クメールの微笑みと東洋のモナリザ。inカンボジア(3) 2019.5.26
- 2019/05/29
- 06:00
アンコール遺跡群観光2日目です。
コイツでクメールの大地をかっ飛ばしたいと思います。
宿のおばちゃんからの申し送り↓
宿の人「この時間はこことここでポリスが張ってるから通らないように」
私「(ゴクリ。。)。。押忍。」
宿の人も色々分かってくれているようで安心です。
心して参ります。
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▼徘徊メモ
・行き先:アンコール遺跡群
・手段:レンタルバイク
・料金:10ドル
・時間:ー
↓アンコール遺跡群地図マップ
(二行目はMapsme表記)
<広域>
・チケットセンター
Angkor Wat Ticket Office
・青:宿 ドミ一泊2ドル
Naga Angkor Hotel
・右上の赤い十字ラインおよび赤ピン:パブストリート
Pub Street
・その下の赤:オールドマーケット
Old market
・その下の赤:アートセンターナイトマーケット
Night market
・左の緑たち:Sok San通りの安飯屋たち
Lady Khmer Kitchen
Two Sister Café & Restaurant
↑はMapsmeの場所の道路の反対側
Taste For Life
(通称、小周りコース)
1.アンコール・ワット
Angkor Wat
2.アンコール・トム
Angkor Thom
3.プノン・バケン
Phnom Bakheng
4.ヴィクトリーゲート
victory gate
5.チャウ・サイ・デボーダ
Chau Say Tevoda
6.トマノン
Thommanon
7.タケオ
Ta Keo
8.タ・プローム
Ta Prohm
9.バンテアイ・クデイ
Banteay Kdei
10.プラサット・クラバン
Kravan Temple
(通称、大回りコース)
11.プリア・カン
Preah Khan
12.ニャック・ポアン
Neak Pean
13.タ・ソム
Ta Som
14.イースト・メボン
East Mebon
15.プレ・ループ
Pre Rup
16.スラ・スラン
Srah Srang
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本日の相棒 @4:30am。
さあ、
今日こそ朝陽を戴きますよっ。
レンタルバイクは流石の大観光地だけあってお値段10ドルでした。
宿で借りましたが、他のお店は12ドルとかそんなんでした。
115ccの一番ちっちゃいやつ。
昨夜宿のお姉さんに教わったポリスポイントを避けながら目指すはアンコールワット。
ルート
赤い星三箇所が、現在時点でのポリスポイントだそうです。
そのため青いルートでひっそりと北へ向かいます。
てか、
私がポリスだったら普通にアンコールワット手前で検問しますけども。
みんなそこ目指すんだし。
カンボジアのポリスは腐りきってると聞いてます。なにかと理由をつけて罰金を徴収するそうです。中には「俺はコーラが飲みたいんだ。罰金2ドルよこせ」などという正直者もいるそうです。いつの時代の話か分かりませんが。
そんな輩共なのできっと自宅近くの街中で検問しておるのでしょう。知らんけど。
一応本日は臨時財布を用意し5ドルだけ入れてあります。ポリスに御用になった際はこちらにて全財産の表明をしてみようと存じます。
途中のチェックポイントはしっかりOpenしてました。今日もスルーを試みたら御用になった次第です。
ここまで20分です。
バイク最強。
てか上記の通り、
我がバイクライトぶっ壊れてんですけど。
朝陽観にいくのにこれは致命的すぎる。
駐車場周辺には誘導係や数件の露店も出ており、治安面は問題なさそうです。
そして、
アンコールワットをお堀越しに眺められると噂のポイントへ。
この矢印の先っちょあたり。
現在5:07。
朝早過ぎて誰もいないだけだと良いけど、、
ほんとにここで良いのかな。
しばし周囲をウロウロしましたが、
アンコールワットが木々に隠れたり、西大門に被ったり、と、そんなにストライクゾーンは広くなさそうです。
思った以上にアンコールワットさんが遠いのですが、拡大するとなかなか良い雰囲気です。
この時間は第一回廊から先は入れないそうで、あくまでアンコールワットの外観をより近くで見るだけのようです。
なんてやってたらですね、
なんと私の周囲、
大混雑でございます。
5:15頃にどっと人が押し寄せました。
たったの10分でこの変わりようです。
例のちょっと遠くのチケットオフィスが5:00Openらしく、そこでチケット買ってから来る人が多いのでしょうかね。
ひとまず私のビュースポットはハズレではなさそうです。
そんな場所から拝むアンコールワットの情景。
ふふ、
思いました?
