#421 深圳、ハードウェアのシリコンバレー。in中国(39) 2019.2.7
- 2019/02/10
- 06:00
はい今日からまた残念ながらかの国を往きますよ。
今日は深圳(シンセン)です。
知らない方は「?」でしょうし、
知ってる方はなにかと気になるであろう深圳。
今や世界の時価総額ランキング5位に位置するWechatの運営会社テンセントがあり、スマホシェア世界3位のファーウェイがある、ハードウェアのシリコンバレーと言われる巨大都市です。
※テンセントは2019年1月末時点では8位に後退しているようです。
1位:Amazon
2位:Microsoft
3位:Apple
4位:Alphabet(Google)
5位:パークシャーハサウェイ
6位:Facebook
7位:アリババ
8位:テンセント
9位:ジョンソン&ジョンソン
10位:JPモルガン
小生も有職の時代はなんだかんだでネット業界に携わっておりテンセントの動向はちょっとだけウォッチしてたので深圳と聞くと「おおあの深圳!」という心持ちです。
ということで、
そんな深圳に半日だけ立ち寄ってみましたよ、と言う本日の日記です。
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▼徘徊メモ
・行き先:香港→深圳
Shenzhen シェンチェン
深セン/しんせん
・手段:メトロ
・料金:42香港ドル ※红磡駅→罗湖駅の場合
・時間:1時間弱
<交通>
・中央上のオレンジ:深圳北駅
Shenzhen North Railway Station
・右下の黄色:深圳駅&香港国境
Shenzhen Railway Station
<宿>
・青:Meet in the Blue Sky Youth Hostel
Mapsme表示も同様
百度地図「约在蔚蓝星空青年旅舍」
<観光> 赤ピン 左から順に
・テンセント本社ビル
Mapsme表示「腾讯滨海大厦」
・世界の窓
Window of the World
・深圳書城
Shenzhen Book City (Central City)
・華強北
Huaqiang North
・老城
Laojie
・大芬油画村
Dafen Oil Painting Village
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昨夜の日記の通り私は深圳の郊外、龙华と言う地区に泊まりました。一泊27元≒432円です。香港の昨日の宿の1/6なんですけど。
まあそれなりに汚ったない宿でしたけども。
中身も宿泊客も。
深圳。
軽く冒頭で触れましたが改めてWiki先生に久々にコメント頂きましょうかね。>先生、ご無沙汰しておりまーす。
深圳市:
香港の新界と接し、経済特区に指定されている。北京市、上海市、広州市と共に、中国本土の4大都市と称される「北上広深」の一つである。
中国屈指の世界都市であり、金融センターとしても重要な機能を果たしている。2010年の近郊を含む都市的地域の人口は1,447万人であり、世界第15位である。
住民構成の特徴としては移民都市であることがあげられる。元来は宝安県として一集落に過ぎなかったものが、改革開放経済の過程で外部より労働人口が流入して都市が形成され、広東省でありながら広東語が使われる比率が極めて低い地域となっている。
また深圳市には政府主導で新興事業発展のためのインフラが整えられていることから、スタートアップ企業や製造工場が数多く存在し、「中国のシリコンバレー」等とも呼ばれている。
えー、中国四大都市!
そんなに凄いのか。
※ただ何をもっての四大かは謎です。GDPかな?人口でいうとNo1は重慶、GDPでいうとNo1は上海です。
そんなIT都市深圳、
まずはメトロで深圳中心部へ行きますよ。
終電は22:30-23:00あたりでした。
早いなー。
郊外と言えどメトロは走ってます。
さすが巨大都市。
てか路線図がすごい。11号線まである。
年一本ペースで開通してるらしいですよ。
げ。
そうか、
中国ってメトロ乗るにもセキュリティチェック必要だったんですね。もうすっかり忘れてました。
ネットも金盾による強固なウォールのおかげでVPNマストだったのでした。
てかこの香港との自由度の格差凄いですね。
これみんな香港へ逃げたがるのでは。
まあそんなこと当局は許さないのでしょうけども。
ところで香港に遊びに来た日本人がちょっと中国かじってみようかなーなんて深圳来てみたらやっぱりびっくりしますよね。
深圳観光ブログいくつか見てたら「中国行ってみたらマジでヤバかった!」みたいなブログもいくつか拝見しましてね。
大丈夫ですよ、1週間もいたら慣れますよ(=貴殿の民度が馴染みますよ。下方に。)
メトロ(屋外ですけど)からの龙华の光景。
高層マンション立ち並ぶベッドタウンのようです。
なおマンションはまだまだガシガシ建築中のようです。恐ろしい。
メトロ駅登りエスカレーターで自然に進路を塞ぐ人民。
しかもこの人めちゃくそ声がでかい。
てか家族?友人同士でなぜかかなり遠い車両に乗っていたようで、メトロ降りた途端に「このエスカレーター登ったとこで待ち合わせね!(意訳)」的なことをクッソ大声で言い合ってる理解不能ないつもの人民群像劇。
海后という駅に降りました。
ビジネス街ですよ。
いきなりですけどここ深圳を感じるにはひとまずここかなーって。高層ビル見たいし。
百度ビルとかあるし。高まるー。
でもね、
なんかちょっと、様子がおかしいんですよね。
もうちょっと具体的に言うとですね、
誰一人として人がいません。
そりゃそうだよね今日はまだ旧正月の三日目だからねー!!
