#385 楽山で中国ビザ延長。in中国(13) 2019.1.2
- 2019/01/07
- 07:00
中国はノービザで訪れることができますが、実はそれは15日間までであり、それ以上の滞在は延長申請が必要です。
延長出来る日程はプラス30日だそうです。
ところがそこらの都市でも申請は出来るものの10日掛かる(しかもその日数は延長日数に含むので実質20日しか延長されない)と言うのです。
これは困ったぞ、
という私に朗報です。
楽山という場所ならば申請翌日に受け取れるらしいのです。
って事で、シルクロードの旅路であれば蘭州→西安と進むべきところをちょっと寄り道しに来ました。
ビザ周りはなにかと神経質になります。
いま年始ですし。
無事延長出来ると良いのですが。
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▼徘徊メモ
・行き先:兰州→乐山
①兰州 Lan zhou(蘭州/らんしゅう)
→成都 Cheng du(成都/せいと)
・手段:列車
列車番号 K2060
列車等級 硬座
・料金:112元≒1792円
・時間:11.5時間 22:15発、翌9:30着
②成都駅→成都東駅
・手段:地下鉄7番線
・料金:4元≒64円
・時間:30分くらい?
③成都东 Cheng du dong(成都東)
→乐山 Le shan(楽山/らくさん)
・手段:列車
列車番号 C6303
列車等級 硬座
・料金:54元≒864円
・時間:1時間 11:07発、12:00着
↓移動図
・左上オレンジ三つの中央:駅
Leshan Railway Sation
・同下:市内バスターミナル
Bus Station
・同上:長距離バスターミナル?
Leshan Coach Terminal
※建物の存在だけ確認
・地図中央のオレンジ:バスターミナル?
Central Bus Station(Xiaoba Busbahnhof )
※2016-17歩き方ではここが長距離バスターミナルとなっている
・青:宿 ドミ一泊50元≒800円
Leshan Haiyun International Youth Hostel
※百度地図「乐山海韵青年旅舍」
・ピンク:楽山市人民政府政務服務中心
Public Security Bureau (PSB)
※ここがビザ延長手続き場所です
※百度地図「乐山市政务服务中心」
※営業時間:9-12,13-17時。土日祝日休
・右下の赤:楽山大仏
乐山大佛 Giant Buddha scenic area
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はい到着しました成都です。
ここが劉備玄徳が城を構えたあの成都でございますのね。
州は変わり四川省です。
ええ、四川料理の四川です。
ぼけーっとそこらの店で適当なもの頼んだら口から火を噴く四川料理の世界です。
そんな成都を通過しまして目指すは楽山。
いえ、ビザ延長したら戻ってきますよ。
いま中国入国13日目でしてもう時間が無いのです。
Ctrip調べによると
楽山行きの列車は成都駅ではなく、成都東ないしは成都南駅から出てるそうで、この時間だと成都東駅が良さそうなのでそちらへ向かいます。
百度地図路線検索によると7番バスで一発で成都東駅に行けるっぽいのですが、それらしいバスが見当たりません。
7番というのはメトロのことだったようです。とうとうメトロがある街。。!
乗車券4元。
これまではバス1元だったのに。
物価高を感じます。
うん。
めっちゃ綺麗です。
整列乗車もしてますし、
降りる人をしっかり優先してます。
今のところの中国は私が思っていたよりも民度が低くありません。
中国人もインド人も大して変わらんだろうと思ってましたが、どうやら君たちの方が下のようだよ、ヒマラヤの向こう側の人たち。
まあこの辺りはもうちょっと中国を巡ってから考察するとしましょう。
この国の人はくちゃくちゃ飯食うわどこででもタバコ吸うわ痰は吐くわで私としては終日不快です。
昨夜の宿は隣の住宅から壁越しに痰を吐く音が聞こえてきました。
まだまだこの国もほころびだらけです。
成都東駅。
。。。すごいぞ成都。
切符は54元≒864円でした。
たった1時間にしてはちょっとお高めです。
そしてこの列車待ちエリアね。
巨大。
北京、上海に並ぶ巨大都市というだけあって、ただでさえ駅がたくさんあるのにそのうちの一つがこの規模なわけで。
この国の巨大さを思わされます。
列車発まであと30分。
ちょっくら朝飯タイムにしたいところでしたが、一品20-30元とかするのでやめました。
いえ、ウイグル自治区や蘭州でアホみたいに30-50元の飯を食ってきましたがそれはあくまでもイベントであって、
なんでもない飯にそんなにコストを投下するほど私の財政は豊かではございませんのです。
この「李先生」という、サブタイトル『牛肉面大王」と書かれた店が非常に気になったんですけどもね。
先生なのか大王なのか、なんかもう牛魔王的なものなのか、いつの日か真相を確かめたいところです。
ああ!!
