#282 四度目のデリーは博物館へ。inインド(51) 2018.9.21
- 2018/09/24
- 07:00
ノイミカさんロス1日目です。
本日は夜行バスで次の街に行くのですが、いかんせん四度目のデリーは特段やることもありません。
って事で宿でなんとなしに歩き方先生を眺めていたらインド国立博物館なんてのがあるじゃないですか!!
知ってましたか、私は大のインド細密画好きなのです。こりゃ行かないわけにはいかんでしょう。
ということで本日はアカデミックデイです。
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▼徘徊メモ
・行き先:デリー周辺
・手段:ー
・料金:ー
・時間:ー
↓デリー地図マップ
(英表記はMaps.me上の表記)
・青矢印左の紫:ラクシュミー・ナーラーヤン寺院
Lakshmi Narayan Temple
・ニューデリーの文字の右の赤:インド国立博物館
National Museum
・その左の赤:インド門
India gate
・その右下の紫:フマユーン廟
Humayun's Tomb
・その右上の紫:アークシャルダーム寺院
Swaminarayan's Akshardham Temple
・右下の紫:ロータステンプル
Lotus Bahai Temple
・下の緑:イケてるショッピングモール
Select Citywalk Mall
↓枠線内 デリー駅周辺
・左下のオレンジ:ニューデリー駅
・右上のオレンジ:オールドデリー駅
・さらに上のオレンジ:カシミアゲート バスターミナル
Kashmiri Gate ISBT
・右上の赤:レッドフォート
Red fort
・その左の紫:シク教寺院
Gurdwara Sis Ganj Sahib
・その下の紫:ジャーマー・マスジット
Jama Masjid
・下のピンク:コンノート・プレイス
Connaught Place
・下の赤:階段井戸 アグレセン・キ・バオリ
Agrasen ki Baoli
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本日の朝ごはん。
チキンパサンダ chicken pasanda です。
ノイミカさん同行時は大人しくカレー食ってましたが、もう2ヶ月もいるといよいよカレーに疲れてます。
それでもメニューを開くと、食べたことないカレーが次々と出現するのがインドの恐ろしいところです。
チキンパサンダは鶏もも肉?のカレーで大変にプリプリで美味でした。
久々に「肉食った!」って感じです。
※インド料理は「カレー」と書いてなくても95%は結果カレーです。
ということで私の中ではパサンダ=鶏もも肉となったのですが、調べたらアーモンドやカシューナッツを使ったソースだそうです。
知ったかぶって何を偉そうなこと書いているんですかこの貧乏舌めいい加減にしてください。
おし。
ではいざ向かいましょうか、インド国立博物館へ。
場所はインド門の近く。
従来ならばリキシャでGoなのですが、特に急ぐ理由もないので、初のデリー市バスにトライ。
なんと一発でインド門行きを拾えました。
料金5ルピー!!素晴らしい。
これリキシャだと200ルピーぼられる始末です。
集金係に10ルピー渡したら「釣りは無い」と言って寝始めたので思わず胸ぐら掴んだら財布の中見せられて本当に無いんだと言われました。
いけませんね、ノイミカさんがいなくなった途端に沸点ゼロです。非暴力不服従。ガンジーさんの志で参りたいと存じます。
そしてバスはインド門には行きませんでした。
が、
ココに着いたので無問題です。
国立博物館まで歩きます。
と思ったら、
上記の地図の緑のエリアでイベントやってました。
どうやらインドの各州が出展し、
各州の自慢の料理を屋台で振る舞い、手工芸品特産品をバザーで売り出し、そして観光案内をする、と言う日本でもよくある感じのイベントのようです。
あまり人がいませんがこれからでしょうか。
私こういうの超好きなんです。
毎年年始のふるさと祭り@東京ドームとか大好きですからね。どんぶり4杯は食います。
ただ、今、満腹なんですよね。。
って事でアイスを。
ソフトクリームかと思ったらアイスでした。
無念。
これまたつい食べてしまう私の好物、パイナップル。
うん、楽しいです。
偶然ですが、立ち会えて良かった。
公園からはインド門も見えてます。
さて、やってきました国立博物館。
ここ最近やや下落傾向にあるインドルピー情勢の影響でしょうかね。
チケット。
そしてなんとオーディオガイドに日本語がありました。そして無料です。
いや、窓口には何やら150ルピーと書いてあったのですが、最後まで請求されませんでした。外国人は不要なのかも。
いざ。
オーディオガイドさん曰く「それでは早速、お手元の地図に従って二番の展示まで進んでください。」
地図ないんですけど。
いきなりインドらしく楽しませてくれます。
博物館は円形の構造で、
・古代インドの遺物
・細密画
・宝飾品
・硬貨
・楽器
・織物
といった感じでカテゴライズされていました。
まずは古代インドの展示へ。
おお!
すっかり忘れてましたが、古代インドってパキスタンやバングラデシュのエリアも含むのでした。
つまり今見ているのはインダス文明に関する展示でした。
これは高まる!
