#368 もうウズベクを出ます。inウズベキスタン(8) 2018.12.16
- 2018/12/20
- 07:00
唐突ですが、
ウズベキスタンを出国します。
いやね、もうアレです。
オフシーズンにも程があるなって。
昨夜の暗闇のサマルカンドを眺めながらそう決意しました。
中央アジアはいつかまた春か秋に訪れたいと思います。
って事で、
当初行こうと思ってたタジキスタンはスキップ。
目指すはキルギスでーす。
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▼徘徊メモ
・行き先:
ウズベキスタン/サマルカンド Samarqand
→キルギス/ビシュケク Bishkek
①サマルカンド→タシケント Tashkent
・手段:シェアタクシー
・料金:70000スム
・時間:4時間
※列車は14:50発18:05着が55000スム、17:00発19:10着が105000スム。
②タシケント→ビシュケク
・手段:バス
・料金:120000スム
・時間:13時間 18:45発、翌8:30着
↓バスターミナル位置
・左下のオレンジがバスターミナル。
すぐ近くにメトロ「Olmazar駅」あり。
※以前はタシケント→ビシュケク直通バスは無かったらしく、最近出来た路線らしい
<国境 ウズベキスタン→カザフスタン>
・両替商:見当たらず(夜だからか)
・時差:カザフがウズベクに対し+1時間早い
・両イミグレ間の距離は100m未満
・他特筆事項なし
<国境 カザフスタン→キルギス>
・両替商:キルギス側に複数あり
・時差:なし
・両イミグレ間の距離は100m未満
・他特筆事項なし
↓移動図
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サマルカンド宿の朝ごはん。
なんとサマルカンドのナンが出てきました。
(左上のケーキみたいにカットされてるやつ)
ちょっと食べてみたかったがために昨日購入した丸々としたナンはまだ1/3しか食べれてないというのに。
おし、
では出発しましょう。
今日は長い長い移動日になりますよ。
なんてったって、国境を二回超えますからね。
ウズベキスタンとキルギスは隣同士ですが、
間に巨大な山があるのか、国境がこじれてるのか分かりませんが、一度カザフスタンを経由していくんだそうです。
しかも直通バスはないらしく、何ステップも交通手段を乗り換えて行かねばならぬ様子。
(冒頭の通り今では直通バスあり。この出発時点ではそれを知らず。)
ということで、
まずはウズベキスタン北東の街であり首都でもあるタシケントへ向かいます。
宿のオーナー曰く「11:00に列車があるよ!」って。
さすが、サマルカンドほどの観光地になるとちょうど良い時間に列車があるんですね。素晴らしい。
まずは朝のサマルカンドを拝顔、
あ、
乗車賃1200スムなんですね。
これまで合計5回乗ってますが、毎回1000スムしか払ってません。そして受理されております。恐れ入ります。
途中でなかなか香ばしい感じのハンバーガー屋を見届けながら
やって来ましたよサマルカンド駅。
切符売り場は駅舎右手です。
別棟ではなく駅舎内に併設されてました。
私「タシケント行きください」
駅員「14:50と17:00のと、どっち?」
私「。。。。え?」
駅員「Can you speak English?」
11:00の列車なんて存在しないそうです。
宿のオーナー許すまじ。
(「Can you speak English?」も十分腹が立つが。)
でもですね、
私も他ブロガーさんが11:00くらいの列車に乗ってる記事をどっかで見たんですよね。なのでてっきり列車はあるんだと思ってました。これまたアレですかお得意の「オフシーズンなんで〜」ですか?爆発しろ。
なんとなくながら、
首都タシケントを出発する列車は日中で、タシケントに向かう列車が夜間や深夜未明に偏ってる気がします。なんなんだこの首都偏重。イライラする。
さて。
えーと、、どうしよう。
14:50発は18:05着。55000スムとお手軽ですが、タシケントで一泊せねばならなくなるので出費がかさみます。
シェアタクシー。。?
