#376 難易度高いホータン。in中国(5) 2018.12.24
- 2018/12/28
- 07:00
昨夜カシュガルのホテルにて、夜中に部屋の電話が鳴りました。
出たところすぐ切れました。
これはあれでしょうか、
在室確認だったでしょうか。
私の行動になんらかの問題があり(写真かブログか)公安警察が部屋に踏み込んでくる。。!?
とか言って
サンタさん「メリークリスマース!」
とか!?
などハラハラしながら寝ました。
まあ案の定何事も無かったんですがね。
私は今年も何事もないクリスマスを過ごしております。
それはさておき
何かあってもおかしくないのがこの国。
南米とは違った怖さがあります。
さて、
今日はカシュガルから南ウイグル方面の列車の終点、ホータンまで向かった話です。
新疆ウイグル自治区でもっともウイグル人の割合が高い街、と歩き方先生仰ってます。
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▼徘徊メモ
・行き先:
喀什噶爾 Kashgar(カシュガル)
→和田 Hotan(ホータン)
・手段:列車
列車番号
列車等級 硬座
・料金:69元≒1104円
・時間:4.5時間 5:28発、11:00着
・上のオレンジ:ホータン(和田)駅
和田خوتەن
・その右のオレンジ:長距離バスターミナル
Mapsme上に表示なし
百度地図では「和田客运站」
※16-17年歩き方の情報から移転している
・中央オレンジ:16-17年歩き方に記載されてた長距離バスターミナルの位置
・青:宿 西湖银都国际酒店
Mapsme上に表示なし
百度地図「西湖银都国际酒店」
最安はダブルルーム一泊328元≒5248円
・左の赤:和田博物館
Hotan Museum
もしかしたら閉館してるかも
・右の赤:バザール
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列車待ち中です。
次の街ホータンへ行くことにしました。
ホータンからトルファン行きのバスが日月水金しかないとのことで、カシュガルでゆっくりして水曜のバスで行こうと思ったのですが、
昨日一日でカシュガルに満足したので本日月曜のバスを狙うべく、朝も早よから駅に来たわけです。
ホータン行きの列車は
4:47、5:27、7:53があります。
もうこの次は午後3時台です。
したらばこの駅の手荷物検査の厳しさね。
すんげーあれこれ聞かれるけど全員誰一人英語出来ないの。
そのくせ超偉そうなのね。伝えようという誠意が感じられない。同じことを何度も怒鳴るだけ。
マジこの国これ以上成長しないと思う。
インドの方が100倍良いわ。
。。。あれ?自分の中でインドの株が上がっている。。?
カレーが恋しい。
この応対レベルの低さはウイグル自治区だけだと信じたい。
列車。
イーニン→ホータン行き列車です。
で、今回は距離も短いので、思い切って座席等級を下げて硬座にしてみました。座席指定ありの椅子タイプです。
まあ、、、
夜行列車ですからね。
こうなりますわね。
これ対面形式なの辛いわ。
今回は席が空いてるからいいけどこれで満席だったらと思うと寒気がします。
ただでさえギャーギャーうっさいのに痰吐くわ口開けてモノ食うわ、その民度の低さたるや。
近くに人がいない区画があったので移動し、
早々に私のお楽しみを始めました。
美味。
で、
早々に寝ました。
気がつけば外は明るくなり始めてました。
さすがに列車は砂漠ど真ん中は走らんよね、と思いながら二度寝。
はい着きましたよーホータンです。
思ったより早く着きました。
現在時刻11:00です。
さて、
まず私がやらねばならぬのは次の街への長距離バスターミナル探し。
このホータンもカシュガルと同様に2016-17地球の歩き方に記載のバスターミナルの位置と、百度地図が示すバスターミナルの位置が違うのです。
百度地図は駅のすぐ近くを指してます。
ありました。
徒歩20分くらい。
やはりこの中国は目まぐるしく再開発を進めているので容赦なく位置が変わりますね。
百度地図での再確認は今後もマストでやっていったほうが良さそうです。
ここで私はトルファン行きの切符を買うのです。
日月水金の13:00&16:00しかないと歩き方先生が仰っているチケットです。
今日は月曜日。
今日はホータンを軽く歩いてそのままバスに乗るのです。
我ながら完璧なプラン!
お兄さん「トルファン?ミンティエン(明日)。」
ノーーーー!!!
もう歩き方先生の(2016-17の)情報は全く信用なりません。
しかも
明日13:00、
トルファンではなくその手前の托克逊县(読めない)というところまでなのです。
まあ、
買いますけども。
369元≒5904円
もしますけども。。!
なぜわざわざこんな高いバスに乗るかは明日の日記にて。
あーもう予想外すぎる展開。
そしてなにがしんどいってね、
ホータンの外国人Ok安宿情報が一軒しかストックがなく、そしてその宿は『バスターミナル併設』だったのですよ。
分かります?
