本日はマチュ・ピチュ村に向かいます。
朝7:00にクスコのアラマス広場集合だったのですが、
コカ茶・コカキャンディーの効果でしょうか、朝5:00にスカッと覚醒しました。
私が唐突に四つん這いになり天を仰いで奇声を上げながら放尿をする日はそう遠くないかもしれませんね。
MAEDAKです。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
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▼徘徊メモ
・行き先:ペルー クスコ→マチュ・ピチュ村
・行き方:クスコ→オリャンタイタンボ経由で水力発電所(ツアー会社のバス 6.5時間)
水力発電所→マチュ・ピチュ村(徒歩 3時間)
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本日はマチュピチュ村へ向かいます。
昨日の日記の通り、マチュピチュ村は複数のルートがあるのですが、
セレブ御用達の鉄道一発ルートと、
貧乏人冒険家御用達の徒歩を織り交ぜたスタンド・バイ・ミールートとがあります。
後者は鉄道のレール沿いにひたすらに歩いていくことからこの名が付けられているそうです。
このブログでは便宜上、後者を乞食コースと呼称したいと思います。
ツアー会社の人に、
朝7:00にアラマス広場のど真ん中に待っててね、そしたら運転手のDanteが迎えに行くから♪と言われており
いまアラマス広場7:30なんですけど大丈夫ですか。クスコ大聖堂も30分前に7:00の鐘を盛大に鳴らし終えております。


↑アラマス広場の街灯のデザインが
実はピューマだったことに気づいたりしながら、
待つこと40分、
7:40に遠くの方から けー けー と声が聞こえてきました。
めっちゃアナログな待ち合わせですねこれ。
遅れること40分、合流完了です。
めっちゃ待ちましたやんーー
と呟いてみるも、聞こえないふりされました。
これは私の英語の発音の問題か、
標高3300mによる息切れの問題か、
ペルー人の問題か、
確実に3であると私は思うので、もういいです。

その人に連れられた先に乗り合いバンがありました。
フロントには謎のハングル文字、そしてメルセデス・ベンツ社製です。
そこに運転手のDanteが
ハーイ♪トモダチ♪ と登場。
得てしてこのパターンはよからぬ方向に進みます。
ご期待下さい。
乗り合いバンはその後複数の外国人を乗せ(とはいえ全員スペイン語Ok)、
8:00にクスコの街を出発。
スタンド・バイ・ミー・コース(乞食コース)の大まかなルートは以下です。

クスコからウルバンバを経由してオリャンタイボへ行き、
そこから山道に入り、サンタ・テレサの村を通過して水力発電所に到着します。
実際に行ってみて初めてわかったのですが、
水力発電所へのルートって、
マチュ・ピチュを大きく迂回して遠回りするのですね。
一方で鉄道(ペルーレイル)は一直線でDone、だったように思います ※後日検証します。
オリャンタイタンボをすぎると唐突に山道に入ります。
徐々に仙人が湧いて出てきそうな雰囲気に。

道はどんどん狭くなり、
アスファルトで舗装された道は徐々に砂利道になっていき、
眼前に迫るは切り立った巨大な山。
道はその巨大な山のてっぺんに向けてつづら折りのヘアピンカーブとなっており、
そこをこの乗り合いバンが爆走します。
地獄のヘブンズドライブです。


この運転手Danteが頼んでもないのに大変陽気で、
(運転しながら)崖の下を覗いて
ワーォッ♪ とはしゃいだり、
崖っぷちをクルマがすれ違う度に相手の運転席を覗き込んで
チャーォッ♪ とはしゃいだり、
同じ進行方向のバンがつづら折りヘアピンカーブで同じ高度ですれ違う際に
インカコーラを掲げて
ウィーィ♪ とはしゃいだり
なんでもいいからとにかく前を向け。一寸でも狂えば崖の下へ大昇天です。
もう私、大変に血の気が引きました。
どうしてよいかわからず、携帯の充電残量を気 にせずにTRFを爆音で流しながら失神するように寝ました。
その後サバイバルダンスのAメロで魂が覚醒めてしまい、
地獄のヘブンズドライブに引き戻されます。
地図上の地獄のヘブンズドライブ1は刺さるような日差しの中で巨大な山をてっぺんまで上り詰め、
地図上の地獄のヘブンズドライブ2は5m先が見えない雲海の中で巨大な山を一気に下ります。
もう私、大変に血の気が引きました。
どうしてよいかわからず、携帯の充電残量を気にせずに安室奈美恵を爆音で流しながら失神するように寝ました。
その後トライ・ミーのイントロの1音で魂が覚醒めてしまい、
地獄のヘブンズドライブに引き戻されます。
ipodをなくしandoroidを壊して以来、私の音源はiPhoneのみなのですが、
なかなか私の魂を安らかにさせてくれません。
途中、さらに道が狭くなり、もはやこれは道ですかと言いたくなる次元になってきます。