朝陽と遺跡、ちょっと遠くね?
って。
これ、秋分の日と春分の日に、アンコールワットの中央祠堂から朝陽が上がるように設計されてるんですって。
今は春分の日からだいぶ経ってますからね、
でもにしてもすごい離れてますお互いの距離。
もうちょっと仲良くできませんか。
これだけ離れてると、遺跡内に入った人たちは遺跡と朝陽のコラボを撮れなかったんじゃないでしょうか。遺跡が近すぎて。
そんなアンコールワットの朝陽でした。
マジで眠いです。
アンコールワット前の簡易レストランが6:00にはオープンしてたので、ひとまずの朝シェイク&朝ぬこタイムしております。
さて、
今日の計画です。
まずはこの②の超巨大遺跡、アンコールトムを目指します。
そして11以降の遺跡を適当に見ながらこの地図よりさらに北東数十キロにあるバンテアイスレイという遺跡を見に行き、そのあたりでスコール来ると思うのでランチタイムをしてそこからさらに数十キロ離れたベンメリア遺跡に行ってみるという算段です。
先に言うとかなり無謀な計画です。
そのアンコールトムが7:00OPENと聞いたので、今しばしぬこ&シェイクタイムというわけです。
このぬこタソ、
ショーケースで寝てるんですけどおにかわぶちゃかわぎゃんかわ!!
お値段何ドルですか?機内手荷物持ち込みできますか?
7:00。
アンコールトムへ向かいます。
アンコールトム、その巨大さをまずはお伝えしたい。
右下の四角がアンコールワット、
そして左上の巨大な四角がアンコールトムです。
トムよ、なぜそんなに君はでかいんだ。
アンコールトムがそのまま空中要塞となって渋谷に侵攻してきたら渋谷原宿新宿くらいは一網打尽ですね。
なおアンコールトムとはアンコール(王宮)、トム(大きな)の意だそうです。
ちなみにアンコールワットはアンコール(王宮)、ワット(寺院)とのこと。
もう門からして気合の入り方が違いますよもう。
昨日通過した東門にあたる勝利の門は門前の像たちが崩れてましたがここ南大門は観光客がもっとも通る門だからか門前の像たちもしっかり修復され圧巻の光景です。
はいやって来ました。
アンコールトムのど真ん中、バイヨン寺院です。
ヒンドゥー文化における「ど真ん中」=世界の中心となる須弥山を象徴する寺院です。
もうすでに圧巻の様相です。
さあ参りましょうアンコール遺跡群、
世界の中心へ!
7:30開場だそうです。
笛を鳴らされて怒られました。
ということで7:30。
他の観光客さんたちと横並びになって一斉に入場です。みんな写真撮りたいからね。
ところどころに見える踊るレリーフたち。
すでにクオリティ高杉でゾクります。
ちょっと痛々しい、獅子さんがいたと思われる台座。はよ復元してあげてください。。
このてっぺん、
ちょっと人の顔の形してるのわかりますか。
このバイヨン寺院は仏塔が全て四面菩薩となっているのです。
もうその四面菩薩さんが創り出す世界観はすんごいですよ。
毎度恐縮ですが写真乱れ打ちにてバイヨン寺院をお感じいただきたい。
なんとも不思議な世界観。
これが(当時の)ヒンドゥーにおける宇宙観だと言うのだからその想いは殊更です。
この四面菩薩さんを施した仏塔が54もあるんですって。
実際問題、第三層の奥に来るとそこらじゅうが菩薩さんの笑みであふれています。
この菩薩さんの笑みは「クメールの微笑み」と称されるそうです。
個人的にはこの四面菩薩さんがどうしてもFF4のアスラ様に見えてしまってしょうがない。優しそうな顔に出くわすとつい「ケアルダ!」とか唱えちゃいます。
おいお前。ここは宇宙だぞ。
この寺院もなかなかにでかく、
先ほどまで歩いていた四面菩薩様が侍らしていた場所は第三層。
第二層は先ほど階段でサクッと通過してしまったので第二層に降りてみることにしました。
あまり人影がなく大変に静かです。
こういう場所も非常に良いです。
そしてくまなく見ていくと第二層は内部よりも外壁が凄いでござるです。
圧巻のレリーフ。
あ、写真は一部第一階層のも混ざってます。
さすがクメール人。
ただ流石にハンモックで寝てるレリーフはありませんでした。
見応えありすぎました。
さすがは宇宙です。
さて、
このアンコールトムは広大ですが、敷地内に残ってる遺跡は北側に偏っており、歩いて見学できそうなのでちょっくら行ってみます。
1.Bayon
2.Preah Palilay
3.Phimeanakas
4.Baphuon
5.Terrace of the Elephants
6.Terrace of the Leper King
7.Preah Pithu
8.North Khleang
9.Prasat Suor Prat
