#348 カッパドキア的な村、キャンドヴァン。inイラン(10) 2018.11.26
- 2018/11/30
- 07:00
「イランのカッパドキア」
などと言う、もう『○○の◽︎◽︎』みたいな代名詞はやめたほうが良いと思うんですが、そういった呼び込みにもしっかり応えていくのがしがない観光客の務めでございます。
本日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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▼徘徊メモ
・行き先:タブリーズ→キャンドヴァン
Kandovan
・手段:乗合タクシー?
・料金:本文にて
・時間:片道1時間ちょい
※ミニバスもある。ミニバスはタブリーズ駅前にMapsme表記で「Osku bus」というバス停あり。これでオスクーまで行き、そこから乗合タクシー。
※私はゴレスタン公園前の「Taxi To Osku」からキャンドヴァンまで一気に直行。
↓移動図
↓キャンドヴァン地図マップ
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朝。
宿前がぬこだらけでした。
この宿の女将さん?がぬこ共になんとブロック肉を放るのです。なんと贅沢な。周囲はあっという間にぬこだらけです。
さて、
本日の目的地は「イランのカッパドキア」、キャンドヴァン村。
私は世界一周東周り旅なので、すでにカッパドキアは経験済みです。
あのカッパドキアを名乗るだなんてどう考えても戦う相手を間違っていると思うのですが、まあ行きましょう。
どうせ私はトルクメニスタンビザ待ちの暇な身の上。選択権はございません。
キャンドヴァン村への行き方は、
①タブリーズ鉄道駅(タブリーズ市街の西)前の「Osku Bus(Mapsme上の表示)」から出るミニバスでオスクーまで行き、
②そこから乗合タクシー
という2Stepだそうです。
が、
この鉄道駅がなかなか遠くて(タブリーズ街中を東西にぶった切るバスに乗れば一発なのですが)、どうしようかと思ってたらMapsmeにて宿の近くのGolesan Garden脇に「Taxi to Osku」という表示を発見。
まずはそこに行ってみました。
即ゲットでした。
しっかり4人乗車のシェアタクシーです。
おおこりゃ楽チン!
と思っていたら、
途中の街で二人とも降り、
オスクーから先は普通にプライベートタクシーとなりました。
お値段300,000リヤル≒300円。
ですよねー。
(冒頭に書いたミニバス+乗合タクシーだと200円もしないっぽい)
まあ数百円の差なので全然良いです。
く、悔しくなんてないんだからっ!
が、
もはや雪混じりですね。
そして1時間ほどで着きましたよここが「イランのカッパドキア」、
キャンドヴァン村でーす!
ほぅ、
なかなか良い眺めじゃないですか。
奇岩の密集度合いもなかなかGoodですよ。
ちなみにこれ、
村の対岸の山を結構登りました。
足元程よく積雪。超寒いです。
奇岩の中に洞穴掘ったお宅がそこかしこにございます。
というか、雰囲気は非常に良いのですが、全然人がいません。
先日のマースレー村はTHE観光地、な感じでしたが、ここはそこまでのレベルでは無さそうです。
数少ない村人さんに手招きされました。
まあお土産屋でしたけども。
こんな食べ物をもらいました。
でっかいシートみたいのをカッターで切り取って頂いたのですが、
アプリコットのドライフルーツ的な感じでした。
両面に着いたビニールもうっかりしっかり食べてしまいました。
お隣さんにもお呼ばれしました。
ご自宅拝見!?
お土産屋さんでした。
これ街中でもよく路面上に並べて売られてるのですが、これラクダのファーだそうです。
めっちゃあったかいです。
これからどんどん寒いとこ行くので、
次の国境越えが近くなったら買おうと思います。
岩の中を掘って家を作っているこの村ですが、岩と岩との間にテラスを構築しているお宅もあります。
確かに洞窟の中だけじゃジメッとしますもんね。
トルコのカッパドキアも、イタリアのマテーラも、洞窟住居に宿泊しましたが、結構ね、楽しいのは最初の5分だけでだんだんジメジメとカビ臭さにイライラしてきますよ。
背景に紛れてますが、この村の女性たちの纏う布は華やかな花柄です。
(中央右と、左上)
男子と女子は同じ校庭ではしゃぐんですね。でもグループは男女でしっかりと分かれてます。そういうルールなのかどうかは分かりませんが。
しばらく眺めていましたがこれ第三者的に見たら変質者だな、と思い辞去。
はい、
えっと、、
以上です。
えっとですね、
村中のお店がすべて閉まってるんです。
なんでしょうコレ。
タクシーの運転手「オフシーズン」と言ってましたが、だとしてもねえ?
そしてやはり村の方々(特に女性)は観光客をあまり快く思っていないのでしょう。ウェルカムな雰囲気ではありませんでした。
ちょっと居心地が悪うございまして。
1時間くらい散歩してもうお暇することにしました。
ということで、
カッパドキア経験者的には云々、
とドヤってみたかったのですが、不戦勝でカッパドキアに軍配です。
まあ、カッパドキアはもはや大々観光地であり、奇岩住居はあれど実際に暮らしてる人いるの?って感じなので、「生活感」を感じたいならばキャンドヴァン村の方が良いでしょう。
ただ村人の反応を鑑みるに、観光客としてのスタンスには留意が必要かと。ガイドがいた方がより楽しめるでしょうね。
なお帰り道ですが、
通りがかりの車に声を掛けられ、「マネー?ノープロブレム!」というので『ラッキー!』と乗り込んだらそういう意味のノープロブレムではなくしっかりと集金されました。
タブリーズまで550,000リヤル≒550円でした。大変にプロブレムですよ。
タクシーの運転手は今年45歳で20歳の娘と14歳の息子がいるそうです。
最初ノリノリで「うちに遊びに来るか!?」「行く行くーw」なんて会話してましたが、次第に話が娘の旦那探しの話になり、なかなか強めに見合いを迫られ、やっとこさ断ったと思ったら「じゃあタブリーズに向かうぞ」とご自宅訪問話は消え去りました。
ご自宅訪問、お見合い前提だったんですね。
そして下車時に「マネー!」
となるわけです。嗚呼。
その後宿の近くのレストランで食べた飯の米がドブの味で萎え、
バスターミナルのレストランで食べ直してるなうです。
まあ、
こういう日もあってこその旅ですよね。
なおこのご飯は兼ねてから食べてみたかった奴です。
名前は不明。人様のブログの写真を見せてオーダーしました。
私、
ケバブ以外の美味しいイラン料理を食べたいのです。
『ケバブしかねーのこの国!?』という
いまの私にような不届き者に今後出会った際に、「何をか言わんや、イランには○○○って言う素敵なノンケバブキュイジーヌがあるじゃあござんせんの!」って言うてやりたくて。
この料理もケバブ味でした。
なおタブリーズ街中からバスターミナルへのバスは104番バスでここに来ます。
左上にも同じ名前のがありますが、バスはここで拾えましたよ。
なおこの地図外左にすぐゲストハウスがあります。
次はイスファハーンまで一気に行きますよ。
イランの京都(自分で言ってしまった)的な場所です。
そしてお待たせしました。
ようやくここからはイランの大王道観光スポットを巡っていきますよ。いざ参りませうペルシアンワールド!!
え?
あ、このバス、お菓子ではなくご飯が出るそうです。
こう見えて米の下にはしっかりケバブが潜んでいます。
私は今日も元気にイランでケバブを喰ってます。
メルスィー!
でした。
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