#259 人類始祖アダムを登る。inスリランカ(9)2018.8.29
- 2018/08/31
- 04:00
タイトルでついついクリックしてしまったそこの貴方!
2020年が楽しみですね。
(映画公開)
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▼徘徊メモ
・行き先:アダムスピーク
・手段:徒歩
・料金:ー
・時間:ー
↓地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
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アダムスピークとは。Wiki先生にご登壇頂きます。
標高2,238m。
別名スリー・パーダ。スリランカの言葉、シンハラ語で「聖なる足跡」の意。頂上付近にある1.8m大の岩にある穴が足跡に似ており、仏教徒は仏陀の足跡、ヒンドゥー教徒はシヴァ神の足跡と、イスラーム教徒は人類始祖のアダムの足跡、キリスト教徒は聖トーマスの足跡に見立てる。
アダムスピークという名前は、イスラーム教徒の主張するアダムの足跡に基づく呼び名である。
来ました厨二ワード『人類の始祖アダム』。
「ご覧なさい、あれがアダムよ。」
って言いたい。
言いたいがためだけにここに来ています。
が、
今の時期は寺院クローズしてるんですってー(゚∀゚)ヒャハー
そんなこと知らずに宿にチェックインまでしてしまったので、もう御来光を拝むだけのためにこのまま登ったろうと思います。
という事で朝3:00。
今これ参道なのですが、笑っちゃうくらい誰一人として人の気配がしません。
左の明かりはなんらかの商店なのですが、誰もいません。
たまに「おや、明かりだ。」と思うと
たいがい祠です。電飾付き。
シヴァ神さまどうぞ私めにご加護を。
序盤に寺?のようなとこに迷い込んでました。
いや住職みたいな人が「こちらですよー」とかいうから普通に。
「ここに名前を」
と言うので入山記録かな?と思ったらドネーション帳でした。
帳簿には寄付額も記載されているのですが、欧米人皆様揃いに揃って1000ルピー寄付されてました。右に倣えと言う感じでしょうかね。
大きな涅槃仏。
往路では寝ているのに復路では起きている、と言われる涅槃仏さんです。
今は暗すぎてアレなのでスルーします。
ここで大きな門をくぐり、やや山道っぽい道を進み、大きな仏塔のあるお寺?の脇を抜けていきます。
写真がないのは真っ暗過ぎるためです。
途中ヒィ!となった場所。
白い人々が大勢並べられていました。
皆一様にお祈りを捧げているようなのですが、静まり返る闇夜に急に現れたのものでつい悲鳴が。
前方に登山客を発見。
私の懐中電灯なんかよりも数倍強い、光子力ビームみたいなライトで闇夜を照らしています。彼らをライトがわりにし、後ろから着いてこうと思います。
五分後、
見失いました。
いや、もうすでに階段の一段一段の破壊力が凄まじく、もう私の足はけんもほろろなのであります。
写真は私のか細いライトで照らされた眼前の階段。
もうかなり登ってます。
1.5時間くらい?
かなり休み休みですが。
いつ着くんでしょうか。
ウェルカム!
とか書かれてそうな位置にある看板がボッキリ折れ倒れてました。
そしてじつは今雨です。
雨というか、もう山全体がすっぽりと雲海に飲まれてまして、霧雨に包まれてる状態です。全身グッショリ。
!!!!
人溜まりを発見です、
どうやらここが山頂のようです。。。
ここまで2時間でした。
先人ブロガー各位の話では3-4時間と聞いていましたが、道中人が全くおらずスカスカだったことに起因するかと思います。
山頂には確かにお寺がありました。
門は閉まってますが、外観は見えてます。
結構小ちゃいんですね。
。。。大人しく夜明けを待ちましょうか。
山頂には山小屋があり、その周囲では欧米人たちが談笑中。
ワンコが2匹ウロウロしてるのですが、暗闇につき何度も尻尾を踏まれキャウンキャウン言うてます。
そして。。。極寒。
久々にユニクロウルトラライトダウンさんにご登場いただいているのですがグッショリ濡れてるのでもはや諸共凍てついてます。
指先が痛くなってきました。
久々ですこの感じ。
私ニューヨークで12/31のカウントダウンイベントに参加し足の指先を酷く凍傷しその後三ヶ月くらい痺れっぱなしだったのですが、その感覚再来です。
毎度思うのですがあの件以来、寒さに対する耐性が下がってる気がします。
というわけで山小屋の茶。
さっきっから欧米人たちがこれを飲んでいたものの絶対高いと思ってたので自重してたのです。
そしてお値段やっぱり100ルピーでしたAwesome!!
ちょっと明るくなって来ましたよ!!
