今日はあたたかいなー、
手袋なくても大丈夫だなー、
と思ってたら気温は氷点下ー3度でした。
なるほど、昨日より7度も高いです。超あったかいじゃん♪
あれ、なにかおかしいこと言っていますか私。
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▼徘徊メモ
・行きさき:ハーレム地区
・交通手段:地下鉄
・必要料金:2.75$
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大変に唐突ですが、本日は生ゴスペルを体験しにハーレム地区にいってみます。
ただ一人でふらふら、ではなく、
最近話題のVELTRAで、オプショナルツアーでの参加です。
待ち合わせ場所はヒルトンNY ミッドタウン。
ただ、その前にちょっと一発BKかまします。
※BK=内輪の隠語です。
このブログでは毎度お馴染みのカリスマインスタグラマー友人Hからの推薦状は以下。
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Chick fill-A
フライドチキンサンドイッチ屋でこれがたまに無性に食べたくなるクソうまさ。絶対サイドのワッフルフライドポテトも必食。
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ややご乱心です。
そして私はBK推薦状がでたお店は
「行くにいけないわけがない」ので、
ヒルトン前にリダイレクトします。
つきました。
お、レジ空いてます。
英会話不能者には絶好のチャンスです。
、、、と思ったらモーニングタイムでメニューにワッフルフライドポテトがありません、、、!
残念ですが一旦フライドチキンサンドイッチのみでBKします。
うん、見た目はこんな感じです。
ちなみにBKの定義は、美しさではありません。
かといって明確な定義はないのですが、
ジュエルロブションか牛角かといったら、強いて言うなら牛角です。
かといって吉野家はBKには該当しません。金の蔵も否です。
ただしサイゼリアはギリBKです。
事例があります。
奥深いでしょうBK。
本日のガイド、きみこさん。
NY在住16年、
ブラックカルチャー専門のガイドさんで、
日曜はご自身も教会でゴスペル熱唱しているそうです。
この方とは別でハーレム地区に35年在住し、
三回ほど銃撃された経験をもつ
トミー富田さんという方が
一緒にハーレム地区で日本人をガイドしているようです。
http://tommytomita.com/
└結構パンチあるHPです。
このきみこさんが強烈なキャラでとにかくよくしゃべる上に面白い。
この図は地下鉄マップを見ながら今日の予定の説明と、
セントラルパークの左側エリアは文化人が多くすんでいて
この辺りにロバートデニーロがすんでるだの
昔ここにマライアの家があって40億で買ったんだけど20億で売って今はここに住んでるだの、
といった、真面目な説明1にたいしておまけの情報が9付いてくるマシンガントークです。
ハーレムエリア到着。
実は私ハーレム初めてです。
ちょっと危ないのでは、というイメージでした。
ちょっと危ない私の同期が学生時代にステイしていたという話をきき
なおさら怖いイメージをもっていました。
実際70-80年代はドラッグで街が崩壊しかけたそうですが、
今は大変に治安がよくなってきていて、
むしろ物価がどんどん上がっているそうです。
もちろんいまでも低所得者層のエリアはあり、
危ない地域は危ないとのことでした。
我々一同は地下鉄Aラインの125stで下車。
この125stがハーレム繁華街のメイン通りとなっており、
ここから東方面へ歩いて教会に向かいます。
治安がよくなったとはいえ、
一部に低所得者向け特別住居エリアはあるそうです。
この写真の奥の茶色いマンションがそこの一つだそうです。
125st駅からの景色です。
いまここのギャングが、
ブロードウェイのなんたらかんたらという組織と衝突してるらしく
危ないから近づくなとのこと。
↓拡大
この向こう側にコロンビア大学があるそうですが、
こちらからは行っちゃダメ、行くならバスで、と、きみこさん言ってました。
なかなか刺激的な先手です。
さて、ハーレムエリアの黒人はアフリカンアメリカンと言うそうで、