いやマジでこの国のタクシー運転手、すこぶる嫌なんですよね。。
インドよりレベル低いですよ本当に。
でもしょうがない。
ひとまず、
サマルカンド市内にきっとあるだろうシェアタクシースタンドまで行かねばです。
有ることは知ってるのですが、どのブロガーさんも地図載せてくれてなくて。
そこら辺のタクシー運転手に、タシケント?と問うとあっという間に5,6名が群がって来て私の腕を掴み勝手に握手してきて(握力強すぎて痛い)
30ドル!だの20ドル!だの○×△◽︎○×△◽︎だの大騒ぎ。
ああもう鬱陶しい。
この有象無象共の放つ言葉を紡いでいくと、どうやらシェアタクシースタンドは有るらしいが、15kmほど離れたところにあるらしい。
ひとまずその中の一人に、
そこまでの値段を聞くと「50000スム!」という。
ブハラで駅から宿まで同じくらいで15000スムだったので、
私「10000」
男「50000!」
私「10000」
男「50000!」
私「10000」
男「50000!」
私「10000」
男「40000!」
私「10000」
男「。。。」
私「10000」
男「30000!プリーズ!」
私「10000」
男「ベリーファー!チープ!15km!」
私「10000」
男「20000!!」
私「10000」
男「オッケー。。。10000カムヒア」
↓
男の車に乗る
↓
男「20000オッケー?(車走らせる)」
私「○×△◽︎(車のドアを開ける)」
男「Oh、ソーリーミスター。10000オッケー。」
そしてその後男が急に電話しだしてめっちゃ怒鳴ってる。明らかに「俺は怒ってるぞ感」を出してる。煩いので携帯を取り上げてしまわせる。
男「Oh、ソーリーミスター。」
謝る男。
なにこれ。
そしてしばらく走ったのちUターンし、駅まで車を戻す。
男「タシケント、250000!」
私「は?」
男「〜〜!!」
(要約:今はオフシーズンだからシェアタクシーの人が少ない、どうせ人は集まらないから250000でタシケントまで行こう)
危うく殴りかかるところでした。
もうタクシーはダメだ。
私のメンタルが持たん。
と
先ほどの切符売り場へ。
ずっと腕を掴んで付いてくる運転手。
臭い息を吐きかけながらああだこうだ話し続けるので警備員に強制退館させました。
っあーーもう嫌。
これを日記として書いてる今でもイライラしてくる。
ちょっと冷静になろうと切符売り場で座ってるとまた別のタクシー運転手が現れる。
どうせまた低レベルな輩だろうと無視していると、ひとまず英語が出来、そしてタシケント行きシェアタクシー運転手が友人だから電話して人が集まりそうかどうか聞いてやるとのこと。
ここまで適当にあしらいながら話を聞いてたのですが、しばらくすると本当に話をつけたようで、シェアタクシーはなんとかなりそうだぞ、と。
ひとまずそのシェアタクシースタンドまで30000だというのを「10000」と問うと快諾してくれたので乗ることに。
最悪シェアタクシーに人が集まらなくても、
シェアタクシースタンドから駅までのバスはなんらかあるはずで、最悪列車で行こう、思いまして。
そしたらばこのタクシー運転手、素晴らしい方でした。
態度を翻すこともなく、ぼったくることもなく、当初の目的地にちゃんとたどり着きました。
まあ、普通の国なら普通のことですけども。
なおこのドライバー曰く、
タシケントからビシュケク行きのバスは、以前は無かったが最近開通したぞ、とのこと。
え、本当?
だとするとめっちゃ楽です。
ひとまずシェアタクシースタンドの場所判明。
この地図の青矢印のあたりです。
冒頭地図の通り、市内北東です。
ピロシキと言われましたが、ピロシキってなんでしたっけ?
ひとまずこれただの揚げパンでした。
※後日追記:Wiki先生よりコメント
ピロシキ(ロシア語:пирожки)またはプィリジキ(ウクライナ語:пиріжки)は、東欧料理の惣菜パンである。主にウクライナ、ベラルーシ、ロシアなどで好まれている。小麦粉を練った生地に色々な具材を包み、オーブンで焼くか油で揚げて作る。
→ピロシキって大雑把にいうと、揚げパンなんすね。
先ほどの通りシェアタクシーは山ほどいるので、客の争奪戦。ただでさえ利用者は数少ないのに四人も集まるのだろうか。
↓タクシーの運転手、客集めに奔走
たった15分で残り二人をゲットして無事出発。
奇跡。
素晴らしい。
下手したら3時間待っても人が集まらず泣く泣く駅に戻ったら切符売り切れでサマルカンド延泊、という最悪ストーリーも覚悟してたのです。
なお上記写真の通り、
道中はずっと曇天でした。
まあそのくらいはこの際良しとしましょう。
タシケント着きました。
この地図の左下のバスターミナルからビシュケク行きが出てるらしい。
メトロOlmazar駅の目の前です。
建物外観は写真NGと言われたのですが、どう見ても工事中。
ありゃ。これまたダメなパターンのやつ?
本当にビシュケク行きがありましたー!!嬉
いえね、
従来は自力でウズベキスタン&カザフスタンの国境を超えて、そこから国際バスに乗ってキルギスを目指さねばならなかったようなのですが、このバスなら(きっと)このバス一本でキルギスに行けるんじゃなかろうか!
ヒャッホーウ!
※後日聞いたところによると、ウズベキスタンの大統領が変わって以来色々なことが緩和されているようで、このバスは2018年夏より運行され始めたらしいです。
料金120000スム。
いい感じに私の手元のスムも尽きてくれました。
※昨日追加両替をしましたが、
なんとなくその時点でもうウズベクは良いかなと思い始めており、少額しか両替しておりませんでした。
バスは18:45発とのこと。
現在15:30。
この国の人はこんな寒いのになんで出入りするときにドア閉めないのだろうか。
No3がキルギス・ビシュケク、
No2がカザフスタン・アルマトイです。
あとは不明です。
バスは定刻通り出発です。
出発前にチケットチェックしてくれたのはよいことです。
どこぞの○ンドは出発後にチケットチェックして間違ったバス乗ってたらそこで強制下車ですからね。
いや、強制下車かどうかは知らんけど、きっとそう。どうせそう。
国境と思われる道への分岐をあっという間に通過し、
まさかカザフスタン経由せず直接キルギス!?
