【2018/4/1】#109 エストニア(1) タリン旧市街は魔女宅の舞台。一体舞台は幾つあるんですか。
- 2018/04/02
- 14:47
ロシアを無事に脱出し、ここから爆速ヨーロッパDaysが始まります。
ひとまずバルト三国→ポーランド→ウクライナ、までバスと宿を押さえました。
参加したいツアーが早め早めの予約が必要だからです。
1日もディレイできません。
緊張する。
―――――――――――――――――――
▼徘徊メモ
①
・行き先:ロシア・サンクトペテルブルク
→フィンランド・ヘルシンキ
・手段:フェリー(MOBY社)
・料金:往復209€≒27438円
・時間:13h (19:00発、8:00着)
②
・行き先:フィンランド・ヘルシンキ
→エストニア・タリン
・手段:フェリー(ECKERÖ LINE社)
・料金:1300円くらい
・時間:2h (15:15発、17:15着)
▼移動図
▼タリンぶらりマップ
・右上の青:船着ターミナル(old terminal)
・一番上赤:旧市街入り口の城門&砦
-砦名:ふとっちょマルガレータ(Paks Margareeta)
-門名:スール・ランナ門(Suur Rannavarav)
・その下赤:聖オラフ教会
・その下赤の右:タリン広場
・その左の赤:タリン一望できる丘
・その左下の赤:アレクサンドルネフスキー教会
・右下オレンジ:タリンバスターミナル
―――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
にほんブログ村
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされたましたらぜひこの青い
テキストを1クリックいただけると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。
―――――――――――――――――――
朝8:00に船はヘルシンキに着きました。
私の最初のTodoは、15:15発で予約しているエストニア行きの船を一本前倒し出来ないかターミナル窓口で交渉する、です。
ということでターミナルに着いたのですが、、、
Departingエリアには誰も人がおらず、むしろ閉鎖されてます。
発着船を示す電光掲示板に、エストニア・タリン=16:00と書いてます。
おかしいな、船をオンラインで予約するときに午前中のがあったはずなんだよな。
誰かに聞こうにも誰もいないので困りました。
、、、とここで、そういえばロシア行きの船が出発するときに、この港にもう一個ターミナルっぽいのがあったなと思い出しました。
ターミナルを出て左を見ると、、ありますねもう一つターミナルが。
そっち行ってみましょう。
T1と書いてあります。
おそらくターミナル1でしょうね。
ビンゴです。
向かった先はターミナル2でした!
そして目の前に私が予約していたECKERÖ LINEのロゴの船が!
と思った直後、
ゴオオオオオォォォォォ
と音を立てて船出発。
、、、!!!!!
中に入ると同社のカウンターがあり、出発時刻9:00と書いてました。
まだ8:45じゃん。。。
いずれにせよ間に合いませんでした。
当初予定通り15:15便でチェックイン。
なおターミナルの位置はこちら。
地図左下がヘルシンキ西港で、上の赤がターミナル1。サンクトペテルブルク行きのMOBY社の船はここから出ます。下の赤がターミナル2。タリン行きのECKERÖ LINE社の船はここから出ます。そしてECKERÖ LINE社のオンライン予約完了メールの港の住所はターミナル1を指していました。けしからん!
なおどちらのターミナルもサンクトペテルブルク行き、タリン行きが乗り入れており、船会社によって違うようなのでご注意を。
さて、大変に暇ですが、ロシアン日記がたまっているのでターミナル1の向かいにあるショッピングモールみたいなところに行きます。
の前にこんなものが。
どうしちゃったのヘルシンキ。
もうこれ完全に進撃しちゃってるじゃないですか。
デザインの街、北欧ヘルシンキ。大丈夫ですか。
ショッピングモールと思っていたところはPC &ゲームアミューズメント施設みたいな感じでした。
でっかいマリオのロボットみたいな物体の土台に腰かけたところ、足元に巨大マリオ用のコンセントがあったので、それを拝借して充電しながら無料WiFi拾って日記更新3本。
ごめんねマリオ君。
ただどうみても君は動かせる要素が無さそうだし最初から電源外されてたからまあ大丈夫でしょう。
日記一本90分くらい×3であっという間に14時。
ターミナルへ向かいます。
ゲート入場(後に振り向いて撮っている写真)
乗船ゲート
この待ち時間の間に北欧最後のごはん、テイクアウトのサブウェイ。
一番安いサンドで600円するぜ畜生め。
乗船ー!
シェンゲン国だからか乗船時はノーチェックでした。気軽♩
乗船時間は2時間半です。
客室はありません。だからこそのこの1300円という価格だと思われます。
ロシア行きの船もその辺で雑魚寝するから1/10の値段にしてくれれば良かったのに。
なのでフリースペースの椅子を確保したいなと思っていたのですが、おそらく同じ考えであろう人たちが5Fへの乗船と同時に7Fを目指すので私も追随。
ズバリたくさんのフリースペースとテーブルが!
