#274 最強ダウラターバード要塞。inインド(43) 2018.9.13
- 2018/09/15
- 07:00
ダウラターバード要塞とは。
Wikipedia先生の解説から抜粋。
「高さ200mの円錐状の丘の上に築かれたダウラターバード要塞は、中世インドで最強の要塞の一つであった。」
最強!!
Wikipedia先生が最強という表現をすることって滅多に無いのですよ。最上級表現はなにかと揚げ足取りのリスクがありますから。
今日はそんな最強要塞に足を伸ばしてみました。
え?
昨日エローラ遺跡の帰りに立ち寄って料金表見て逃げ帰ったじゃないかって?
なんて言うほど私の日記を真面目に読んでる人はいないだろうと思って大手を振って詣でたいと思いますどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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▼徘徊メモ
・行き先:アウランガーバード
→ダウラターバード Daulatabad
・手段:ローカルバス
・料金:20ルピー
・時間:20分くらい
↓二大遺跡との位置関係
上記の通り、アウランガーバードのセントラルバススタンド からエローラ行きのバスに乗るとダウラターバード要塞前を通るので途中下車。
↓ダウラターバード地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
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もう今日で3泊お世話になったアウランガーバード宿もチェックアウトです。
駅前のHOLIDAY ERA。
チェックイン時に水のペットボトルをくれました。
チェックアウト時にも水のペットボトルをくれました。
荷物を宿に預かってもらった後にこの水ボトルをもらったのですが、もらったそばからリュックにしまうのもちょっと失礼かなと思ってしまいまして、
お陰様で今私は合計2リットルの水を抱えて最強要塞へ出発です。
バス。
昨日と同じくエローラ行きのバスにライドオンです。
さあやってきましたダウラターバード要塞。
ふふ、これ見て分かりましたか私が今日出直した理由。
※昨日の写真
そうです。
このダウラターバード要塞は西に向かって山を登るので朝陽時間の方が美しいかなって!素晴らしきかな我が旅情志向!!
嘘です。
単純に今日やることが無かったからです。
あと昨日は結構な熱中症状出てたのでつらたんだったのです。
さて、
それでは最強要塞の敷居をヒョイッと参りましょうか。
大砲の砲口とバッチリご対面です。
容赦ない出迎えっぷりですね。
さすが最強要塞、
ナマステの在り方が修羅過ぎます。
にしても私も様々なお城や砦を見てきましたが、なかなかここまで「THE・砦!」な砦もなかなか無いのでは。
マグマの上にかかる橋の上で巨大なカメが火ぃ噴いててもなんら違和感ない感じです。
おお!
朝陽を浴びる紅い塔です。
チャーンド・ミーナールという塔で、昔は光沢あるタイルで覆われまさに光の塔だったそうです。
にしても
青空を背にして丘の上に聳える最強要塞がイケメン過ぎて痺れます。早よお近付きになりとう存じまする。
ここは寺院でしょうか。
毎度お馴染みゆるーい感じの神さまが祀られていました。
またしても大きな門。
ここダウラターバード要塞は三重もの城壁に覆われているのだそうです。
内部はやや宮廷チックな雰囲気がありつつ
水掘×吊り橋×城塞ktkrー!
超絶格好良いです。
大変スマート。大変モード。さあ大変です。
この橋がカラカラカランって巻き上げられるわけですね、
するともうなんびともこの城塞に攻め込むことは出来ないわけですね、最強!!ああタクティクスオウガやりたい!!
そして城塞に入るといきなり暗闇の通路となります。
照明はありますが一部マジで闇です。
暗闇特有の蝙蝠の鳴き声とカビ臭さが鼻をツキます。
そんな中で
グヘェグヘェッ!!
と不穏な咽び声。なんだ!?と思って覗くとインド人のおじいさんが竹箒で掃いた埃が通路に舞い上がりおじいさん自爆してました。
こういうお茶目なの多いね、インド人。
ちなみにこの闇通路、Wikipedia先生によると「暗黒通路」と言うそうで、
先生曰く、
「要塞本丸内の曲りくねった暗闇の通路で、攻城軍を滅ぼす恐ろしい仕掛けを持っている。これまでに突破できた軍勢は、未だかつて無い。」
恐ろしい仕掛けとは一体なんなんでしょうかね。
ちなみに皆さん「蒼魔灯」というゲームをご存知ですか。誤解を恐れずに端的に言うと侵入者に罠を仕掛けて殺めていくというものです。
お陰様で多種多様かつ極悪非道残酷無比な罠を極めてしまった私はこの暗闇通路で繰り広げられたであろう「恐ろしい仕掛け」とやらを妄想しては悶絶し、そして背筋を凍らせるのでした。
この下の通路の天井に開けられた穴とか、
この階段上の天井の窪みとか。
という事で頂きましょう、最強要塞の頂から戴く最強の景色、デカン高原はダウラターバードの景色であります。
ああ、
良いですね。
とても静かでとても清々しいです。
足元が騒がしいので目をやると、
なんとリスが自らやってきました。
ここに来る観光客が餌付けするのでしょう。
私に対しても周囲をグルグルと駆け回り、餌を求めてきます。
ポテチ買っとくんだったな。
さて、
頂だと思っていたここはどうやら頂では無いらしく、まだ上に行けそうなので行ってみます。最近こういうパターン多いです。
改めまして、頂です。
勇ましく砲台が睨みを効かせてました。
この写真撮る前にインド人共がこれにまたがり
「俺の●●●は×××だぜ!」
とかなんか言って警備員に警笛鳴らされてました。ざまーみろ。
てか警備員も厳しいですね。
何に対しての警笛だったのかは分かりませんが。
それはさておき、トップ・オブ・ザ・最強要塞から臨むデカン高原は素晴らしき絶景でありました。
こうしてみると、山々は海底が隆起して侵食した感じでしょうか。何処と無く姿形がグランドキャニオンと似ています。
しばしこの圧倒的な景色を眼前に、
山々と森の緑の匂いを嗅ぎ、
気まぐれな風を味わい、
鳥や猿の歌声を愛で、
「再就職先どうすんべぇ」と我が身を憂いておりました。
下山します。
帰り道はちょうど若者たちの入山とタイミングが重なりわーわーぎゃーぎゃーセルフィーセルフィー大変に喧しかったです。
なお今もう私セルフィー依頼は全て断ってるのですがインド旅してる皆さんどうしてるんですかね?
