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恐怖-現地人包囲網と疑惑の警察。inバングラデシュ(2) 2018.8.5



昨日はWi-Fi環境の都合上、Wi-Fiカフェで夕方までの日記を投稿しておいたのですが、その後、ローカルレストランに飯を食いに行ったのです。

そのローカルレストランの客はただ一人。

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結果、
無数のバングラデシュ人に私の食事の様を見つめ続けられるという罠。


バングラデシュは川魚が美味いと聞いていたのですが、失敗でした。何がって
出された二本のスプーンで小骨を取る様が彼らには面白いようで大変な騒ぎです。

そして最後には「料理じゃ無くて俺を撮れ!」という始末。

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撮った写真はその場で公開を希望され、そこから質問攻めが始まり、彼らの家族話が始まり、そういえばこの間さぁ的な話にいいから食わせろ。

そんな昨夜の晩ごはん。

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追加で出て来た魚。

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いずれも見ての通りカレー味ですが、生臭さなんて全然無く、美味でした。


オーダーしてから30秒で出て来たのでまもなく下痢でしょう。




さ、本日はモレルガンジという街に行きますよ。Maps.meではなんの情報も出てこない街です。頼みますよ先生。。!


本日のテーマは「バングラ人による永遠の包囲網」と「疑惑のポリスメン」です。


ああ、、、疲れた。。。


――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
今回はイレギュラー続きなので参考にならないかと。

・行き先:クルナ→バゲルハット Bagerhat
・手段:シェアリキシャ
・料金:150タカ
・時間:3.5時間。。


※クルナバスターミナルに行ったもののStudent Probrem(詳細不明)とやらでバスが無いと言われリキシャに。地元民も同じリキシャに乗り同じ料金を払っていたのでぼったくりでは無いと信じている。


↓移動図

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・行き先:バゲルハット→世界遺産のモスク
・手段:シェアリキシャ
・料金:20タカ ※貸切だと100タカとのこと
・時間:15分くらい


↓世界遺産モスクの場所

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※他にも王廟や多数のモスクがありますが行ってません。



・行き先:バゲルハット→モレルガンジ
・手段:リキシャ
・料金:300タカ
・時間:2時


↓移動図

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※バゲルハットからバスが出てるらしいが面倒臭くなったのでリキシャで行っちゃいました。バスだと100タカもしないと思います。


↓モレルガンジ地図マップ

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本日のゴールはモレルガンジという街です。


そしてその途中にあるバゲルハットという街で世界遺産のモスクをちょろっと見学しようという企みです。



ということでやって来たのはクルナバスターミナル。
Maps.meでの名称はSonadanga Bus Terminal。

バゲルハット経由でモレルガンジに行くバスがここから出る、と某ブロガーさんの記事を見てやって来ましたのですが、

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バスの廃墟のような状態です。
こんなにバスがあるのに一つも人影を感じられません。



近くにいた人たちにバゲルハット?と聞くも、バスは無いとのこと。
今日が日曜だから?と聞くと「Student Probrem」だそうです。

そしてなにやら向こうのほうを指差して、何たらかんたら言うてます。
ポカンとしていると少年が現れ、連れてってくれるようです。


ついて行くこと10秒。

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バゲルハット行きのシェアリキシャがいました。ごめんね10秒の距離をわざわざ。


少年には朝ごはんにしようとしていたブッダガヤで買って忘れてた豆スナック(5ルピー≒8円)をあげました。


リキシャは15分ほど乗客を待ってから出発。
川沿いの小さな船発着所に来ました。
(矢印が川です)

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ここでリキシャは停車。
これまさか船に乗っちゃうのでしょうか!


そのまさかのようです。


30分くらい待っていると船、、、というかデッカい板みたいな船のようなものが到着。


そこにグイグイと車両が乗っかって行きます。


我々もゴー。


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トラックが3台も乗っかってます。大丈夫ですかホントに。

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板みたいな船のようなものはトラックやリキシャがギュウギュウ詰めなのですが、隙間を縫って前の方に来てみました。

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川です。
バングラデシュは世界最大級(多分)のデルタ地帯に広がる国。川は切っても切り離せない存在です。


なので、

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こんな風に日常の足としてこの板みたいな船のようなものが活躍するのでしょう。