ということで、先ほど暗闇だったスリーパーダ寺院をパシパシ。
ここに件の足跡があるんですね。
拝見したかったです。アダムの足跡。
寺院の門の扉は色々な願いや想いが絡まり合ってグッシャグシャでした。
山小屋脇で暖をとる欧米人と尻尾踏まれまくってるのにめげないワンコx2。
あ!!!
すっかり忘れてました。
私ここに朝陽を見にきてたのでした。
もうすっかり忘却の彼方でした。
なんてったって
朝陽のあの字も感じられないこの景色。
すっかり脳内では朝陽のことなんて水に流してました。
。。。帰ります。
いや、頑張ったと思います私。
自分で自分を褒めたいと思います。
いつもより多くミロ飲むぞ。
霧で先が見えません。
振り返ってアダムスピークの姿形を拝みたいのですが、一面真っ白です。
往路で見かけた崩れたウェルカム看板は思ってたよりも悲惨でした。
決してウェルカムではございません。
ここはイデイカトウパーナ、針の斜面といわれる場所だそうです。
仏陀さんがこの聖なる山を登った際に敗れた衣服をここで縫ったとか。
おや、ところで山頂にある足跡は仏教徒各位の見解では仏陀さんの足跡だとか。ってことは仏陀さん、ここで衣服を縫った後に頂上にて足跡残すくらい山を踏み潰したわけですね。パワフルですね、ミロの力でしょうか。
周囲の霧の様子。
休憩中、暇でしてひとまず撮ってみただけです。
途中見かけたこの胡散臭い切り株が実はゴミ箱であることに気づきました。良いデザインだと思いますが、ゴミ箱であることに気づかれてないのか中は空っぽでした。
かなり降りて来ました。
霧雨だいぶ収まりましたが、アダムスピークはあんな感じ。
こんな倒木あったかしら。
今ほど倒れたのでしょうか。誰にやられたんでしょうか。ミロ飲んだ欧米人でしょうか。
往路で悲鳴を余儀なくされた祈る人たちの祠。
大惨劇でした。
せめて祈る手だけでも直してあげてください。夢も希望も無いじゃないですか。
1枚目の写真の仏陀さんもテロリストに拉致されたみたいになってますし。
麓にある仏塔です。
その脇に日本祠もありました。
日本祠の脇では水道管が破裂して噴水状態でした。
お陰で水浸しです。
もう周囲は麓の森道です。
往路ではずっと川の音が聞こえていたのですが、
寝たり起きたり忙しいですね。
※角度の問題です。
すぐお隣にガネーシャさん。
ヒンドゥー教はそこら中に染み込みますね。
満々様に似てませんか。
近くには水シャワー浴びれる場所もありました。雨の影響でだいぶ水量強めですけど。
帰還。
まったくもって私は何をしにここに来たのでしょう。
アダムという名に誘惑されただけではないですか。
宿のオーナー「やあ!どうだったい?素敵な朝陽だったろう!!」
先ほどよりはマシですが、やはりあそこだけ雲かかってるんですよね。
まあ聖なる山は簡単にはその姿を見せないぞっつうことで、私は次の街へ向かいます。
ドッグ・ウォー。
あの奥にうっすら見えてる欧米人二人にひとまず付いていけばバスがあるんじゃないかと思ってます。
私は悠長に朝ごはん。ミロは見つからず。
すると油断した隙に欧米人、リキシャに乗って行ってしまいました。
そしてその五分後、マスケリヤ行きのバスが通りかかったので飛び乗りましたが、出発は1時間後とのこと。
待ち時間の間、バスの中にまで乗り込んで来たリキシャマンがひたすらに「1時間はもったいないぞぉ、リキシャならあっという間だぞぉ」と呟いてました。
そうですか。
左のオレンジがMaps.me上でバス停となってる場所です。
まあ一本道なので歩いてればバスに出会うでしょう。
帰りのバスの車窓から。
こっちの方がよっぽど良い景色です。
もうあの山がアダムスピークで良いんじゃないでしょうか。
これでアダムスピークを見納めとすることにしました。
さようなら、アダム。
乗車時間30分。
マスケリヤの街に着いたらちょうど反対車線をハットン行きのバスが通ったので乗り込みました。
そして1時間でハットンバスターミナル着。
コイツと。
ああ、五臓六腑が待ってましたと言わんばかりに狂喜する。ここに幸あり。
そしてここでまさかのバス2時間待ち、
そしてコロンボまでまさかのバス6時間、
さらにそこから3時間掛けて、
もう宿が戸締りする寸前での駆け込みでした。
もうスリランカも最後なので一泊2500円の超大奮発をしたというのに。。。
その2500円にはそれなりのスンバラシイ理由があるのです。
ってのを明日の日記に書きますね。
ではまた明日。
ストゥティーでした!
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