アフリカルーツの黒人の人たちだそうです。
そしてとにかくお洒落にカネを使うんだそうです。
レディースはヘアスタイルが命らしく最近はウィッグが超流行っているらしい。
メンズはキャップとシューズが命らしいです。
なのでハーレムにはウィッグ、シューズ、貴金属の店ばっかりです。
そしてミッドタウンと比べると物価がクソ安いです。
ウィッグショップ
スニーカーショップ
atmosは日本でも有名ですね。
Kids専門のスニーカーショップまでありました。
来ました、
かの有名なアポロシアターです。
あ、私も名前しか知りませんで、
以下にみんなだいすきwiki先生のお言葉を賜ります。
アポロ・シアター(Apollo Theater、アポロ劇場)は、ポピュラー音楽においてアメリカ合衆国で最も著名なクラブの一つであり、アフリカ系アメリカ人(黒人)のミュージシャンやアーティスト専用ともいえるほど関わりの深い有名なクラブである。ニューヨーク市マンハッタン区内の黒人居住地区「ハーレム」の125丁目に位置し、毎年130万人が訪れるニューヨークの観光名所の一つとなっている。 ・・・1934年以来、アマチュアの歌手やダンサーが出演する人気イベント「アマチュアナイト」が行われている。プロへの登竜門といわれ、・・・・観客の拍手で優勝者が決まり、・・・反対にブーイングを浴びると、箒で舞台から掃き出されパフォーマンス途中で強制退場させられる。
以前に嘉門達夫がここでモノマネをやり、
舞台に立つ前にブーイングで強制退場&半年間出禁にさせられた、ときみこさん言っていました。
wikiを見ていると確かにそう書いてあります。
他にも平井堅や和田アキ子など錚々たる顔ぶれが並んでいます。
ハリウッドにもありましたが、
ここから輩出されていまは亡くなっている著名アーティストの名前が
プレートとしてフロアに刻まれていました。
いきなりマイケル・ジャクソンがいてビビります。
ジェームス・ブラウン
スティービー・ワンダー
凄いです。。。
ハーレム地区の人は教会ライフを大変大切にしていて
(私含む日本人がこういったことに無頓着なだけだとは思いますが)、
教会ファッションストアも多数あります。
こちらは値段がちゃんとしてます。
NY州庁舎もここにあります。
この建物に書いてあるビル名にもなっているアダム・クレイトン・パウエルという方は
黒人初の下院議員となり公民権運動の立役者として活躍、
ハーレムホスピタルの建設にも尽力した人だそうです。
この建物の名前にもなっていますしこの隣をはしっている7th Avenueは、
ハーレム地区ではアダム・クレイトン・パウエルAvenueと呼ばれています。
このアメリカ国旗の色違いバージョン。赤×黒×緑。
これはアフリカンアメリカンを象徴する旗なんだそうです。
ただよく見ると、
街中のウォールアートにも一部この色合いが使われていたり
(左奥のウォールアート。赤白青の右に赤黒緑があります)、
通行人のおっさんのニット帽がこのカラーリングだったり、しています。
ここでは人々がアフリカン・アメリカンであることを誇るための
非常に重要な意味合いをもつようでした。
先程記載した70-80年代のドラッグによる街崩壊の頃からある数少ない建物がこちらだそうです。
当時、廃屋はギャングやドラッグ売人の温床になってしまったようで、
もう中に人が入れぬようすべてコンクリートで塗り固められているそうです。
トミーさんいわく、一時期のハーレムはこのような建物だらけだったそうです。
随所にあるウォールアートも凄いです。
これなんだっけな、マイクタイソンだったかな、
超有名な元アスリートが経営しているジムのウォールアートです。
教会着。
St Andrew's Episcopal Churchです。
そうです、
本日のゴスペルコンサートは教会で行われます。
そして実は本日のゴスペルは、
ARC(Addicts Rehabilitation Center(薬物中毒更生施設)の入居者によるゴスペルです。
ゴスペルで人間更生を図るというものです。
が、やはりアフリカン・アメリカンの方は音楽に対しては天才なんでしょうね。
その実力はすさまじく、ホワイトハウスでゴスペルを披露できるまでの腕前なんだそうです。
彼らにとって、ARCでゴスペルを歌う事が、自分にとっての救いとなっていて、
ドラッグ中毒を克服した人はもう二度と昔の自分に戻らない為に、
