#266 水も滴るいい全裸。inインド(35) 2018.9.5
- 2018/09/07
- 07:00
本日より南インド爆北編の開始です。
目指すは9/14@ニューデリーです。
あと10日で2500kmほど北上します。
それもこれも9/14に来印する友人氏を迎えるため。
友人氏はこの日記を見ていないと思われるので正直なこと書くと絶対間に合わない
さて。
日記は何事もなく列車はベンガルール駅着したところからです。
本日の予定は、
ベンガルール発の夜行列車でまた次の街へ向かう、
です。
夜行列車2連チャンですが、空き枠都合で3Aクラスになってしまったので無駄に快適車両であるためきっと大丈夫です。
そして夜行列車までの間にちょっと遠足してジャイナ教の聖地の一つであるシュラバナベラゴラという村に行ってみます。
え?なんて?
夜行列車は22:22。
今9:30。
シュラバナベラゴラまでは片道4時間ちょいだそうです。
うーん微妙!
間に合うかしら。
――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
①
・行き先:ナガルコイル
→ベンガルール Bengaluru
・手段:列車
列車番号 17236
列車名称 Bengaluru Expres
等級 3A
・料金:980ルピー≒1568円
・時間:14.5時間
19:10発(定刻通り)
9:45着(15分遅れ)
↓移動図
②
・行き先:ベンガルール
→チャンナラヤパトナ Channaraya pattana
・手段:バス
・料金:154ルピー≒246円
・時間:3.5時間 10:00発、13:30着
③
・行き先:チャンナラヤパトナ
→シュラバナベラゴラ Shrabanabelagola
・手段:バス
・料金:15ルピー≒24円
・時間:20分くらい
↓②③移動図
↓シュラバナベラゴラ地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
・オレンジ:バススタンド
・下の赤:ヴィンディヤギリ
・ピンク:ヴィンディヤギリ参道入口
・紫:ジャイナ教寺院
・上の赤:チャンドラギリ
――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされましたらぜひ上記の「世界一周」と書かれたボタンを1クリック頂けると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。クリックは1日1回までです。
※クリックすると世界一周ブログランキングのページに飛びます。
――――――――――――――――――
シュラバナベラゴラはベンガルールとハッサンという街の間、というか、かなりハッサン寄りにあり、
チャンナラヤパトナという街からバスを乗り換えてシュラバナベラゴラへ行きます。
てか誰が考えたんですかこの町たちの名前!覚えられんわ!
ベンガルールバスターミナル。
なんだかめっちゃ広かったです。
聞き回っているうちにこのバスターミナルは大きく南北に分かれていて、チャンナラヤパトナを通るハッサン行きのバスは南区域の17番であることがわかりました。
そしてそこに赴くとハッサン行きのバスが列をなしており、そしてみんなして客の呼び込みをし、客取り合戦をしていました。
普通に一番前の車両に乗り込みましたが、これみんな同じ会社なはずなのになぜ客を取り合っているのだろうか。インド。
バスはすぐ出発です。
本数は沢山あるんだと思います。
高層マンション群。
ベンガルールは南インドのデカン高原南部に広がる高原都市で、今やインド三位の人口を持つ大都市なんだそうです。
州も変わりここからはカルナータカ州。
言語はカンナダ語。
以前はバンガロールという名前でしたが2014年からカンナダ語読みのベンガルールになったんですって。
IT企業も数多く集まり、インドのシリコンバレーとか呼ばれちゃったりしてるらしいです。
私前職でグローバルネットワークの実作業部隊がインドにあり、いつぞや発生した障害の対策会議かなんかでインド人の方とmtgしましたが(私はただ座ってただけです)、とても紳士で誠実な方だった、ような記憶があります。当時の責任者であるアメリカ人の対応がカスすぎたというのもあるのですが。