つまりそのバスターミナルは歩き方先生の仰ってる「旧バスターミナル」な訳でつまりは(きっと)現在閉鎖なのです。
宿探し。。。
ただでさえ英語も通じず筆談もなかなかうまく行かないこの国で宿探し。。
ひとまずこのバスターミナルに併設宿がないか、お兄さんに聞いてみる。
メモ→「宿、外国人可」
お兄さん、外を出て左、というジェスチャー。
ありがとうございます。
あるんじゃないですか。
いとも簡単に解決。
これよこれ。
なぜ追い払われてるかが理解できない。
外国人NGなんだろうけどさ、その対応ナニ!?
ひとまず入り口の警備員にフロントの人と話させろ、とジェスチャーしひとまず中へ。
フロントの方も英語は出来ませんが、
先ほどのメモを見せて困った顔で粘ってみたら、
「西湖大酒店」
「和田外宾馆」
と書いてくれました。
きっとこれが外国人Okな他の宿だと思われます。
。。。たかそう。。。
続いてこの二つの宿の場所を百度地図で教えてくれ、というお願いが、なかなか筆談が通じないのか、彼女が百度地図を使えないのか、全然話が噛み合わず、
こんなメモを買いてくれました。
タクシー運転手にこれを見せろ、
と言っているようです。
タクシーが嫌だから場所を知りたかったのですけれども。
にしてもメモ書きがウイグル語でした。
筆談してて感じましたが、このフロントの方はウイグル人で、もしかしたら漢字は苦手なのかも。
致し方なし。
で、
このタクシーが街中に入る際に
(駅とバスターミナルは北の外れにある)
これまた検問があり、
警官が車中をチェックする検問がありました。
これ一時間はかかりました。
あーもうイライラ。
検問待ち中。
前のタクシーの上に乗っかってる電光掲示板に「習近平万歳!」みたいなこと書かれててもうゲンナリ。この状況下で万歳しちゃってるこの国にもう万歳(お手上げ)です。
やってきました和田外宾馆。
外国人NGでした。
ああつらたん。
でもう一つの西湖大酒店を知らないか、メモを指差して警備員に聞くと、指を刺された方向にめっちゃ大きな建物が見えます。
まさか。。あれか。。?
ひとまず向かいます。
道中は高層マンションが立ち並び、
思い描いていたウイグルの街とは全然違う都会的な雰囲気です。
これ絶対高いじゃん。
入り口回転扉だし、
ロビーこんなだし。
私「。。。日本人なんですけど泊まれますか」
フロント「328元です(英語ペラペラ)」
私「、、、えっと、ごめんなさい、一番安い部屋はいくらですか」
フロント「328元です」
私「。。お。。お。。にがいしましゅ。。(半泣き)」
328元≒5248円でございます。
ありがとうございます。
イランなら下手すると一週間暮らせます。
今日一日で一万円が吹き飛びました。
なんということでしょう。
でももう良いです。
5000円の宿を楽しみたいと思います。
あれ、昨日も同じこと書いた気する。
はい部屋すごーい。
そのシャワールームの透け感、必要?
あ、このカップ麺は必要です。
感謝申し上げます。
はあ、、
にしても5000円もする部屋ですがWi-Fiがネットに繋がりません。
ちくしょうめ、
やはりこれでも言うてもこの宿最低クラスの部屋な訳だな。
(Wi-Fiは繋がるがネットにアクセスできない。おそらく一時的な不具合)
なおこの西湖国際酒店の隣にも天津国際酒店というのがありました。多分この国際という文字がついてるホテルが外国人Okなのではないかと。
天津国際酒店は入り口に金のペガサスが二体構えていたので遠慮しておきました。こんなとこ泊まったらきっと私の財布が天高く駆け上がってしまいます。
失意の中、
ホータン街歩きを始めるとします。
腹が減ったので大盤鶏と書かれたお店に入りましたが高すぎたので辞去。
ひとまずぐうぐう鳴る腹はさておき、
ホータン博物館という場所へ向かいます。
バスにて。
このバスが学校帰りの子供たちで溢れかえり大変でした。
そしたら次のバス停でその二倍の数の子供たちがわんさか乗り込んできて私全く降りれずついつい大人気ないことしました。
にしてもこの子達もきっとウイグルっ子なんですがこの「降りる人を優先しない」のは中央アジア人としての遺伝ですかそれとも「中華人民共和国様の教育の賜物ですか。
ホータン博物館、閉館してました。
え、
そんなことある!?
建物上部の『和田博物館』という文字すら見当たらないので潰れてるんだと思います。
百度地図には存在しているんだけど。。
この博物館にはシルクロードの街らしく色々な国の遺物が収められているらしく楽しみにしていたのですが。
虚しくトンボ帰りです。
このままバスで街の東へ向かいます。
バザールなんかもあるらしく、ホータンのウイグル人たちの生活の雰囲気を感じられるとか。
道端に大きな像(シルクロード・ダンスと書いてあった)があった以外は殺風景な雰囲気です。
それっぽい雰囲気。
ぜんっぜん人がいません。
オフシーズン。。?