これで一方通行じゃないんだからヘソが茶を沸かします。
ちなみに観光バスもここを走ります。
向こう側から観光バスが向かってきた日にはどうするんでしょうね。
私だったらまずそのバスを降り、生き残った方(崖から落ちなかった方)に乗り直します。

さて、そんなとんでも無い道の先に、普通に村が出てくるから笑えます。
ここはサンタ・テレサの村。
小さい村ですが、
ツアーデスクあり、ネットカフェあり、観光産業の波に乗ってそれなりに裕福そうな村でした。
今日の野犬1 怒っている

今日の野犬2 寝ている

そしてそこからまもなくで、ようやく水力発電所に到着です・・!!
クスコから6.5時間、オリャンタイタンボから4.5時間。
遠すぎでしょ・・・
やはりこのルート、スタンド・バイ・ミーコースだなんてシャレオツに言ってますが
本当に乞食が集まるルートなんだなと実感。
すみません、嘘です。
水力発電所にはたくさんの観光客がいて大変に賑わっておりました。
トレッキング感覚なんでしょうね。
すみません、私だけです。乞食は。
水力発電所は、発電所ではあるのですが、
いわゆるマチュピチュ村へのトレッキングコースのスタート地点のようになっていて、
コース入口には受付があり、そこに記帳します。



周囲にはバス停車場(空き地)と青空レストラン、トイレがあり、
我々と行き違いにクスコへ戻る人たち(マチュピチュ村から歩いてきた人たち)が時間を潰してました。



クスコへ戻りたい人たちと、マチュピチュ村へ行きたい人たちがごちゃ混ぜになり、
バス運転手が○○さんはいませんかー!!(クスコへ帰る人を拾おうとしている)という絵図。

これバス乗れなかったら確実にのたれ死ぬのですが、
この○○さんは大丈夫なのでしょうか。
さて、ここからトレッキングスタートです。
この人達に死ぬ気で着いていきます。
はぐれたら=死です。

水力発電所っぽい光景

バス駐車場は2箇所あるのですが、
私達の方は奥側で、橋を渡ってトレッキングコース入り口へ行きます。

この水力発電所にも鉄道の駅があり、
そのレールを辿りながらトレッキングスタートです。

このレールを辿っていけばいいだけなら、他の人とはぐれてもなんとかなるかも。
鉄道=ペルーレイルの勇姿を横目に、レール沿いをあるきはじめます。


駅なので当然チケット売り場もあります。

▼トレッキング地図 ※ラインは私の主観です。そんなに外してないのではと。
トレッキング開始です。
時刻14:40。


レールのそばを歩かないで!の看板。
実際にこのレールは鉄道が走っているので音楽爆音で歩いているとおそらく死にます。

おやおや。
唐突にレールが終了しました。

みんな引き返していきます。

どうやら水力発電所駅を出た直後にスイッチングレールになっていたようです。

この引き返す人たちがいなかったら私、藪の中に突入していたことでしょう。
スタンド・バイ・ミーの意味も忘れて。
二度とお茶漬けを食べること無くこの生涯を終えるところでした。
危ないところでした。
ということで引き続きひたすら集団についてきます。
あ、この看板が正解なのですね。

水力発電所駅を出たすぐのところは鉄道がスイッチングでジグザグになっていますが、
そこをスタンド・バイ・ミーコースのルートはジグザグ鉄道をぶった切って森の中を登っていきます。
ぼちぼちハードな上りルートです。

10分ほどで、レールに再会します。
ここを左へ。あとは一本道です。

歩く。

小腹アイテムショップ登場。
こんなところにまで出店するとは、商売根性に頭が下がります。

レール。

敷き木というんでしたっけ、これ。
の間隔が等間隔ではまったくなく、歩いているとリズム崩れます。
おっさんにとっては不整脈引き起こしそうで怖いので止めてください。
でもこんなところにレール通したことが凄いです。
そういう観点では流石ですねとお伝えしておきます。
眼前にはマチュ・ピチュ山の霞が。

※ちなみにこのとき大雨です。
傘さしながらのトレッキングって、きっとなんか違いますよね。
ハポネス(日本人)発見。
この人にターゲットを当ててしばらくついていきます。
こういったベンチマークがあると持続したりしますよね。あ、しませんか、そうですか。私はします。

大きな川を渡る橋に遭遇です。
時刻15:25。
さきほどの地図でいうところの「橋」です。

標識:橋のレール部分を渡るべからず、と書いてあります。


はい、そのように致します。
橋の下はこんな感じです。
落ちようものなら即死です。
太平洋の藻屑となるでしょう。

橋の脇にある歩行者専用ルートを通ります。
なのですが、


もうほんとこういう安全性の確実性が低いもの、嫌ですね。
こことかもうネジ外れてるし。

写真撮ってる余裕なかったけど乗ったらベコンとかいって凹む場所あるし。
渡りきりました!

