#307 美しく青きガンジス。inインド(76) 2018.10.16
- 2018/10/20
- 07:00
って評されるガンジス川上流域。
待て待て待てーい。
美しく青きて。それってドナウ川ですよね。
そこにあのガンジス川を当てつけるなんてハプスブルク家御一家にロンギヌスの槍で貫かれますよ。
本日はそんなハリドワールに来ています。
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▼徘徊メモ
・行き先:チャンディーガル
→ハリドワール Haridwar
・手段:バス
・料金:240ルピー≒384円
・時間:8.5時間 17:00発、25:30着
(通常どの程度要すのか謎)
↓移動図
↓ハリドワール地図マップ
(英表記はMapsme表記)
・左のオレンジ:ハリドワール駅
・左下オレンジ:ハリドワールバススタンド
Haridwar Bus Station
・青:宿 BedHubs
ドミ一泊360Rs。綺麗。立地よし。
・ピンク:ガート ハリ・キ・パイリー
Hari-ki-pairi(Mapsme上は川になっとる)
・緑:モーティー・バザール
・紫:マンサー・デーヴィー寺院
Mansa Devi Temple
・黄色:ロープウェイ
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昨夜、狂気の野犬共が駆け巡っていた宿前の通りは大変にTHEインドな賑やかさです。
まずは本日の仕事。
昨夜練りに練った今後の旅程を速やかに実現するための足確保。
いったん腹ごしらえしーの、
(私大好きゴビカレー。カリフラワです。)
ちょうどTatkal(空き枠直前売り)販売開始タイムということで、すんげえ勢いで赤い紙持ってる奴ら(Tatkal専用申請用紙?)に割り込みされまくりました。
最初、Tatkal申請者しか買えない時間かと思ってSorry..と譲りましたが、そうではないと分かった瞬間に割り込んだ奴らを引き摺りだしてやりました。
※これは当国の未来を輝かしいものにするための教育的指導です。やや揉めましたが、無視。
ハリドワールのチケット窓口は比較的空いてて(Tatkalの件はさておき)余裕でチケットゲット。
今後の旅程は、
バス→鉄道→バス→鉄道→バスバスバス
という感じですが、最初の四つまでこれで抑えられました。
おし。上出来。
駅前のシヴァ神さん。
ちょっと大地に食い気味過ぎやしませんか。
さてこのハリドワール。
ガンジス川関連の話題になると途端にポエマーになる歩き方先生の説明を借りると
「聖地ガンガー(ガンジス河)の水源は、ヒマーラヤにすむシヴァ神の髪から地上に流れ落ちた水に始まるという。それは氷河の下から湧き出し、支流を集めて谷を走り、山地を去って平野部に躍り出る。まさにその場所こそ、古くから聖地とされるこのハリドワールだ。ハリドワールという地名は「神(ハリHariまたはHaru)の門(ドワールDwar)」を意味するという。」
だそうです。
先生のガンガーへの愛の深さが滲み出てます。
バラナシがかなり観光地化され過ぎてきているのもあって、巡礼地としてはこのハリドワールはかなり人気が出てきているようです。
昨夜1:30に私到着しましたが、
そんな時間でも駅周辺では巡礼者を迎える宿や食堂はかなりの数が開いてました。
うーん。
喧騒凄まじき。
バラナシと同じくらい騒がしいですこの街も。
インド人に日本語(関西弁)で話しかけられることは一切無いですが。
まずは丘の上にあるマンサー・デーヴィー寺院に行ってみます。そこからガンジス河を見渡してみたいと思いまして。
ロープウェイに乗ります。
いや、階段登っても行けるのですが、乗ってみたくて。インドという国のロープウェイなるものに。
売り場には色々なメニューがあり、
マンサー・デーヴィー寺院 100Rs
ロープウェイ 75Rs
とありました。
(他にも別の寺院の名前やコンボチケットとかあってカオス)
そして、
ヒンドゥー寺院はもう正直お腹いっぱいなので、ロープウェイだけ申請したら窓口のおっさんに
「Why!?」
と怒鳴られました。
そして100Rs札を渡して25Rsのお釣りを貰いたかったのですが、お釣りは来ませんでした。
どうやらマンサー・デーヴィー寺院のチケットを購入させられたようです。うける。
もうこのロープウェイは参拝用なんでしょうね、乗り場の入り口から搭乗口までズラリと参拝グッズ屋が並んでます。
そしてみんなガッツリそれをお買い上げしてます。
搭乗口。
