#377 タクラマカン砂漠横断バスの旅。in中国(5) 2018.12.25
- 2018/12/29
- 07:00
我ながらなかなか粋な企画じゃないですか、
クリスマスの日にタクラマカン砂漠を横断するだなんて。
ロマンゲージ大暴走です。
私の私による私のための素敵なクリスマスプレゼントです。
なお昨年12/25はアメリカの白砂漠、ホワイトサンズにおりました。
カラッカラのクリスマスは例年同様ですのでなんら問題はございませんけどなにか。
ちなみに私、今年の三月にマジもんのサンタさんに会いにいってますからね。
【2018/3/20】#98 フィンランド(3) ロバニエミ② サンタさん(公式)に会う
(この記事かなり重たいので通信容量制限ある方は閲覧スキップください)
きっと今年は良いクリスマスになるでしょう。
そんな本日の航路。
見てくださいこの大横断っぷり!!
ホータンから西へ向かいその後北西へ。
コルラという往路に列車で通過した街まで砂漠を駆け抜け、その後トクシュンで途中下車。
そこからトルファンまで80km?とかなのでまあバスあるでしょう(未確認)
さ、
素晴らしい景色をお届け致しましょうようこそシルクロードへ!!
――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
・行き先:
和田 hotan(ホータン)
→托克逊县 Toksun(トクシュン?)
・手段:長距離バス
・料金:369元≒5904円
・時間:?
――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
(別ウインドウで開くよう変更しました)
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされましたらぜひ上記の「世界一周」と書かれたボタンを1クリック頂けると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。クリックは1日1回までです。
※クリックすると世界一周ブログランキングのページに飛びます。
――――――――――――――――――
朝。
なんとですね、このホータンの宿には朝食付きなんです。
まあ一泊5000円しますからね。
ついてなかったら訴訟です。
ああ久々。この感じ。
南大門以来。
※地元の食べ放題焼肉屋です。
ただなんというか、
味は普通、、
かな。
やはり私の舌には中華は豪華なのよりその辺の飯屋のちょっと雑なくらいのが良いと思う。ないしはバーミヤン。
なおホテルのお会計は部屋に置かれてたのですぐさま食べたカップラーメンが見事に加算されました。
部屋にあるからといってタダではないのね。学びました。
はい
駅の近くのバスターミナルまで行きますよ。往路はタクシーでしたが今回は当然バスです。
ただ百度地図ルート検索では駅までのルートが出てきません。が、なんとなく昨日、駅の近くを4番バスが走ってた気がするので、
乗ってみました。
結果見事に駅方面まで向かったのですが、途中で違う方面に向かったので下車して歩いて駅まで向かってたらそのバスに後ろから追い越されました。
どうやら4番バスは一度道を外れたのちに駅ならびにバスターミナルまで向かうようです。
てか百度地図も全てをカバーしているわけではないんですね。
ないしはそれ以上のスピードでこのウイグル自治区は開発が進んでいるか。
昨日は髭切鋏が引っかかりましたが今日は平気でした。このムラ。
寒い。。
ここでバス内食カップラーメン用にお湯をゲットしようと思ってたのにお湯がありませんでした。
まあ流石に途中でレストランとか寄るだろうと思い、売店があったので落花生クッキーみたいのだけ購入。
ウルムチ行きでした。
これに乗って、途中のトクシュンで途中下車です。何時に着くのかは知りません。
現在の想定では20時間です。
歩き方先生がそう仰ってたので。
こう見えてきったないです。
シーツはシミが目立ち、菓子のカスが転がってます。
イライラしながら菓子のカスを掃除してたら運転手が『君の席はあっちだ!』ともっかい汚い寝台を掃除するハメに。
でも良いのです。
これから目にする窓一面のタクラマカン砂漠を想うと菓子のカスなど
ハイ喜んで!なのであります。
13:00。
定刻通りバスは動き出しいきなりバスターミナル出口で30分の待ち。
何を待っているんでしょうか。
ぼんやりしてるとバスは動き出し、
ホータンのビル群を抜けてああもうすぐに農村が見えてくるんですね。
あれ、
また止まりましたね。
何停車かわからない30分ほどの空白。
そしてホータンの街区を抜ける検問。
ここでまた30分。
えっと、、
もうときすでに14:30なんですけど。
一時間半で数キロしか進まない。
その後バスは大きな川を越え(和田川?)、
洛浦县という街だそうです。
ここもこれ見よがしな高層ビルが街中に立つ、作られた感満載の街です。
高層ビルがあるとはいえ、
やはりホータンよりは規模が小さく、
随所にいま私が食べたい雰囲気の雑な食堂が並んでいます。ぐぅ。
なんとなく「ぽく」なってきましたよ!
策勒县という街だそうです。
Qira。キラ?
ところでこの辺りの街はみんな县がついててフリガナ振られてないのですが「村」とかそういう意味でしょうかね。
だいぶ賑やかになりました。
この辺りの村も高層ビルは一部立っているものの、そこ以外はウイグルの方々の暮らしが垣間見えます。
真っ赤な看板がそびえ立ちます。
「習近平新時代始まる!新疆社会に長き平和だ新局面!(意訳)」
みたいなやつ。ああ怖い。
この軍隊のように綺麗にピシッと一定間隔に植えられた木はやはり植林(防砂林)でしょうかね。凄まじく根気がいる事業だと思うのですが。
ああまた街です。
于田县という街だそうです。
もう夜なんですけど。
え、ねえ、
なんで私がわざわざホータンまで来て5000円のホテルに泊まってまでこのバス(6000円)乗ったか知ってるー?
こうして、
こうしたかったからですよ?
なぜ村々の風景と検問待ちで夜を迎えるの!!
ということで私のクリスマスは無風でした。
そしてバスが停車しました。
例の警察の赤青ランプが見えない=検問ではない=レストラン=つまり飯!?
と思ったら青空トイレタイムでした。
えっとね、
いま結構満月近いから、散り散りになっていった人たちがこれ見よがしに尻丸出しなのがエラく見えてはるんですよ。
そしてここちょっとした車止めがあるんです、ってことは公式の青空トイレスポット=つまりそこらじゅうがもうやめておきましょうか。
なお私は本日の朝ごはん以来何も食べていないので便意を催すこともなく、ただただ美しい夜空を眺めてました。
美しい夜空です。
毎度恐縮ですが夜空が映らないクレームはApple社の方へどうぞ。
夜が更けてもまだ街は続き、
こんな僻地に誰が泊まるねんと言いたくなるようなギランギランのホテルや、
例の習近平新時代!とかが延々と立ち並んだまま一向に砂漠が訪れることなく私の意識は失意の闇へ沈んでいくのでした。
サンタさん。。。
谢谢 mm
↓一日一回応援クリックをお願いします!↓
※会社のパソコンからだとIP重複でカウントされない場合があるのでお手数ですがスマホかご自宅パソコンからお願いしますmm
ーー