#444 ホイアン、なにここちょっと楽しい街歩き。inベトナム(10) 2019.3.2
- 2019/03/05
- 06:00
本日はホイアンです。
いやー、凄いですね、日本人観光客の数が!
右から左から日本語が聞こえてきます。
震えます。
その度に無言で道を譲ってます。
日本人恐怖症。
ところでベトナム人各位に一発で(中国人ではなく)日本人と当てられる日々なのですが、とある方のご指摘で、その理由を「一人だから」と言われました。
ベトナム来てからひとり旅の日本人を一人も見かけてませんけども。
さあ今日も私は歩くだけで心躍るこのホイアンの街を闊歩して心ウキウキですよ。一人だがな!
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▼徘徊メモ
・行き先:フエ→ホイアン Hoi an
・手段:バス
・料金:99,000ドン≒445円
・時間:約3.5時間 8:00発、11:30着
<交通>
・上のオレンジ:シンツーリスト社のフエ/ダナンからのバス降り場
Camel bus stop
・その下のオレンジ:シンツーリスト社
The Sinh tourist
<宿>
・地図外右:雑魚寝一泊80,000ドン≒400円
ミナ ル ヴィラ
※Mapsme表示も同様
<観光> 赤マーク、左から順に
・フン・フンの家
Phung Hung Old House
・来遠橋
Shrine to Bac De
↑は来遠橋上にあるお寺と思われる
・廣肇會館
Quang Trieu (Cantonese) Assembly Hall
・進記家
Tan Ky
・陳祠堂
Tran Family Chapel
・貿易陶磁博物館
Mapsme表示も同様
・福建會館
Fujian (Phuc Kien) Assembly Hall
・ホイアン市場
Hoi An Market
・潮州会館
Trieu Chau (Chaozhou) Assembly Hall
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本日の朝フォー。
いや、たぶんフォーではなくてブンだと思うのですが、この店のおばちゃんは店に入るとまず座らされ、問答無用でこれが出てくるので料理名が分かりません。
以上、
たぶんブンだと思って食べるブンだかフォーだか分からない今日の朝飯もやっぱり美味いベトナムの飯事情をお届けしました。
本日のバス。
今回のバスもシンツーリストです。
フエのバックパッカーエリアにあるシンツーリストオフィスで待ってたらミニバン見たいのが来て、え、まさかこれでホイアン?でもたった3時間だしな、とか思ってたらミニバンはあくまでバスへの乗り継ぎ用でもバスはしっかり寝台バスでした。
寝台バスしかないのかなこの会社。
バスはしばらくするとビーチエリアに入ってきます。
この辺りがダナンです。
ベトナム中部の最大都市。
リゾート感がすごいですね。
まあ私はスキップしますけども。
ビーチとかパリピーとかノリピーとかそういうのはちょっと。
一寸法師みたいなお椀がたくさん転がってます。まさかこれで漁に出るんでしょうか!
ただ沖に浮いてるのは明らかに無人です。
あれ流されてませんか大丈夫ですかダナン漁師さん各位。
10:30。
出発から2時間半でバスはダナン幹線道路の道端に停車。
ちょっと街の中心から遠いところで止まるんですね。なお止まった場所には「たんぽぽ保育園」というのがありました。
日本人向け幼稚園なのでしょうかね。
そしてバスはダナン名物ドラゴンブリッジを渡るのだがドラゴンが車窓から近すぎてよく分からなかった件。
週末にはこのドラゴン、火を噴くらしいですよ。ちょっと何言ってるかよく分からないと思いますけど、私も同感です。
はいホイアン着。
到着場所は街の北でした。
詳細は冒頭地図参照ください。
にしても、暑!!
昨日よりも陽射しが強いです。
ジリジリ来る。
言うても気温30度程度なのですが、ハノイから来ると感じる暑さひとしおです。
ホイアンの見所の場所ははかなり固まっているのですが、宿がその向こう側にあるので、見所エリアを黙々と通り過ぎねばならないのがなかなか辛い。
ワクワクする街並みを我慢してひたすら歩く。
実は宿の予約、さっきのバスの中でしました。結果予約してた部屋はすでに満室で、代わりにマットレスで適当に寝ていいわよプランを20%オフ価格で提示してくれました。
当日予約あるあるです。
本来は予約せずに直接宿に行けばいいんだけども。
宿は街外れにあり、なかなかのんびりした雰囲気です。
巨大な骨と向き合っている本日の野犬。
その骨、どうしたの?