インダス文明は現パキスタン&アフガニスタンが主なエリアになるのですが、ご存知の通りちょっと行きづらい状況なのです。
まあいきなり出土品見てもパッパラパーなのですがね。
いずれも紀元前3000年頃、ハラッパー時代のものだそうです。
一つ目の「踊り子の塑像」はwikipediaにも写真がありました。オーディオガイドさんは「大変に美しいこの像は。。」と仰ってます。落ち着いて下さい。
モヘンジョ=ダロですって。
昔教科書で見た気がするモヘンジョ=ダロ。
インダス文明最大の都市なんですってね。
以下、マウリヤ朝〜シュンガ朝?〜サタヴァハナ朝?時代のもの。
王朝名は適当です。
ふふ。オーディオガイドがあるからってちゃんと聞いてるだなんて思わないで下さいね。
↑このレリーフはゴウタマ・シッダールタ出生後の式典かなんかの様子。
仏陀像。
もうこの時代にはアレクサンドリア大王が大暴れしていたわけですが、それもあってかこの仏陀像は西洋からのギリシャ文明を取り入れているとかなんとか。
たしかに衣服がギリシャの石像っぽい。
なお私が唯一知っているマウリヤ朝は紀元前4〜2世紀に栄えた王朝で、仏陀様大好きアショーカ王の時代です。って事でこの展示室が仏陀の像やレリーフで溢れているのは納得感ありです。
クシャーナ朝の展示。
クシャーナ朝は1-3世紀ごろに栄えた王朝だそうです。
(ガンダーラ)とありますね。
調べたらガンダーラってアフガニスタン〜パキスタンにまたがる都市の名前なんですね。このクシャーナ朝時代に最も栄えたそうです。
写真二つ目の像はクベーラ像といって、財宝神ですって。クベーラとはサンスクリット語で「形の崩れた」という意味だそうです。
崩れすぎじゃないでしょうかね。
(丸っこいのはお腹です。)
グプタ朝の展示。
4〜6世紀にかけて栄えた王朝です。
シヴァ神ご一家。
右がパールバティーさん、左下ガネーシャさん、左がみんな大好きナンディーさんです。ナンディーさんはやっぱりプリケツが無いとダメですね。
?神。水牛の頭をした女神だそうです。
てな感じでヒンドゥーっぽいレリーフが出現し始めました。
ヒンドゥー教はグプタ朝の時代に盛り上がり始めたみたいですね。みんな大好きマハーバーラタやラーマーヤナもこの時代にまとめられたそうです
もうこの辺りはよくわかりません。
一つ目はジャイナ教の神ネミナタ22世、二つ目はシヴァ神だったような、違うような。
確か以下は銅像コーナーだった気が。
もう歴史軸ではなくなっています。
踊るシヴァ神、ナタラージャ像です。
ナタ=踊る、ラージャ=王、だった気がする。
破壊神シヴァ神さんがヒャッホウして踊り狂ってる間はこの宇宙は保たれるというヤツです確か。
シヴァ神は手が4本ありますが、その二本を真似するんですね。
あーもう!
違うんですよ。
これを見にきたわけじゃないんですって。
あ、いや見たいは見たいのですが、メインじゃないんです。
私が一番見たいのは細密画なんです。
いわゆるIndian PaintingのMiniatureですよああ、ありましたね、銅像コーナーの隣にサインがありのぉぉぉぉぉぉォォォォオオオオ!!
※赤丸の立て札「Close。」
ああもう終わった。
私の今日は終わりました。
なんのためにここまで来たのでしょう。
てか改修し過ぎですよこの博物館。
全体の1割の展示室は改修中なんじゃないですか。
改修なんかしたって所詮のレベルを超えれるわけないんだから速やかにやめて下さい。
失意と共に徘徊していたら、
また別の絵のコーナーがありました。
School of paintings とありますが、あれでしょうか。美術学校の生徒さんの作品でしょうか。
これですよこれ。
これが好きなんですよね私。
南インドの寺院でよく見るゴープラム(塔門)です。
むぅ。
美術学校コーナーはすぐ終わってしまった。
もうすでに私の灯火は空前ですが、洋式おトイレとウォーターサーバーなどというインドらしくない設備が整っていたので、一旦休憩して徘徊続投なうです。
北東インドコーナー。
生きた橋とかを見学したあのあたりのエリアです。私は行きませんでしたけど、もっと東に行くと首刈り族の村なんかもあるようですね。それっぽい展示もいくつかありました。
楽器コーナー。
シタールっぽいやつ。
てかシタールしか知らないから弦楽器は全てシタールってことにしてる。
その後も硬貨コーナーや木工細工コーナー、タッチオッケーコーナー、織物コーナー、海軍コーナー、など秩序なき展示を右往左往した結果、
細密画コーナー発見!!!