当時の彼がこのベンガルールにいたかどうかなんて分かりませんが、なんとなくインドのITタウン・ベンガルールには淡いながら良い期待があったのです。
が、
まあここもインドですね。
これといって写真はないですが、
往来の喧騒は言わずもがなですし、なんなら車も人も信号とか関係ないし、ゴミは落っこちてるし、インド人は落っこちてるし。
左のインド人たちが何やら揉めてて、
右の人たちは全員野次馬です。
何かあるとすぐどこからかインド人が沸いてきて集まってきちゃう。
そんな絵がそこかしこに転がってました。
ベンガルールの街はかなり渋滞しており、街を出るまでに1時間要しました。
雲行き怪しい。。
高速道路です。
ハッサンてそんな大きな街じゃないのですが、そちら方面へ高速道路走ってるんですね。
途中の停留所で窓越しに売り込みに来たおっさんからパイナップル購入。
そんな感じで朝の腹ごしらえをしつつ、バスは3.5時間でチャンナラヤパトナのバススタンドに着。
高速道路に入ってからは快調に進んでくれました。
ここでシュラバナベラゴラ行きのバスに乗り換えです。
おそらくローカルバスだからかバススタンドのプラットホームではなく敷地の隅っこに止まってました。こちらもバスが列を成してたので頻発していると思われます。
シュラバナベラゴラ着。
入り口。
ここシュラバナベラゴラは、ジャイナ教の南インド最大の聖地なんだそうです。
インド旅前半に出会ったジャイナ教。
ジャイサルメールではその寺院の気狂いじみた強烈な彫刻の嵐に度肝を抜かれ、カジュラホでは全裸僧が堂々と歩く姿にアゴが外れそうになったジャイナ教です。
※参考画像
寺院
、、もうちょっとちゃんとした説明をWiki先生から頂きましょうかね。
ジャイナ教(ジャイナきょう、サンスクリット語: जैन、英: Jainism)は、マハーヴィーラ(ヴァルダマーナ、前6世紀-前5世紀)を祖師と仰ぎ、特にアヒンサー(不害)の禁戒を厳守するなど徹底した苦行・禁欲主義をもって知られるインドの宗教。「ジナ教」とも呼ばれる。仏教と異なりインド以外の地にはほとんど伝わらなかったが、その国内に深く根を下ろして、およそ2500年の長い期間にわたりインド文化の諸方面に影響を与え続け、今日もなおわずかだが無視できない信徒数を保っている。
です。
→「徹底した苦行・禁欲主義」という点を覚えておいてください。
岩山を削って作った石の階段です。
例のごとく裸足なのですが、これ真夏(5-6月)だったら火傷するんじゃないでしょうか。
※インドは今雨季なのでそこまで暑くないのです。
寺院に着きました。
インド人の撮影タイムが終わらないので景色の一部にしてやりました。
振り返るとこの景色。
スンバラシイです。
なかでは寺院の人と思われるインド人(僧ではなさそう)がドネーションと書かれた箱を持ってYoutube見ながらニヤニヤしていたのでそのまま辞去しました。
あ、まだ上に寺院が有りそうです。
階段を上がっていった先は上記の通りものすごい数の骨組みに覆われていましたが、ここが本丸の寺院でございます。
あ、
待ってください。
ちゃんと説明させてください。
こちらの方、ただの変態さんとかではなくて、ゴマテーシュワラさんというジャイナ教の聖人なのです。
カジュラホで全裸僧に衝撃を受けた時に見知った知識ですが、ジャイナ教にはその教えである「無所有」を追求した考えがある(裸行派と言う)のです。
聖人さんです。
どこ見てるんですか!!
見ていただきたいのはこの手足に絡まったツタです。
この方、365日もの長いあいだ全裸で瞑想をして動かなかったがために手足には蔦が絡まり、足元には蟻塚が出来たのだそうです。
あのように、聖人さんの頭の上から水をかけるのですね。
あ。。
ああ。。!
何ということでしょう。。!!
頭から浴びせかけられた水は頭から胸、腹へと伝っていき、事もあろうに大惨事です。
これはあんまりです。
浴びている。。!!
女性がソレを浴びて満面の笑みで歓喜している。。!