さてここホイアン。
どんな街なのかしらん?
Wikipedia先生が教えてくれます。
ホイアン:
ベトナム中部の都市であり、ダナン市の南方30キロ、トゥボン川の河口に位置する古い港町である。
中国人街を中心に古い建築が残り、1999年に「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。
チャンパ王国時代からの古い港町で、16世紀末以降、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し国際貿易港として繁栄した。1601年には広南阮氏は、徳川家康に書簡を送って正式な国交を求め、江戸幕府との取り引きが急速に拡大。朱印状による約30年間にわたる朱印船貿易のうち、広南には71隻が入港した。ホイアンには大規模な日本人街や中国人街が形成され、1623年にはオランダ東インド会社の商館も設けられるなど、繁栄を誇ったが、間もなく江戸幕府の鎖国により、日本人の往来が途絶え、オランダの商館も1639年に閉鎖された。
17世紀後半、清朝と鄭氏台湾との対立から遷界令が出されたことは、さらにこの地域の交易を停滞させ、一時期の繁栄は失われていった。1770年代には、西山(タイソン)党の乱によって、町は完全に破壊されたが、やがて再建され、19世紀まで繁栄した。しかし、ホイアンと南シナ海を結ぶトゥボン川に、土砂が堆積して川底が浅くなった結果、大型船の往来に支障を来たす事となり、国際貿易港としての繁栄は、ダナン港へと移行した。
街にはかつての中国との交易による繁栄を感じさせる街並みが残っています。
かつてここにはかなり大きな日本人街もあったそうですが、上記Wikiの通り鎖国後はどんどん縮小し、街並みも火事で焼失してしまったそうです。
この市場は、いや、他の街の市場もそうですけど、ローカル市民向けで他の街と同じような市場でした。
市場でこのホイアン名物のカオラウを食べてみました。30,000ドン≒150円。
汁なしうどん的なものと聞いてましたが、
なんとも不思議な麺です。
確かにうどんといえばうどんですけども。
味は醤油っぽい味付けでなんだか焼うどんを思い出す味です。香草がわんさか入っててそちらの香りに味覚が寡占されておりますけど。
コンセプトは美味そうですがきっと長らく晒されて冷たくカリカリになってる可能性を危惧し踏み止まりました。
古くからの建物を博物館にしている小さな博物館です。
入場料ですが、
ここホイアンはこうした小さな見所が数十あり、街の各所にあるチケット屋で5枚綴り1セットのチケットを120,000ドン≒600円で購入できます。
各所1チケット、つまりは1回のチケット購入で5箇所まで見学できる仕組みです。
↑かつてホイアンの陶磁器が流通した海のシルクロード。東は日本から、西はポルトガルまで続いています。
海のシルクロード図を見るたびに東アフリカ海岸にもそのルートが続いていることに毎度驚くのですが、これらの街はどんな感じなんでしょうかね。いつか訪れてみたいです。
他にも数々の海を渡ってきたのであろう陶磁器たち。
ただ大半がそのカケラ達でした。
恐らくこの地から出土した歴史的価値のある古い陶磁器のカケラ達だと思うのですが。
陶磁器とか一切関係なさそうな蝋人形各位。
引き続きホイアン街歩き。
メインストリートが一本道なので分かりやすい。
アオザイ女性を盗撮してるように見えますか?否定はしませんけども。
ここは廣=広、肇=肇慶、すなわち広州人と肇慶人の集会所だった場所だそうです。
(肇慶は広州のちょい西の街)
壁には三国志、桃園の誓いの絵。
広州の寺院って三国志よく描かれてますよね。関羽さん祀ってるからかな。
ちょっとこれ陶器のモザイクアートじゃないですか。
ホイアンらしいですね。
広州、香港でよく見た雰囲気です。
祀られてるのはもちろん関羽様です。
欲しいなー。
日本で買えないかな。
出来るなら蚊取り線香が良いんですけども。
ところで、
