、野良牛たちが生ゴミをぐっちゃぐっちゃ漁ってます。
当然周囲は牛糞だらけです。
バラナシの牛や糞はデリーやその他のインドの街と大して変わらんなと思うのですが、道が狭すぎてうんこや生ゴミと向き合わざるを得ないと言うのがダントツでツライです。
もうすでに駅で出会った掃除のおっさんに頂いた淡い期待値は吹き飛んでおります。
なんでこんなとこ通るんだよ。ぶっ壊すぞっつ(๑•ૅㅁ•๑)
このリキシャが立ち往生してるせいで写真右脇の生ゴミの上を歩かざるを得ず、ヌルッと滑って危うくバイオハザード死するところでした。
あのヌルッ感、なによりも恐怖でした。
後ろではこの子も通れなくて困ってました。
えっと、サンタナはここを左なんですが。。。
なんとかすり抜けてやってきました、本日の宿。
トイレットペーパーやポカリ粉末などが売られている神宿です。
まあ
日本人宿あるあるなんかもあり。
チェックインは11:00からということで、ひとまず荷物を置いて周囲をぶらぶらしてみようと思います。
すると
先ほどの牛たちがより一層の我が物顔です。
無理やり通ろうとしましたがこの白いヤツがツノで攻撃してきて危険でした。腹に一撃食らってしまいました。
するとそこに通りかかったインド人が、ダーッ!とか叫びながら牛の尻をパッシンパッシンぶっ叩く。
なんとか通り抜けられました。
神聖な牛様、パッシンパッシン叩いちゃって良いんですかね。牛の方も悲鳴をあげるどころか、あーいい刺激、くらいの余裕の表情でしたけれども。
本日の野犬たち。
みんな寝てます。
バラナシの犬は完全に野生を失っておりこちらの警戒心をフニャフニャにしてくれますが、彼らの真っ赤な目を見るたびに決して一線超えてはいけないワンコたちなんだなと思わされます。
例の使い捨て陶器タイプのチャイ屋です。唾液が不浄なものだと言うことでカップが使い捨てなんですね。
飲み終えられたチャイ陶器がバリンバリンに割られてました。
そういえばペットボトルもインド人は口をつけずに流し込みます。
やはり唾液は「不浄」として避けるんですね。
ではなぜインド人はあんなに路上に唾を吐くのでしょうか。唾液にまみれた陶器をバリンバリンに割るならばこのインドという国もいっそのことバr
市場通り。
インド人の痰と牛糞と排気ガスにまみれながらしっとりした路上で売られる野菜たち。
この奥にめちゃんこ美味しい日本食屋があると聞きまして。
いや、特に私は日本食恋しいわけではないのですが、実は姉がインドのスパイスが身体に合わなかったようで(本人もインド来るまでそんなつもりなかった様子)、ちょっとここ最近ずっと絶食気味なのです。
ので、インド料理以外の飯屋を探していたのです。
まだ開いてませんでしたけども!
GoogleMapには8:00開店とあったのですが。
バラナシ旅する日本人は誰もが知るらしいMEGU CAFEです。
ぜんぜんMEGU感ない半裸のインド人がフレームインしましたが。
後ほどリベンジしたいと思います。
おいコラ邪魔だ。尻を叩くぞ。
尻を叩いた刺激でボテッとうんこ食らうリスクを鑑みると迂闊に尻を叩けないのがもどかしいです。
こいつらのうんこはほんと巨大なものがぼたぁん!となるものですから飛沫がですね以下略
なにかを唱えながら歩いていくひとたちに着いて行く本日の野犬。
なんでしょうかこれは。
みんな手に、小皿に乗せた花や、コップにヨーグルトのような白い液体や、薄汚れた水を入れてます。
そんな人たちが揉みくちゃになるのでTシャツとか当然ピチャピチャとその液体が付きますよね。
もう正面はこんな感じ。
写真はないですが、この人・人・人の連続に
突如・人・人・牛!・人、と
必然が如く牛様が現れるのでかなりビビります。
結果、当然足元にはうんこ。
写真は控えますが。
そして気づきました。
これ、みんなカーシー・ヴィシュヴァナート寺院への参拝客なんですね。。!!
