#467 純白の地獄絵図の世界へ。inタイ(4) 2019.3.25
- 2019/03/28
- 06:00
本日の当初予定は、
レンタルバイクでプーチーファーという、
タイとラオスの境にある素晴らしい丘に登る予定、
でした。
結果、
急遽予定変更となりチェンラーイという街へ向かいました。
まあちょっとその顛末を以下の通り申し上げますのでご査収ください。
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▼徘徊メモ
・行き先:チェンコーン→チェンラーイ
ChianKhong→ChiangRai
・手段:ローカルバス(レッドバス)
・料金:65バーツ≒227円
・時間:2.5時間 10:00発、12:30着
↓チェンラーイ位置
↓チェンラーイ地図マップ
(二行目はMapsme表記)
・オレンジ:チェンラーイバスターミナル1
Chiang Rai Bus Terminal 1
・青:宿 ドミ一泊144バーツ≒504円
Bus Station 1 Hostel
・ピンク:猫カフェ
Cat 'n' a cup
・その近くの赤:ナイトマーケット
Night Bazaar
・その左の緑:カオソーイ有名レストラン
Khao Soi Phor Jai / Pho Chai
・その上の赤:時計塔
Clock Tower
・その上の赤:旧時計塔
Old clock tower
・その左上の赤:ワット・プラケオ
Mapsme表示も同名
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チェンコーン、メコン川の朝。
川の向こうはラオスです。
本日は当宿でバイクを借りてレッツプーチーファー !
昨夜の時点では、宿の女将さんが「うちにはバイクが無くて遠くのバーンファイゲストハウスにならバイクがあるわよ、私が電話してバイク持ってきてもらうように言っとくわ!」と会話しておりました。
今朝こんな紙と共に早口で説明された内容のうち聞き取れたのは
バイク
ボート乗り場
この紙を見せる
ラオス
川を渡る
えっと、、「?」です。
私が分からず何度か聞き返していると女将さんイライラしてどこかへ。
横で聞いてたフランスマダムが補足説明してくれるに、
バイクはタイーラオス間の船渡し場で借りれる、とのこと。
む、ちょっと話が違ってますね。
ひとまずそこに行けばいいってことかな?
戻ってきた女将さんに、
昨夜の話ではバーンファイゲストハウスのバイクを持ってきてくれる話では?
と聞いたら
そうよ!それがファーストチョイス。
いま説明したのはセカンドチョイス!
なぜ。
女将よ、
なぜいきなりセカンドチョイスの説明をしたのだ。
まだ酔っ払ってるのかもしれません。
(女将は昨夜2:00頃にBARから帰還)
※あとで聞いたところ、どうやらラオスから船で渡ってきた人たち向けに船渡し場にレンタルバイクがあるらしい。
ちょっともう面倒くさくなったので、
バーンファイゲストハウスに直接行くことにしました。
はるばる20分。
私「バイク借りれますか?」
おばちゃん「あるわよ!どこ行くの?」
私「プーチーファーです」
おばちゃん「プーチーファーは危険だからダメ!」
私「そうですか」
終了。
終了しました。
なにがどう危険なのかまでは分かりませんでした。
ただ、この辺りの最大都市であるチェンラーイまで行ってからバイクで向かう分には問題無いとのこと。
もう頭の中のハテナが大爆発しておりますが、なんかもういいやーってなりました。
チェンラーイへ行きまーす。
チェンコーンの街の南のここからチェンラーイ行きの赤いバスが出てます。
コーンだのラーイだの。
最前列をゲットしたらもう膝がフロントガラスにぶつかるんじゃないか級の仕様でした。
衝突事故を起こした瞬間に私の身体は青空インザスカイです。
予想外にバスは安全運転で進行し、
途中一面の青々とした田んぼを眺めながら
チェンラーイ着。
バスターミナル1というところに着きました。
本日の宿です。
バスターミナルから1分。最高立地。
Bus Station 1 Hostelというとんでも無く分かりやすい名前です。
写真見て適当に頼んだのがたまたまカオソーイでした。
ラオスのカオソーイは肉味噌フォーでしたが、北タイのカオソーイはカレーヌードルに揚げ麺がのったものでした。
で、
これチョー美味いんですけどもー!
これチョー美味いんですけどもー!!
大事なことなので二回言いました。
ココナッツ効いてる。
ヤバいです。
タイ、太り死ぬぞこれは。
大満足で向かうはチェンラーイにあるワット・ロンクン、通称ホワイトテンプルと言われるお寺。
距離にして15kmもあるのですが、バスターミナル1からローカルバスが出てました。
車体にWhite Templeと書いてある。
料金20バーツでした。
ところで
バスターミナルにいたこの子は何者なんでしょうか。
昨日のチェンコーンの寺院の壁画に形は違えどこの多数の眼を持つクリーチャーがいました。
もしかしてタイの神さま的なものでしょうか。正体求ム。抗体コーラリアンとか言ってすみませんでした。まだ正体はわかっていませんが先に謝っておきます。
ホワイトテンプル到着です。
出だしからちょっと不安にさせる演出がなされております。お寺、、ですよね?