※バイカーたちの眼前は見ての通り川です。


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ふと脇を見ると

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歩行者専用の渡し船が。
えっと、
立ち乗りですか。

なんなら日傘までさしちゃって。
これがバングラデシュの最先端トレンドなのでしょうか。



まもなく接岸です。

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1時間近く船を待ち、川の上タイムはたったの5分くらいでした。


ここの人々にとっては1時間なんてなんてことは無いのでしょうね。


橋なんか作っても氾濫したら崩れてしまって無駄金ですし、川を渡る=船が当たり前=1時間待つことになんら疑問はなく、そうした時間の使い方がむしろ当たり前。


私もそれぐらいおおらかな心を持たねばと思いました。



ちなみに今の場所は。。

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橋あるじゃねーか馬鹿野郎。


おい。

なんで船に乗った?

おお?おおお?

なにがおおらかだ願い下げだこん畜生。


なんなら


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どこ向かってんすか我々。


あの橋はリキシャは渡れない?
それともサイクロンでぶっ壊れた?

はたまた旅情重視でしょうか。

ありがとうございます。


リキシャはそこから想像を超えるジャングルのような道を抜け、

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(リキシャがキツキツすぎて前方の景色が取れない地獄)


ようわからん橋を越え

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Fakirhatという街を経由してBagerhatまでやってきました。



こんなルート誰も使わないだろうけど私の怨念をここに。

3.5時間ですよ3.5時間。バスなら多分1時間も掛かりません


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バゲルハットのリキシャスタンドで降ろされた後はエンドレスでリキシャに取り囲まれたので、空腹この上なしなのですが仕方なく乗車。


リキシャ貸切だと100タカ、シェアだと20タカだそうです。


最初「100タカ!」とだけ言われて「高い!」と渋ってたら「シェ、シェアなら20でいいし。」と譲歩されました。


今後料金交渉時はシェア時の料金も確認するようにします。




やってきました、世界遺産のモスクです。

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世界一残念な世界遺産などと言われているようですが、ここ最近の私の旅も移動続きで大変残念なので、残念前提大歓迎なのであります。


入場料、外国人料金200タカ。

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営業時間。

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これ全然見方が分かりません。なんてヘッタクソなデザインなのでしょうか。
そして結局日曜日は閉館日なのでしょうか。今日日曜ですけども。


チケット。
紙のチケットに四箇所くらいポンポンとスタンプ押してました。ちょっと可愛らしいアナログチケットです。

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いざ中へ。

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説明書き。ベンガル語分かる人どうぞ。

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バゲルハット犬。

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近づいたら凄い勢いで逃げられました。


はいこちら、シャイト・ゴンブス・モスジットです。

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モスジット=モスクです。
すっかり忘れがちですがバングラデシュはイスラム教国なのです。


そしてシャイト・ゴンブス=60のドームという意味だそうで、60の小ドームと17の大ドームがあるんですって。


外からじゃ全容が見えませんが。


ミナレット(尖塔)がありませんが、左右にちょっと見える小ちゃいのがそれでしょうか。あの上に登れたらいいのに。


内部がゴイスーです。

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こうしてみると60&17のドームを持つモスクなんだなということが分かります。



以上です。


はい、以上です。
これ以上は無理でした。


なぜかって?

お見せしましょうその理由を。


はいドン。

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助けて!!
あっという間に10人くらいのバングラ青年たちに取り囲まれました。


Where are you from!?  ...Japan.

What's your profession!?  ...Marketing(誇張).
What's your name!?  ...Kei.
Where are you from!?  ...Japan..!
What's your profession!?  ...Marketing(誇張)..!
What's your name!?  ...Kei..!
Where are you from!?  ...Japan!!
What's your profession!?  ...Marketing(誇張)!!
What's your name!?  ...Kei!!
Where are you fromWhat's your professionWhat's your name!?