最初は全て笑顔で応じてたのですが、
「コイツ、俺のダチw 俺すげくねψ(`∇´)ψ #俺 #俺やっぱSUGEE #でもコイツ英語ヘタクソw」
などとインスタに放り込まれてるかと思うと!!
なおセルフィーではなく一方的にスマホカメラを向けられる時もあります。その際は無言無表情でカメラのレンズを至近距離で覗きにいきます。
大概逃げていきます。
最近はインド人のこの反応を楽しんでます。
あ、私の闇がちょっと出てしまいましたね。
何を仰いますか、スキンシップの実験ですよ、私なりの。
帰り道。
バスは無いかと思っていたら、この砦の出口のとこにあるわけじゃ無いと言うだけで、南に500mくらい行った賑わってるカーブにバスが止まるんだそうです。
この図を作ってたら目の前をバスが通り掛かったので手をあげたら無視されました。
え、なにこれ。
周囲のインド人ニヤニヤ。
畜生め、
全員あの暗闇通路で罠にかけてやる。
シェアジープが通りかかったので乗りました。往路のバスと同じお値段20ルピー。
太陽のプロミネンス暴発中みたいになってる黒い影は寝てるインド人の髪です。
そしてアウランガーバードの街中からリキシャでやってきましたは、ビービー・カ・マクバラー。
ムガル帝国六代皇帝アウラングゼーブ帝との関わりが強いこのアウランガーバードの地に建てられた、アウラングゼーブ帝の妃様を偲んで建てられた廟だそうです。
タージマハルを模した廟らしく、
歩き方先生曰く「地元の人には"ミニ・タージ"と愛され」、
巷のサイトでは"貧乏タージ"と揶揄されている場所です。
もともと今日はここにだけ来る予定だったのですが、これだけじゃ味気ないなというのと、ダウラターバードのWikipedia先生の最強説を見てしまったがため、こちらのビービー・カ・マクバラは完全に脇役となりました。
んじゃ、行ってみましょかね。
ん?
外国人入場料300ルピー。
帰ります。
お昼ごはん。
昨日の朝食で痛い思いをしたので今朝は朝を食べていなかったため思いきってスペシャルターリーなぞ頼みました。
大変に美味です。
特に今回は私大好きなこの真ん中のチップスをお代わりさせてくれたのでもうダンニャバードが止まりませんでした。
さて、アウランガーバード駅。
昨日の日記にも記載の通り、
ここから1300kmほど離れたニューデリーまで遥々向かい、9/14から友人と合流し1週間だけ近郊をぶらっとします。
この日に間に合わせるべく、予定を調整し、南インドを爆速し、旅程案を数通り組んで彼に提案し、切符を手配し、汚くなった服を新調しt
。。あれ?
私、アイツのなんなんだ?
ということでミナトのヨーコヨコハマヨコスカな私はニューデリー行きの列車にライドオンです。
列車は時間通りにホームイン。
ここから24時間、約1300kmの道のりですが、まあどう考えても遅延しますよね。
ニューデリーで合流予定の友人氏は17:00くらいに空港着らしいですが、私の列車の到着予定時刻は14:00。
まあ3時間以上は遅延するでしょうし?
きっと空港でのお迎えは不可能でしょうね。
彼には自力で宿に向かってもらうことでしょう。
宿はニューバザールです。
つまりは空港からメトロでニューデリーのメトロ駅まで行き、あの詐欺師だらけのニューデリー駅高架を超えて地獄絵図な駅前の往来を乗り越えて宿まで向かってもらうこととなります。
無事にたどり着けるはずがないので今から楽しみです。(この日記に書けるような笑える範囲で)存分にトラブってもらえたらと思います。
という事で本日は以上です。
ダンニャバードでした!
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