乗り込んだ瞬間ガツゥンッ!!と後ろのゴンドラが我々のゴンドラに衝突。
危うく脊髄に支障をきたすところでした。インド。
うん、流石にちゃんと動いてます。
最初のゴンドラ衝突は衝撃でしたけど。
インド人共の喧騒を眼下にグイグイ登っていくのは爽快ですね。
もうほんと寺院しかないんですね。
そりゃ「ロープウェイだけ」ったら「Why!?」なるわな。
御本尊は結局何の神様だか分かりませんが、
ライブ配信されてました。
肝心の画面中央に設定画面出ちゃってるけど。
展望台っぽいスペースも発見できなかったので、眺望目的に寺院に入ってみました。
久々のヒンドゥー寺院なことを忘れてました。0.2秒で後悔しました。
裸足で入る寺院は参拝客が持ち込むお供えが散らかり、謎の液体を否応無しにピチャリと足裏が悲鳴をあげ、後ろからはインド人共の腹がボンボン当たって引き返せず、どこからか飛んでくる汚水聖水をこめかみに浴び、祭壇にうっかり近づけば僧侶に赤い粉を額に付けられ、ちょっと期待していた皆さんの祈りを捧げる姿は祭壇が全て奥まったスペースにあるので拝見出来ず、そして肝心の展望スペースは無い、
という惨状でした。
いえ、異教徒を受け入れてくれるだけありがたいお話なのですが、聖地のヒンドゥー寺院は本気で臨まないと上記のような結果となりますのでご留意をば。
なお写真撮影禁止かどうかは不明でしたが、カメラを構える余裕は皆無でした。
なお下界で買わされた100Rsチケットですが、マンサー・デーヴィー寺院への入場時、特にチケット提示は求められませんでした。
私の怒鳴られは何だったんでしょうか。
帰りは歩いて降りてみます。
こちらの道も参拝アイテムが延々と売られてます。なんというか、約1000mに渡って同じような参拝アイテムが売られているわけですが、、、まあ議論はやめましょう。ここは聖地ですからね。
ちょっとした小高い丘が(有刺鉄線の先に)あったので来てみました。
おおー!!
ガンジス河上流方面。
もうちょっと左側がヨガの聖地、リシュケシュです。
明日行きますよ。
ハリドワールの街方面。
なお見たかったハリ・キ・パイリー(ガート)周辺は木々が被って見れません。。
ちょっとごちゃごちゃしてて分かりづらいですが、今からあそこに行ってみます。
やあ、
という気さくな雰囲気が感じられない本日のシヴァ神さん。
シヴァ神御一家の祠。
息子のガネーシャさんもいて賑やかですね。
いました。
こらぼく、そのナンディーさんはシヴァ神さん乗るんやで。
なんてな感じでのんびりと丘を下りてきました。
地図こんな感じ。
紫ピンが寺院、そこから右に出てる点線が寺院までの階段です。
うん、
確かにバラナシのそれとはえらい違いです。
※参考:9月のバラナシのガンジス川。※雨季。
ただどうでしょうか。
青き美しきは言い過ぎではと。
まあドナウ川も私が行った時は大して青くもなく美しくもなかったですが。ブダペストの街は美しいですけど。
みんなして川底から何かを探してます。
もうちょい上流は人も増え、大賑わいです。
が、流れがすんごい急。
ブツブツ唱えて頭ポンするだけでみんな100Rsとか差し出すんだからすごい世界です。
急流に流された時に掴まる用ですって。
命がけで沐浴するんですね。
時計塔が見えてきました。
この辺りがハリ・キ・パイリーの中心になるのかな。
歩道橋の上から見ていると色々流れてきます。
足。
いや、足は流れてるんじゃなくて、例の川底救いの人たちです。もうすんごい勢いで川底掘り起こしてるんでしょうね。
なお、そんな彼らが10組近くおり、そこら中で犬神家の一族みたいになってます。
ガートを闊歩する牛はバラナシと同じ。
まあそんなところです。
で、見たかったのは夕方に行われるプージャなのであります。
時刻まだ13:30なので、一旦宿で昼寝。
夕刻にまた出直しました。
宿前商店街(モーティー・バザール?)はかなり賑わっとります。
18:00くらいでしょうか。すでに凄い人。
プージャの最初のお祈り?アナウンス?みたいのがすでに始まってました。
バラナシもそうでしたが、プージャ後にこの葉っぱに乗せられたお花セットをみんなして川に流します。
大きいの50Rs、小さいの20Rsですって。
小さいのゲット。
なんだかしおしおなの渡されました。
大変な騒ぎです。
すんごい人です。
一応、
こんな感じで河を挟んでおり、
この真正面でプージャの儀式が行われるそうです。
早々にお祈りがはじまる。
流れはバラナシのプージャと同じでした。
最初みんなでお祈り?歌?を口ずさむのですが、
でーまーだんげー!