現在リハビリ中の人は何度も襲ってくるドラッグの誘惑に負けない為に、
ARCのゴスペルは彼らの心の叫びそのものなのだそうです。
さて、私教会って実は初めてです。
もちろん教会っていろいろなのでしょうけれども、
この教会は大変に大きく、そして決して綺麗ではないのですが、とても荘厳でした。
なんと言ったらよいのでしょう、
建物自体の話ではなく、そこに蒼然と並べられた木の椅子と、
そこに一面に着席した人々が、一心に前方の舞台に向かって何か期待して始まりを待ち望んでいるこの空気というか、オーラというか、そういった感覚が、とても荘厳なものに感じられました。
その最前列に我々のスペースが用意されており、そこに通されます。
中は写真NG。
なのでテキストで恐れ入ります。
最初に、証の時間、といって、
その日にあった感謝したいことを、自ら前へ出てお話する、というところから始まります。
誰でも良いでそうです。話したい人が話せばよいそうです。
ここで現在ドラッグ中毒に苦しんでいる女の子が登場し、
いかに自分が苦しんでいるか、そしていかにゴスペルに助けられているか、
そして本日のコンサートをどれだけ楽しみにしているかを話す(というよりも叫びに近い)というところから始まります。
そしてゴスペル隊の登場です。
ゴスペルとは、ゴッド・スペル=神の福音という意味で、
神様からの言葉を音楽に載せるのがゴスペル音楽。
ゴスペル=壮大でリズミカルな合唱をイメージしていましたが、
音楽はなんでも良いのだそうです。
ラテンゴスペルもあればスパニッシュゴスペルもあるそうです。
そしてブラック・ミュージックはアドリブが全てで、
歌っている本人達はいかにアドリブ効かせて自分を目立たせるか、だそうです。
当然、セトリ(セットリスト)なんてものはないそうです。
本日はこのARCゴスペルを立ち上げたジェームス・アレンさん(93歳)が
司会進行(といってもヨボヨボでなにを喋っているかちょっとわからない。。)をしながら
歌う曲がその場で決まっていきます。
コンサートの途中からカメラ許可が出ました。
なので途中からになってしまいますが、動画にてご覧ください。
ちょっと画質音質悪いですね・・。
ただ何ていうんでしょう。
魂の叫び、というと陳腐なのですが、
エネルギーがものすごいです。
各々が歌をうたうことを全力で楽しんでいて、
そして自分ももっと楽しむ、ならびにみんなでもっと楽しむためにどんどん自分の音を重ねていく、
それがものすごいエネルギーになってます。
この動画の一つ前の合唱が結構なトリハダもので、
冒頭に証を語った女の子は途中で天を仰いで号泣しはじめ、
歌っているゴスペル隊の人たちも号泣するという信じられない光景も目の当たりにしました。
これがソウル・ミュージックというものなのですね。
自分が思っていた以上に、
ゴスペル鑑賞は面白かったです。
自分でやってみたら気持ち良いだろうなと思ってもいます。
なのですが、一旦ここでコンサート終了です。
帰り際に天を仰いでみた一枚。
もっと椅子が整然としている絵を撮りたかった。。。!
ツアーは一旦解散となり、
きみこさんおすすめのハーレムのソウルフード屋さんのうちの一つに行ってみることに。
Manna'sです。
他にもいくつか有名なお店は沢山あるのですが、手軽にいくならここ、ということらしいです。
ヤバイ!!
これをトレイに好きなだけ盛り付ける量り売りです。
楽しい!死ぬ!!
15$も行ってしまいました・・。
いや、トレイがでかいんだってば。
チキンとかクソうまい。
チキン、煮込みハンバーグ、角煮、ラム肉煮物、ハッシュドポテト、
いんげんやかぼちゃの煮物などなど、
どれもこれもクソうまいです。
きみこさん言ってましたが、煮込み料理が多く、そして日本人の舌にめっちゃ合うとのこと。
めっちゃ合ってます!!
ぺろりでございました。
一日分の食費という観点でもぺろりでした。
ハーレム楽しいです!!
物価が跳ね上がっているとは言えミッドタウンより全然安いし、
125丁目は治安ぜんぜん良いし、
飯も美味いし。
倦厭している方が多そうですが、おすすめです。
さて、実は本日がNYフリーデイの最終日でして、明日はフライトです。
その前に色々済ませておきたく、
今日は早めに宿に戻ります。
そして向かうは宿の近くのこちら。
郵 便 局!
