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#311 グジャラート州へ。inインド(80) 2018.10.20



やって来ましたグジャラート州。

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実質(ここ大事)、
インド旅最期の州です。

もうレストランではほぼカレーを食べていない私です。なんだかもう心インドにあらずでして。

心置きなくグジャラート州をエンジョイして躊躇いなく出たいと思います。この国を。

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▼徘徊メモ
・行き先:ウダイプル
      →アーメダバード Ahedabad
・手段:民営バス
・料金:300Rs(エアコン無し)
・時間:7.5時間 8:00発、15:30

↓移動図

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↓アーメダバード地図マップ
(英表記はMapsme表記)

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・右のオレンジ:アーメダバード駅
      Ahmedanad Junction
・右下オレンジ:STCバススタンド  
      New Bus Station | Gita Mandir
・左上の青:ラニップ バススタンド  
      Ranip GSRTC
     と併設宿 IN&OUT DORMITORY 350Rs
・左上の赤:ガンジー・アシュラム
     Gandhi Ashram, Sabarmati
・上の赤:キャリコ博物館
     Calico Textile Museum
・右上の赤:ダーダー・ハリ階段井戸
     Dada Harir Stepwell
・中央やや上の紫:ハーティースィン・ジャイナ教寺院
     Hathi Singh Jain Temple
四つの紫 左から順に、
・アフマド・シャー・モスク
     Ahmed Sah Mosque
・スィディ・サイヤド・モスク
     Sidi Saiyad Mosque
・ジャマー・マスジット
     Jama Masjid
・スィディ・バシール・モスク
     Sidi Bashir Mosque
・緑:某ブログイチオシレストラン
     ZK Fry Center


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バス会社指定の時刻7:15にやって来ました。

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おっさん「あっはっはー!バス遅れてるって。あと一時間半は来ないね!」
と言われた30分後にバスが来るこの国を一刻も早く出国したい。


本日のバス。

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今回は民営バス(バススタンドじゃなくて旅行会社とかで申し込むやつ)で、エアコン無し300Rsに乗車したのですが、

クソ暑い。

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いえね、走り出せば風も入るし大したことないかなー、
なんて淡い期待を軽々と打ち崩すインドの地方幹線道路の渋滞。
そして料金所を先ほど通過したはずなのに尻が30cmくらい飛び上がるボッコボコ道。


更地。
速やかに更地になれこの国土。



バスはもう北インドで散々懲りてるんですけどね、無いんですよこのウダイプルとアーメダバード間って。列車が。
両都市は福島と仙台間みたいなもんですよ(適当)イメージ的には。あり得ますそんなん?
なので泣く泣くバスなんですよ。
あーもう。バウンドしすぎて恥骨が変形しそう。



ノイミカさんから頂いた謎の扇子が初めて陽の目を見ました。


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好奇心旺盛なインド人に質問責めにされ結果的により一層疲れました。
いえ、いつもは無視するのですが、この扇子の柄を見てどうしてお前らは「チナ?チナ?」とか言えるかね廃材希望か?おお??


※参考画像:廃材さん

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バスは大遅延してますが、相変わらずドヤ顔でレストランに立ち寄ります。

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なお今回はお安いエアコン無しバスということもあってかレストランのクオリティは大変低くトイレなんてただの小屋内で壁に用を足す感じでした。


が、


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フライドライスはやや甘味味付けが逆に美味く、これで20Rsとか言うのでうっかりお代わりしそうになりました。

しなかったのはこのフライドライス、従業員が手掴みでサーブするからです。

ヤメろそれ以上触るな。




5時間かと思ったバスは結局7.5時間(+出だし30分遅延)でアーメダバードには15:30着。
これでは大した観光が出来ません。。


しかもバスは当初聞いていた「町外れの観光地を都合よく見れちゃう場所」からどんどん離れていこうするので、

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無理やり降りてリキシャなうです。


リキシャのおっさんたち、ぜんっぜん英語通じないです。
このおっさん、私がほかのリキシャに「ダーダーハリ(行きたい先)、250?ノー!100だ!」と当たり散らしてる所にスススっと現れ、
『100OK!』
と名乗り出てくれたから乗ったのに、
『で、どこに行くんだっけ?』
と聞いてくる始末。
どーなってんだこの街は。