いやー油断してましたわ。
香港脱出=旧正月終了!
と勝手に理解してしまってました。
祝日のビジネス街ほど行く意味無い場所無いよねー。
でも良いのです。
私は高層ビルを下から眺めてハァハァするのです。気をつけるべきは公安当局による職質のみです。
中国の都会はシェアサイクルがかなり普及していますが、ITタウン深圳はそれがさらに顕著です。
どのくらい顕著かと言うと、
もうシェアサイクル自転車がゴミのように積まれちゃうくらい溢れてます。
Mobikeやofoと言った企業が大手でして、かくいう私もアプリDLしてあとはスイスイーというところまで行ったものの決済手段が用意できず諦めました。
深圳でMobikeスススイーってしたかったなー。
誰もいないこの街で。
高層ビルでハァハァするために。
はい見えてきました、テンセント本社ビルのあるビジネスエリアです。
これです。
もうちょっと近づいてみましょかね。
はい正面像です。
テンセント社です。
祝日ではありますが、働いている社員がいるようです。
運用系スタッフでしょうかね。
ゲートは開かれ、ダラっと系の私服スタイルの社員が出入りしてます。
※この写真の赤黒白の服たちは観光客。
ゲート近くのコーヒー屋は営業していないものの休憩中の社員がちらほら。
もちろん内部を見学するだなんて出来ようも無い無職の身の上ですのでこれ以上は接近できませんけども、きっと働きやすい環境なんだと思いますよ。
ビル前は
バスケコートがあり、軽く汗を流せそうです。
きっと社内にジムくらいはあるんでしょう。身体動かした方がアイデア湧いたりしますもんね。
なお気になったのでテンセント本社ビルのここが凄い!なPicを摘んでみました。
・ホログラムのツアーガイド
・人数に合わせて温度を自動調節する会議室
・会社に着く前に最適な駐車スペースを事前に提示するサービス
・探したい人が社内のどこにいるかを追跡
・エレベータの停止階はWechatで指示可能
などなど
※上記は建設中時点での「実装予定設備」も含むので現状稼働しているか分からないものも含みます。
ちょっとすごさが分かりづらいですね。
いや、なんかもっと分かりやすく画期的なアイデアがたくさんあると思うんです。恐らく対外的な開示はしていないんだと思います。
各ビルはこんな感じで連結。
(ちょっとディスプレイがデスクトップ見えてもうてるけど)
スタートアップたちが「こんなん作ってみたけどどうよ?」「こんなんやってみたいけどなんか良いアイデアなーい?」みたいなやりとりがなされやすい環境なんじゃ無いでしょうか。
宅配ボックスも多数。
ビジネス用途でしょうかね。オフィスのないスタートアップにとっては助かりそう。
お、
デリバリーのひとたち。
今まで散々見てきたこの中国のデリバリーサービスを今さら言及しますが、これめっちゃ凄いんですよ。
オフィスのデスクや宿の部屋にまで持ってくるし、GPSで探知されて「あと何分」リアルタイム更新されるし、当初お届け予定時刻から遅れたらディスカウントされるし、大概のローカル食堂までもがこのデリバリーサービスに登録しててローカル食堂で飯食ってると次々とドライバーに料理を渡してるのが見えるし。
実際に中国で生活してる人に話を聞いているともうデリバリーは当たり前の生活習慣みたいです。
まあドライバー疲弊&事故爆増って一時期日本でもニュースになってましたけども。
話を戻しまして。
人のいないビジネス街をウロウロ徘徊。
ちょっとお歳をめしてらっしゃいますが大丈夫ですか。ガラケーじゃなくてスマホくらいは触れないとですよ。
Microdoft社。
写真じゃよう分かりませんけど真ん中のビルです。
複合ビルにはGoogleも。
Adwords(広告会社)ですけども。
中国ではGoogle使えませんがAdwords社に何かビジネスがあるんでしょうか。
あ、中国企業が中国国外で広告を打つためか。
そんなに大きくない区画でしたが、
そんなビジネスエリアがごまんとあるのでしょう。
なお今回行かなかったファーウェイの本社地区は東京ディズニーランドがまるごと四つ入る大きさらしいですよ。
ここは人影ありませんでした。
本社ビルは北京です。
電気自動車の充電スタンド発見。
感覚論ですが深圳の車は9割が電気自動車な感です。
ここ一年で日本は変わっているのでしょうか。資源業界周りの大人の事情でなかなかガソリン車離れ出来ないのでしょうけども。
昨日のタクシーも電気自動車でしたが、あの加速する時のスィーーンって感じが好きです。
子供か。
はいそんな深圳ビジネスエリア歩きでした。
うん、
書店内、どこがどこだかよく分かりませんが、とにかくみんな
立ち読みどころか座り読みなんですね。
ねえ。どういうこと?