こちらの女性は壺に注いでそのままお口へ。。
絶句です。
これが、信仰、と言うことですね。
いえ、私も以前「何に祈るかではなく何を祈るか」ですよね、だなんて分かったようなこと書きましたが、ちょっとなんというか、うまく言えないですが、
世界は広いなーって!(ごまかし)
なおしばらくその場で唖然と人々の様子を眺めていましたが、どうやら水だけではない色々な液体が頭から注がれています。
何やら黄色い液体が流され、それがソチラから滴りおちた時はなかなか刺激的な絵図になっていました。
(僧の人にあれはなんの液体かと聞いたがよく分からず。耳慣れた言葉ではなかったです。)
その後、聖人さんのソチラから滴り落ちた黄色い液体を、キャッキャしながら嬉しそうに顔に塗りたくる人々。
。。、これなんとなく思うに、
みんな、祈りに来てるんじゃなくて、この聖人のソチラから滴る液体を浴びる絵面を楽しんでるだけなんじゃないかって思って来ました。
みんなキャッキャし過ぎだし、裸行派の僧の方も見当たらないし、
イェーイって感じだし。
なんてこった。
ここはジャイナ教の聖地ではなかったのでしょうか。
まあ、
一番楽しんでたのは間違いなく私ですけどね。
ちなみにここでは12年ごとに祭りが行われるそうで、何とこの2018年に前回のお祭りがなされたそうです。
祭りでは水だけじゃなく牛乳やバターもぶっ掛けられるそうです。
トロトロのヌルヌルになるんですね。
聖人さんも、インド人も。
。。、阿鼻叫喚ですね。
そんなシュラバナベラゴラでした。
。。まだ15:00です。
思った以上に時間を余らせてしまいました。
ドーサ。
今回はマサラドーサを頼んでみましたところ、ドーサの中にカレー風味のポテトが入っておりこれまた美味でした。
こんなパターンもあるのですね。
これ単体で成立しているのに二種のカレーが付いて来たので大忙しでした。嬉しい悲鳴です。
さて、ベンガルールへ戻ります。
トントン拍子にバスに乗れてしまい、
なんと19:00にベンガルール着いてしまいました。
3.5時間も余らせてしまった。
これならもう一箇所どっか行けたかな。
なお列車はベンガルール駅ではなくて二つ隣のYasvantapura駅というところで、ベンガルール市街地から離れているので、ベンガルール観光するのも億劫です。そもそもあまり興味惹かれる場所もありませんし。
なので駅で大人しく列車を待とうと思います。
幸いバスはこのYasナンタラ駅の前を通ったのでそこで下車したのですが、なんと目の前に
ショッピングモールが。
いうほどでかいモールではないのですが、ていうか田舎のイトーヨーカドーレベルなのですが、
薄暗いフードコートと綺麗なトイレがありました。
それだけで十分です。
また名前忘れた。。。
ドーサの亜種です。Pで始まるんですが。。なんだったかな。
緑っぽい生地で、中は何も入って無かったですが、これまたウマー!でした。
何がどう美味いかもう忘れているので説得力のカケラもないですが、皆さんもインド来ればわかるはず。この「なんだかよくわからんが美味い」というこの感じが。
サーティーワンがあったのでやってみました。
インドならではのフレーバーはあるか?と聞いたら鼻で笑われました。サーティーワンに来る客はインドを求めないのでしょうね。
Divine(=神聖)と書かれたこれにしてみました。
何がどう神聖なんでしょうか。
先ほどの全裸像にぶっ掛けるのでしょうか。
まあ普通に美味かったです。濃いめのミルクな感じでした。
この駅はベンガルール駅の次の次ですが、
また例のごとくベンガルール駅手前で長らく停車していたようで、定刻1時間くらい遅れて到着してきやがりました。
ま急いでないので良いのですが。
てことで明日はハンピです!
私は世界一周東回りなので、西周りの人にインドでどこが良かったか?ってよく聞くんですが、結構な人が「ハンピ!」って言うんですよね。
だからですね、ハンピは2日滞在します。
この私が2日って結構凄いですよ。
まあそのおかげで冒頭の友人にはきっと間に合わないんですけどね。
もうすっかり公用語がヒンディー語じゃなくなってるのですが、まあ通じるので引き続きこれで行きます。
本日もダンニャバード!!でした。
――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
にほんブログ村
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされましたらぜひこの「にほんブログ村」のテキストを1クリック頂けると幸甚です mm
直近一週間のクリック数でランキングが上下します。クリックは1日1回までです。
――――――――――――――――――
※コメントは非公開形式での投稿も可能です。お気軽にコメントください。
――――――――――――――――――