#252 孤高のシギリヤロック inスリランカ(2) 2018.8.22
- 2018/08/24
- 07:00
安室ちゃんのDVDが予約だけでミリオン行ったとか。
私の本旅の心残りの一つに安室ちゃんラストライブに行けなかった事が挙げられます。
ああマジで太陽のシーズンからのBody Feels Exitを全身で浴びたかったです。
きっと昂りすぎてヘドバンしてたと思います。
※私の音楽史は安室奈美恵と相川七瀬に始まりTKとV系四天王の時代を経てDirengreyとクラシックです。
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▼徘徊メモ
・行き先:ダンブッラ→シーギリヤロック
・手段:路線バス
・料金:40ルピー≒28円
・時間:45分くらい
※シーギリヤロック入場料:4830ルピー
※シーギリヤ→ダンブッラへの終バスは17:30らしい
↓ダンブッラ地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
シーギリヤ、ダンブッラ、コロンボ、キャンディ方面
・やや下のオレンジ:長距離バス停 Dambula Bus Station
ジャフナ行きなど
・青 宿 Dumbula City Hostel
・紫の左:ダンブッラ石窟寺院
Dambulla Cave Temple
・紫の右:ダンブッラ黄金寺院
Golden Temple
・左の緑:石窟寺院のチケットオフィス
↓シーギリヤへの移動図
↓シーギリヤ地図マップ
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昨夜の我がベッド。
とうとう本旅初カヤです。
スリランカは蚊が多いのでしょうね。
私的には蚊よりダニの方がつらいのですが、ここ最近はダニ周りは大丈夫です。
さて、欧米人が大騒ぎする本宿の翌朝
やはりハンモックがある宿には欧米人が集まる気がしてます。
を食べてたら、
宿の人「卵は自分の好きなように調理してね♪」という斬新スタイルでした。
久々に目玉焼きなんぞ作ってみたら惨劇になったので写真割愛です。
見兼ねた宿の人が「元気出して」と
パンを2枚追加してくれましたage。
今日は午前中はのんびりし、午後から出掛けてそのまま夕陽をいただく算段です。
ハンモックー!
嗚呼、好き。スリランカ。
その後は宿の犬と戯れる。
おやつに久々のバナナを持ち出しましたが、猿に尾行され始めたので急ぎ食いました。
地元のスリランカ人にゲラゲラ笑われましたが、笑いどころポイントはどこだったのでしょう。
バス停です。
シーギリヤ行きのバスがここから出るそうですが、アヌラーダプラやポロンナルワ 行きのバスも来てました。コロンボ、キャンディ行きもここですって。
下のオレンジもバス停ですが、こっちはトリンコマリー、ジャフナ行きですって。
ええ。宿の張り紙情報です。
リキシャのおっさんが「シーギリヤ?バスはしばらく来ないよ!トゥクトゥクはどうだい!10ダラー!」という言葉を最後まで聞き終わる前に目の前にいたバスにシーギリヤ?と聞いたら運転手がコクリとうなづいたので、リキシャのおっさんにコクリ、とうなづき返してやりました。
リキシャのおっさんは全世界共通でインド人なんですかね。
シーギリヤへは北東の大通りを進んで行き、イナマルワ/Inamaluwaという街で通りを右へ入り8kmほど行ったところ。
ダンブッラからは45分くらいでした。
到着。
ここから歩いてシーギリヤロックを目指します。
ここではリキシャのおっさんが「シーギリヤロック、10km!レッツトゥクトゥク!」などと言ってますが、
残念。
もう見えてるんですよ。※右上
お茶目過ぎますよ、嘘つき方が。
インド行って修行して来なさい。
周囲は猿だらけです。
良かったバナナ食っといて。
チャリで来てる人も多数。
この辺りに宿を取ってる人と思われます。
チケット売り場に来ましたがどうやらここはスリランカ人のみのようで、外国人は近くの博物館内で買うべしと言われました。
にあったeチケットカウンター、が外国人チケットオフィスを兼ねてました。
以前は前者の窓口で外国人の買えたようですが、変更になったのでしょうかね。
この外国人専用価格が高すぎるからでしょうか。
なんと30ドルです。
スリランカルピーでは4830ルピーでした。
凄くないですかこのお値段。
欧米人からは非難轟々らしいです。
この外国人と現地人とで窓口分けるってどうなんでしょうね。