ひとまず地下一階に降りてみましたらここはフロア全体が教育系でした。スンゲェでかい。
まあもちろんこういうのだけじゃないですけど、日本のイメージとしては分かりやすいですよね。
問題集より。
この(1)とか4も3も正解だと思うんですけどどうでしょうか。
美しい日本語的には4ですけども、日本アニメ見まくってる中国人からすると3を選んで失点するんでしょうね。
話はそれますが日本大好き外国人あるあるで日本アニメで使われる言葉をTPO分からずかましてくる方が良くいます。
上品な雰囲気のお嬢さんがいきなり「マジヤベェ」って言い出したり。
好きな日本語は?と聞くと「しかし!」と言う人もいたり。
IT周りのコーナー発見。
ディープラーニングなどの人工知能関連本が1コーナー丸々。
宇宙、時間、に関する本が平置きでプッシュされてました。
まあちょっとこれだけでどうこう言える話じゃないですけども。
Google没後の世界を論じた本でしょうか。
よくありそうなテーマですがこの国で見るとちょっとマジな感じがします。
本屋をぐるっとしてるとどうやらこの本が最もプッシュされてるように感じます。
本の名は「変量」。
経済学者の本だったのでお堅い系だと思うのですが、内容はよく分かりません。。。
にしても2枚目の写真の展示の仕方、ちょっと過激じゃないですか。折り目付いてもうてるけど。
東アジアは4棚のうち2棚が日本、1棚が韓国、1棚が東南アジアでした。
三鷹の森ジブリ美術館が入ってくるのが分かりやすい。
4位がまさかのテンイチ。
その他、
書店おススメ本一覧コーナー。
巨匠、さすがです。
なんというか、
本がどうこうというよりは深圳市民の座り読み(なんなら寝読み)っぷりが衝撃だった書店を後にやって来たのは
華強北地区。
ここは日本の秋葉原を真似して始まった電気街だそうです。今ではもはや秋葉原の約30倍の大きさなんだとか。
祝日モードです。
事前の噂ではもうそこら中でドローンが宙を舞い、警官はセグウェイで巡回するという絵を想像していたのですが。
悪いことしたらすぐさまドローンが飛んできて手錠が発射されてガチャリ→タイーホ!的な。
上記の写真のビルにはIT&IoTミュージアムという大変面白そうなものもあったのですが、閉館してました。
お、
Appleのロゴを掲げた何でも屋(こういうのたくさんある)がドローンを売り出してます。
もう道端にドローン散らかすレベル。
うん、
いえ、多分きっと平日はもっともっと大にぎわいなんですよきっと。
悪いことしてるとセグウェイ乗った警備員が操るドローンが手錠発射してガチャリ→タイーホ!とかしちゃうんですよきっと。
はい、
そんな感じでもう深圳街ブラは終了します。
ほかに行く予定の場所もありましたがこの様子じゃどこも閑古鳥でしょう。
香港滞在時から中国内の列車切符確保可否が不安でしたが、乗りたい列車はずっと空きありだったので無事現地で買えました。
なぜなら安いチケットはすでに全て売り切れで私が買えたのはお高い新幹線のみだからねっ。
ねえ。
なぜ席に着くだけでそんなギャーギャー騒げるの?
なぜ私の後ろの席のやつはそんなにガシガシ前の席を蹴れるの?
なぜこの人たちは通路を歩くだけで通路側の席に座ってる私にガツガツ荷物が当てれるの?
てかなぜ走り出してしばらくしてるのに大の大人が車内を走ってるの?
民 度 大 爆 発 !
はい、
明日は廈門ですー。
谢谢でした。
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