#392 洛陽、曹操魏国の都。in中国(20) 2019.1.9
- 2019/01/14
- 06:00
洛陽、
もうその響きだけでひとまず切符買った浅ましき土民は私です。
後漢の時代に都が置かれ、
賄賂政治が横行し、黄巾の乱が起こり、董卓が国を乗っ取った舞台がここ洛陽。
曹操は魏国の都となった場所でもあります。
なーーんてのを
ちょうど小説三国志で読んでましてね、西安からほど近いのでこりゃ行っとこうと思ったわけですよ。
そしたらね、
思った以上に当時の遺構は残って無いっぽいのね。
さ、
どうしたものか洛陽観光です。
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▼徘徊メモ
・行き先:
西安 Xi'an シーアン
(西安/せいあん)
→洛阳 Luo yang ルオヤン
(洛陽/らくよう)
・手段:列車
列車番号 K176
列車等級 硬座
・料金:54.5元≒872円
・時間:5時間半 8:06発、13:16着
<交通>
・左上オレンジ上:洛陽駅
Luoyang Railway Station
・左上オレンジ右:洛陽バスターミナル
洛阳汽车站
<宿>
・青:宿 カプセルホテル一泊54元
Duhe Tai Kong Cang Youth Guest House
百度地図「洛阳杜赫太空舱温泉宾馆」
<観光>
・下の赤:龍門石窟
LongMen Grottoes
・その上の赤:関林廟
GuanLin Temple
・右上の赤:白馬寺
White horse temple
・駅の右の赤と緑のピン周辺:老城街
东大街
<飯>
・緑:有名な丸子湯屋
Mapsme表示なし
百度地図「赵记甜咸牛肉汤丸子汤」
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はいおはようございますぬこタソ様。
西安の宿をチェックアウトしにレセプションに来たら番台にぬこ殿が侍るなり。
はぬーんにて候。
朝ラーメンをやってる時間なかったのでこれで代用。中国版午後ティー。めっっっっちゃ美味い。中毒性ある。
洛陽までは鈍行で5時間。
結構遠いのね。
新幹線もあるみたいですが、節約。
っっっっふぁあああ!
列車の中で気づきました。
私、五丈原行き忘れました。
諸葛孔明先生が最期を遂げた戦場、五丈原の戦い。
三国無双っ子なら知らぬ人はいないはず。
西安から日帰りで行ける場所だったのにぃぃぃ!!!!
悔やまれる。
ひとまず、
洛陽って、
洛阳って書くんですね。
なおこの中国文字は、iPhoneに中国語簡体キーボードをインストールしてます。ピンイン打って変換するのです。これ結構楽しい。
洛陽は河北省です。
これまで中国西方から、
新疆ウイグル自治区(ウルムチ)→甘粛省(蘭州)→四川省(成都)→重慶市(直轄都市)→陝西省(西安)ときましたが、
ここから一気に各省がぎゅっと凝縮したエリアになるので地図好きの私は思わず各省の位置関係を掴みたくこんなん見つけましたので貼っときます。
聞いたことある省は多いけど、
場所はイマイチ知りませんでした。
こういう点が線になる瞬間、恍惚。
烩面です。
メニューの上に方にあって食べたことない奴にしました。
やや幅広な面がちょい辛な定番スープに入っております。
うん、安定の美味さです。
結局烩面ってなんだろうと思って今調べたらこれ「河南名物」なんですってね!
烩(hui)=とろみ、とろみのあるラーメンのようです。
えっと、
とろみは全然なかったですけども。
明日また違い店でもトライしてみようと思います。
宿まではバス。
洛陽駅はごみごみした場所にあって駅前に路線バス亭がなく、ちょっと歩いたところにありました。
途中、洛河という川を渡る。
川の向こうは新市街な感じ。
高層マンションがちらほら並ぶ、よく見る光景でした。
なお洛陽の街の北には黄河が流れています。
小説三国志はこの黄河の下流、河北省はたく県の村で洛陽からの船を待つ劉備玄徳から物語が始まります。(確か)(もううろ覚え)
いちいちうるさいですか?
いえ、こうでもしておかないとなんか洛陽に来た感慨がね。
なんて簡単に書いてますが、
入り口がごちゃごちゃしすぎててこれが宿だってことが分からず、行ったり来たり右往左往して大変にイライラしました。
レセプション誰もいないしね。
え、なに、この立て札に書かれた番号に電話しろって?
ビンゴでした。
電話越しに中国語でまくしたてられ、
5分後におっさん登場。
ビンタしてやろうかと思いました。
この宿はBooking.comで外国人宿泊可な宿の中で最安だったのですが、それでも54元。洛陽は安宿が少ないです。
さて、
時刻15:00。
結構良い時間です。
どうしたものかね。
冒頭に書いた通り、
洛陽の観光スポットって後漢や曹操魏国に関する遺構はほぼ残ってないのです。
定番スポットはだいたいこの3つ。
①龍門石窟→中国三大仏教石窟の1つ
②白馬寺→中国最古の仏教寺
③関林→関羽の首塚
まあ迷うことなくひとまず③ですかね。
石窟はもう莫高窟が世界最強のだと思うのでもういいかなってのと、白馬寺きっとただの寺でしょうからね。
てかなんでこの洛陽に関羽の首塚があるのかな?
