#277 いきなりバラナシへ。inインド(46) 2018.9.16
- 2018/09/18
- 07:00
ノイミカさんインドツアー三日目。
彼の滞在日数はトータル6日しかないのでいきなり行っちゃいます。
聖なるガンジス川。
人間の生と死。
世界の全てがここにあると言われる、「バラナシ」です。
――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
・行き先: デリー→バラナシ
・手段:列車
列車番号 12562
列車名称 Swatantrta S Express
等級 スリーパー
・料金:600ルピー≒960円
・時間:13時間 20:40発、9:30着
↓移動図
↓バラナシ地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
・左上オレンジ:バラナシ・ジャンクション駅
・左下の赤:バラナシ大学付属美術館
museum
・右下の赤:ラームナガル城
Ramnagar Fort
・左上の紫:バーラトマーター寺院
Bharatmata Mandir
・枠線外左下の紫の左:ドゥルガー寺院
Durga Templ
・その右の紫:トゥルシ ・マナス寺院
Tulsi Manas Temple
↓枠線内詳細図
・一番上のピンク:火葬場ガート マニカルニカーガート
Manikarnika Ghat
・二番目のピンク:メインガート ダシャーシュワメードガート
Dasaswamedh Ghat
・一番下のピンク:小火葬場ガート ハリシュチャンドラガート
Harishchandra Ghat
・一番上の緑:ブルーラッシー バラナシ1美味いらしい
Blue Lassi Shop
・その下の緑:メグカフェ 日本食料理屋
MEGU CAFE
・その左下の緑:バンクラッシー屋
Maps.meに表記なし
・一番左下の緑:イーバ 日本食料理屋
I:ba
・上の左の紫:黄金寺院
Kashi Vishwanath Temple
・一番上の青:日本人宿 サンタナ
Maps.me表記「サンタナバラナシ」
・すぐ隣の青:日本人宿 ルドラ
Rudra Guest House
・下の青:日本人宿 久美子の家
Kumiko. ただMaps.me地図の場所曖昧
通り沿いを歩いてKUMIKOの看板探す
――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされましたらぜひ上記の「世界一周」と書かれたボタンを1クリック頂けると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。クリックは1日1回までです。
※クリックすると世界一周ブログランキングのページに飛びます。
――――――――――――――――――
ということで夜行列車スリーパークラスの朝。
「数年ぶりに心が折れた」
と言うてはります。
朝のチャイには大ハマりしたようです。
私が二度寝してる間にお代わりしてました。
なお顔出しどうこうを気にしてましたがもう面倒臭くなったのでどんどんいきたいと思います。
やって来ましたバラナシ駅。
車両を降りたその瞬間からリキシャマンに取り囲まれわーぎゃーされるのは前回同様。
彼奴等を無視してウロウロしてるとシェアリキシャ発見しました。
シェアリキシャいるんですね!
ゴウドーリヤまで30ルピーでした。安。
ゴウドーリヤ交差点。
「喧騒」という文字の一丁目一番地です。
交差点の真ん中にはプリッと可愛いナンディーさんが鎮座しています。
ノイミカさん「これがバラシナってやつね!!」
バラナシな。
そしてノイミカさん、
本当のバラナシはまだここからですよ。
なんてことを知らずにはしゃぐノイミカさん。
撮って撮って言う割になぜこのポーズなのかは不明です。
牛さんはただただ無垢です。
その後、バラナシのメインガート、ダシャーシュワメードガートを覗きに行ったのですが、
なんと、
ほとんど水没してました。。!!