入場料50バーツ。
これは凄い。。!
じ、、、地獄絵図。。!!
いやこれ、
本当に地獄絵図なんですって。
ワット・ロンクンは仏教画家でヴィジュアルアーティストのチャルムチャイ・コーシッピパットさんがデザイン。1997年の建立だそうです。
タイの伝統的な芸術・文化を取り入れつつ、“既成の枠組みに対する破壊(シュールレアリズム)”が「ワット・ロンクン」に込めれたメッセージなのだそうです。
破壊し過ぎでは。
この手たちは「血の池地獄」から救いを求めて虚空を掴む手なのだそうです。
ちゃっかりしてる亡者がいますね。
これとか小銭が溶け込んじゃってますけど、そういうデザインなのか、酸性雨で溶け込んだのか。
二対の悪魔の化身が立ちはだかってます。死と闇を支配するヒンドゥー教の魔人だそうです。
本堂内部は撮影禁止です。
正面に本物かと思う僧侶の方が佇み(ガンジーさんに激似)、
周囲の壁画はチベット仏教を思い起こすような魔界景色。
かと思いきや、
入ってきた南側の壁の下側。
戦争や9.11を描いた風景の中に、ドラえもんさん、セーラームーンさん、孫悟空さん(スーパーサイヤ人)、ピカチュウ(なんなら複数のポケモン付き)に始まり、ミュータントタートルズ、スパイダーマン、バットマン、スーパーマン、そして映画SAWのあいつ、フレディ、ハリーポッター、そしてカンフーパンダまで。かの国への配慮でしょうか。
あとマイケルジャクソンとパイレーツオブカリビアンもいました。
芸術は爆発だ。
wat rong khun inside
で画像検索すると一部が垣間見えます。
この中で未来の世界のネコ型ロボットを始めとした世界のオールスターが破壊される世界の風景内を嬉々として駆け回っている壁画があるとは誰が想像し得ようか。
やはり先ほどの本堂壁画が異常なだけで、他は正常、いや、決して正常ではないのですが、芸術的という言葉に帰納できる風景です。
↑ちょっと見覚えある生命体なんかがいました。
節度。
↑これ全部そうでした。
すんげぇ。。。
トイレでした。
さすがアートテーマパーク。
お金の使い方が違いますね。
なおここが寺院なんだかアートテーマパークもはやなんだかよく分かりませんが、半パンでも入れました。ただ肩出ししてる女性は入り口で羽織るものあるかどうか聞かれてました。
帰り際、
地獄の人たちが水浴びしてもらってました。
気持ちいいですかー。
はい、この人がこのクレイジーワールドを生み出したチャルムチャイ・コーシッピパットさんです。
このポーズが好きなんでしょうか。
寺院を出たところにこの方のミュージアムがありました。
ちょっと先ほどのグローバルヒーローデパートを見てしまった後なのでB級臭を予想して中を覗いてみましたが、なんとまあ見事な作品ばかりでした。
ヴィジュアルアーティストの名は伊達じゃないですね。てかほんとに凄いので、ここに来た方は是非立ち寄ってください。
好きな人は好きかと。
特に私のような妄想厨二病患者は。
なお帰り道は、
往路でバスを降りた幹線道路の反対車線を同じバスが通るので捕まえて乗るだけです。
Mapsmeにも表示ありです。
バス停のような櫓もあります。
ひとまずバスは手を挙げれば止まります。
どうやらこのバスターミナル周辺でナイトバザールが開催されるらしいのですがまだ15:30なので、今度は歩いて行けそうな別のお寺を目指します。
withスイカシェイク。
これで25バーツ≒90円。
ラオスだと安くて130円、だいたい195円ですからね。タイ!タイ!
