(これまでのあらすじ)
昨日、ミャンマーのパアンという街を朝8:00に出発したシェアタクシーは渋滞に見舞われ15:00に国境着。そしてタイ側のイミグレで「陸路入国は2回まで」と賄賂の余地なく入国拒否。仕方なくヤンゴンからバンコクへ飛ぶ朝8:00のフライトを予約して、国境から17:30発のヤンゴン行きのバスに乗ってミャンマーカレー食った。←いまココ
ということでもうタイ国境をこの足で跨げないと宣告された私は航空機という文明の利器を使って国境を越えます。
いざとなったら私だって空を飛ぶんですよ。
畜生あの国境審査官め上空からツバ吐いたるわ。
※悪いのは私です。
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▼徘徊メモ
・行き先:ミャワディ国境→ヤンゴン
・手段:民営バス
・料金:12,000チャット≒840円
・時間:約11時間 17:30発、翌4:30
というのがスタッフに説明された到着予定時刻。
↓移動図 ※黒線
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大して美味くもなかったミャンマーカレーを食い(お店によっては安いし美味いんですよ!)、ミャンマー悔いなしの私はそのままうたた寝、
の
前にプランCの検討。
私、朝8:00のフライトに間に合わない気がしています。
ここ最近、ついてなさ過ぎだし。
フライトは朝と夜しかないのでもう乗り過ごしたら夜便決定なのですが、そしたらばヤンゴンで食べ歩きしつつ、友人へのお詫びの言葉ああしてこうして、、あ、でももし朝のフライト間に合ったら髪切りたいな。なんかいい髪型のサンプルないかな生え際後退し始めてても良さそうな髪型は〜
とかしばらくやってるうちにとあることに気づきました。
あ、
空港でチェックインするときにタイ出国航空券求められるかも。
あれだけ過剰なビザラン≒グレーな長期滞在に気を張ってるタイですからきっと求められそうです。
ナイス私。よく気づいた。
となるともう次のフライトってきっと帰国フライトええ帰国!?
私帰国!?
帰国日いま決めるの!?
急に襲ってきた(≒これまで目を背けてきた)帰国という現実にテンパる私。
いや待て。つい先日マンダレーでA君に捨てチケット対策について力説したばかりじゃないか。そう、久々にやらせていただきますは
フライ!ドバイ!!
ドバイの航空会社Flydubaiさんは航空券購入時に24時間以内後払いというのが選べまして。24時間以内に支払わなければ自動キャンセルとなるのです。
いや、これを捨てチケット用に使うのは勿論サービサー側の意図しない利用ですのでいつの日かこのサービスはなくなると思っているのですが、あるうちはすみません、ちょっと。
が、
どうしたんでしょうか、
From Bangkok は入力できるのですが、
To 欄が入力しても候補が出てきません。
Dubai 入れても出てきないとかありえんでしょう。
航空系のウェブサイトって非常に作りが弱かったりするんですよね(海外は知らんけど)、昔の基幹システムに外付けで色々手加えちゃったりするからウェブデザイナーの想定外のところで意図せぬエラーが起きたりするんですよもう。
こういうとき、サービスサイト内でジタバタするよりも一旦外に出てググり直すとうまく行ったりします。
って事で
Bangkok Flydubai
とGoogle検索してみて衝撃の事実

2018年3月15日で
フライドバイがバンコク線から撤退してるぅぅ!!!
お願い!嘘って言って!
この経済成長著しいバンコクへの就航線を終了するとはよほど何かあったんですね。。
え、
どうしよう。。
ひとまず捨てチケットとしてバンコク→カンボジアやマレーシア調べたら5000円程度だったので、まあ最悪これにします。。
いや待てよ!?
バンコクにこだわる必要はないんじゃないか!?

WIN。
勝ち取りました。
プーケット発がありました。
バンコクは廃線なのにプーケットは残っているのですね。
そして行き先はアルマトイです。
アルファベッド順で一番上にありかつビザが必要ない国だったので。
え?
アルマトイってどこマトイ?