(写真忘れたので後ほど)
2ヶ月前に訪れた時は1日目は通常水位でボートにも乗れたのですが2日目に一気に水位が上がりガート沿いを歩けないほどだったのですが、
今回はそれ以上に水没。。
雨季力すごいな。
ちょとひとまず宿へ向かいます。
今回の宿はこれまたチャレンジングな伝説の日本人宿「久美子の家」。
どう伝説かはおググり頂ければ幸いです。
という事でこれぞバラナシのメインストリート、名前も分からぬ路地裏を進軍開始。ひとまずノイミカさんを先頭に。
写真は綺麗目なものをチョイスしましたが、この路地裏こそが本当のバラナシかなと思っております。
人がすれ違うのもやっとな路地を半分以上塞ぎ微動だにしない牛、彼らが散らかす生ゴミ、そして点在するフレッシュな牛糞。
そこら中にある祠に人々が手を合わせるのを横目に両脇の店からは「ジャパン!」「コンチワ!!」「ミルダケ!」「バカ!」「チンコ!」など飛び交い子供たちは走り回り足元には大量の犬が転がる。
そんな路地裏に久美子の家はあります。
中では久美子さんがお昼寝されてました。
だいぶ体調悪いみたいで、ベッドに横になったまま、
三階がドミ、二階が個室、好きなとこ選んでーzzzzzz。。。
マジか。
久美子さん、、、性善説すぎる。。
オフシーズンの久美子の家ですが、ドミは満室で、床にマットレス敷いて雑魚寝が数名という感じ。
なぜか我々は運良くベッドにありつけました。
ベッド上に微妙に物が置いてあり「これ誰か使ってるのかな。。?」とみんなが遠慮したベッドを「まー来たらどけばいっしょ!」とおっさん二人が座り込み、結果勝ち取ったと言う流れです。
久美子の家。
一泊100ルピー≒160円の激安宿。
バラナシの沈没マンたちが集う場所。
そしてみんなしてアレコレ楽しんじゃうような宿。
普段の私だったらぜっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったいに行きませんが、
屋上からのこの景色です。
もうガンジス川目の前なんです。
これは素晴らしい。
そして先ほどダシャーシュワメードガートを見て思ったのです。
水位激増=ボート出せない=「ガンジス川でボートから朝日を見る」が出来ない!!
ということで
最後まで宿はサンタナか久美子か迷ってましたが、久美子にしたのです。
やはりこちらも、
水位がかなり高いです。
建物が半分くらい沈んでます。
これ(確か)「ガンジス川でバタフライ」のロケ地になったガートです。
5mくらいは沈んでるように思います。
当然
対岸の砂浜地帯「不浄の地」は水没です。
着陸してみたかったです。
久美子の家の図書事情。
渋めです。
「ブッダ」が全巻あったらノイミカさんを放り捨てて読み耽るつもりだったのですが、そうは行きませんでした。
ファッ!?
メモ"後ほど熟読"
久美子の家の天使。
玄関の外は本日の野犬が散らかってます。
ここの宿のお孫さんでしょうかね、
餌付けしてました。
本日の餌付けはビスケットだったのですが、いくつかはコロコロとガートを転がりワンコが追いかけるのですが、ビスケットがガンジス川に落っこってしまい悲しそうな顔するワンコが印象的でした。
つまり
ガンジス川に落ちたご飯はたべないんですね。
さて。
早速バラナシぶらりと行きたいところですが、ノイミカさんもう結構グッタリされておりあわやこのまま昼寝タイムかと思われた矢先。
隣のベッドのうら若き青年Sがキラキラと「日本食レストランに行きませんか!」
と積極的におっさんたちに絡んで来てくれたので出掛けることに。
左がノイミカさん36歳。
右がS君21歳。
色々凄いです。
日 曜 閉 店 !
ありがとうございます。
無念です。
私も久々に日本食食べたかったのですが。
この流れで一同、バラナシにある大きい方の火葬場、マニカルニカーガートへ。
例によって写真はありません。
雨季で水位がかなり上がってしまい火葬場も水没しているのですが、普段は火葬場を上から見下ろせる櫓、そこが火葬場になってました。
全8つの火葬場はフル回転でした。
そして場所は違えど、2ヶ月前に見た景色がまたそこにありました。
遠く離れた場所からゆっくりと眺めるノイミカさん、