結局ダーダーハリ、がこのおっちゃんに通じず、おっちゃんが周囲の通行人に片っ端から声を掛け、ようやく英語話せる一般人が捕まり無事目的地へ向かいました。
距離にして約4km。
100Rsだとちょい物足りない距離のはずですが、おっさんはウキウキでした。


やってきました、
ダーダー・ハリ階段井戸。

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東の入り口から入り、対象は西にあるのでこの時間は大変な逆光です。

階段井戸、
たびたびこのブログにも出てきますが、
西インドの水が貴重なラジャスタンやグジャラートなどのエリアによく見られる階段状の井戸です。

水の貴重性からその存在は信仰の対象になり、また深く掘られた階段状の井戸は涼をとる場所として人が集まるようになり、結果、寺院のように神々のレリーフが彫り込まれたり、もはや宮殿たる構造となったり、と見応えありまくりなのがこの階段井戸です。

で、
歩き方先生曰く、ダーダー・ハリ階段井戸は1499年にイスラム政権の王妃ダーダー・ハリさんが作ったものだそうです。

イスラムが作った階段井戸!
これは初めて(だと思う)です。


いざ。

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てかすでにびっくりなんですけど、
井戸の外=天井部分、めちゃくそ地味ですね。
この下に階段井戸があるとは思えません。。


ををー!!

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逆光ヤバし。。。


そしてね、
だっれもいないです。

チチチチ、、という蝙蝠の鳴き声と、
ヴァサササ!という鳩が飛び立つ音、
そしてどこか饐えた悪臭。

。。。ちょっと普通に寒気するんですけど。



井戸の底。

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井戸は埋まってました。
井戸の底は20m上の地上開口部から日が差すので明るいですが、周囲は暗闇。
空気はひんやりです。

これ心拍数が上がりますわ。



井戸の底から見上げる空。

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逆光に逆らってみるパノラマ


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あ、奥にも何かありますね。

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こっちも井戸みたいです。

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そして今気づいたのですが、これまでの階段井戸と比べて、構造は凄いですが、彫刻が抑えめです。

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きっと偶像崇拝禁止のイスラム建築だからですね。


上に戻ってきました。


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こんな感じで一見普通ですが

見えている穴の下は20mの奈落です。



覗いてみる。


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うん、
そんな感じでした。
もう周囲に監視員もいないし、ほんと誰もいない孤独な場所です。朝はもっと人がいるのかな。分からんけど。


なお敷地の奥にはモスクがあり、ここには寝てるおっさんと、カムヒア!カムヒア!言う少年がいました。

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半パンだったので中に入るのは遠慮しましたが、バイ・ハリール・スルターニ・モスクというモスクで壁面や柱の彫刻が美しいらしいです。先生曰く。




さて、

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もうリキシャ様様です。
暑くて暑くて。

今回の彼も
「50?OK!」(英語話せる)て言うから乗り込んでみたらやっぱり行き先分かってなかったらしく、「道順教えてー> <」と嘆願される始末。

目的地到着時にドヤ顔で「100くれ!」と言ってくるパターンのやつでした。
無視。


やってきたのココです。

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ガンジー・アシュラム。
実はガンジーってグジャラート州出身なんですって。

そしてここアーメダバードはガンジーが数々の運動を起こした拠点の街であり、その拠点がこのアシュラムだったそうです。
映画でいうとあの農場?みたいな場所でしょうかね。あれアーメダバードだったんですね。私、全然分かってなかった。