→逃走。



したのも束の間、あっという間に捕まり、レッツゴーと建物の裏へ引っ張られました。


ヤバい狩られる。。。

私の後ろには騒ぎを聞きつけた野次馬が増えに増え30人らいになってます。


連れてかれた池。

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なんたら池だそうです。
いや英語喋れる若者1、2人くらいいて説明してくれるのは有り難いのですがもう騒がしすぎて頭に入りません。

とにかくこいつらはセルフィー大好きでセルフィー撮れば満足すると思い片っ端から受けて立つ。


ええもう50通りくらいは撮りましたよ。ツーショット、トリプルショット、団体ショット、and more。


最後は流れの主導権を取るべく私のiPhoneで


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カシャカシャ撮ってオッケーバーイで逃げてきました。

撮られたら撮り返す。

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まったくもうなんなんですかこの国は。


ちなみに気づきましたか、若者たちの恐ろしいくらいのピンクシャツ率の高さ。
ピンク流行ってんの?制服?
と聞いたところ彼らが狂気乱舞で大騒ぎになってしまい何言ってるか分かんなかったので制服なのか流行ってるのか宗教なのか謎のままです。


お花が綺麗です。

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とても綺麗です。

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綺麗だと思いませんか?

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ええ、そうです。
花を見るフリしてさっきの暴徒どもがこのモスクの敷地から出てくのを待ってます。

まだいたのかアイツら。
いやホント悪い子たちじゃ無いんですよ、むしろとてもいい子達ですしなんならナイスガイでイケメンですし、英語も(一部)通じるのでなんら問題ないのですが、そのイノセントでピュアネスが私の捻れた邪心には毒なのだよっ!!!


脱出。
先ほどの良い子たちは私が写真だけ撮ってスルーしたベンガル語の説明書きをしっかり熟読していました。
その間にスススッと後ろを通り抜けてきました。


ホント真面目な良い子たちです。

こんな大人になっちゃダメだよ、諸君。



このモスクの近くにはかつての領主のお墓「マジャール・カン・ジャハン・アリ(カン・ジャハン廟)」やほかのモスクなど多数の見どころがあるのですが、もうすっかりMPすり減ったので、このまま本日の最終目的地モレルガンジへ向かおうと思います。


リキシャにバゲルハットバススタンドをお願いしたのですが、私がモレルガンジ行きたいことを知ると、このまま連れってってやるよ300タカで!と吹っ掛けてきましたが、受領しました。もう疲れ果てまして。

疲労困憊のリキシャ車中。

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結局シェアすることに。

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途中購入したジュースとクッキー。
もう腹ヘリで。

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バゲルハット↔︎モレルガンジ間は最初こそガタガタでしたがすぐにこんな車線認識できる道路になりました。


バングラデシュ初ですよこんな車線。


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途中何ターンも乗客は入れ替わり、その度に
「どこから来たのか」
「なんの仕事をしているんだ」
「バングラデシュは素敵な国だよな、どうよ」
の3質問を受けて会話が終了する、
というのを延々繰り返しました。


もう入国からそうなんですけど、そんなに職業って大事なのですか。会話がすぐ終了しちゃうので職業が大事な理由がよく分かりません。



モレルガンジ到着。
川の手前で降ろされました。


他のブロガーさんのバスで来るパターンもここで下車だと思われます。

こんな感じ

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もう見ての通りなのですが、このモレルガンジ、なぜかMaps.meには何一つ情報がありません。


超マニアックな場所でさえ裏路地の表示があるこの
Maps.meさんがなぜかここだけカバーしていないだなんてきっとワケアリなんじゃないかと思うのですが。


さて、見ての通り川辺で下車ですが、そうです。このまま川を渡ります。
このデッカい「板みたいな船のようなもの」再びです。
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デッカいバスまで乗り込んで来ました。
もともとこのバスに乗りたかったのだな私は。

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そしてまたも出来る人だかり。
そして目の前で歌い出す盲目の青年。

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手に持つちっちゃなシンバルのような鐘を軽快に鳴らしながら美声を響かせます。


てかこれは勝手に始まったのではなくバングラ人数名が「ホラ、ちょっと見せてみろよ例のやつ!」みたいに彼を私の前に引っ張り出して来て始まった余興です。


あからさまにチップ目当てなのが目に見えたので、ノーチップ!と声を大にしたのですが、ノーチップOKOKと言いながら始まったのです。


そして思ってたより全然上手。

そして思っていた通り終了と同時に激しくチップを要求されました。

退散。

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もうまったく落ち着けやしない。


まもなく接岸です。
もうバイカーたちがウズウズしてます。

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うっかり急発進してドボンとかしてくれないでしょうか。


到着。
ここから以下地図の黄色の場所まで行きます。

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船着場にはリキシャがいませんでした。
徒歩で行くしかなさそうです。