最初「Close」と書かれてたのは、細密画コーナーに通じる宝飾品コーナーがCloseなのであって、細密画コーナーには別のコーナーからアクセス出来るのでした。
これでした。
仏教コーナー。
みんなして座禅組んでたその奥に通路がありました。
そんなん分からんて。
って事で、いよいよ私だけが大変楽しい細密画コーナーに参ります。すみませんね毎度。
あー楽しい。最高です。
バラナシのヒンドゥー大学付属美術館よりも、コルカタのインド博物館よりも、見応えありました。
ただあれですね。
照明が強くて写真撮ると片っ端から反射するのが意味わからん。
あれか、インド人はセルフィーしかしねぇから気にしないのか。
てやんでえスチャラカチャン。
ますます私のこの興奮が皆様に伝わらないじゃないですか。
まあそんなこんなで、私は大変楽しかったです、という話です。
日本に帰ったらこれ買います。
楽しみ。わーい。
インド細密画への招待
聖母子像だと思うのですがいかがでしょう。
こういうの是非オーディオガイドさんには解説頂きたかったであります。
なおミュージアムショップがありましたが、残念ながら細密画のポストカードはありませんでした。
はい!
ふるさと祭りインド版会場に帰って来ましたよー。
いやもうね、細密画細密画ヒャッホウヒャッホウ言うてましたけどね、内心80%は早よご当地カレー食いたい一心でした。
あ、嘘です。
95%かな。
写真はメガーラヤ州の筍カレーです。
一番食べたかったのはケーララ州の料理なのですが(行きたかったけど行けなかった)、出展していないのか見つからなかったのです。
メガーラヤ州は生きた橋を見た州です。
その時はあまりまともにご飯食べてなかったのと、「筍」という久々の響きに私の大脳辺縁系はイチコロでした。
まあちょっと独特な味付けで両手を挙げてバンザイ出来るものではなかったのですが。
あれ?いま、もしかして。。
閣下。。!
お仕事お疲れ様でございます。
パフォーマーも所々で演舞しており、いい具合です。
演舞後の風景。
ご当地グルメを狙いに来たのにおすそ分けしてもらえない本日の野犬。
特に買うものはありませんが、この手の商品を街中で物色するには私の場合インド人4,5人くらいと殴り合いの喧嘩に発展しそうなので、のんびり見れるのは素晴らしいです。
てかお店のひとたちがやる気なさすぎてウケます。みんな各州の役場から代表として派遣されているのだと思うのですが。
ステージパフォーマンスもありました。
この時間はトリプラ州の皆さんが豊作演舞っぽいのを舞ってました。
なおタイムテーブルによると次の時間は「Air force」とありました。
空軍て。
何をしでかすつもりでしょうか。
そんなこんなでやって来ました、カシミア・ゲート・バスターミナルです。
次の街は列車が無いのでバスを使おうと思います。
カシミアゲートバスターミナルはMaps.meで見るとバス停マークありすぎてワケワカメなのですが、
この建物でしたよ。※オレンジのペン
次の街はマナリです。
一気に北上します。
バスターミナル内部にはバス会社のカウンターがズラリ。
中央のインフォメーションでマナリ行きを聞いたら9番だと言われました。
9番。
Himachal Road Transport Corporaion、通称HRTCです。
選択肢って一択なのだろうか。
チケットはACバスで1520ルピーでした。
クッソ高い。
事前調べでは
AC無しの地獄ローカルバスが600ルピーくらい、ACありの快適ツアーバスが1500ルピーくらい、後者を旅行代理店で取ると1000ルピーくらい、的な情報だったのでこの値段を許容しますが、それにしても高い。
スリーパークラスの列車ならインド最南端まで行けちゃうんじゃないだろうか。
時刻表。
18:00くらいに買いましたが、次の空き席は19:35とのこと。
プラットフォーム21番と言われました。
プラットフォームは地下でした。
地下というか、今ここがすでになぜか二階で、プラットフォームは地上階。
そしてプラットフォーム番号がヒンドゥー語でした。
と思ったら裏に書いてました。
おいコラ誰が裏見る思うとるねん。ギャグか。
まあ私は見ましたけどね。この国は全てが全て私を笑わせに来てるんだと思っているので。
周囲には本売りが多数ウロウロしてます。
「バス乗車中に読んでよ^^」
って心持ちできっと声がけしてるんだと思うのですが、インドバス車中で本なんか絶対読めませんからね。即酔い潰れますよ。
時折この本の山をバッタァーン!って倒しちゃうマヌケな本売りなどもおりまあしょうもない光景が広がってます。
19:30。
出発時刻ギリギリにバスが来ました。
おーっし。
意気揚々とバスに乗り込むと、よくわからん言語でわーきゃー言われました。
どうやらこのバスじゃなさそうです。
???
と思ってバスを降り、誰かに聞こうとウロウロした途端に目に入るMANALIの文字。
バスはプラットフォーム20番に止まってました。
私が最後の乗客でバスはすぐに発車。
たいへん不愉快です。
さて、
そんなわけでうだつの上がらない一日でしたが明日から新たな街に入りますのでフレッシュな日記をお届け出来るかと存じます。
明日からも引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ダンニャバード!でした。
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