はれはれだんげー!
でーまーだんげー!
はれはれだんげー!
でーまーだんげー!
はれはれだんげー!
このエンドレスに私の魂が危うくガンガーするところでした。危ない危ない。
みんなして両手を掲げるもんだからなんだか私もだんげー!してしまいました。
その後しばらくはYシャツのおっさんたちがお布施回収タイム。
払った額を紙に書いて領収書的に渡されます。免罪符的なアレでしょうか。
私最初このガートに着いた時にこのYシャツに名前と国を聞かれ、Yシャツだし警備員が入場料取ってるのかな、と思いホイホイ答えてたら突然「寄付額は500ルピーだ!」とか言い出したのでつい下品な言葉を吐き捨ててその場を離れました。
Yシャツて。
もっと僧侶さんみたいな格好すればいいのに。
なんてやってたら急にみんな立ち上がり、前方へ。
どうやらプージャが始まったようなのですが。。!!
立つな!座れ!
どけ!見えない!
俺の靴どこ行った!
などと大変なカオスです。
うーん。
なんか燃えてる、くらいしか分からん。
と思ったら、
こちら側のこのインド人だらけのカオスの中に聖火を抱えたYシャツ登場。
したらばみんなウワァ〜ー!!ってその火を触りに行くのね!!
これ地獄絵図ですよ。
てかまず炎凄いから。
今にも誰かに引火しそうほらそこの女性のサリーとか絶対引火するって離れなさいよ云々云々。
はい、気がつけば炎の儀式は終わっておりまして。
みんなしてあのお花オン葉っぱを川に流しまくる段になりました。
ちょっと暗くて分かりづらいですが、川に火が灯されたお花がたくさん流れてます。
火を手に入れるの苦労しました。
あのYシャツが持ってる炎から取ろうとしたらなんかダメっぽいこと言われたので、よくある突然道端に灯されてる炎(危ないって)から火をもらいました。
では参りましょう。
えっとね、
ブレブレで大変恐縮です。
というのもですね後ろからは「次は私よ!」とおばちゃんがググいと来るし、前では沐浴中のおっさんが良かれと思って河の汚水聖水をピシャピシャっと浴びせかけてくるし、横からは物乞いの女が私の額に赤い粉を強引につけて来て「マネープリーズぅ」とか叫んでるしあーもう諸行ダンニャバードッ!!
なんてやってたら私の流したお花はもうどっかに行ってしまってました。
あ、願い事するの忘れてた。。
その後はしばし、人々が流すお花を眺めてました。
あのね、この急流ね。
凄い勢いで流れていくのね。
なんというか、それでいいんだっけ、って感じです。
このお花たちとか、もう。
5%くらいの確率で炎を絶やさず流れていくお花がいます。とても心温まります。
数m下ったこの場所であえなく全て呑み込まれていきました。
諸行無常ということですね。
そんなハリドワールでした。
さて、明日はリシュケシュに行ってみます。
ヨガの聖地ということで、
ヨガ道場に通いながら川辺のカフェでラッシー飲んでまったりして朝陽と夕陽を愛でながらヨガをするというのがリア充共の楽しみ方らしいですが今すぐ爆発しろ。
私は川辺をサクッと散歩して明日夜次の街へ向かいます。
ダンニャバード!でした。
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