#381 敦煌、鳴沙山と月牙泉。in中国(9) 2018.12.29
- 2019/01/03
- 07:00
中国西域は極寒につきマフラーで口元どころか鼻と耳までをフルカバーしているのですが、ついにマフラーの口元を覆うあたりのエリアから中華臭がしてきました。
私は今日も幸せです。
さてついに本日、
待ち望んでいた敦煌に参ります。
高まるー!!
――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
・行き先:
吐魯蕃 Turpan(トルファン)
→敦煌 Dunhuang(トンコウ)
①
吐魯蕃 Turpan(トルファン)
→嘉峪关Jiayuguan(カヨクカン/嘉峪関)
・手段:列車
列車番号 Z42
列車等級 硬卧
・料金:236元≒3776円
・時間:8.5時間 21:30発、6:00着
②
嘉峪关 Jiayuguan(カヨクカン/嘉峪関)
→敦煌 Dunhuang(トンコウ)
・手段:列車
列車番号 K41
列車等級 硬座
・料金:54元≒864円
・時間:4.5時間 7:30発、12:00着
↓敦煌地図マップ
(二行目はMapsme表記)
・右上オレンジ:敦煌駅
・右上緑:敦煌莫高窟数字展示中心
Mogao Caves Ticket Office
(莫高窟のビジターセンター)
・右下赤:莫高窟
Mò gao ku
※市内⇄莫高窟数字展示中心⇄駅はバスあり
※莫高窟に行くには莫高窟数字展示中心でツアーに参加が必要。事前予約必須で予約はオンラインか街中の予約センター。ただし私が訪れた冬季は街中の予約センターが閉鎖しており数字展示中心へ直接行くようにと言われた。
・右のオレンジ:バスターミナル
Dunhuang Bus Stop
※左のオレンジは2916-17歩き方に示されていたバスターミナル。現存してませんでした。
・右上の緑:莫高窟 チケット予約センター
Mogao Grottoes Reservation and Ticket Center
※2016-17年地球の歩き方が示す場所から移転しているので注意。
・ピンク:インフォメーションセンター
Mapmesme上に表示なし
・その隣の緑:列車チケット販売所
Dunhuang train ticket office
・黄色:駅⇄莫高窟数字展示中心との間のバス。一乗車3元。
青→外国人OKの安宿たち。
・右:SUPER8
Super 8 Dunhuang Fengqingcheng Hotel
・中央:7DaysInn
7デイズ イン トゥンホワン ナイト フェア
・左:敦煌 ホテル&レストラン
敦煌 ホテル&レストラン
※上記いずれも100元前後。激安では無いが立地は良い。
・黄色:公共バス発着場所
3番バスがここまできます。終点です。
・緑:チケット販売所 55元
Mapsme表示なし
ラクダもここで手配できる。
・下の赤:砂丘の上。歩いて登れる。
Dune viewpoint
・左下の赤:月牙泉
Cresent Moon Lake
――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
(別ウインドウで開くよう変更しました)
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされましたらぜひ上記の「世界一周」と書かれたボタンを1クリック頂けると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。クリックは1日1回までです。
※クリックすると世界一周ブログランキングのページに飛びます。
――――――――――――――――――
朝6:00。
嘉峪関駅到着です。
やはりしっかりと乗務員が起こしにくるので寝過ごすことはありませんでした。
にしても乗務員さんは大変ですね。
寝台車の通路の椅子に座ってずっと待ってるんですもん。大変暇でしょうね。
だからって夜通し動画見るのはさておきイヤホンしなさいよ。安眠妨害です。
嘉峪関は結構小さな駅でした。
ここで1時間半ほど列車待ち。
そしてここはもう新疆省ではありません。
甘粛省です。
そう、
VPNがつかえる!!
と言っても
嘉峪関駅のフリーWi-Fiが1ページ開いたらすぐ途切れる阿修羅仕様だったので特に何もできないままです。
7:30。
列車はやや遅れて出発。
なんと北京から来てる列車でした。
敦煌行き観光列車なのでしょうか。
終始、旅感あるBGMが流れてました。
夜が明けてきました。
新疆ウイグル自治区では10:00にようやく夜明けだったんですよ。
東に進んできていることを実感します。
スカッと晴れてます。
ウイグル自治区はなんだかんだで曇天続きだったので、気持ちが晴れ晴れします。
で、
駅出たら右前方にバスがいたので飛び乗ったらすぐ出発しました。ラッキーラッキー。
このバスは
駅→市内(冒頭地図の黄色)→莫高窟数字展示中心→駅、と循環するバスのようです。
3元。
で、
この位置で停車しました。
バスはここに溜まっているので莫高窟数字展示中心に行くときもここから乗ればいいんじゃないかしら。
はい、ということで毎度恒例宿探しですよ。
もうここは新疆ウイグル自治区ではないので外国人NG率はグッと下がり、Booking.comで最近外国人が口コミ書いてる宿をいくつかピックしております。
第一候補はホテルチェーンのSUPER8。
ビジネスホテルなのですが、莫高窟のチケット予約を代行してくれる情報があったのと、街の中心部に位置するのです。
が、
Mapsmeの場所には見当たりませんでした。。
近くの商店やお店に聞いたものの会話がそもそも成り立たず。
仕方なく二つ目の候補、敦煌ホテル&レストラン目指して歩いてたら、
7DaysInnがありました。
立地はとても良いですが、外国人いけるのか。。?