10.South Khleang
なお駐車場は6の東側に広大な敷地が用意されており、軽食屋台もあります。
トイレも綺麗でした。
話を戻して遺跡見学です。
やって来ましたはPreah Palilay。
ちょっと小さく地味目な遺構です。
通り道なので寄ってみました。
うん、
他の遺跡と見比べてもちょっと物足りない感じですね。
ただこの奥の建物の埋もれっぷりはなかなか良かったです。
王族が儀式をした場所だそうな。
以前は登れたようですが現在は登れなくなってました。
そしてこのPhimeanakasがあるあたりがかつての王宮跡だと聞いていたのですが、周囲はこのピラミッド寺院が立っているのみで王宮ぽい感じがありません。
やはりみんな破壊されてしまったのでしょうか。
大変に立派な参道があり「もしやこれが王宮?」などと思いましたが、やはり王宮は先ほどの場所であり、ここはあくまでも寺院だそうです。
にしても大変立派です。
2011年に修復が完了して観光客に公開された場所だそうです。
階段が急すぎて普通に正面向いて登ると膝が次の段にぶつかるほど急です。
みんな横向きで登ってます。
階段上から。
傾斜80度はあるのでは。
なんだか凄え中二病をくすぐる様相じゃないですか。
なんですかあのゲートは。。!
あの場所まで行ったらアルテミシアさんに会えそうです。
過去と現在と未来を時間圧縮しちゃうんですかねえねえ。
回廊。
パブーオン寺院は予想以上に凄い場所でした。。
なお今いた場所が第三層なのですが、第二層は外壁のレリーフが面白いです。
これとか何してはるんでしょうか。
マッサージでしょうか。
ちょっとスペシャルの匂いがしますけども。
馬に蹴られた人と助ける人と懲らしめる人。
これらはなんなんでしょうか。
言うても格式高い寺院のはずなのですが。
王様を一発笑わせたろうな作品群なのでしょうか。謎です。
さて、
帰り道の順路になっているこの寺院の裏側。
石が山積みになっているだけの場所ですが、これ、よーく見ると、実は石が波打っており、涅槃仏さんになっているのです。
ちょっと写真は逆光なので今見てる私ですら「あれ顔どこだっけ」って感じですけども。
あとちょうどお腹あたりに
階段がぶち抜いちゃってるのも気になります。
パブーオンの次に訪れた、というか通りかかったエレファントテラス。
マジで象でしたw
これ凄い。
その側面がずっと象なのです。
すんごいよね。
インドの寺院でも神聖な象が建物の土台に施されるケースはよくあり、大概が神聖な場所な訳ですが、ここも然りなのでしょう。
王宮ですしね。
タイ王宮でも似たようなのを見た気がします。名前忘れましたけども。二人いるんですよ確か。忘れましたけども。
やり過ぎですよ。
って、
思ってきます。
ここまでくると。
まだアンコールトム内の見学スポットはあるのですが、この辺で切り上げます。
ちょっと眠くって。
駐車場近くにあった屋台で焼き魚です。
1ドルでした。意外と良心価格。
ライスがないのはライスも1ドルだったからです。そら高いやろ。
お魚はやや生臭さがあったものの付け合わせのソースがめっちゃ美味く、合わせて食べるとウマーでした。
なんの魚かよくわかりませんが、ホクホクです。
皮まで全部食いましたが、周囲のローカル民(トゥクトゥク運転手とか)は川も骨も残してました。
あ、やっちゃったかしら。
北門から出て次の遺跡へ向かいます。
現在時刻10:45。
アンコールトム、3時間強も掛かりました。
いえ、そのうち1時間半はおやつタイムでのんびりしてたんですけども。
結構大きそうです。
いまいち見どころが分かってないですがひとまず行ってみましょう。
入り口で暇そうなガイドさんが「ニホンジーン!」と教えてくれたガルーダ像。
なおここの人たちは私を日本人と見抜く力量が凄いです。
お隣タイでは大概タイ人と間違えられていたのですが。いや、それは国民性か。あやつら適当ですからね。
さて、
ここからが遺跡です。
ひとまず適当にぶらっと行ってみましょう。
ちょっと食傷気味な遺跡に光景が続きます。
ギリシャ神殿っぽい二層の建物。
これはなんじゃろか。
まあ、そんな具合です。
あとは他の遺跡でも見てきたような雰囲気が続きます。
以上、ピレア・カンでした。
うん、
これ以上似たような寺院を巡ってもしょうがないね、と言う想いに至り、次はアンコール遺跡群から離れてバンテアイスレイと言う別の遺跡を目指します。
ここから24km。
ぼちぼち遠いです。
いよいよ未舗装路に。
ここでスコールにならないことを祈りながら走ります。
トラック横転とかしててちょっと冷や汗です。
横転したてっぽい。
何が冷や汗って、つまりここにポリスが来ると言うことでしょう?