そういえばここ成都はパンダでした。
パンダどこにいるんだろう?
本日の野パンダその辺にいませんかー?
列車。
あれ、いつもと見た目が違う。
車内。
の写真はないですが、大変綺麗です。
トイレ自動ドアだし。
で車内アナウンスに英語も。
これは凄いことになってきたぞ。
アナウンスを聞いていて分かりました。
これ多分新幹線的なやつですね。
時速250kmでした(車内のディスプレイに表示される)。
だからちょっとお高いのね。
到着後撮った列車の写真。
1時間で楽山到着。
田舎だと思ってましたが、
駅前には高層マンションが立ち並び、駅も新しい感じ。
もう中国はどこ行ってもこんな感じなんでしょうかね。
駅を出ると右前方に大きな建物が見えます。
これが市内バスターミナルになってました。
市内バスにターミナルいる?
市内バスターミナルの表の路上にもバス停があります。バスターミナル使えし!
で、私が乗りたい宿行きのバスは22番。バスターミナルの中でした。
なお市内バスターミナルと対を為すように駅の左前方には長距離バスターミナルと思われる建物がありました。
(以下バスの中から撮った写真)
2016-17地球の歩き方にはない建物です。
街中のバスターミナルはあそこに移転してるんでしょうか。
はい22番バスの終点まで来ました。
バスからの景色だけで鑑みると、
ビザ延長手続きする市役所?的な場所周辺は新市街的にビルが並び栄えており、
この宿周辺は楽山大仏が近いこともあってかやや緑多めでツーリスティックな雰囲気です。
宿。
ビザ延長手続きに必要な外国人滞在証明書、みたいなやつを簡単に発行してもらえると聞いて。
チェックイン時にこれ見せました。
どなたかブロガーさんが書いてたやつのキャプチャです。
谢谢。
「ビザ延長したいから例の書類ちょうだい!」とでも書いてあるのかどうか分かりませんが、
たしかにこれ見せたら宿の人二つ返事で「OK!」ですって。
で、
『EXTEND VISA』と書かれた説明書きを見せてくれました。
もはや宿側も慣れたものなようです。
(説明書きは市役所(仮称)への行き方が書いてある)
宿泊のレシートにハンコおしたもの。
他の方のブログ見てても同様に宿のレシートにハンコ、て感じでした。
決まった形式は無いようですね。
で、ここで宿のお姉さん「市役所(仮称)は2時までよ!急いで!」
※今13:00。
なんですって!?
市役所(仮称)です。
もう市役所でもそうじゃなくてもなんでもいいのですが、面倒なので市役所と記載しますね。
どっかのブログに「三階へ!」
とあったので階段探すも見つからず左奥にあるエレベーターへ。
ちなみにこの建物、入り口がすでに二階です。階段で上へ進まれる方、ご注意ください。
ここです。
乐山市公安局便民务中心コーナー。
乐山市公安局出入境接待大庁てのがあり、
その中のカウンター6がビザ延長手続き場所窓口でした。
知った風な書き方してますが、
この時すでに13:45。
泣きそうな顔してパスポート見せながらエクステンドエクステンド言うてたら警備員のお爺さんが連れてってくれたのです。
さて、
窓口はガラガラでした。
そして窓口のお姉さん、対応してくれるようです。
間に合ったぁー!!