国境こっちでした。
皆さんからしたらどうでもいい情報ですが、すみません、私こういう風に地図見ながらああでもないこおでもないってするの大好きな変態なんです。
簡易な室内で手荷物検査の後、
出国審査。
ここで来ました。
審査官「レジ○×△◽︎!?」
これ、
きっと滞在登録のことですね。
※参考→在ウズベキスタン日本大使館公式サイト「ウズベキスタンにおける滞在登録」
宿に宿泊した際に渡されるやつです。
「出国時に絶対必要!」だったり
「私は提示を求められませんでした!」とか
色々な情報が錯綜していたのですが、
どうやら私は厳しい係員に引っかかってしまったようです。
ただそこはワンチャンスどうにかならないかな、と
私「れ、れじ。。!?」
とわからないふりをすること三回。
どうやら逃げきれなそうなので右手に持ってた滞在登録票を出しました。
いえね、私、最初のヌクスの宿でこれもらってなかったんです。必要だって知らなくて。
なので12/10入国なのに、12/11からの滞在登録票しかないんです。
私、スススっと差し出す。
審査員、ムムムっと順々に滞在登録票を見ていく。
審査官「オッケー。」
オッケーなの?
やはりこの制度は適当に運営されてるようです。
が、ウズベキスタン行かれる方は必ず宿の人に滞在登録票をもらうようにしてくださいませ。
はいスタンプげt
なお左のページで天地ひっくり返ってる品性のカケラもないのはエジプトです。ヤツラの民度を反映しています。
カザフスタン側のイミグレは目の前なのですが、一旦バスに乗らねばならぬようで、審査ゲートの先でバスがゲートを通るのを待ち、
兵士のパスポートチェック(スタンプ押されてるかどうか)を経てバスに乗り込み、
30秒ほどでカザフスタン側のイミグレへ。
ねえこれ意味ある?
カザフスタン側は入国カードが必要なようですが、なぜか既にみんな手元に持っている。
どうやらバスの運転手からもらうようです。
てか言わなきゃもらえないの?
最初それを知らずに列に並び入国審査官に○×△◽︎!とか言われてわけワカメでした。
英語通じないし。
入国カードとスタンプ。
英語併記されてる箇所が一部しかなく、あとは全部ロシア語(かカザフ語)。
トルクメニスタンですら英語版があったのに。
ただ、英語併記されてる箇所だけ埋めて持ってったスタンプもらえました。
なお私の隣で書いてたトルコ人は英語すら読めないようで全て私のを覗きに来ました。
え、どうやってここまで来たの?
って事で、
カザフスタン入国ー!!
すぐ出ますけどね。
時差は+1時間です。
バスは国境を超えたのち、
ダルハンバスターミナルという、自力で国境越えてたらそこからバスに乗らねばならないバスターミナルを通過。
↓このオレンジ。
ここからシムケント、アルマトイ、そしてビシュケク行きのバスがあるらしい。ビシュケク行きは17:00と20:00だと他ブロガーさんはおっしゃってますよ。
で、
朝5時。
カザフスタンとキルギスの国境に到着。
まずはカザフスタン側イミグレ。
ここでも極小の出国カードが必要らしいがどこにあるかわからず、誰かがどこからか持ってきたっぽい紙を配ってました。
謎すぎる。
こんなん書く意味ある?
パスポートコピれや。
なおオールロシア語(かカザフ語)。
他サイト様の情報をキャプチャしておいて事なきを得ましたけどもz
1行目→出国日
2行目→時間
3行目→名前
4行目→パスポート番号
ねえ時間とか要る?
足元、凍っている。。
キルギス側イミグレも何ら特筆事項なく、
「Purpose?」だけ聞かれましたが聞き取れず、ここでも「Can you speak English?」と言われました。
「パルパス?」
言われて分かる人いますか。
そのくせ「キャンユースピークイングリッシュ?」だけ綺麗に発音できるキイ悔しい。
Rって得てして「ル」と発音されますね。
一旦カザフスタンをカウント対象外とすると、52カ国目になります。
なおカザフスタンもキルギスも、パスポートの一番後ろ、ロシアの下に押してきました。
この次の51ページにはウクライナとウズベキスタンのスタンプがござい。
旧ソ連国はそういうルールなのかな。
キルギス側イミグレを出ると、
さすが観光に注力している国だけあって両替所やカフェなどが見受けられました。
まあ全部閉まってますけどね。
さすがに三ヶ国またがってはいけないのでしょうか。
ってもう国境越えてるけど。
朝8:30に無事キルギスに着きましたよ。
って話を、明日の日記に書きますね。
明日はひとまず今後の旅程を検討しながらキルギスの首都、ビシュケクを散歩しまーす。
気温マイナス7度だがな。
ジョンラフマーット!
(キルギス語で「ありがとう」)
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