燃え盛る炎の眼前まで近づき呆然とするS君、
二人とも各社各様に、このバラナシの死の営みを感じているのかなと。
細かい描写や私の感想等々は私の初回訪問時のブログにて。
http://maedak.jp/blog-entry-240.html?sp
卑猥すぎる本日の野犬。
このインド旅が始まる前にノイミカさんから
「神様を買いたい」
とだけメッセを受け取り困惑していたのですが、どうやらお土産として神様に関連するアイテムを買いたいということでした。
神様を集めている浄土真宗の友人がいるそうです。
色々大丈夫ですか。
ということで
ノイミカさんのお土産タイムー。
は10秒で終了してました。
一番安いガネーシャの像を買ったそうです。
熱意はその程度でしたか。
さて、
一同日本食レストランMEGU CAFEを食いっぱくれたので、もう一つの日本食レストラン、I:baへ向かいます。
ちょと距離があるのでリキシャにて、
っとここでS君、
リキシャとの交渉に物凄い生命力をほとばしらせます。
まずOLAというリキシャも呼べちゃうウーバーみたいなアプリでリキシャを呼び出すも電話がヒンディー語だったので近くのインド人に電話変わらせて話を進め、
(彼は英語ペラペーラ)
結果OLAではリキシャが確保できないことが分かるとOLAの値段(40ルピーほど)をそこらじゅうのリキシャマンに見せて「40!40!」と同時に三人くらいのリキシャと価格交渉を始めました。
なにこれ凄い生命力。
汗水垂らして走り回る21歳を呆然と眺めるおっさん2名。
ニッポンの未来は明るいねなんつって。
お陰様で50ルピーという破格(言い値は150)を引き出したS君のお陰でありつけましたは
美味し。
いえね、
2ヶ月前にここでギョウザと天ぷらうどん頼んだのですが、イマイチだったんですよね。
なのですが、今日はイイぞ。
日によるのかメニューによるのか謎ですが。
いや、良かったです。
てかエアコン最高。
ずっとここにいたいくらいです。
というかもう漫画喫茶で寝たい。
↑ノイミカさんの発言です。
なんというかもはやおじいちゃんを引率しているような気分ですが、これ、我が姉もインドで陥った、体がインドを全力で拒絶してる状態かもしれませんね。
まあ、
あの日本からセレブにJAL直行便でやってきた三日後にはこんなオーバーカオス羅刹国に突入したわけですから、無理もないですね。
そんなノイミカさんには恐縮ですが、バラナシのできる限り全てをぶつけておきたいのでこのまま近くのもう一つの火葬場、ハリシュチャンドラガートに来ました。
(こちらも写真なし)
こちらも火葬場は水没しており、ガート左手奥の狭い敷地で6つほど仮設火葬場がありました。
やはりこちらの火葬場は良くも悪くも質素で、荼毘に付されるその様子が一部始終見学できます。
今回は既に火葬が終わった火葬台からお骨を取り出す様子、川に浸したご遺体に火をつけるところ、を見学したところで煙が凄すぎて退散しました。
S君は終始共にいたのですが、
ノイミカさんは気がつけば離れたところで煙草吸われてました。
ほんとにもう限界のようです。
ただその間、
私のメッセに「火葬場を見た感想」がポエム形式で送られてきてました。
行動パターンが読めなさすぎる。
2ヶ月前もここにいたお立ち台大好きな本日の野良牛。
さて、
お疲れのご様子のノイミカさんだけ宿で昼寝タイムとし、
その間に私は今日の夜のプージャ(ガンジス川沿で行われる儀式)があるかどうかを確認しにダシャーシュワメードガートへ。
なぜならばノイミカさん「プージャだけは興味がある」と言うので。
エネルギー持て余してるS君も出掛けたいらしく、ついてきました。
ダシャーシュワメードガート。
普段はここにガートが広がっているのですが、、、全て水没です。
これどこでプージャやるんだろう。
そこら辺のインド人に聞いたら
この右手の建物のこの赤丸の場所でやるんですって!18:30くらいかららしい。
ちょっとガートの残されたスペースから見るのは角度的に難しいなー。。
と思ってたら、左手の
この寺院の脇の柵内が特別鑑賞席として100ルピーで解放されるらしいです。
うーん 、それでも微妙。
ボートから見ることは出来ないのか?