何かのお祭りかと思ってました。
同寺院はヒンドゥー教の聖地でもあり、ゴールデンテンプル とも呼ばれるのですが、何とヒンドゥー教徒のみしか入れないそうです(仏教徒もヒンドゥー教の一派とみなされ入れるとか)。
つまりこれ、毎日こんな感じなんですね。
とんでも無いことですね。
まあインド中のヒンドゥー教徒がこの街に集まり最期の時を過ごすのですからそりゃこうなりますわね。
中に髪が濡れている人もいたのですが、これきっとガンジス川で一浴びなさってますね。
え、そうするといまピシャピシャになってるこのTシャツにひっかけられた彼らの手にしているコップの中身は。。。
身体が汚いのと、魂が汚いのと、どっちが良いかという話ですね。
えっと、
身体を綺麗にしたいですけれども。
そのままヴィシュヴァナート市場通りを北上し、やってきたのはバラナシきっての絶品ラッシー屋らしいBLUE Lassi。
小洒落たオシャンティカフェを想像していたのですが、THEインドな雰囲気です。
なぜか壁中にいろんな人の証明写真がありますが。
これ、訪れた旅行客が置いてったのでしょうか。証明写真を町歩きに持ち歩いてるということでしょうか。それってどういう意図なんでしょうか。
そんな疑問も、ここはインド。なんの意味も成さないのでひとまず注文を。
めっちゃいっぱい種類がありましたが、
足元でドヤ顔してる巨大なゴキブリにちょっとビビってしまいあまり冒険せずにマンゴーラッシーを注文。
開店早々に来たからでしょうか、
30分ほど待ち、出来上がったのがこちら。
なんか凄い。
いやこれがですね、表参道の小洒落たカヘなんつう場所柄でしたら今すぐに自撮りしてインスタへポーンなのですが(嘘です。アカウントすらありません。)、先ほどの黒光りするGを目の当たりにした後だと、ちょっと勇気が必要です。
味は美味いです。
美味いですが、生暖かい感じがちょっとわだかまりを残します。
姉はアップルマンゴーにチャレンジしましたが二口でもう限界だそうです。これは味の問題というよりはもはや体調の問題だと思うのですが。
こちらのアップルはリンゴの身がすりおろされていて食感もあって良かったです。
わだかまりに関してはくだんの如しです。
なおこのラッシーは陶器で提供されました。
食後、店員が陶器を指差して、外にポーンする仕草をしたので「まさか陶器投げ割のチャンス?」と思ったら
外のゴミ箱に入れてくれ、でした。
でもあれですね、いくら汚い街とはいえ、自分が食べた陶器を地面に投げ割ってハイ終わり、ってちょっと忍びないですね。
テイクアウトもありましたよ。
これ冷やしてくれたらもっと精神衛生的にも心地よいのに。
なんてやっていると、なんと不意打ちでガンジス川が垣間見えます。
もう聖なる河との対面はまもなくです。
おお。
こちらが、
インドの聖地、聖なる河、ガンジス川(現地語でガンガー)です。
これが、、ガンジス川ですか。。。
人々はここで衣を洗い、食を育み、住を成し、そして最期には身を清められて灰になるのですね。
バラナシ犬たちが突然吠え出しました。
なんだろうとカメラを向けると
後ろから野太い声「Noフォト!!」
そうなのです。
思いもよらず、そこはバラナシ最大の火葬場、マニカルニカーガートでした。
バラナシと言えばこのガンジス川ですが、ご存知の通りヒンドゥー教徒にとってはこのガンジス川で死を遂げることで輪廻からの解脱が出来るとされており(ヒンドゥー教では輪廻転生するたびに大きな苦しみを味わうとされている)、インド各地から遺体が運ばれ、ここで火葬され、そして遺灰はガンジス川に流されるのです。
また生あるうちにこのバラナシに訪れ、死を待つ人も大勢います。
そんな彼らが火葬される火葬場のうち最も大きいものが今まさに私が目の当たりにしているマニカルニカーガートなのであります。
もちろん撮影は厳禁です。
確かによく見ると、剥き出しになった鉄の檻のようなものが6-7つほどあり、そのうち1つには薪が山積みになっています。
まさかこんな唐突に目の当たりにするとは。
心の準備ができておりません。
そんな中、一隻の船がガートに到着し、白い布に包まれオレンジの花で埋め尽くされたご遺体が運び出されました。