といって写真を撮ると、渡る前とほぼ同じな絵であることに気づく。
むむ。

スタンド・バイ・ミーの相棒ができました。
こちとら乞食だぞ、良いのか。きびだんごなぞないぞ。

相棒はすぐにいなくなりました。
やはりきびだんごが必要だったか。
期待のハポネスは相当足腰が強くとっとと先に行ってしまったので、
次はこの子をターゲットにします。

ただちょっとあれですね。
ここが富士樹海入り口だったら即刻肩を叩かなければならない風貌ですね。
この大雨でフードを掛けることも忘れ、ひとりふらふらとふらついている女子。

徐々に視界からフェードアウトしていきました。
夢か現か。
相棒!!
来てくれたか!!
これぞスタンド・バイ・ミー!!!

犬 「ドントスタンドバイユー!」

次はこのカップルをターゲットにします。
仲睦まじいですが、結構歩くスピード早く、ちょうど良かったです。

徐々に視界が開けてきました。
時刻15:50。
歩きはじめて1時間経過です。

をを、向こう側から激しい汽笛が。

来ました!
セレブリティを載せる我らが乞食の敵です!

※動画
あああああすみません。
爆音の汽笛で乞食共は一発K.O.で蹴散らされます。
その後、屋根付きの休憩スペースに到着。
時刻16:00。


ひとまずこのまま続行します。
夕暮れになってしまうと怖いので。
その後も5,6個くらいの、落ちたら本気で即死の細い川を何度か渡り、



いまは誰も居ないだろうキャンプ場を通過したのが
時刻16:25。


途中レールが複線化する箇所があり、
ちょうど列車が来ました。


おっさんが手作業でポイント切り替え作業してました。
眼前のマチュ・ピチュ山は神秘的な様相を保ったままです。

二度目のキャンピングスペースです。


そのすぐあとに、鉄道がトンネルに入る場所につきます。
このトンネルを超えるとマチュピチュ村です!


なのですが、いまはトンネル内には入らないルートになっているようです。
以前はこのトンネルを抜けるルートだったらしく、
鉄道が来たら=死 という大変にスリリングなトレッキングだったのですが、
さすがに当局はそれを許さなかったのでしょう。
ちょっと楽しみにしてたのに残念です。
気持ちよさそうに寝ている今日の野犬4

トンネルには入らずに、脇道へ入ります。
もうこの脇道が、マチュピチュ村からマチュ・ピチュ遺跡へ向かう道になっており、
普通に大型バスがガンガン通ります。
川の音がすごいのでバスの音に気づかず、轢かれかけます。
マチュ・ピチュモニュメントも。

時刻17:00、
ということでようやく。。。!


マチュ・ピチュ村が見えてきましたー!!
No休憩、No給水で結構無理したと思います。
休憩はさみながらで3.5時間で行けると思います。
バスは遅くても水力発電所に15時に着くと思うのと、
トンネルを使わないルートになっていて、脇道は街灯もあるっぽいので、
このスタンド・バイ・ミーコース、ひとまず安全でしょう。
地獄のヘブンズドライブは私はもう懲り懲りですが、
そこさえ問題なければ、ペルーレイル利用と比べて格段にコストがやすいので
おすすめです。
マチュ・ピチュ村は観光客が押し寄せるので物価がクソ高いです。
が、クソ高いのを覚悟したうえで、

やらせてくださいたまには。
そしてオーダーはこちら。まだ食べれていないペルー料理「aji de gallina(アヒデガジーナ)」

激ウマです。
見た目カレーですが、カレーではないなにかがライスに掛かっています。
アルパカのステーキやロモサルタードもまだ食べれていないのですが、
お値段2000円超えの世界だったのでちょっと次回に持ち越します。
マチュ・ピチュ村はもともとアグアス・カリエンテスという名前でした。
直訳すると=水・温かい=温泉、という意味です。
そうなんです、マチュ・ピチュ村は温泉があります。

なので雰囲気もちょっと温泉街っぽい。
ひとまず全身ずぶ濡れなのですが、
宿のドライヤーがいま誰かに貸出中ということなので、
ちょっとプラプラ。




ハンドクラフトマーケットがバカでかく、雰囲気バツグンです。
どの店も商品がおなじなので 5分あれば十分ですが、
私、替えのTシャツがないので、アディダスパロったアルパカスTシャツを購入。
その他、必要な生活用品を買い、本日はこれにて終了です。
なんとかGetできたマチュ・ピチュ遺跡のチケットは1/20なので、
明日1/19はノープランです。
なのでマチュ・ピチュ村の詳細は明日の日記にまとめたいと思います。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。
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