唐突に出現した金色のなにか。
あとで調べたらこれ時計塔らしいです。
言われてみたら確かに。
てか言われてみないとわからないデザインって。。
って思ったらこちら先ほどのワット・ロンクンと同様、ヴィジュアルアーティストのチャルムチャイ・コーシッピパットさんのデザインなのだそうです。なるほど。
はい到着。
ワット・プラケオ。
昨日の引き続き出てきた名前です。
今回はチェンラーイのワット・プラケオです。
こんな感じで各街にあるんでしょうね。
お寺に入って早々に、
仏僧さんと犬が戯れる様を見れて幸せです。
さて、
ワット・プラケオのプラケオとは翡翠を意味し、エメラルド仏を祀っているお寺、と現時点で理解してます私。大丈夫でしょうか。
そのエメラルド仏がこちら。
お、おお。。。
写真写りちょっとお悪うございますよエメラルド仏陀さん。
そして「仏陀(最終形態)」と言わんばかりにものすんごいゴールドアクセを見に纏ってますが、そのあたり無欲の精神は如何なさいましたでしょうか。
いや、ゴールドアクセは信者の皆さんが寄ってたかってこさえたんでしょうけども。
※ここのエメラルド仏は写真撮影OKのようです。
なおそもそもエメラルド仏ってなんですかー?っとWikipedia先生に聞いたらとんでも無く長い歴史が出てきたので読むのを諦めました。
ひとまず、
エメラルド仏陀先生はインドで誕生し、スリランカへ渡り、その後はミャンマー?タイ?ラオス?タイ?だかなんだか、戦争を繰り返す中で転々と所在を移し今はタイのバンコクにあるんだそうです。そしてその記述の中にはちゃんと一時チェンラーイのこのお寺にあったということが明記されてました。
由緒正しいお寺なんですね。
なおエメラルド仏陀先生への寄付は
QRコード入金でした。
先生、なかなかITをHackしてますね。
こんな南の島みたいな(妄想)木造建築を発見。ミュージアムと書いてました。
タイ北部を長きに渡り統治したランナー王朝(1292-1775)の品が展示されてました。
※ランナー朝 1300年当時の領域図
中国のお隣ですしね、陶磁器なんかもありました。ないしは海のシルクロードを通ってアユタヤから来たのでしょうかね。あ、まずい私のロマンゲージが疼k。
これジャックフルーツの木から作った木造ですって。
やっぱり仏様がどーんと展示されているのでお寺のような雰囲気ではあるのですが、
カテゴリごとに展示品を並べる都合でしょうかね、とある一角が
涅槃大会となってました。
こんな光景、他じゃ絶対見られないと思う。
あとワット・プラケオの本堂はこちらでした。
皆さんお掃除中で中には入れませんでしたけども。
てかエメラルド仏が御本尊ではないのですね。
その他、
周辺には多数の寺院がありいくつか散歩したのですが、私の見識ではどれも一緒に見えた(ごめんなさい)ので割愛します。
この処置は正しいのでしょうか。
ちょっと、、、いや、明文化出来ませんけども。
その後、
やっぱり時間を持て余したので宿の一階の椅子に座ってぼーっとしてたら、まさかの至近でぐわっしゃーーん!!!とバイク転倒事故が発生しました。
その瞬間は見ていませんが、
現場を見る限り、男性、重症です。どう見ても。
描写は差し控えます。
周りの人は見てるだけ。
いや、言葉がわからないだけで何かしてあげようとしてるのかもですが、え、でもこういう時ってどうするんだ?下手に触っちゃいけないんだろうし?だれか救急車呼んでるのかな!?
対応力ゼロの私はただただそわそわしか出来ず、ひとまず宿の人に「バイク!アクシデント!」と重症事故であることを伝えると
宿の人「あっそう」
うそーーん!!
え、タイではこういうの当たり前なの!?どどどどどどうしよう!?
ともっかい現場を覗くともうすでに救急車が駆けつけてきました。
は、早ぇ。。
男性は応急処置を受け、
事故直後はピクリともしてなかったものの今はちょっとだけ動いていたので意識は回復してそうです。
大事にならなければ良いのですが。。
えっと、
私、
明日レンタルバイクする予定なんですけども。
安全運転がんばります。。
ナイトマーケット定番メニューみたいです。
一皿100円とか。
海鮮もありました。BBQにするのかな?
なお各お店ともメニュー自体は幅広ですが、店頭に並べてるのはバリエーション乏しく、鍋、揚げ物、串、シェイク、そして
このパイナップルライスくらいでした。
で、
そのパイナップルライスを食べました。
いえ、これ中国南部でも何度も見かけてきたのでタイ名物じゃないと思うのですが、食べたことなかったので。あとタイの方がきっと安いし。といっても80バーツでぐふっと来てますけども。
美味しいですねこれ!
サフランチキンライスにエビとパイナポー入ってる感じです。
この雰囲気が良いですよね。
っていうほど雰囲気が一切無い写真でごめんなさい。
なおこの後わたしの周囲はかの国人民軍に囲まれました。奴ら大人数なもんだから私のテーブルから使われていない椅子がどんどん持ってかれ、大集団の中で私がポツンとパイナポーライスを食べている、という孤軍奮闘を絵に描いたような構図となりました。
その後はナイトマーケット周辺を散歩。
ぬこカフェぇぇぇ!!!!
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本日の観光業務はこれにて強制終了となります。
コップンカーでした。
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※メモ:猫の餌が40バーツ。私の昼メシより高い。ぬこ共め。
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