でもこれそもそも欧米系ホテルチェーンだし、SUPER8が泊まれるならこっちも泊まれるでしょう、
とエイヤでトライしたら
泊まれるとのことー!!
109元≒1744円と決して安くないですが、
今日は誰にも邪魔されずにトルファンワインをやりたかったのと、
敦煌、想像以上に激さむだったので一刻も早く暖を取りたく飛び込みました。
フロントのお姉さんは英語は喋れませんが、おっとりにっこりと翻訳アプリで色々と気遣ってくれるので癒されます。
↓外国人も泊まれますよ、をわざわざ翻訳してくれてる様子。
さて、
まず私がやるべき最大課題は「明日の莫高窟の観覧予約をすること」です。
莫高窟は一日6000人までの入場制限を設けており、参加するには
①事前にネット予約(中国クレカ必要)
②ツアー会社催行のツアーに参加
③現地の予約センターに行く
の三択となるようです。
で貧乏人は自ずと③になるのですが、
これがなかなかネット上に情報がなく。
予約センターの場所が分からないんです。
2016-17地球の歩き方には一応表示があるのですが百度地図のその場所には該当表示がなく、怪しんでいます。
って事でフロントのお姉さんに聞いてみると、
やっぱり移転してました。
(予約代行まではしてくれない感じ)
冒頭地図の場所だそうですよー。
百度地図上にも表示されてますし、まさかのMapsmeも同じく表示があるのでまあ間違いないでしょう。
宿からは3km弱。
いざ向かいましょう。
宿がある区画は観光客向け市場(主に食)エリアになっておりますが、その一角に大きなモスクがありました。
ここは市場の入り口。
SUPER8発見。。。
ここだったとは。
しかもMapsme上にも表示あり。
二つあったのね、、、ややこしい。
ということでSUPER8行かれる方、場所は冒頭の地図と英字綴りを参考にしてくださいね。
。。。なんか、
クローズしてます。
キィなんだこれ!移転か!?
てかなんなのマジで、貴国きっての超有名観光地じゃないですか。そのチケット予約センターを、観光客をもてあそぶかのようにポイポイ移転さすんじゃねーぞコラ!
心底憤慨して向かうはインフォメーションセンター。
ここに来るまでの道中にあったのです。
私「エクスキューズミィー💢!!」
スタッフ「。。?」
英語通じない。。。
必死に先ほどの張り紙を見せる。
そして、明日莫高窟に行きたい旨を筆談で伝える。
するとスタッフ、どこかへ電話し私にバトンパス。電話の向こうの人は英語喋れるようで、曰く、オフシーズンに入る11/1以降はチケット予約洗濯機は閉鎖。莫高窟数字展示中心(中心=センター、の意)に直接行けばOK、だと言うんです。
本当か。。?
見学ツアーは9:30、12:30、?の1日3回催行されており、開始時間の30分前に行けばOkだと言ってます。
本当かなぁ。。。
そう書いてあるようにも思えます。
うん、信じてみましょうか。
予約しているわけではないので「満席!アウト!」と言われるリスクはまだあるわけですが。
ところでこの莫高窟数字展示中心、の字面の「数字」の意味がよくわかりません。先ほどの電話では相手の人が「ワンツースリーセンター!」とか言われて意味不明でした。
たぶん、デジタル、って意味なのでは無いかと思うのですが、真相不明です。
列車チケット予約オフィスがあったので、
明日夜敦煌を出発するチケットを買いました。
私が年末年始を過ごす街への切符をね。
下手したら夜もこんな感じかもですね。
隋さんの屋台とやらも休業中でした。
飯!!