と思ったら、

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先ほど盲目青年の余興を仕掛けて来たバングラ人のおっさんが「乗ってく?」と。※この左のやつ。


いつか乗ってみようと思っていた荷台車です。

面白そうなので乗っかります。


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これ電動式でした!!
ペダルついてるからチャリンコだと思ってましたよ。




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。。。えっと、、、おっさんの言うがままに今チャーをご馳走になっております。


おっさん「カミングマイホーム?」
これはちょっと怖いパティーンやーつです。
丁重にお断りします。

このおっさんは英語ペラペラです。
どうやら今の仕事場は日本人がいる仕事場だそうで(彼の話を信じるならば)、日本人をもてなしてあげたいんだそうです。


どうせ最後の最後にはチップを要求されるのは目に見えていますが、ちょっと面白そうだなと思い始めて来たので、ちょっとこのおっさんに今日という日を預けてみようと思います。




なんてあたかも私が決断したかのように書きましたが、違います。
みなさんだったら断れますか?



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この状況で。

これ何人いると思います?


これ写真に写ってるの一重の人壁ですが、これ三重くらいありますからね。


写真には17人写ってますがx3≒50人です。


私、50人に囲まれて、ノーと言う勇気どころか声を絞り出すことも出来ずひたすらうなづくことしか出来ませんでした。



チャー(二杯目)。

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バングラデシュの紅茶であるチャーは砂糖なしにしてデフォでめちゃクソ甘いです。美味いのですが、血糖値がもうドドンパです。



はいはい撮るよー撮られたいんでしょう君たち。

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満足かい?
じゃあまtえ、あ、まだ欲しいの?

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オッケー?あ、まだ?

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。。。

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私が悪かった。すまん。

てかお前何回めだ。

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おっさん(白状しますが、名前忘れた。)、次の目的地へ私を連れて行くようです。


先ほど入念に、「私はまず船着場に行き、明日のチケットを予約してから宿に行きたい」といってあります。


レッツゴー船着場。



連れてかれる私。

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ついて来る子達。

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気がつけばココ。
(行きたい先は右の「+」に被っている黄色の船発着所)

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おっさん!どこ行くねん!!
と聞くと

「ルックルックー!」


どうやらこの村を色々と見せて回りたいようです。


長閑な水田風景は確かに癒されるのですが、街道の右から左から手を振られ、笑顔を振りまかれ、それに対してふらふらと手を揺らし、引き攣った笑顔を返す私。
口角つりそうです。


そして

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なんとココおっさんのマイホームです。
油断しすぎでしょうか私。


おっさんはチップ目当てなのは分かるのですが、悪い人ではないと思い始めちゃってます私。

心苦しいのですがひとまず貴重品は全てポーチに入れ南京錠かけてます。


話を戻して、ご覧ください。


お昼をご馳走頂きました。

茅葺き屋根の伝統的なご自宅で、お母様がすぐにお料理を提供してくれました。

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ライスカレーです。
なんて言う優しさでしょう。


こんな言い方は大変ば失礼だと思うのですが、どう見ても決して裕福ではないご家庭だと思うんですご自宅を見る限りは。


先ほど聞いた限りではあの荷台車のバッテリーは一個26000円するらしくそれを二つ買って例の船乗ってたおっさんはどう見てもきっと金持ちなのですが、それは100歩譲ってさておくとしても、少なくともこのご邸宅を拝見する限り質素倹約はしていると思うのです。


いきなり飛び込んで来た私のような謎の東洋人にたっぷりご飯のカレーをご馳走頂きました。感謝感謝です。


そして、めっちゃ美味いでしたよ。

かなりスパイス効いているのですが、旨味が凄いのでペロリと平らげてしまいました。


ちょっとお返ししたいなと思い、終始私が食べている様子をじっくり眺めていた10人くらいのご家族のうち小学生くらいの子がブラジルサッカー大ファンだそうなので、ブラジルのイグアスの滝とリオデジャネイロの風景を見せてあげたらきゃっきゃきゃっきゃ大喜び。
そしてもっと他にも見せてあげようとしたらおっさん「はよせい!お前にはルックルックさせたい場所がたくさんあるんじゃ!」と怒られてしまいました。
私のバングラデシュ人たちへのオープン運用はまだまだ続くそうです。



最後に兄弟たちとパシャリ。

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ベンガル語で兄弟は「バイ」だそうです。
バイバイ、バイ!