で、
まずは書類を渡され、これに記入して、奥で証明写真を撮ってね、と言われて「ハイ喜んで!」とケイレイした瞬間に目に入った営業時間表示。
営業時間17時まででした。
バス停からここまで全力疾走した代償(動悸・息切れ)どうしてくれるんですか。
営業時間:
9:00-12:00、13:00-17:00。
土日祝日休み。
この昼休みタイムにはご注意ください。
よくある基本情報と、今後の旅程。
基本情報の方には「China Address」がありましたが、宿の名前「Leshan Haiyun International Youth Hostel」書いたら不問でした。
その他ちょっとよく分からない箇所ありましたが空白でOkでした。
旅程。
あと一ヶ月の予定を好き勝手に書いてみました。
Date City Toursingspots Hotel Transportation
この5項目。
1/5 成都 成都市 適当なホテル名 Train
1/10重慶 重慶市 適当なホテル名 Train
1/15西安 西安市 適当なホテル名 Train
て感じで適当に書きました。
Toursingspotなんて書ききれなく無いですか。なので全部市にしてみました。
ホテル名は全て英字表記です。
上記な感じで特に何も突っ込まれませんでした。
なおまったくもって上記の旅程で動く予定はありませんが、行き先の大枠は外して無いです。
で、
証明写真。
このコーナー(?)に入る手前に証明写真機があり、お姉さんが全部やってくれました。
あとお金不要でした!
事前情報では10元必要とあったのですが。
で、
証明写真機から出てくる白黒のこんな書類を持って、
再度6番カウンターに行けと言われ、
そこで、じゃなくて2番に行けと言われ、
お兄さんに
「パスポートのコピーは?」
と言われ「無いです。」と申すと
その場でコピーしてくれて
(これも事前にコピーが必要だと思ってた)、
10分くらいの後に
「明日の11:00以降にまた来てね。あと11:00までに宿をチェックアウトしないように。」と言われ、
パスポートと、
この引換証をいただきました。
「160元支払い済み」
みたいな雰囲気ですがそれすらまだ払ってません。明日払うのかな?
。。と、
事前にいろんなブログを読み込みましたが、それ以上に内容は緩くなってました。
具体的には
①証明写真代不要
②パスポートコピー不要(これは先方ご好意かもですが)
③申請の翌日11:00には手に入る
のあたり。
いやこれ素晴らしい。
凄いじゃ無いか楽山。
私これにてすっかり気分は舞い上がりました。
ビザ延長できなかったらどうしようかと。
まあまだ申請しただけで終わってないんですけどね。
朝から何も食べてないのでした。
そして通りで見かけたこちらのお店が11元で回鍋肉炒飯という魅力的な文字を躍らせていたのでついつい引っかかりました。
美味い。
実に美味い。
これまではウイグル飯だの牛肉面だのその土地のものを頂くことに集中していましたが、
もういわゆる「THE中国」に入ったので普通に中華を楽しんでいきたいと思いますよ。
ウルムチで麻婆茄子をフライングしましたがあれはしょうがないです。天命です。
楽山の新市街?は高層ビルが立ちながらも所々に飯屋ストリートがあり楽しいです。
で、
やって来たのは通信会社。
外国人滞在証明書(これ中国語でなんて言うんだろう)が手元にある今、きっとSIMカードも買えるんじゃ無いかと!
チャイナモバイルの店員「中国人の代理人必要です」
ジーザス!!