お隣のクレイジー某国では50倍近い価格差の外国人価格とインド人価格を平気な顔して併記してたりしますけど、こうまでして分けられるとこれはこれで違和感ですね。
うん、でも好きだからスリランカ。許す。
ここまでの地図はこんな感じ。
さて。
この博物館の見学代もこのチケットに含まれてるようなので、流れで見学。
建物内部は撮影NGですが、中にシーギリヤロックの宮殿の再現CGがありました。
これは見応えありまくりです。
これ見ておくと、後ほどのシーギリヤロック登頂時にイメージが広がります。
この博物館には他にも色々あるのですが、この後のシーギリヤロックの様子と合わせて紹介したいと思います。
って事で、シーギリヤロックへ向かいます。
途中見かけたハスの花。
こんな綺麗な形をたもってるのは初めて見たかも。
シーギリヤロックへの道中。
あたりはワンコ多々です。
見えてきましたー!
シーギリヤロックです。
壮観。。!!
こんなどデカイ岩山がジャングルにポツンと聳えているのです。
この岩山は火山の火道が硬化してできた岩山だそうで、標高370m、この岩山単体の高さは195mあるそうです。
そんな岩山の上に、5世紀当時の王朝、シンハラ王朝のカッサパ一世さんが宮殿を建てたんですって。
カッサパさんはクーデターで父から王位を奪い取ったものの、王族に母を持つ弟に王位を奪われることを恐れ(カッサパさんの母は弟とは異なり平民出身)、当時の首都アヌラーダプラからこのシーギリヤに都を移して立て篭もったのだそうです。
そしてその後、弟に攻め込まれたカッサパさんはこの王宮で自害したんだそうな。世知辛い話です。
そんなドラマを頭に入れつつ、この岩山を登ってみたいと思います。
カッサパさんが日々眺め、完成した王宮にワッハッハしながらもいつ弟が攻めてくるのか気が気でなかったであろうその景色は如何程でしょうか。
写真消えてしまいましたが周囲にはスズメバチ注意の看板。
この時は見当たりませんでしたが、嫌ですね、巣なんぞ見かけた日には。
こんなとこを通りながらどんどん上がって行きます。
ヒイコラ言う登山客たちを高いところから失礼する本日の野犬。
こんな岩にとってつけたような場所を進撃します。
そして見ての通り子供たちの遠足?に巻き込まれました。
ワーワーキャーキャー大忙しです。
この螺旋階段から先が、シーギリヤレディと言われるフレスコ壁画が見られるエリアです。
撮影禁止のため写真はないですが、先ほどの博物館の撮影禁止エリアの外に再現されてました。
綺麗な写真がなく恐縮です。
当時は岩山の周囲に回廊があり、それに沿って500体もの壁画があったと言われていますが、今では18体しか無いそう。
女性たちは王宮の女性たちと言われてます。大奥みたいなもんでしょうかね。
身分が高い女性たちは裸だったんだそうですよ。
カッサパさん、そちもなかなかお好きなようですな。
その先はミラーウォールというエリア。
当時はここが鏡のようだったのでしょうか。
みんなソレモンですな。
ミラーウォールの反対側の壁はただの壁でした。
ここにシーギリヤレディ描いてたらなかなかだったでしょうに。
途中ひぃ!!と言いたくなる看板発見。
(WASP=スズメバチ)
もうここまで来たら死あるのみだと思うのですが。ある意味でBe silent(静かになる)です。
あともうちょいで山頂です。
ここは広場になっていて、王宮への入り口は巨大なライオンの足になっています。
この足の間を通っていくのですね。
昔はここに頭もあったそうですよ。
どこにどうあったのかわからないくらい舗装されちゃってますが。
なお博物館には、子供たちによる「ライオンさんの顔を想像してみよう!」のお絵かきコーナーがありました。
実にリアルなオーストラリアの子供の絵。
ある意味リアルなマレーシアの子。
サイケデリックなカナダの子。
我らがNIPPON。一番左は坂本龍一教授でしょうか。教授をライオンに見立てるとはこの子有望だな。
某国。何でもかんでもデコに点ありゃ良いと思ってんだろう。
の事言えない別の某国。しかもレベル高い。※左
そんなみんなのライオンさんを、
股座から失礼致しまーす。
ただ今時刻15:00過ぎ。
なぜ私がこの時間を狙ったかって、夕陽はもちろんなのですが、午前中はツアー客が殺到して牛歩の如しと聞いたからなのですね。
この時間もこんな有様です。
なんならやや西日になりかけた陽射しが直撃し地獄です。
途中見つけた岩に直接刻まれた階段。
昔はここを登ってたんでしょうか。。
まあ簡単には登れないことに意義があるんだと思うのですが、カッサパさんの家臣たちは大変だったでしょうね。
頂上に来ました!!
