ふあぁぁぁああああ!!!
これ、
人民のあくびです。
※サービス業という形態に位置するはずの飲食店の店員です。
これに限らず、
人民のあくびはなぜもこう雄叫びの様相を呈しているのでしょうか。
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▼徘徊メモ
・行き先:
厦門 xia men シアメン
(アモイ/あもい)
→广州 guang zhou グァンジョウ
(広州/こうしゅう)
・手段:列車
列車番号 K231
座席等級 硬座
・料金:100元≒1600円
・時間:13.5時間 16:05発、翌5:30着
↓広州地図マップ
(二行目はMapsme表記)
<広域>
・中央上の赤:天河城広場
Tianhenan
・その下の赤:広東省博物館
Guangdong Museum
・その下の赤:広州塔
广州塔
・右の赤:黄埔古湊
Huangpu Ancient Port
・その下の赤:小洲村
Xiaozhoucun
<枠線内詳細>
・上のオレンジ:広州駅
Guangzhou Railway Station
・右の青:宿 Lingke Qingsu Hostel
Mapsme表示無し
・右のピンク:北京路歩行街
Guang Zhou Center
・左のピンク:上下九歩行街
Shangxiajiu Pedestrian Street
・上の赤:西漢南越王墓博物館
Museum of the Western Han Dynasty Mausoleum of the Nanyue King
・その右下の赤:中山記念堂
Sun Yat-sen Memorial Hall
・その左下の赤:六榕寺
Temple of the Six Banyan Trees
・その左の赤:光孝寺
Guangxiao Temple
・その左の赤:陳氏書院
陈家祠
・六榕寺の下の赤:懐聖寺
Huaisheng Mosque
・その下の赤:石室聖心大聖堂
Sacred Heart Cathedral
・その左下の赤:沙面
Shameen
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はいと言うわけで13時間かけてやって来ましたよ、広州。
席無し切符でしたが幸い私がゲットした空き席は最後まで誰も来ることはなく、無事座り続けることが出来ました。
けどやっぱキツイよねー。
結局座れても硬い90度座席だし人民と向かい合わせだし電気明るいままだし目の前の人民がスーツケース多すぎて荷棚に置けずただでさえ狭い膝と膝の間にスーツケース置くから足伸ばせないしそもそも車両全体ペチャクチャうっさいしひまわりの種やらカップラーメンやら延々と誰かしら食べててくちゃくちゃうっさいし。
まあ、
良い思い出でした。
ひとまずまだ朝5時半なので時間潰し。
久々に牛肉麺。
広州の(ないしはこの店の)牛肉麺は漬物が入ったちょっとピリ辛テイストでした。美味し。
7:00。
流石にメトロ動きだしてると思い宿への異動開始。
地獄絵図。
とんでもない人の数です。
みんな旧正月ホリデーからのUターンでしょうか。大変ですね。
なおこちらをご覧ください。
これ、
旧正月の帰省ラッシュ時の広州駅(ここ)です。
こんなんなるらしいですよ。
私これ見て香港脱出を決意したのです。
そんな大都市広州をおさらいしておきましょう。
実は凄い街なんです。Wikipedia先生が教えてくれます。
広州市:
中華人民共和国広東省に位置する副省級市で、広東省人民政府が置かれる省都。広東省のみならず、華南地域全体の経済、文化、教育、交通などの中心都市の一つ。
2010年の常住人口は1,270万人、市内総生産は約13兆円であり、一般に北京市、上海市と共に、中国本土の三大都市の一つに数えられる。
秦の始皇帝が中国を統一して現在の広州に南海郡番禺県を設置したのが始まり。秦崩壊後は南越国が樹立され自立したが、前漢の武帝により滅ぶ。その後は対外貿易で大いに栄え、清代には欧米諸国との唯一の貿易港として広東貿易が行われた。
中国三大都市なんですって。
そんな大都会とは知りませんでした。
そしてこれ大事。
「食は広州にあり」
と言うほどに広州は食文化が凄いのだそうです。
よく言う言葉に、広州は
「四足は椅子と机以外、飛ぶものは飛行機以外、二つ足は親以外の物は食べると言われている」
だそうです。
え、じゃあドローンとかも食べちゃうのとかそう言う話はさておき(唐揚げにしたらプロペラのあたりとか食べれそうですけども)、
広州の外食消費額は中国全土平均値より四倍もあるんですって。
超楽しみ。
話が逸れましたね。
広州駅からメトロに乗り宿に向かいますよ、と言う話です。
メトロ路線図。
流石に北京ほどではないですが、路線図デカイです。ラインも21番線まであります。15番から20番までが見当たりませんけども。
衝撃。
ちゃんと降りる人優先しているじゃないですか。意外と広州の民度は思ってたほど低くなさそうです。
ああでも
道端の民度は期待を裏切りません。
本日の宿。
ホームステイ系の宿でした。
Mapsmeにも表示されない宿、Lingke Qingsu Hostel。
ただ優しいご夫婦が運営しており口コミもとても良く、実際問題とても居心地良い雰囲気です。
というのも
天使!!