もうぜんっぜん店が開いてなくランチ難民になりかけました。
菜の字が入った野菜感あるの頼んだらすんごいボリュームでした。
そしてもう手がかじかみすぎて箸が持てず、箸をフォークのようにして頂きました。
言わずもがな美味でした。
ということで前置きが長くなりましたが、
今日は敦煌の街の南にある鳴沙山・月牙泉というスポットに行ってみます。
もう名前からしてロマン溢るるるる。
3番バスで一本です。
同バスは我が宿、7Days Innの目の前を通っていました助かるー。
なお3番バスはこんな感じで走ってるようです。
20分ほどで到着です。
チケット55元≒880円でした。
そういえばこの敦煌は砂漠の中のオアシス都市だったことが思い出されます。
中国でこんな綺麗な砂丘を見るの初めてだったのでちょっと感動。
そしてさすが中国。
そんな砂漠の中にもしっかりと舗装路を作ってます。
見えてくるこちらが月牙泉です。
隣の砂丘の影になってしまって分かりづらいのですが、楼閣の右脇に三日月型の泉があるのです。
こんな砂漠に泉。
しかも全く枯れないそうです。
ちょっと行ってみましょう。
おお、、、凄い。。
そういえば私まだ「THE中国!」な建物を見てなかったので、とても嬉しいです。
泉、凍ってますがな。
さて、
この月牙泉がこの区域の行き止まりとなっております。
あれを登ってみます。
こんなはしごっぽいものが二箇所引かれており、これを足場にして砂丘を登っていきます。
これぞ砂丘の美しきよ。
超楽しそうですが生存率3%未満だと思います。
いえね、
一見砂地ですが、ときおり石のような氷の塊が砂の下に潜んでいるのです。こんなんに激突したら砂ゾリもろとも木っ端微塵です。
ああもう最高。
ついつい何度も写真撮っちゃう。
なんですけどほんとにね、
5秒以上スマホを素手で持ってると皮膚が悲鳴をあげ関節が動かなくなる、そんな寒さです。ウルムチより寒いんですけど。
というのも
伝わりますか、風の強さ。
もうちょっとした流砂が発生しています。
一歩歩けばこんな感じ。
凍てついた砂が容赦なく靴の中へIn。
いえね、
こんな靴カバーを15元で貸し出してたのですが、そんないらないでしょう、と素通りしたのです。
さ、この急斜面を下りますよ。
一歩ごとに靴底がマヒャドです。
下りてきました。
靴中に凄い量の砂がたまり最終的には上げ底みたいになりました。
ラクダ。
ヘリ発見。
この辺りをヘリで周遊するメニューも券売所で売られてました。
500元とかだったかしら。
そんな鳴沙山ならびに月牙泉でした。
うん、唐突に現れるあの巨大な砂丘は一見の価値ありだと思います。
なおこちら夏の鳴沙山。
上記はお買い上げしたポストカードの写真です。
震えている本日の野犬。
敦煌の野犬たちは小型犬が多いです。
もともとペットだったのかしら?
そもそも野犬なのかしら。
にしてもゴミを漁る小型犬や交差点に居座る小型犬など、飼い主がいたとしたら飼育マナーを疑うようなワンコばかりです。
(ああでもここは中国人の国だったか)
復路は2元でした。
往路は1元です。
金額根拠不明。
その後、宿でちょっとWi-Fiを浴び、
仕切り直して夜の敦煌へ。
一大観光地だけあって街の中心には巨大ホテルが集まってました。
昼間は閑古鳥だった場所です。
夜ならどうかなっと思い。
閑古鳥は現在進行形です。
ただ
沢山のお店が開いてました。
まあ、
お客さんが全然いないのでお店の人はみんな暇そうにスマホいじってますけども。
このおっちゃんが元気よく絡んできたのでこの店に入ってみました。
値段聞いたら15元だと言うので即決。
この鍋、砂鍋と言うんですってね。
中国西北部の食堂や屋台でよく見かける鍋だそうで、「砂鍋(シャーグオ)」というのだそうです。
ひとり用の黒い土鍋に肉、白菜、豆腐、きのこ、春雨などがたっぷり入った鍋料理ですって。
沁みるよねー。。!!
意外と昆布ときのこで出汁が取られており、ちょっと懐かしい味がしました。
店の名前も写真も忘れましたが、
当たりだったかなと。
その後も周辺をぶらぶら。
色々なものが売られてたのですが、今日はこのまま大人しく宿に戻りました。なぜなら。。!!
トルファンワインー!!
with敦煌の干しぶどうー!!
干しぶどうは宿の向かいの酒屋で購入しました。
ぶどうオンぶどう、
ちょっとオツじゃないですか?
なんてウキウキブギウギしながらワイン開封の儀を執り行いああああ!!!
コルク抜きがない。。
宿のフロントのお姉さんに相談するも「メイヨウ(無いよ)」。
ということで、思い切って、
先ほど干しぶどうを購入した宿の向かいの酒屋へ。
無事開栓!!!
いやー恥ずかしかったー、
こんなクソ寒いのにTシャツ+ライトダウンのみでワインボトル片手に信号待ち。
お陰様で心置きなく一人ワインパリィを開催したのでした。
干しぶどうもワインも相当美味いです。
ワインなんて480円なのに。
ついつい2本目を買いに行きそうになりました。
そんな1日でした。
さて、
明日はいよいよ世界遺産・莫高窟に行く日です。
高まるぅーー!!
谢谢でした。
↓一日一回応援クリックをお願いします!↓
※会社のパソコンからだとIP重複でカウントされない場合があるのでお手数ですがスマホかご自宅パソコンからお願いしますmm
ーーー