ご遺体はゆっくりと時間を掛けてガンジス川の水に浸され、その後、薪の上に。
布はご遺体をしっかりと包んでおり、であるがゆえにそれが人間の身体であることがくっきりと分かります。
そのご遺体の上に薪が三本乗せられ、
着火剤でしょうか、脂のようなものが大量にかけられ、そして小さな木をお顔に乗せたのち、僧侶の方を先頭にご遺族の方がご遺体の周りを四週半。
そして藁に灯された火がご遺体に落とされます。
徐々に炎に包まれていくご遺体。
私はなんというものを目の当たりにしているのでしょうか。
良くないものを見ているという意味では無く、
なんて神聖な場所なのだろうかここは、という意味です。
ご遺族は炎に包まれていくご遺体をとても安らかな目で見守っています。ヒンドゥー教徒にとってこのガンジス川で荼毘に付されることは彼らにとって願っても無い夢なのであり、ご遺族にとってもこんなに素晴らしいことはないのでしょう。
そしてそれをまじまじと見ている我々。
東洋人もいれば西洋人も。
西洋人は家族連れで、小さい兄弟の1人は火葬場の塀に登って面白そうに見ており、もう1人はゲームに夢中です。
今まさに燃え盛っている火葬台のすぐ隣では野良牛が泥なのか遺灰なのかわからない黒い塊をぐちゃぐちゃと食してます。
野良犬がそこら中で寝てます。
川辺では遺灰からジュエリーを取り出そうと、砂金を取るかのような大きなタライみたいので男たちがわっしゃわっしゃやってます。
その脇を裸の浮浪者が遺体から剥ぎ取られた金銀の衣装を漁っています。
後ろではインド人が「ドネイション!1000ルピー!」とかいってます
(これは詐欺、そもそも強制では無い)。
ここはなんという場所なんでしょうか。
人間の生と死をすべて飲み込む、
ここが「バラナシ」。
イギリスがインドを統治下においた際、イギリス人はこの火葬場を郊外に移転させようとしたそうです。その際バラナシ市民は猛抗議したそうです。
ベナレス(バラナシのかつての名)市公文書館に残された当時の記録としてこんな言葉があるそうです。
「火葬場が町のために存在するのではない。町が火葬場のために存在するのである。」
ガート周辺のガンジス川。
水草に混じるのは人々の祈りの欠片なのかなと。
なお観光客は火葬を最後まで見ることは出来ないようで、ご遺体に炎が回りきったところで締め出しとなりました。
ここで締め出しとなってちょっと安心しました。
見ず知らずの他人が、
目の前で炎に包まれていく、
そしてそれを幸せだと喜ぶご遺族。
エルサレムの日記でも触れましたが、私は「祈り」ほど尊くて美しくて揺るぎないものはこの世にないんじゃないかと思っております。私の母の死に際し強くそう思うようになりました。
なのでこのヒンドゥー教徒の方々の在り方は私にとっては何ら違和感は無く、とても素晴らしいことだと思っております。
だからなのかどうなのか分かりませんが、目の前で炎に包まれる人間を見ても、何ら違和感が無かったです。そういう儀式なんだと思ったまで。
そんな自分に驚きましたし、それが是か非か善か悪か、むしろそっちにモヤモヤです。
そんな心持ちだったので、
ちょっとあり得ないと思うかもしれませんが、事実を記しますね。
普通に腹が減りました。
なんかすんごいカオスな流れですが、私は火葬される方を見た後、なんら違和感なく腹が減ったのです。
ということで読者の皆さまには違和感しかないかもしれませんが、このまま行きます。
(多分)MEGUさんという日本人女性の方がインド人男性とご結婚されて、ご家族で切り盛りしているカフェ(だと思われます)です。
もう冷房が効いているという時点で全身の細胞が起立します。
そしてメニューを見て思わず細胞たちがキリッと敬礼。。!!
親子丼、かき揚げ蕎麦、冷やし中華、出汁巻卵、味噌汁、おにぎり、and so on!!!
ドバイで奇跡の絶品日本食天国を味わって以来、日本食レストランには来ておりません。インドで日本食を期待する気にならなかったからです。
ただこちらのMEGU CAFEは日本人も推奨するお店という事前情報もあってもう私達ドキがムネムネです。
出汁巻玉子ー!
握りぃぃ!!