そうなんです。
次のメキシコは温かいので、冬物をすべてと、
カウントダウンでGETしたアイテムたちや各地で購入している御土産、
そして出番のないひげそりと折りたたみポットを、
一旦日本に送り返します。
ひげそりが出番の無い理由は別途で日記にします。
アメリカの郵便局はとにかく評判が悪い。
日本でさえ対応悪いなと思うのだから、アメリカはなおさらなのでしょうかね。
なのでかなりビビりながら、事前に経験者ブログを読みまくりながらの参戦です。
まず荷物をハコに詰めて、、、、
の時点でハコが複数ありよくわからないので、
15分並んで窓口に行き、
コレヲニホンニオクリタイデース
と伝えると、
高速でなにやらまくしたてられ、紙を渡され、シッシッとやられます。
まったく英語わかりませんが、
ひとまずこの紙が重要で、税関申告書です。
こちらの存在もブログで認識していたので、ひとまず結果オーライです。
ハコについてはどれを選ぶべきか結局よくわからないので、
ひとまず茶色いダンボールを選び、荷物をハコに詰めて、、、の時点で問題が2つ。
まず、テープがない。
ダンボール置き場に3.99$と書かれたテープがありました。
これを買う必要がありそうです。
そして、荷物が入り切らない。
これは力技でぶち込みテーピングしました。
上面がだいぶこんもりしています。これでいけるでしょうか。
FROMは今の宿の住所です。
それで良いかどうかは不明です。
TOは実家です。
右上の白い紙が税関申告書です。
FROMとTOを書いた上で、内容物について記載します。
行が4つしかなかったのですが、内容物は11個あったので、
・Pinbadges(red plastic bag) ・・・ 各地で購入したピンバッジシリーズ ×1
・Electronic shaver ・・・電動シェーバー ×1
・instant pot ・・・折りたたみポット ×1
・clothes ・・・その他衣類 ×1
と書いてみました。
いま日記書いていて振り返るだけでも滑稽な英語ですね。スペル一部違うし。
wifiなくてGoogle翻訳先生に頼れなかったのです。
こちらを再度15分ならんで窓口のおばさま(先ほどとは別)に、
コレヲニホンニオクリタイデース、
ワタシエイゴニガテデース、
と伝えると、
いきなりスペイン語で話し始めたので
チガウノデース、ワタシジャパニーズナンデース、
と伝えると、
にっこり微笑み、手続き進行。
なんだ、めっちゃ天使やないか。
そして質疑応答。
このClothesの中身はなんだと聞かれ、
ボディランゲージで、
(あたまからかぶる仕草) →ハット? イエス!
(てにいれる仕草) →グラブ? イエス!
(あたまからかぶって袖を通す仕草) →シャツ? イエス!
(足からはいて上まで上げる仕草) →パンツ? ノー! タイツ? イエス! ※ヒートテック
この時点でこの程度はボディランゲージする必要ないと気付き、
普通に英語で応答。
そしてinstant pot に当然ながら着眼される。
これはちょっと私もなんて行っていいかわからず、
pot、smallen!
と、小さくする手話で表現。
この手品師も驚きの表現で、おばさん「OK♪」とのこと。
本当に大丈夫でしたでしょうか。
ということで、ハンコばちんといただき、無事完了です。
いやー、頑張った!!
ほんとに私、TOEIC800点はクリアしましたが、
ぜんっぜん実生活のヒアリングでは使えないです。
お恥ずかしい限りです。
あ、お値段70.10$です。
もともと高いと聞いていたので想定内ですが、
実はアメリカは、縮毛矯正と年末年始の宿事件があり、
当初予算を6万円オーバーしているのです。
ちょっと厳しいですが、
殺人リュックからちょっとでも解放されるために、
このコストは許容します。
そしていま気づきました。
3.99ドルのビニールテープ、使うだけ使って置いてきました。
課金もされていません。
あいやー。犯罪してしまった。
それはともかく、いやーやりきった!!
全然ボロボロだけどなんとかなってる!!
帰り道のユニオンシティの街はちょっとキラキラ系に映りました。
こんなモニュメント気づきませんでした。
なんかこのユニオンシティは、学芸大学のような感じで、
都心までは歩けないけどバスで一本3$で出れるし、バスは24時間運行だし、
ちょっとした買い物はすぐそこで済むし、
物価は安いし、と結構いいところなんじゃん、と思いました。
マンハッタンの宿はクソ高いですが、
マンハッタンまで一本で出れるので全然こちらのほうが過ごしやすい気がします。
シーズンによると思いますが私の宿、一泊19$ですし。
ということで、これでNY5日間の周遊は終了です。
明日はJFKからメキシコシティへ飛びます。
初の海外to海外です。
色々怖いので、12:50のフライトですが、
宿を6:00に出たいと思います。
ワンチャンス、BKかまします。
それではまた明日。
どうせ空港で暇でそこでまた日記かくと思います。