早々に立ち去りました。
(怪我人はいなそうでした)
舗装路は舗装路ですが、
急にすんごいバウンドさせてくるので注意が必要です。
一回曲芸かってくらい身体が跳ねて死を覚悟しました。
舗装路だからって油断できないです。
大スコール襲来。
遺跡までもう一歩というところだったのですが、幸い周辺にローカル飯屋が多数あるエリアだったので、雨宿りがてらランチタイムです。
クメールヌードル。
ココナッツカレーに米麺が入った至って普通のヌードルが来ましたが、クメールっぽさの定義がよく分かってない私はひとまず頂きます。美味しい。
スイカくれた♪
驚きなのはスコールであんだけ冠水した道路があっという間に乾いちゃうことです。
ふふ、
お察しいただけますか大気中の熱波と湿気。
13:30、
バンテアイ・スレイ到着です。
ここからしばし歩いて遺跡へ。
入場チケットはアンコール遺跡群のチケットで入れました。
大部分が赤い砂岩で造られた寺院だそうで、Wiki先生曰く、
規模こそ小さいが、精巧で深くほられた美しい彫刻が全面に施されている。こうしたことから観光客には大変な人気があり、「アンコール美術の至宝」などと賞賛されている。
だそうです。
こりゃ楽しみです。
いきなりなかなかなレリーフがお出迎えです。ド逆光ですけども。
そしてここから本殿。
と言う写真が逆光すぎて何も見えなかったのでこちら入り口の反対側。ここから入ってきました。
これまでの遺跡とは色も大きさも繊細さも違います。
なんというか、ミュージアムみたい。
入って早々に、、嗚呼、
これはきっとナンディーさんだったと思われる。
どうやったらそんな風にカットされてしまうのでしょうか。
カーリーさんの手にかかりましたか。
遺跡は思ってた以上に小さく、本堂の周囲をぐるっと歩くだけのシンプルな順路となってます。
ただ一つ一つの御堂がすんごい繊細なレリーフを施されているのでじっくり見入ってしまう。さながら美術館。
おお、
これが、、、おそらく「東洋のモナリザ」と言われる女神像です。
ちょ、
ちょっと遠いな。。!
東洋のモナリザさんは本殿の周囲に施されているのですが、そこまでの距離が5m以上あって、その美しい姿を間近に堪能できません。
あと角度によってすんごい逆光。
この全てが東洋のモナリザさんなのか、
この中のどれかがそうなのかは謎です。
てかもう東洋のモナリザってみんな言いたい放題言ってるからいろんなところにあるわけで。
ただ私的には東洋のモナリザ業界の中でも際立って美しいと思います。
彫った人は相当な煩悩の塊ですね。
そんなバンテアイスレイでした。
さて、
普通の人はここでシェムリアップの街に帰るのでしょうが、私は普通じゃないのでこのままベンメリア遺跡に行きます。
宿のおばちゃんには「このバイクではベンメリアには行けないわよ」と言われているのを振り切って。
現在時刻14:00。
63km。
いけるっしょ!
ということでベンメリア遺跡は後半戦として明日の日記にて。
オークン!
でした。
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