スンバラシイではないですか。。!
今この景色は北から南を見ていて、
今私は岩山頂上の宮殿エリアの北端にいます。
この北端が一番高台になっていて、宮殿本殿があったようです。
で、写真では見えづらいですが、この奥(=南)に向けて段々と低くなり、低層宮殿や庭園が広がっていたようです。博物館のCG曰く。
あと宮殿ですが、あくまでも博物館のCGでは、なのですが、5世紀とはいえかなり立派な木造宮殿で、昔教科書で見た平城京のような、、あ、いや平城京ってどんなだっけ。
こんな感じ?
いやこれも古代中国の屋敷でしてここまでツノツノした感じでは決してないのですが、
まあそんな感じです。
立派だった、って事で。
いやもうホント、色々知れば知るほど、まだまだ自分の知識の浅さを知るばかりです。特に我が日本について。
ちょっと進むと見えてきました南側エリア。
こんな感じで北側の宮殿から、宮廷全体を見渡せたようです。
カッサパさん専用プールなぞもあります。
さぞかしおなごたちとキャッキャしたのでしょう。
今は遠足の子供達がキャッキャしてます。
こらこら、そこは王様のプールですよ。
そこの君、そこで顔を洗うんじゃないよこんなド汚nあ、すみませんカッサパさん。
南から北を臨むとこんな感じ。
南方面。
雄大な山と泉が見えます。勇ましい。
さぞかしカッサパさんを励ましたことでしょう。
西方面。
夕陽が沈む方角です。
こちらは北方面。
お隣の山、ピドゥランガラ。
(と言いながらこれまた写真消えてました)
西〜南方面パノラマ。
カッサパさんは日々この景色を眺めながら、
豪華(かどうか知りませんが)飯を食い、
豪華(かどうか知りませんが)な衣服を纏い、
豪華(確実。)な宮殿に住まい、
色事にキャッキャしながら弟の襲撃に怯えていたわけですね。
常人には計り知れない世界ですが、こんな人間味ある話が1500年も前にあったわけです。
いつの世も人間は人間だったんだなと思います。
この人だかりは何でしょう、インドじゃあるまいし。
と思ったら下山口でした。
帰りも牛歩です。
シーギリヤロックのシーギリヤドッグたち。
さて、夕陽を見るべく移動です。
やって来ましたは先ほどシーギリヤロックから見えていたピドゥランガラ山。
シーギリヤロックから2kmちょいしか離れてませんが、夕陽までの時間が差し迫ってたのでリキシャできました。
現在時刻16:55。
リキシャの兄ちゃん曰く17:00でチケットオフィスクローズするそうなので、その話が本当ならば、リキシャ乗って正解でした。
まあ乗った後にその話をしてきたので多分ほんとなんだと思います。
入場料は500ルピーでした。
そしてこの山はタンクトップやホットパンツ(?)など露出高めはNGなようで、巻き布を貸し出してました。
レッツゴー。
仏陀先生が決めポーズなさってます。
本旅初の涅槃仏です。
先生が入滅する際のご様子です。
私これまでずっとこのポーズは昼寝してるんだとばっかり思ってました。
あのストⅡのサガットのステージで見て以来。
※ご参考
入滅に入る仏陀先生の景色は
ノイズ多めです。
誰か刈ったげて。
にも関わらず先生のお顔は穏やかです。
草木はノイズなぞではなく心の栄養なのでしょう。
先生、失礼しました。
そして唐突に
アドベンチャーな
弟君はここに閉じこもる兄者をどう思うたのでしょうか。
迫り来る夕暮れ時。
周囲は100%、紛れもなく100%、欧米人です。
すごいです。もしかして現地人からしたらこの岩山の頂きに立つだなんて(仏教的に)とんでもない事なんじゃないでしょうか。
この下に仏陀先生寝っ転がってるわけだし。
夕陽を受けて黄金色に輝く孤高のシーギリヤロック。
それまではカッサパさんの弱さというか、逃げ腰なイメージを持っていましたが、この黄金色に輝く(写真だとそうは見えてないですが)シーギリヤロックの姿からはそんな事微塵も感じられません。
むしろ、私はここに居るぞ!!