にしても、、
このいかにも観光客向けに作られた街並みね。
こんな光景が広がっています。
これ思うに、
この区画はやはり歩き方先生の言う通りもともと旧市街でウイグル人の居住区だったんでしょうね。で今はそれを全て取り壊して観光街にしようとしているのではなかろうか。
閉まってる店が多いのは閉まっているのではなくテナントがいないのではなかろうか。
大盤鶏は「一人ではデカすぎる」
大盤鶏ご飯みたいのは「ない」
みたいなこと言われ失望してたら
こんなの出してくれました。
料理名不明。
つけ麺的な?
おお、美味いですぞ!
羊肉トマトスープ麺みたいな感じでしょうか。中央アジアっぽい感じです。
ところでラグマンなのかなこれ。
20元。満足です。
よく見たらペダルを漕いでヤスリを回転させ刃物を研いでました。
さて。
歩き方先生が「バザール」と仰ってた場所は交差点になってました。
うーん。
このホータンは博物館とバザールしか事前チェックしてなかったので困りました。
このままもうちょいぶらっと行ってみます。
これ屋台じゃなくて羊肉屋だったんですけど、提供方法がすごいです。
指定した重さの肉をでっかいナンにズガって挟んで袋詰めです。
そのナン何役!?
あとここで思い出しました。
この矢印の先、
おっさんが手にしてる包丁に鎖みたいのついてるの分かります?
これウイグル人の店に課せられたルールで持ち出しさせない用だそうです(どっかのサイト参照)。いちいち面倒くさいですね。
となりのお店ではおっちゃんがより強そうな包丁を鎖もなしでズバンズバン魚を輪切りにしてましたけど。
魚はまるまる揚げられてました。
ちなみにこの魚はどこから連れてこられたのでしょうか。
入り口は検問がありながらも皆さん中へゾロゾロと入ってて、生きたモスクなんだなぁと思わされました。
焼きたてをくれました!
先日カシュガルで冷え切ったナンをかじったらビスケットのような食感でしたが、それは熱々でも同じでした。これはなんだ、そう言う食べ物なんだろうかね。
肉、包、餃子、
みたいな字面のパイ。5元。
これウマーでした。
この店の名前ヤバくないですか、「美汁」て。
普段外国人なんて来ないのでしょう。
セキュリティチェックでパスポート見せたら「なんじゃこりゃ?」みたいな雰囲気になり、偉い人が出てくるまで15分ほど待たされ、その後一発Okで通されました。
いちいち疲れます。
バザール。
外観は立派ですが、
中は末期の木更津そごうのようでした。
伝わります?
末期のセンプラつったら伝わります?あ、千葉にあった潰れたファッションビルのことです。
見掛け倒しのバザールを10分で退館し、
引き続きホタブラ。
これなんでしょうか。
カシュガルでもちょくちょく見かけました。
うん、
見た目カレーですが、これ鶏ガラスープですね。意外とあっさり味の煮卵でした。
一つで良かったんだけど。二つで3元。
なおこの鶏たちは先ほど同様巨大なナンにばちこん挟まれて提供されてました。
氷点下マイナス10度で食べるアイスめっちゃ美味いです。
え?
どんだけ食ってんだって思いました?
奇遇ですね、私もです。
途中、遠くから見えたのでこれ目指して街ブラしてきたのに結局なんだかよく分からなかった塔。モスクではなかった。
これまた厳重なセキュリティチェックの上で入店。
「習近平の名言」
みたいなご本がこれ見よがしに。
ウイグル語は無かったです。
ただ一部スペースにはウイグル語の本も置かれてました。
内容もなかなかちゃんとしてて、
会話例はなんと実際に日本企業に面接をする際のケーススタディとなってました。
先日のウズベキスタンのブハラのような例文は欠片もありませんでした。
まああれはあれでめちゃめちゃおもろかったのですが。
何気なく道路を渡るために使った地下歩道内が実はかなり栄えてました。
地上の人影が少ないと思ったらみんなここにいたのね。
田舎の温泉宿街にありそうな場末感が否めずどうしても興味が湧きませんでしたが。
この国のお家芸はどうも至近距離でさまざまなバリエーションを展開する傾向にあるようです。
さて。
その後は宿に戻り、
百度地図で「近くのレストラン・レビュー順表示」という技を覚えた私は目星のレストランをピックしたものの流石に食べ過ぎたようで一向に満腹感が収まらないので10階のおシャン部屋でホータンの夜景を眺めてました。
工事現場の夜景をな。
さ、
明日は移動日です。
ホータンにわざわざ来たのはこのためです。
覚えてますか、冒頭の地図。
往路はタクラマカン砂漠を迂回してぐるっと回ってきましたが、
復路はなんと、タクラマカン砂漠を縦断しちゃうのです。
ヤバいロマンゲージ振り切りすぐる草不可避ー!!
ということで明日は延々と砂漠の写真を載せ続ける私だけが楽しい日記になると思います乞うご期待。
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