ヤバい延泊希望なう。
なお宿泊客はインド人スリランカ人モロッコ人でした。そしてこのビルだけ周囲は黒人だらけです。
広州はかつての海のシルクロードだった背景もあり、アフリカやインドからの出稼ぎ労働者も多いのだそうです。いや彼らがそうかどうかは知りませんけども。
ということで、
とりあえず寝る。
おはようございまーす。
たっぷり仮眠の後、
ひとまず街に出て来ましたよ。
この広州、なかなかつかみどころがなくって、北京の紫禁城、上海の外灘、アモイの中山路のような「ここ行っとけばテッパン!」みたいな場所がまだ分かってません。
ひとまずいわゆる定番観光スポットを数珠つなぎにてくてくしながら「食の広州」を体感していきたいと存じます。
で、
上記写真は海珠広場。
ひとまずそこから街歩きを始めてみたものの、
うーむ。
なかなか寂しい。
まだ旧正月休みなのかな。
こりゃ木更津駅前並みですぞ。
ひとまずその先にあるのが
どどん。
石室聖心大聖堂。
え?教会?
って感じですよね。
私も同感です。
この広州、対外貿易の中心地だったこともあって
いろんな文化が混じりあった街なのです。
にしても
なかなか立派です。
パリのノートルダム聖堂を模しているそうですよ。
日曜日しか内部観覧できないようなので今回は外観だけ。
川沿いに出ました。
広州は深セン・香港よりは内陸ですが、
こんな感じなのでもう海は間近です。
これも川というか運河みたいなもんかと。
飼い主が投げるペットボトルを全力で追いかける犬たち。
なんというか、平和です。
沙面というエリアに来ました。
洋風建築が残る洒落乙エリアです。

小学校も。
良い雰囲気です。
まあちょっと上海、マカオ、厦門、と来ているとちょっと見慣れた感があるのは否めません。
一方で
こういう場所に必ず出店を決めていく彼らは凄いなぁと思います。
デベ側も喜んで誘致するのでしょうね。
なんていう街ブラは当然ただの前座でして、
いよいよここから食の広州を楽しんで行きたいと思いますよ。
どこに行けばベスト・オブ・食の広州なのかよく分かりませんが、ひとまず目指すのは上下九歩行街。
この沙面からさほど遠くなkおお??
なんかもうすでに大繁盛店はけーんだお。
安っ!!
この一番右のを頼んでみました。
蚝油捞面 Hao you lao mian。
壁にミシュランのペラが。
まあこれだけじゃミシュラン受賞店かどうかは分かりませんがね。勝手に貼ってるだけかもだし。
着丼。
え?
って思う見た目ですが、
っまあああああ美味い!
なんだろうこの面。ビーフンに近い見た目ですが、ちゃんとした麺ですね。ぷっちりしてます。でこの餡が激美味。
みんなこれ食べてたからこれが正解なんだと思います。
調べてみると蚝油捞面とは
蚝油(繁体字)=蠔油(簡体字)=オイスターソース、
捞面=和え麺、
つまりはオイスターソース餡掛けそば
なのだそうです。
なるほどね!
なおこのお店の百度地図名は「西关竹园」。コスパヤバいです。
いやー初戦からしてもう好き。
広州、好き!!
声を大にしてみました。
で、
すっかり私の胃袋も「食は広州にあり!」って叫び始めたものですから
先ほどの店のすぐ近くの繁盛店にまた入っちゃいましたよね。
腸粉。
実はこれ中国どこ行っても見かけるのですが、なかなか食べる機会が無きままだったんですよね。ソーセージ的なものかと思って。
そしたらこれ、ソーセージじゃなくて、見た目が豚の腸のように見えるからそういう名前なだけな、米の薄皮で包む食べ物、なんだそうです。
てことでこの食の広州ではいかほど?