その後おっさんはどんどん森の奥へ。

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おっさん「ハッハッハー!ここまでの景色、ぜんぶオレの土地だ」
おっさん大地主!!!!

凄いじゃないですか。
どおりでさっきっから道行く人全て私よりも先におっさんの方に笑顔を向けるわけだ。。


チャー(三杯目)。

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おっさんはとある茶屋で私を下ろし、そこでまた人だかりを築き上げては私のことを紹介してくれます。



なんとなく分かってきました。
おっさん、アレですね?
私を使って自分アピールしてますね!?

ボンドゥ=ベンガル語で友達と言う意味だそうですが、


おっさんは人を集めては

「コイツ、ジャパン。あのジャパンだぜ!凄くね?そしてオレのボンドゥ。凄くね?オレ凄くね?なんか聞きたいことある?オレ聞いてやるけど。(意訳)」


彼の周囲の人への接し方を私なりに邪流に解釈すると要するにそんな感じです。


ウズマサと言う遊びにハマるおっさん二人。

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テーブルホッケーみたいな台で行うビリヤードです。手でプレートをスコーンと投げて他のプレートに当てて四隅の穴に落として行くゲーム。これ普通に面白そう。


羊たち。

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と戯れれているとおっさんゴー!」

おっさんが止まりません。



もうおっさんが村周辺を行ったり来たりするもんだから

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さっき会った人にまた会っちゃうんです。
周囲からのハロー!の声が二次関数的に増えて行くのです。

ちなみにこいつは先ほど何度もカメラインして来てたやつ。



そして

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この距離でハローて。
みんなどんだけ目がいいの。
そしてサッカーに集中しなさいよ。


チャー(四杯目)


写真ないですが、その間にこんなゴミ発見。


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日本製自転車チューブだそうです。


「日本の技術」

と書かれています。きっとメードインチャイナでしょう。



その後おっさんはモレルガンジのメインストリート的なところを爆走。


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ここ↑多分あれだ。
某ブロガーさんが流れで宿泊し、ポリスたちがわーきゃーしたところだ。


話逸れますが、このモレルガンジ、数々のブロガーさんが謎な事件に巻き込まれているようなのです。


とあるブロガーさんは、賑やかなバングラ人が部屋に遊びにきて一緒にワイワイやってるうちにiPhoneが無くなり、iPhoneが無い!と言うとバングラ人が「俺が探してきてやるから4000タカ払え」と言い始め、思い切って支払うとすぐiPhone出てくる、とか


とあるブロガーさんは、宿泊施設に警察押しかけてきて「君たちを守るんだ」とか言いながら根掘り葉掘り聞いてくる(実害なし、本当のポリス?)とか。


うろ覚えなので実際と違うかもですが、とかく神経質にならざるを得ない街なのです。



まあそんな中こんなオッさんにホイホイ付いてってる私はきっとこの後何かあるでしょう。


チャー(五杯目)。

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もうダメぽです。血糖値がゲージ振り切ってます。汗が砂糖水になりそうです。

よく見たら

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コカコーラやん。


はいはい、セルフィーね。

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この後おっさんが、1軒目の宿に連れてってくれました。


場所この辺(青矢印のあたり)

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すみません、写真も名前も無くて申し訳ないです。(後述しますがここはダメでした)

ツインルーム・シャワー付き800タカ、
シングルルーム・シャワー無し300タカ、
ただし外国人宿泊には警察の一筆が必要とのこと。なんじゃそりゃ。


それを聞いたおっさん、

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ポリスに連れてきてくれました。


場所この辺


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流石に内部の写真は控えましたが、上記の赤茶色の塀に入ると広い敷地が広がり右の広場では青年たちがサッカーしてました。



で、肝心のポリスメンは
「#*$>£€+%?$¢"!」
ということでよく分かりませんが一筆もらえませんでした。

撤収。
おっさんは別の宿を当たろう、とのこと。


ちなみにちょっと前に、おっさんは以前も同じように日本人を世話したと言ってました。

おっさん、ってことはポリスが一筆くれないことを知ってたんじゃ?


ホント私の心は陰険ですからね。すぐ疑いますよ。




チャー(六杯目)。
ねえ、ねえってば。
※写真無し。


おっさん「バナナ食う?」
おっさんもう日が暮れちゃうってば!!