ホイアンの街はランタンも有名です。
1593年にこの地の日本人が作った橋なんですって。
安っぽいカタカナがそれっぽさを演出します。
そしてあれよあれよと言う間に辺りはベトナムボーイズエンガールズで埋まりました。修学旅行でしょうかね。
橋の中央には寺院がありました。
日本人がホイアンから居なくなった後に中国人とベトナム人が航海の安全を願って作った云々とありましたが合ってるかな。
橋の入り口出口には犬と猿の像が。
これは日本人が作ったらしい。
なんというか、ちょっとJapanese creativityを疑われる間抜け面です。
普通のアイスです。
てかベトナム、アイスが高いです。
これ100円です。日本だったら50円のクオリティ。そして私がよく食べるソフトクリーム型のアイスはなんと250円でした。
市販のアイスが高い国って定期的に出現するんですけどどういう背景なんでしょうか。最近だとイランが該当します。
はい続いて来遠橋を渡りまして、
今でも現役で住民が住んでいる古民家、「フン・フンの家」に入ろうと思っていたら、
私がアイス食ってる間に先ほどの修学旅行生達がわいわい侵入していったので後回しにします。
天気が良いので街並みの木々の色がとても綺麗。
コロニアルな黄色ベースの家壁と、赤いランタンがものすごい良い色合いで馴染んでます。
道端で黙々と作ってますが、そういうパフォーマンスだったのかな。
レプリカっておっきく書いてますけども。
長崎から寄贈されたそうですよ。
他にもたこ焼き屋があったり、日本語表示のお店があったり、そこかしこから日本語が聞こえてきたり、と随所に日本が香る街、ホイアンです。
悪ノリTシャツ。
これ、結構好き。ベトナム傘被っちゃってるやつ。
ほんとにフンフンって言う名前なんですよ。
ここは約200年前に建てられた貿易商人の家で、当時としてはとても裕福な「二階建て」のお宅だそうです。
屋内すべて展示エリアならびにお土産屋になっててどこでどうやって8代目が生活してるのか謎ですけども。
なんならスタッフほぼみんな暇そうに茶菓子食ってましたけど、あの中に8代目がいたのでしょうか。ご先祖様に怒られそうです。
二階にあった一階を見渡せる格子窓。
これ、洪水で家が浸水した時に家財道具を二階に避難させるための窓なのだそうです。よくできてますね。
二階の窓からの景色。
良い眺めです。
ところでこのホイアン、観光客の数がものすごいのですが、ベトナム傘の着用率が高いです。
陽射し強いですし、
フエ以上に街全体が絵になりますからね。
みんな思わず買っちゃうのでしょう。
ちゃんと本国に持って帰りなさいよ、それ。
はい、
時刻15:00。
ここらで一旦明日の足を確保します。
次はもう一気にホーチミンまで行くのですが、バスは夜行バスで17:00か18:00しかなさそうなんですね。
となると明日の日中が暇なんですが、どうしても行きたい場所が出てきて、ただそこには公共交通手段がなくツアーかタクシーか。
ただツアーだとホーチミン行きのバスに間に合わなそう。タクシーしかないのか?
ホーチミン行きのバスチケットをひとまず購入。退路を断ちました。
シンツーリストで買おうとしたらまさかの売り切れだったので、そこから50mほど道を北西に行ったcat catと言う旅行会社です。
17:00発、400,000ドン。
シンツーリストは18:00発、398,000ドン。
その他聞いた旅行会社は450,000ドンとか470,000ドンとか。
意外と繁盛店のシンツーリストが最安値でした。
MINH HIEN。
Mapsme検索でもヒットします。
またまたR923Eさんのサイト
http://r923e.blog109.fc2.com/blog-entry-1126.html
を参考にさせていただきました。
ホイアン料理がライトなコースで食べれると聞きまして。
(私信:R様、頂いたコメントは返信差し上げておりますのでお見知り置きを。。!)
フレッシュビア25円!?