カザフスタン。
んなわけねーだろ
という行き先ですが、良いのです。奴ら(航空会社のチェックインカウンタースタッフ)は私がタイから出ていけさえすれば良いのです。
なおこれ購入完了ページ。※アプリ版です。
航空券代10万円です。
私の現在点での全財産ではそもそも支払えません。
そしてメールにはBooking Receiptとしてこんなメールが来ます。
いざとなったらこの画面を水戸黄門ばりに突きつけてやるのです。
なおこのメールはあくまでもBooking ReceiptであってEチケットではありません。航空会社によってはEチケット提示じゃないとチェックインさせてくれなかったというケースも見たことあるのであくまでもその程度のおつもりで。
なんの話でしたっけ、
あそうですそうです、ヤンゴンに向かう夜行バスの車中の話でした。
上記の通り一仕事終えた私は一安心して眠りにつきました。
日付変わって1:35。
ふと眼が覚めるとバスが動いていません。
真夜中の休憩タイムでしょうか。
アジアではたまにあります。
いや、
ほかの乗客いるな。
む?
外を見ると大変な事態に気づきました。
大 渋 滞 。
オーマイブーーーーッドゥ!!
え?
いまどこ?
あ、
ここまではきっと順調だぞ。
(青矢印の向き正しくは左向きです)
距離上も時間上もざっくり2/3まで来てます。
大きな遅延なし。いいぞいいぞ!!
そして
バスの出発を待つこと2時間。
あえなく私の航空券は紙くず確定となりました。
いや印刷はしてないけども。
どうやらこの渋滞はセキュリティチェックによるものでした。
とあるポイントでポリスメンが乗り込んできてライトで車内を点検、積荷もチェックしたようです。
やはりスリランカテロの影響でしょうか。
く、テロリスト共め。今すぐに地獄へ堕ちるが良い。
↓参考画像:地獄 ※一例 ※ミャンマー寺院の説画より借用
てかセキュリティチェック、甘くね!
そんなんで爆弾見つけられるの?金属探知機使えし!喪前らそんな手ぬるいおままごとなんざに市民様の足止めてんじゃねぇぞゴルア💢
失意の4:00。
どうしたものかねぇ。
いや、夜便とるだけなんですけども、ちょっと友人に申し訳ないです。せっかく調整してくれたのに。
いそいそとスカイスキャナーで夜便を検索し直す。
と、
先ほど見てた航空券一覧ページに「ほかの航空券も表示」とある。
チーポツ
あ、
たくさん出てきた。
ああ、
ありますね、10:30、11:30、ふむふむ。
当初予定を間に合わせられる時間でかつ10,000前後で買えそうなのは三つ。これがニュープランCです。
でもまだ買いません。
先ほどの検問を考えるとヤンゴン市域手前でまた大検問がある気がしてて。
ただちょっと希望の光が差してきました。
そしてそんな折に差し込んできた朝の暁は信じ難いほど美しい光景でした。
我が身に乾杯。
※ポカリ粉末を超濃いめに注いだ水。
ヤンゴンバスターミナル着。
現在時刻8:00です。
ああ、我がフライト。
(8:00のフライトでした)
国境からここまで15時間でした。
私この24時間中22時間バス乗ってるんですけども。いや22時間は慣れたもんですがミャンマーのボコボコ道ですからね。マンセー。
バスターミナル着と書きましたが正確にはバスターミナル付近で渋滞始まったのでバスを降りてタクシー探しです。
バスを降りた途端に寄ってたかってくる運転手共を無視してまずはGrabで料金検索。
5,000チャット。ふむふむ。
直線距離は近いですがちょっと遠回りするようです。
で、
1台目のタクシーがいきなりGrabプライスオッケー!という事だったので乗車。良いぞ良いぞ。
運転手「どのターミナルだい?」
!!
そうでした。
私まだ航空券取ってないからどこのターミナルかわかりません。
私「あ、えっと、今すぐとるんでひとまず向かってくださいー!」
出発。
ただドライバー曰くヤンゴン空港はターミナル同士近そうなのと主要路線は全部1らしいのでひとまず1に行こう、ですって。仕事できるね。
向かってる間に私はスカイスキャルピングです。
まずは10:30のバンコクエアなんたら

、、、あら、ソールドアウト。
たまにありますよねこういうの。
続いて11:30のタイスマイル

、、、ソールドアウト。
ふぁふぁふぁ?
もう一つの11:30はタイ国際航空と書いてますが、
下に(航空会社タイスマイル)と書いてます。
これ絶対ダメなやつじゃん。
なおこれ以外の日中便はうん万円でございまして、次の1万円前後便は17:00。友人との約束は御破談です。
ひとまずものは試し。
やってみましたよ。
買えた!!
「残席1枚!」とか焦らすからすげー手元震えたじゃねーか。
私「運転手さん、買えましたよ!ターミナル1ですって」
運転手さん「う、う、うん。。。」
航空券も持たずにタクシーで空港向かう客は初めてだったそうです。
ヤン!ゴン!空!港!
国境でのタイ入国拒否からここまで18時間。
喜怒哀楽が乱れ散らかる長い旅でした。
なおバスターミナルから空港まで、途中で列車の踏切通過待ちもあって30分でした。
さて、
タクシーが思いのほか5,000チャットで空港まで来れたので(なお空港からバスターミナルまでGrab調べたら7,000チャットでした。謎)、
おシャンなカヘーに冷やかしに来ました。
私の残金4,500チャット。
そしたらなんとちょうど4,500チャットでクリームフラペチーノラテというなんともオシャレそうなのがあったので迷わずそれを注文したら消費税込みで4,950円でした。
オーマイブッダ。
店員さんに、ソーリー、、と私の有り金全てを見せると
店員さん「イッツオーケーオーケー♪」
おー!まい!!ぶっっっっ!!!
最後の最後で金箔効果がテキメンでした。
おかげさまで私はこの二日間で二度もミャンマーチャットを使い切るという偉業を成し遂げました。
はー フラペチーノーー
私の便のチェックインが始まりました。
タイスマイル航空とタイ航空の共同運航便?
やってきましたチェックインカウンター。
もちろん「出国航空券を見せてください」と言われた際の例の奥の手は手元に控えてあります。
こういう武器があるとき私は強気です。
半べそで「ぃまかゎなきゃだぁめでぇすかぁ"ぁ"」とまで粘ってみようと思っています。
チェックインスタッフのお姉さん「(パスポートをしばし機械に掛けたのち)Have a nice trip ♪」
え!
ねえ!
聞いてよ帰りの出国航空券!!
私の昨夜のFlydubaiサイトとの戦の努力は!
え!アルマトイ!?って驚いてよ!ねえ!
出国航空券は不要でした。
タイの航空会社だからなのか、そういうもんなのかは不明です。
そして
なんらためらいもなくミャンマー出国審査官は出国スタンプを押してくれました。
そしてそして
出発ロビーの電源がなぜかイギリスや香港と同じBF型でした。アダプター持ってる私は悠々充電。捨てなくてよかった。。
搭乗手続き開始。
さすがミャンマー。お坊さんは航空機も乗りこなします。
ということで、
やっとミャンマーを出国できます。
嗚呼。
ほんとに長い1日でした。
区切りが良いので今日はここまでです。
明日からまたちょっとだけタイ編を再開します。
引き続き今後とも、
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
これが最後のチェズーティンバーデー!
でした。
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