とにかく日本人を連れ回してることを自慢したい様子のおっさん(右奥)

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ベンガル語で話してるとはいえ外来語は英語と同じ発音だと思われます。

おっさんの話を聞いていると
「コイツと一緒にいるとみんな集まってきて大騒ぎさハッハッハー!」
「警察に行ったらアイツら一筆もくれねーのハッハッハー!」
「オレはコイツにベンガル語教えてやったのさ、アッサラームアレイクン、ボンドゥ、バイ、ルーツァ(チャーのこと)、ブッチャ(ミルクティーのこと)をな!ほらケイ、コイツらに言ってやれ、アッサラー
ほらもう行くよおっさん。


宿二軒目です。
ここは某ブロガーさんも宿泊してた気がする宿です。一安心。


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一泊800タカ。
もう断れません。


宿主がオッさんに100タカをキックバックするのを見届け(こっそりやれよ)、荷物を置いて、ふう一呼吸。


おっさん「レッツゴー」

まだいたの。



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断れない日本人、私です。


ちょい渋おっさんが営むお店。

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ただの茶屋です。
※チャー(七杯目)

ただの茶屋のはずなんですが、



もう数えてられないくらいのバングラデシュ人に囲まれてます。

途中気づきましたか、隣の店のお客さんたちが金網越しにこちらを凝視しているのを。
ズームをかけている20秒目あたりです。
暗くて分かりづらいですが。


ちょっとこの時間になると柄の悪い奴もいて、目の前に現れてはバシャっ!と写真だけ撮ってニヤニヤしながら去って行く奴とか、高圧的にブロークンイングリッシュで質問してくるので聞き返すと半ギレする奴とか、なかなかいよいよ骨折れます。


そしておっさん、ハシゴ。


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デザートを供されました。
ジェロリだかゲロリだかゲルリだか忘れましたが、見ての通り揚げ物を糖蜜でビッタビタにした品です。一口噛むと蜜が溢れ出し口はベッタベタ、髭はカッピカピになる代物です。


美味しいです。美味しいのですがもう私の血糖値許容量はオーバードライブ・モード・オブ・オメガです。



もう骨と皮になるまで私のバイタリティは吸い上げられ、オッさんにそろそろ帰りましょうと具申。


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ようやく帰宅の途につきました。
てかまじで暗い。


これ夜ついてたら危なかった。



。。。で終わらないですよ今日は。
長くなって申し訳ないのですが、ホントつらたんだったのです。


まずこの帰り道、おっさんが前回案内したという日本人は去り際に3000タカを胸元に入れてくれたんだ、とか言い出す。


チップ目当てなのは分かっていたし、とても良い経験をさせてもらったからチップ払うつもりでいたが、3000タカはあり得んでしょう。せいぜい300です。


今この日記はこの日の夜に下書きを書いてますが明日は300しか渡しません。渡すタイミングに気をつけます。



そしてその後に宿に戻り管理人と合流。
管理人はもう一人の男を連れてます。


そして私の部屋7号室に着き、部屋を開ける管理人。

中には私のリュックがあります。

中に入る私。
中に入ろうとする管理人ちょっと待て
いかがなさいましたか?
そこを強引に入ってくる管理人ともう一人の男性。
戦闘態勢に入る私。

管理人「ノーノーノー!ヒーイズポリス!」
誰が信じますかその滑稽な展開。

管理人&謎の男「スィットダウンプリーズ」「We wanna talk with you and check your ID」
うわマジかこんなんこの旅で初めてだわそしてかのブロガーさん達とまさに同じ運命辿り始めている


私「ノー!絶対ノー!!」

私「ひとまず外に出てくれ外で話そう!」
男共「ノー!ヒアーだ!」
男共「俺らはポリスだぞ!」
ますます信用ならん!!

私「あなた達を信じたい、信じたいが信じれる根拠を見せてくれ!」
→ポリス制服バージョンの自撮り写真(キメ顔)見せてくる男

私「とにかく外へ出よう」

今思うとMPゼロの私にしてはよくもまあそんな強硬策出たなと思うくらい、この時は退路を確保したかったのです。たとえリュックを犠牲にしても。貴重品は全てポーチwith南京錠で今手元にあります。

だがしかし、廊下に彼らを追い出し私も廊下に出たものの、廊下は行き止まりだったんですねー。


やがて向こうの方から大柄の男がもう二人。

男四人(警察3人+管理人)vsMPゼロの私。


何かあったら絶対逃げれません。


彼らは「我々は警察だ!」「君を守りにきた」と言います。
Tシャツとジーパンです。


私「警察だと信じられるものを見せてくれ」

→三人出てくる制服の写メ(キメ顔)


もう抱腹絶倒な気持ちを抑えてノーノー、サーティフィケーションプリーズ。。!