うむ、
これはビアホイより味の薄い、ビール風ジュースだな。アルコールではあるけれど。
お陰様で秒速で飲みきってしまいましたが、お代わりは控えました。
ここベジタリアンレストランでして、周囲の欧米人達もどことなく意識高い系(に見える。私には。)なのです。
店内もお洒落な本屋風。
背表紙全部色褪せてるけど。
やべえ、いきなり全部来たw
いや正確には右下のが最初に来て、食べてる途中に残り3品全部来ました。
※写真が照明都合で青っぽくなってるのを無理やり加工して白っぽくしてます。
まずは一皿目。
ホワイトローズと言うホイアン三大グルメの一つ。 米粉を薄く伸ばしエビのすり身などを包んで蒸し上げた料理だそうで、白い薔薇の花びらのように見えることから名付けられているんだとか。
うん、これ美味いですね。
ベジタリアンレストランだからか椎茸がメインの具材になってるのですが逆にそれが和風な味わい。
フエで食べた小皿料理のバインベオや広州で感激した腸粉も含めて米粉料理は外れません。
パリッパリの皮の上に野菜と椎茸とパイナポーを炒めたのが乗せられてます。
食感と味付けがとても楽しいです。
これはこれまで散々食べてますね。
味も普通、かな。ふつうに美味いです。
四つ目、
これがホイアン三大グルメの一つであり、本日まさかの二杯目、
ラオカウです。
先ほど市場で食べたカオラウよりよっぽど美味かったです。
って、
すんごい感想が浅くて申し訳ないのですが、
ちょっと4品同時に来られるとね、せかせか食べてしまいましたよね。
伝わってないと思いますが、なかなか美味いです。
数あるホイアン料理を一気に制覇したい欲張りで孤独なお一人様にはオススメですよ。私のようなね。
さて、
まだホイアン観光チケット5枚セット一枚余っているのでもう一箇所行ってみようと思います。
潮州会館。
1776年建立、潮州出身者の方々が建てたものです。※潮州=広東省東端の地域。
ここのレリーフたちはなかなかでした。
ここで使われてる木材は潮州からわざわざ運んできたんだそうですよ。
なお今さらですけど、特に香港あたりから思い始めてるのですが、
広州エリアのお寺のお供え物が欧米すぎる。
なんかもっと、お茶菓子とかそういうのないんでしょうか。
川にはランタンを付けた船がスタンバイ。
夜になったらこの自慢のデコランタンボートで川をブイブイするんでしょう。
お花を乗せたボートなんかもいて素敵。
実際これ、ボート乗ってる逃げ場のない観光客に売りつけまくる商売だと思うんですけど。
この橋の向こうがアンホイ島。
夜になるとランタンが超絶綺麗らしい。
今日は風が強いのできっと同様の被害者多発だと思います。
はいホイアンナイト始まりましたよ。
超綺麗。
いや、いきなり写真見ると何がなんだかだと思うのですが、
トゥボン川にランタン乗せたたくさんのボートが浮かび、そして彼らがランタンを川に浮かべるのです。
新郎新婦?
っぽい人たちも、カメラマン連れてどんどんランタン浮かべてます。
なんならカメラマンがもっと雰囲気出させるためか船に大量に積まれてたランタンを、ばらまくかのようにボートの周囲にポンポン放り投げてます。ねえちょっと、雑じゃない?
そんな調子なのでしばらくすると川はランタンだらけになります。
川の流れが穏やかなのでゆっくりと流れていく姿がとても綺麗です。
以前、インドはハリドワールでガンジス川に火を灯したお花を浮かべましたが、流れが急すぎて数秒で濁流に消えていくのを見たときは諸行無常を思わされましたが、ここホイアンでは浮かべたランタンが優雅に流れていく姿に希望を感じさせてくれます。
このランタンたちは未来への希望です。
ときおり希望は激しく燃え盛り、
希望と現実の厳しさを見せつけるそんな風景がありながら、
おおむね、大変に風光明媚な風景です。
来遠橋もライトアップ。
日本人女子も大勢インスタ写真撮ってました。
ジャパン女子「Photo OK?」
と英語で聞かれ、
「イ、イエース」
と非日本人を装って答えてしまう私。「Y」の発音に全力を注いでます。
屋台たち。
1枚目はバナナパンケーキと言うたぶんクレープ。すんごい数のバナナパンケーキ屋台がありました。美味しそう。珍しく食べてませんけども。
帰りの橋から。
毎月満月の日にはランタン祭りが開催されるそうです。これ以上なにがどう祭られるのか不明ですが、さぞかし街中が大ランタンになるのでしょう。
帰り道もランタン道中です。
宿の近くに爆音ぶちかましてるステージがありました。
こんな街中でレイブ!?と音がする方を遠目から見てみると、なんと子供達のお遊戯大会でした。
街につんざく怒涛の重低音はアスファルトに響くほどなのですが、これ正気の沙汰なのでしょうか。ここに限らずベトナム人は重低音効かせすぎです。
そして宿の寝床は皆さんベッドの中で私だけマットレス引いてちょっと低いところから失礼しますな感じでした。これでちょい安なら喜んで。
そんなホイアンでした。
宿はさておき、
良いですねこの街!
好きです。
ここ最近好き嫌い分かれる国および街が続いてましたが、ここホイアンは広くあまねく人にオススメしたくなる街でした。
明日は夜行バスまでヒマなので、ちょっと北に戻ってダナンのクレイジーワールドに足を伸ばしてみます。超楽しみ。乞うご期待。
カームオン!でした!
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