なにそれ、
そんなんネットには書かれてナカタヨー。
なお私ウイグル自治区はカシュガルでもチャイナモバイルでSIMカード買おうとしており、その時は「外国人滞在証明書が必要」と言われたのです。だからここ楽山でビザ申請延長と一緒にやってしまいたかったのに。
こりゃきっと店や地域でレギュレーション異なるんだなと思い、向かいのチャイナテレコムへ。
カウンター激混みだったのでやめました。
私はいつになったらSIMカード買えるのだろうか。
精神的にくたびれたので、
バスで宿方面に戻って来たら、
近くにのどかな公園があったので休憩。
なんかこの公園、
小さい公園なんですけど、
地元民たちがなんらかのゲームで大盛り上がりしてます。
なんだこれ。楽しい。
そう言えばここからちょっと歩けば楽山大仏の対岸に出るはず。
楽山大仏は明日行くとして、対岸からの景色を今日拝んでみたいと思います。
いきなり屋台ストリート。
串。
が壺にたっぷり入った真っ赤な油に付け込まれてるやつ。
これをみんな造作も無くばくばく食ってます。
か、からそう。。
赤く無いのもあったので試しにいくつか食べてみました。
ウインナー、カリフラワー、レンコン、砂肝(みたいななにか)。
うん、
壺の中身は味の薄いごま油みたいな感じです
1本1元。
もうちょっとごま油味だったら10本いってたでしょうね。
そういや昨夜の列車で相席だったご夫婦はメロンよりもでかい巨大なみかんを剥き剥きしてちょっとずつ食べてました。あれはなんだったんでしょうか。キングみかんでした。
だってメイソウあるし。
有名らしいです。
おかゆのような半透明の液体(これが豆腐脑かな)に、卵と豆と肉がトッピングされました。
味は、、、うん、無味。。?
トッピングされた卵豆肉そして漬物と辛ソースが混ぜ合わさるとようやく美味です。
なんだろうこの食べ物。
Wiki先生!
豆花(ドウホワ、拼音: dòuhuā)は、豆腐脳(ドウフナオ、拼音: dòufunăo)、豆腐花(ドウフホワ、拼音: dòufuhuā)等とも呼ばれ、大豆から得られた豆乳を硫酸カルシウム等の凝固剤で凝固、成形したもので、豆腐よりも柔軟なゼリー状の食品、小吃の一種である。中国北部、西部では豆腐脳と呼ばれることが多く、南部では豆花、豆腐花と呼ばれることが多い。(中略)豆花には大きく分けて、甘い味付け、塩辛い味付け、辛い味付けの三種の食べ方がある。伝統的に、甘い食べ方は華南地方、香港、台湾に、塩辛い食べ方は中国北部に、辛い食べ方は中国西南地方に分布している。(中略)四川、重慶の豆花は辛い調味料が使われ、南部の甘い豆花、北部の塩からい豆花とは対照的である。この地方には辛い豆花を米飯に添えて食す習慣があり、「豆花飯」と呼ばれる。 四川、重慶地方では豆腐だけのものを北部と同じ呼び方で豆腐脳と呼び、豆花はまた別の食べ物の呼び名である。
なるほどー。
だからやや辛めなのね。
各地で豆腐脑・豆花を試してみるのが楽しそうですね。
はいやって来ましたよ、
楽山の街を流れる川、珉江です。
対岸に緑多い丘が見えますよね、
あそこに楽山大仏があるようです。
拡大するとちょっと顔が見えてます。
まあわからないでしょうけども。
詳細は明日のお楽しみにしておきましょう。
川辺では、謎の歌謡曲に合わせて社交ダンスしてるおばちゃんたちや
などなど、
いえね、
これ超絶美味いでっせ。
楽山は飯が美味いと某所で聞及びまして、
色々食べてみたのです
。
あと年末年始の蘭州ラーメンフェスティバルの反動で拡張した胃をちょっとずつ戻していきたく、ちっちゃいのをつまみつまみしている次第です。
にしてもみてくださいよこの焼売の断面図。
堪らんでしょう。
ああ幸せ。
というところで本日はここまでにします。
蘭州ではやりまくりましたが、
ちょっとずつ食べる量を減らさないと我が身も財布もはち切れるのでね。
この後は宿に戻って(ビザ延長できる前提で)残予算に頭を悩ませながら行き先を練り直すのでした。
部屋の写真。
明日は無事ビザを手に入れ、
楽山大仏を拝んで成都に戻りまーす!
谢谢でした。
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