と聞くと、ボートは無いとのこと。
そうかー、ちょっとこれは予想外だなー。
まあ行くか行かぬかはノイミカさんにお聞きしてあれ、私もはや執事でしょうか。
さて。
S君がちらほらバングラッシーを飲みたい飲みたい言うてたので、お次はそちらにやってきました。
場所ここ。緑色のピンです。
ゴウドーリヤ交差点の南路地の東側です。
バングラッシーとは。
いわゆる大麻ラッシー。
なんとこのバラナシにおいてのみ政府公認らしい。「シヴァ神が好むとされているから」だとかなんとか。
シヴァ様ご乱心でしょうか。
それでいて破壊神の名を駆るだなんてもう弁解の余地はございませんね。
おっさん「ミディアム、ストロング、マハラジャ?」
これは強さのことだろう。
ミディアム80ルピー、ストロング100ルピーとのこと。
S君ミディアムを注文。
一方私は普通のラッシー飲もうっかなーなんて思ってましたが思った以上に衛生面が心配なお店だったのでパスしました。
ぐっちゃぐっちゃと色々混ぜ込むおっさん。
一気飲みしちゃうS君。
ちょ、おま。
効き目は30-60分後ということで、ひとまずS君連れて宿へ。
そしてノイミカさんにプージャについて報告申し上げた結果
「行かなーい!」
ということになったので、
私の、私による、私のための夕陽タイム。
ふう。。。
お疲れ、私。
なんていうまったりタイムも
ここは日本人宿。
ギターマンの音色に包まれながら、色々な若者の話に花が咲きます。
インド宗教哲学の理解を深めるべくヨガのアシュラムに1ヶ月閉じこもった男、インド三日目でもう下痢がヤバすぎてうずくまってる男(トイレ行けし)、絵心満点のギター&カメラ小僧。
お互い名前も分からないまま、語り合えるのって素晴らしい。
、、あ、私は極度の人見知りですが、こういう時は30分まで頑張れます。
っとそこにフラフラと階段をよじ登ってきたS君。
ああ、だいぶ、キマリはじめてるようですね。。
え?なに?
マエダサンオモシロスギマスネ?
俺の顔見て言うんじゃねえよ沈めっぞコラ。
その後ノイミカさんも混じりしばし雑談。
絵心マンのインスタ用小道具をみんなして奪い合う。
※夕陽はそっちの方角じゃないですよ。
空を舞う凧たち。
写真には映りませんが20くらいの凧が空を舞っとりました。
日没後の空。
この人、昼からこの釣りやってます。
枝切れの先に糸付けて川に垂らしてるのですが、何してるんでしょうか。
そんなじゃ絶対に魚釣れないし、
釣った魚どうするのだし。
え、食べるんでしょうか?この川の魚を。
まあインド人ならあり得るか、、、いやてか絶対魚いないだろうこの川。魚類の生存は無理ゲーだと思います。
え?なんですかノイミカさん。
ニンニクを食べたい?
ここインドですけど。
え?絶対ある?市場には売っていた?
そうですか。
どうやらニンニクを摂取しないとどうしても活力が湧いてこないそうです。次回から黒酢ニンニク携帯しておいてください。
ということで
レストランを探しに行くそのついでにちょっとプージャの様子を見に行こうってんでダシャーシュワメードガートに行ってみるとちょうどプージャが始まったところで、そしてボートからその様子を見学できるらしく、
見学することになりました。
一人100ルピーです。
プージャはヒンドゥー教でいうお祈りの儀式。ここバラナシのダシャーシュワメードガートでは毎日日没後に行われており、観光客も見学可能です。
カースト制度でいうところの最上位層、バラモンの皆さんが登場し、お祈りを捧げます。
5名のバラモンは2ヶ月前と同じ面々でした。
みんなで歌を歌ったり、手拍子したり、合いの手を入れたり、というユーザー参加型なプージャはなかなかユニークで不思議と安らぎます。なんというか、とても平和。
プージャ後、ガンジス川にお花を流す人々。
はい、
レストランです。
ノイミカさんが「ガーリックガーリック」言うてたらヒットしたお店です。
私は生姜焼き定食(美味)を、
ノイミカさんはガーリックなんたらとなんたらガーリックを食していました。
店員さんはハッスルハッスル?
と何か違った捉え方をなさっていましたが、ひとまずノイミカさんの体調回復を願うばかりです。
ぐっすり中な本日の野犬がコピペされている。
お店のご主人を石越しに見つめ続ける本日の野犬。
はぬーん。
宿。
左奥の彼は先ほどから奇行を繰り返しており、
床の二人はインド下痢で代わる代わるトイレへ駆け込み。
屋上でしばし日記更新。
眼下の川辺のボートはインド人達の寝床になってました。
そんなノイミカさんツアー三日目です。
みるみるノイミカさんから生気が薄れているので明日は休養日になるやも。
という事で、
明日の献立は
「明日は明日でノイミカさんの風が吹く」
でお届けします。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ダンニャバード!
でした。
――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
にほんブログ村
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされましたらぜひこの「にほんブログ村」のテキストを1クリック頂けると幸甚です mm
直近一週間のクリック数でランキングが上下します。クリックは1日1回までです。
――――――――――――――――――
※コメントは非公開形式での投稿も可能です。お気軽にコメントください。
――――――――――――――――――