と思い頼んでみたこちら、
牛肉腸。
卵トッピングしました。
でですね、
これがですね、
クッソ美味いんデスけども!!
なにこれ美味過ぎてデスる!!
腸粉ってこんな美味しいのね!
いや広州だからか?
わからんけどもう肉プリプリだしなんかこの醤油みたいなソースがめっちゃ美味い。
わー楽しい!
わー楽しい!!
って、
まだ目的地の上下九歩行街に着く前から私の食欲がテッペンです。
ようやく到着。
上下九歩行街です。
思ったよりもちょっと洒落乙。
食べ歩き屋だけでなくファッションブランドなんかも並ぶ感じです。
このマッサージ屋、
英語で電光掲示板にメニューが出るんですけど
まさか50Hoursマッサージすんの?
って思って見てたら1時間あたり50元だそうです。失礼しました。でも安いな。
やって来ましたよ、飲茶の名店。
陶陶居。
めっちゃ有名店らしい。
広州と言ったら「朝飲茶」「昼飲茶」「夜飲茶」って言う言葉があるくらい飲茶なんですって。なんかもう意味がよくわかりませんけども。一日三食飲茶食べるのかしら?それとも朝と夜とでは違った飲茶スタイルがあるのかしら。
ひとまず初日の今日は昼飲茶ー!
クローズしてました。
見るに半年から一年かけて改装するようです。
絶望。
でも大丈夫。
この日記はこの日の夜書いてるのですが、宿の方が優しすでして、他の陶陶居のお店を教えてくれました。明日朝飲茶するぞ。
上下九歩行街の中心(たぶん)
まあ繁華街もいいとこですね。
サイゼリヤとかあるし。
ミラノ風ドリアが12元≒192円でした。
え、安くない!?
で、
ここで一旦休憩。
写真ないけどもマックでコーラ。
どうしたのかと思うでしょう、
食で多忙を極める私がまさかのコーラだなんて。
あのですね、
唐突ですけども、
尻が痛い。
以前カミングアウトした通り私は数年前に痔の手術をしており、以来健全な尻を満喫しているのですが、時折調子が悪いと尻にトイレットペーパーを挟む必要があり(「調子」の定義は非開示です)、で今回昨夜の13時間耐久列車をトイレットペーパーを尻に仕込んだまま耐えた結果、尻が圧迫され、いまめっちゃ痛なっとるんですわ。
食を楽しみたいのに尻が痛くて歩行困難とかなにこの仕打ち!
って事で、
半分優しさで出来ていると評判のバファリン(プレミアム)をコーラで頂き効き目を待っているなうです。
手術の時以来の激痛でした。
凄いんですよあの痛さ。歩行困難なんですから。トイレなんて絶対行けないから下痢止め飲みまくってなんの話をしてるんですか!!
さ、
バファリンの優しさが数分で私の痛覚をクラッシュさせてくれたので街歩きを再開しますよ。ちなみに私はバファリンの優しさ以外のもう半分は劇物だと思っております。
ここ広州も中国の街でよく見る銅像がそこかしこにあります。
なおこの手の銅像は触られまくった部分は色が剥げていくわけですが、
ちょっと広州市民の皆さん?
なお今のとここう言う髪型の人は数名見かけてます。広州ではなく蘭州あたりで。
※三つ編み部分以外は丸坊主。
やって来ましたよここは事前に調べて来た名店。
堅記店です。
ここの伊府麺と言う麺が有名らしい。
メニュー。
最近メニューの写真よく載せてますが、
いつもこれを店員さんに見せて指差して注文してるのです。
炸酱猪腸长寿伊府面。と油菜トッピング。

。。。おや?
これは、、、、
先ほど食べた麺と似てる。。!!
からやっぱ美味いよねぇー!!!
こちらのもあちらのもいずれもめっちゃ美味たんです。
伊府麺はフライド麺だそうです。一度揚げるんですかね?で湯で戻すのかな。ってことはインスタント麺?
確かに店先では麺が大量に並べられ、テイクアウトで売られてました。24元とかで。
今回は汁なし麺でしたが、
汁ありも爆美味なんですって。
明日は汁ありですね。
ひたすら麺を茹でるおばちゃん。
この店もミシュラン受賞店のペラが貼られてました。で店内のモニターではこのおばちゃんがミシュランさん(知らんけど)にインタビューを受けてる様子が放映されてました。
いやー、
楽しいですね広州!