入場無料です。
内部はパネル展示がずらずらっと続いていて、説明内容も、ガンジーの活動内容を知っている前提で、その上でこのアシュラムが果たした役割や意義なんかを質疑応答形式で説明する内容が多かったです。

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ちょっと私にはレベル高かったかなぁ。。



ガンジーさんがいつも回していた糸車。

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「労働していない日に食べるパンは盗んだパンと同じだ」だったかな。そんな言葉がありまして。ガンジーさんはどんな日も毎日糸車を回していたそうです。



イギリス綿の不買運動。
イギリス製の服を燃やしまくるやつです。
当時イギリス綿に仕事を奪われたインド人からしたらイギリス製の服を燃やしまくるなんてめっちゃエキセントリックだったでしょうね。

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これ塩の行進の一コマかな。。

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ガンジーさんが、空気、水、の次に大事であると考えた塩。その塩に重税を課すイギリス政府への反対運動として、海辺までの214mileを歩いて大行進して塩を取りに出かけたやつです。確か。

この塩の行進、
このアシュラムからスタートしたんですって。
やはりここが映画でいうとあの場所なんだな、とか一人思う私。


他にも絵や蝋人形でガンジーさんの活動が表現される


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館内にはガンジーさんの言葉がいくつも並べられてます。

If blood be shed, let it be our own. Let us cultivate the calm courage to die without killing.

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My life is my message.


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ガンジーさんの生涯を追った写真展示もちゃんとありました。
これ、ガンジーさん暗殺時の新聞の一面。

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葬儀ならびに火葬の様子。


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細かい説明はおググり頂きたいのですが、
「前時代的」「イスラム寛容」など批判もあるガンジーさんですが、とはいえ、とかくインド人各位に慕われていることが伝わってきます。

糸車。

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糸。

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川辺。

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はすっかり整備され、なんの味気もない感じでした。


このアシュラム、老若男女問わず大勢の人が訪れていました。
若者たちの目にガンジーさんはどう映るのでしょうかね。
現代社会では非暴力とは程遠い世界になってしまっていますが、インドの人たちがガンジーさんと一丸となって独立を目指していたあの(映画の中の話ですが)姿はとても靭い国だなぁなんて思ったものです。


ボソボソ「チナw」
おお?誰だ今の?いてこましたるぞワレェ!!


。。いけないいけない、
非暴力非暴力。



やってきました本日の宿。


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凄くないですか。
いや実際はこのショッピングモールに併設されたバスターミナルに併設された大型ドミトリーです。


ここ

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内部は超巨大ワンフロアドミ。
ベッド軽く100ありました。
二段ベッドだから200名。
男子部屋だけでこれだけです。
総勢何名収容できるのか。

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そしてショッピングモール併設、
ということは!!!


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フードコートがあるということです。

品揃えは微妙でしたが、パスタ屋があったので迷うことなくオーダー。

今思えばグジャラート料理を探すべきでした。


パスタめっちゃ美味かったです。
店員に、イタリアーノ・スパゲッティというメニューについてWhat's this?と聞いたらまさかの「パスタとは」の説明が始まってビビりましたが。



そんな一日でした。
バス遅延がなければもうちょっとアーメダバード市内、特に旧市街を散策出来たのですが。まあしょうがない。

さて、
明日は日帰りで近場の街の太陽寺院と階段井戸を見に行き、夜行列車で次の街へ移動です。


列車列車最高最高!!

ダンニャバードでした!


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MAEDAKプロフィール

Maedak

Author:Maedak
ろくに英語もできないまま地球を東方面へ徘徊しはじめた158cmです。
なにを目指したブログかいまいち模索中ですが、関係各位への生存報告を兼ねて日々更新していきます。記事中の情報はあくまで英語力不十分な私が個人的に体験した限りのことを記載しているまでですので、あくまでご参考程度によろしくお願いいたします。

★2019年5月に無事帰国しました!
 これまで応援いただいた皆々様本当にありがとうございました。
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 このブログは記念に残しておきますのでどうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
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