まさかの予感は的中し米に塩、米に塩!
そしてこのそしるでKOなのでありました。。
美味いですここ。
日本でもなかなかお目にかかれない、目の前でご飯を作ってくれている感がこれまたヤバい。
きっとまたここに来るでしょう。
姉氏もご満悦のようです。
ちなみに姉氏は現在お菓子関係の仕事をつまんでいるのですが、インドに行くことを会社に言ってなかったそうで、総務部より帰国後可及的早期の検便の通達を受けているそうです。
大丈夫ですよこの人インド料理ほとんど食べてませんから。
※後日談:そして姉は見事に検便でサルモネラ菌に引っかかります。
さて、その後は一度宿で休憩し、もう今日はゆっくりしようか、の流れからの、
まさかの髪カット。
いや、あのですね、私34年間ずっと髪長いまま縮毛矯正を掛け続ける人生を歩んで来たのですが、この旅に出て縮毛矯正もかけれず天パーマンのまま髪が長いメリットが何1つなかったので、ブルガリアで人生初坊主にしたのですよ。
その時は「に、にほんに帰るまでにはもとどおりにするんだからっつ!」と宣言したのですが、
まぁ坊主ヘアが楽で楽で。
で最近ちょっと髪が伸びて来て大仏みたいになってたので、もういいや、ってなったのです。
うーん、どうしよ、就活。
なおインド人の美容師さんのカットテクは全然普通、なんならちょっとカットの仕方が無駄に洒落乙で、ただのボーズカットなのに腰くねらせてまでエラい角度から切ってくれました。
仕上がったのはただのボーズです。
ばかにされてましたかね私。
なおカット料金はTHEインドプライス100ルピー≒160円です。
まあただのボーズですけども。
戦績。
気分が良くなったのでこのまま宿の近くのダシャーシュワメード・ガート(Dasaswamedh Ghat)にやって来ました。
通称メインガートとも言われる、バラナシに約60近くあるガートの中でも最大級のガートです。
※ガートとは川岸にある川に向かって下って行く階段です。
物凄い人。
に紛れる牛。
ガートの川岸では人々が沐浴に勤しんでいました。このガンジス川の聖なる水で沐浴すれば全ての罪が清められのだそうです。
先ほども書きましたが、ここガンジス川はバラナシに集まる人にとっての全てです。
火葬場で焼かれた遺灰を流すのはもちろん、
妊婦や子供といった方のご遺体は火葬されずにそのまま石をくくりつけて川底に沈められます。
そして人々は洗濯だってここでしますし、
もちろん下水はここに流れ込みます。
そんなガンジス川で、上記の通り人々は嬉々として水を浴び、水を飲み、そしてペットボトルに水を汲んでは高らかに掲げて持ち帰ります。
凄い景色ですよこれは。
ずっと見ていたかったですが、目の前で少年たちが水掛けごっこ始めたので緊急避難。目にでも入ったら失明します。
身を清めるのも良いですが、
まずは水を清めてみませんか。
背後には大きな壁画。
ガンガー神。
(もうこの河自体が神様になってます)
大きな背中に安堵する本日の野犬
インド人の足裏が堪らない本日の野犬
ゴミ箱を漁る本日の野牛
その後、ガートで行われる「プージャ」という儀式を見学すべく、石段に腰掛けスタンバイ。
日没後に始まるということで宿のスタッフに聞いたら18:30くらいと言ってました。
ただ今17:30です。1時間前から場所取りに来ました。インド人の後塵を配したくなかったので。
待ち時間中の景色。
こちらは船から鑑賞する組。
ワンコも。
チャイ売りの「チャイチャイ〜」が来るとついついやってしまう。
ガンジス川とチャイ。
日が暮れたのですが、
えっと、
開催されませんでした。
理由は不明です。
もしかしたら別の場所でやってたのかな。
まだバラナシ初日なので勝手がわかりません。プージャ自体は毎晩やっているそうなので明日もっかいトライします。
晩御飯は宿飯。
唐揚げ定食!!
日本人宿さいこーー!
とか言いながら眠りにつきました。
バラナシは私の死生観の前に、
私のひねくれた日本人宿観を捻じ曲げそうです。いい意味で。
明日もバラナシでうんこ踏みしめながらインドのカオスを味わいまくる予定です、ダンニャバードでした!
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