ほんといろんな食べ物屋がそこらにあってもう幅の広さが凄い。
ただこのまま食べ続けてると先に進めないので次は食以外の場所へ。
落書き。
共建文明家园
の文字の下に
「やばいドキドキしちゃう」
なにに対してでしょうか。
共建文明家园に対してでしょうか。
イかれた日本人ですね。
そもそもこのかの国はそこら中に監視カメラあるんです。やめときなさいてある意味こっちがドキドキするわ。
やって来ましたは
陳氏書院。
広東省に多い「陳」姓の氏族が祖先を祭るために建てられた建物だそうです。
ちょっと色々意味不明ですが、入場料まさかの10元と激安だったのでひとまず陳さんご一家お邪魔しまーす。
てこの屋根ね。

陳さんご一家はヒンドゥー教徒だったのでしょうか。
↓ご参考:ヒンドゥー寺院の彫刻が常軌を逸している件
陳さん一族の建物内部。

およ、
なんかよく分かりませんが、ちょっと素敵です。
きっと陳さん一族が集めてきた家宝的なものが展示されておるのでしょう。
この左の爺さんとかたまに路上にいますけども。
庭園。
この標識、
この上には別の民家の窓しかありませんが、なにが降ってくるというんでしょうか。
なんてふざけてましたがいよいよ陳氏コレクションがなかなか凄い。
これは。。?
これ凄いですよ。
これ、これなんですって。
なんとオリーブの種。
オリーブの種アートなんて初めて見ました。
2枚目の写真とかこれルーペ越しに見てます。
超精密アートですよ。
ペーパーアート。細密画みたい。
扇子。
そしてイランはラムサール博物館で見て以来の、、
象牙!!
これ凄いですよねー。
象牙ってこんな美しく彫刻されるんですよ。
私もラムサール博物館で見るまでは知りませんでした。
にしても凄い精密。繊細。恐怖すら覚える。
↑
この玉の彫刻過程が示されてました。
ガチで掘ってるんですね。
3Dプリントではないかと未だに思う。
象牙アクセです。
これアレですよね。
シャキーンして帰国したら税関でアウトなやつですよね。
広州黄金時代と題された部屋にはかつての広州の貿易ルートが示されてました。
超好き。こういうの。
あ、この時代にここと繋がってたのね、あ、だからあそこにあんな様式があったのかも!だからあの時あんな料理を見たのかも!等々ね。
ロマン妄想オーバードライブし始めたところで「閉館だよ!」とお兄さんがワーワー怒鳴り込んできたので

適当に写真だけ撮って退館。
なお最後に気づきました。
屋根上のお祭り騒ぎはちゃんとテーマがあるんですね。
ここでは三国志の桃園の誓いが描かれてました。
しばしぶらぶらしながら、やって来ましたは北京路。
広州でもっとも大きな繁華街、と聞いて腹の虫鳴らしながらやって来たのですが、
ここはどうやら銀座ですね。
シャレオツ通りでなかなか私には縁がなさそうです。
でも銀座にも吉野家あるし(あそこまじ貴重)、きっとここにもなんかあるよね、とぶらぶらし、
ひとまず空気読んで久々のコレ。
ちょっと銀座っぽくないですか?
なに言ってるかよく分かりませんか?
そんな大通りでも
スクラッチ屋が道の中央にデーンと構えて人民各位が夢中になってる姿は微笑ましい。
なおこの北京路、
ところどころにこうした
エリアがあります。
覗いてみると「南宋うんぬん」書いてある。
これ、当時の遺跡ですね。
てか、ということはつまり、
遺跡の上に銀座作っとるよねー!
さすが中国。
北京路をしばらく南に歩くとちょっとずつ食べ物屋が出てきました。
うほ。
牛杂にトライ。
いわゆるモツ煮です。
うん、味もいわゆるモツ煮ですね。
普通でした。店が悪かったかな。
20元。
そしてその後はイマイチピンと来るものがなく、すごすごと宿へ退散したのでした。
そしてすみませんが毎度恒例の宿ぬこ自慢タイムです。
↑私のベッドで遊んでいる。
ケーブルを垂らしてぬこたんを誘惑してるのはモロッコ君です。イスラム圏の国は猫が多いのですが、やはり猫と遊ぶのも上手なようです。
だが私も負けてませんよ。

ニャーー!!!
延泊します。
谢谢でした。
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