なんてやり取りをしながら、これが悪者だったら部屋を出た時点でやられてるはずなので、彼らは少なくとも悪者ではないのは薄々感じ始めているのですが、振り上げた手の落とし所がですね、なかなかでして。

彼らは「分かった。30分後にまた来るから。」
と言って立ち去りました。


彼らを見届け、部屋に入る。


開いていた窓を閉めカーテンを閉め、

荷物を再確認して南京錠をかけ、何も情報がないMaps.meを見ながら先ほど訪れた警察署までのルートを確認。
しばし待つ。


30分後、ノックされるドア。
足音を聞く限り複数人います。


オッケーオッケー今開けるから、と二つある鍵のうちの一つを外した
その瞬間に停電!!
嘘でしょマジこれなんなんだ!
必死にドアを塞ぐ私。
どう考えてもこれ強行突破じゃんか!


。。。と思うもドアを蹴破ってくる気配無し。

以前として「ハロー?ハロー?」と言ってます。


蹴破るつもりはなさそうです。
が、もう私もパニクってますから。
私「まずは明かりをつけて!」
男共「いいから早く開けなさい」
私「明かり!!」
なんてやり取りを暫ししていると、
明かりがつきました。

靴紐結びなおして深呼吸。
いざ鍵を解錠。。。!!!

ドアの向こうにいたのは制服姿の男たちでした。
男共「オッケー?」
私「ぜんぜんオッケーじゃないけど、、、もうオッケーです。」


どうやら男共は本物のポリスのようです。
部屋に押し入られることはなく、パスポートとビザのチェック、そして私の顔写真をバシバシ撮り、立ち去りました。


ポリスメン「君を守りたいんだ」
と彼らは言ってましたが、なぜもっと然るべきプロセスを経てくれないのでしょうか。
きっとこれが彼らのスタンダードなのだとは思いますが、私は私なりに、このポリスメンたちに、日本人が思うポリスメンへの期待所作、ほかの街ではこのようなことがなかった事、だからこそあなた達を疑ってしまったこと、そして疑いたくなってしまうような残念な事件に巻き込まれた日本人が何人もいること、を伝えてみたつもりですが、私の拙い英語では2割も届かなかったのではないでしょうか。
大変悔しい思いです。


ひとまずモレルガンジを訪れる際は色々あるだろう旨をご認識おきされると良いかと思います。ひとまず本物(かどうかいまだに謎ですが)は言葉と態度で強気に出ても事件にはならなそうです。



その後、この日記をテキストだけ書いてます。

窓施錠よし。

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風呂場窓うーん。ちょっとリスク。

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部屋入り口よーし。

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懐中電灯よーし。※いきなり電気消してくるかも。

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ひとまず携帯の充電をフルにしたら、ポーチに入れて南京錠かけて肌身離さずして寝ます。



早く朝来い。


そして明日は
朝8:00におっさんが迎えに来るんですって。
チップしっかり回収しに来ます。


船は
9:00発と決まってるようなので、おっさん無視しても船着き場まで追って来るでしょう。


どうする!私!
 
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MAEDAKプロフィール

Maedak

Author:Maedak
ろくに英語もできないまま地球を東方面へ徘徊しはじめた158cmです。
なにを目指したブログかいまいち模索中ですが、関係各位への生存報告を兼ねて日々更新していきます。記事中の情報はあくまで英語力不十分な私が個人的に体験した限りのことを記載しているまでですので、あくまでご参考程度によろしくお願いいたします。

★2019年5月に無事帰国しました!
 これまで応援いただいた皆々様本当にありがとうございました。
 お陰様でこのブログは2018年11月頃よりブログ村世界一周カテゴリで
 しばらくの間、1位をいただくことができました。
 このブログは記念に残しておきますのでどうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
 また皆さまが旅に出れる日が来ることを心から願っております。


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