とでも宣誓しているような勇ましさを感じました。
誇り高きカッサパさんの勇姿を垣間見させていただきました。押忍。
さーて下山です。
どうでもいいですが、さーて、を「サーティワン」と変換するのやめて頂けますか我がiPhone。
誤算だったのは、下山道が東側にあるので陽射しが入らない事。これ結構暗いでっせ。
まだ頂きにいる欧米人達はどうするんでしょうか。あのまま野営するんでしょうか。まあ出来そうですけどあの人たち。
途中唐突に油断した表情を見せてくれるシーギリヤドッグ達がキュートです。
「ええ?なに?いま!?」みたいな。
ちょうど下山した頃の空がグンバツでした。
後15分だけ頂にいても良かったかな。
※登頂までだいたい30分、下山は15分。
そしてそんな距離ないので歩いて戻ります。
ピドゥランガラ山。
さっきまであそこのテッペンにいました。
が、この後どんどん暗くなっていき、周囲で野犬がワウワウし始めちょっとハラハラでした。
そしてバスを降りた場所に来たのですが、なんと、バスが終わってました。
17:30が最終なんですって。
そういやピドゥランガラ山に向かう途中でリキシャの兄ちゃんも同じようなこと言ってました。
すみませんリキシャ関係の方というだけで右から左でした。
さてどうしよう。
地図を見ると、ダンブッラからここまでくるまでに幹線道路を通り、途中のイナマルワという街でシーギリヤ方面に曲がってます。
なのでイナマルワまで行けばバスを拾えそうです。
って事でイナマルワまでリキシャ。
500ルピーもしました。
売店のおっさんに適正価格は500と言われ、いざリキシャのおっさんに料金聞いたら「たったの700だ!」とか言うのでまあ500は妥当なのかな。距離9kmです。
そしてイナマルワ周辺でリキシャのおっさんが「ここからどこへ行くんだ?ダンブッラか?もうバスなんて無いぞ!そしてこの辺りは危険だぞ!俺がこのままダンブッラまで送ってやる!料金たったの1400ルp
言い終わる前に500ルピー札を渡して降りました。
バスは五分後に来ました。
凄い満員です。帰宅ラッシュでしょうかね。
すっかり昼飯も夕飯も食べ損ねているのでスーパーで買い物。今日はレストラン行けるような懐気分ではありません。
パイナップルジュースかと期待したらねっとり系のミックスジュースだった罠。
夕飯。
久々のカップ麺がめちゃクソ美味でした。
やっぱり好き!スリランカ!
と思ったら中国製品でした。
その後は宿犬とワシャワシャして就寝。
明日はダンブッラの寺院を見た後にもうちょっと北のアヌラーダプラという古都に行きます。仏教遺跡ばっかなので地味な見た目の一日になりそうですが、宜しくお付き合いくださいませね。
ストゥティーでした!!
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