と、小説三国志をちょうど劉備が劉表の荊州に逃げ込んだあたりまでしか読み進められてない私には「???」ですが。
バスで30分ほどかけて、
宿から関林廟への参道までやって来ました。
チケット40元。
てか「全票80元半票40元」で100元払ったら60元お釣りが来ました。
半票ってなんですか?
ぐぐっても「子供料金」としか出てこないのですが、本当ですか?
私子供に見えてる?
あざーっす!
いざ中へ。
中は大変に静かです。
しんしんと雪が降り、厳かな雰囲気。
いまさりげなくカミングアウトしましたが、
洛陽クッソ寒いです。
雪降ってます。
気温マイナス5度。
ウイグル自治区もこんなもんでしたが、暖かかった成都重慶から来ると超寒く感じます。
これは赤兎馬でしょうか。
三国無双っ子の私には呂布のイメージしかなかったですが、ちょうど小説で曹操が関羽に進呈するシーンを昨日読んでました。
三国志演義でも同様のようですね。
2mあるそうです。
矛先に手を伸ばしても届きませんでした。
、、、ってことは2.5mはあるんじゃないかなっ。
奥に歩みを進めましょうぞ。
関羽殿。。。!!
ちょっと、
キンキラキンにさりげなく無さすぎじゃないでしょうか。
ただ私は知りませんでした。
関羽って、
宋の時代には王として、
明の時代には帝として、
清の時代には神として、
それぞれ崇められたのだそうです。
すごい昇格っぷりです。
祈りを捧げる女性。
関羽はもはや信仰の対象なのですね。
でも小説をかじってるとその理由が理解できます。関羽の立ち振る舞いは素晴らしく忠義であり、その戦いぶりは恐ろしく武勇なのです。
そしてこの日記を書きながらあれこれ調べてたらついつい関羽の最期を知ってしまい、凹んでいるなうです。
それでこの洛陽に関羽の首塚があるのですね。。
殿には幾多の言葉が掲げられてました。
「君参忠義」。
関羽らしい言葉ですね。
ミニ関羽です。
一パネルざっくりタテヨコ50体x100体のものが7,8枚はあって、それ他の殿にもあって、、、
これ下手したら100万超えるんじゃないか。
でこれ気づいたのですが、
一部名前入りのミニ関羽もいるのです。
名前は各々異なります。
これ寄付した人の名前でしょうか?
きっとそうです。
となると100万人級の寄付者を想定している。。??
恐るべし関羽信仰。。
全てが全て、
関羽を祀った殿となっています。
「林」という字って、
特別な人物の墓に用いる字らしく、なんとこの関林の他は孔子の孔林の2つしかないらしいです。
孔子と肩を並べる関羽。
なんという扱いなんでしょう。
近景からしか撮れないのでパノラマ撮影にしてます。
周囲をぐるっと回らせて頂きました。
「忠義神かくかくしかじか〜」と彫られてます。
やっぱりあった三国志キャラシリーズ。
あれ、劉備がいない。
そんな関林でした。
小説ちょっとかじってただけで、ちょっと感じるものがあったわけで、これ読了してたらもっともっとグッと来てたんだろうな。
私は今日ももったいないことをしています。
そこからバスで1時間ほど。
駅の東の方にある老城街、いわゆる旧市街でしょうか?にやってきました。
うんうん、
なんかそれっぽくて良いですね。
成都や西安(の私が訪れた場所)は観光用にこしらえた古風ストリートでしたが、洛陽のここはガチ古風ストリートです。
ちょっと閑散としてます。
スープがメインのコース料理だそうです。
一人じゃ食べきれなさそうですね。
洛陽は乾燥しがちな気候だそうで、昔からスープをよく飲んだそうで。
私がいま目指してる飯屋もそのスープ屋の1つです。
赵记甜咸牛肉汤丸子汤!!
丸子というのは団子、
湯はスープです。
じゃじゃん。
これがね、めっちゃ美味かったのです。
スープはよくある牛骨な感じ。
で団子がもやし団子なのですがカリッカリ。
で、
渦巻きパンを一緒に食べるのが洛陽流らしいのですが、これまた外はカリッカリ中はモッチモチで美味いのです。
油旋というらしい。
この油旋を千切ってスープに投入してみてもこれまた美味い。
で驚くべきはその値段。
一個一元!!
えっと、
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
その後は洛陽旧市街をぶらぶらと。
一部にそれっぽい雰囲気ありながらもまったくもってローカル感。
スーパーみたいなとこでマスクを購入。
このかの国の外気にさらされること二週目。とうとう私も喉がガラガラしてきました。
私がかの民衆に倣って痰を放つ日もそう遠くないかもしれません。
ちょっとライトアップされてます。
閉門でした。
ローカル感あるのは良いけど、
ちょっと物足りないよねぇ、
いきなりギラギラストリートに出くわしました。
が、
ギラギラなのは建物だけで、
お店の人は使い古された屋台を店の前に出してわーわー声を出して呼び込んでました。
飾らないというか、飾れない街、古都洛陽です。
この街が西安のようにギラギラするのはまだまだ先の話なのでしょうね。良い意味で。
帰りのバスから見た武則天の塔だかなんだか。
そんな洛陽1日目でした。
うん、
ちょっと物足りない1日でしたが、まあこんな日があっても良かろう。
明日はバスでちょっと離れた場所まで日帰り遠足しますー。
谢谢でした!
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