無事落ち着きました。
WiFiもあります。
、、、なのですが、大多数の乗客がアクセスするからでしょう、とにかく重すぎて使い物になりません。
一旦爆睡タイムとします。
到着30分前に目が覚めたので、
船内をぶらついてみます。
となりのラウンジではギター弾き語りが披露されてました。
定番のスロットマシン。
そして毎度ながら安定の客入り。
お店。免税店では無さそう。
船上に出てみました。
ただ船首、船尾エリアには入れず、景色は楽しめませんでした。
広々としたこの甲板は喫煙スペースです。
残念。
船首エリアの下の階には景色が見えるラウンジがありました。
ここに陣取れば良かった。。
窓の向こうにエストニア・タリンの街が見えてきました。
そろそろ出口に行くとします。
出口。
サンクトペテルブルク入港時は客層のガラがなかなか悪かったですが、今回は譲り合いの精神が随所に見られる素敵な下船でした。
まあ近距離バスみたいなもんですからみんな急いでないのだとは思いますが。
シェンゲン協定国同士なのでパスポートコントロールもありません。
ということでタリンの港に着きました!
私てっきり以下地図の緑の港に着くと思っていたら、青の港に着きました。まあ大した違いはなく旧市街入り口である赤ピンまで徒歩10分程度でしたがね。
このエストニアには実質数時間しか滞在しないのですが、バルト三国の理解を深めておきたいので勉強メモだけ残させてください。
ーーーーーーーーーーーーーーー
▪️国名:エストニア共和国
ーーーーーーーーーーーーーーー
▪️人口:134万人
▪️言語:エストニア語
▪️通貨:ユーロ(EUR) 1EUR≒131円
※2011年にクローンからユーロへ移行
▪️物価:大きめパン 0.4€
ジュース 1リットル 1.2€
※タリンのスーパーマーケット
ーーーーーーーーーーーーーーー
▪️地理
面積は九州の1.23倍。
首都はタリン。
▪️経済:
1人当たりGDPは26,052ドル。バルト三国の中では最も高い。IT産業が好調。ヨーロッパではハンガリーに次いでハッカーが多いらしい。NATOサイバーテロ防衛機関の本部所在国。昔ロシアからの大規模ハッキングを受けたことがきっかけでIT注力にけいとうしたらしい。
ソフトウェア開発も盛んでヨーロッパIT企業のオフショア開発の場として活用されている。Skypeを産んだ国でもある。行政でもIT活用し「電子政府」と言われる。
▪️文化:
特筆事項なし、、
▪️歴史:
・もともとこの地域にはエストニア族が居住しており、外から来た東スラヴ人とノルマン人との混血を経てエストニア民族が形成。13世紀以降はタリンが北ドイツを中心とするバルト海沿岸地域の独占貿易同盟であるハンザ同盟に加盟し、海上交易で栄えた。
・ただ同時期以降、デンマークやドイツ、スウェーデン、そしてロシア、と様々な国に支配され続けている。
・1917年ロシア革命でロシア王朝が倒れた際に独立。
・1940年ソ連に占領され、一時期ナチスドイツに占領されるがその後に再度ソ連に占領され、併合された。
・そしてソ連崩壊直前の1991年に独立回復を宣言、現在に至る。
・2007年「タリン解放者の記念碑撤去事件」。エストニア政府がタリンにある旧ソ連兵士の記念碑を郊外に移転した事件。これに対してエストニアに残留するロシア人が暴動を起こし(「青銅の夜」事件)、同時にロシアから世界初の大規模DDoS攻撃が行われた。
ーーーーーーーーーーーー
ドイツとロシアとの間に数々の戦争があったことをこの旅の途中で知りましたが、ロシア・ドイツ・スウェーデン(攻める側)と、その他北欧諸国とこのバルト三国(攻められる側)とがあって、となんとなく理解が深まってきました。
ロシアって凄いですね。凍らない港を求めて領土を拡大させて行かざるを得なかった、とどこかで見た気がしますが。
この次に行くリトアニアはロシアとの戦争の生々しい傷跡が残された国です。このタイミングで上記の歴史を知ることができてよかったです。
ーーーーーーーーーー
本題です。
旧市街が近づいてきました。
タリン旧市街は城塞と港が織りなす美しい街で、魔女の宅急便のモデルになったんですって。つい最近全く同じことをストックホルムでも書きましたがね。
キキ選手は一体幾つの街を飛び回っているのでしょうか。
こちらが旧市街入り口の砦。
Paks Margareetaというんだそうです。
直訳「 ふとっちょマルガレータ」。
愛されているのは分かりますが、何もそこまで。
タリンに生まれてマルガレータという名を授けられた子はさぞ大変な幼少期を過ごすことでしょう。
スール・ランナ門(Suur Rannavarav)です。
なおこの砦のほうはミュージアムにもなっています。
もう閉店してますけどね。
旧市街です!
、、、、人影があまりありません。
それもそのはず、本日は日曜日ですからね。
そして時刻18:00ですからね。
ただでさえ日曜は店が開いてないし、
この時間なので教会もミュージアムも閉館済みです。
そしてこれ翌日知ったのですが、4/1はイースターでした。
日本ではイースターなんてあまり祝われないので完全にノーマークでした。
きっと今頃街の人々は暖かい暖炉の前でヒュッゲリしながら玉子の殻に可愛いらしい絵でも書いていたのでしょう。
おや、そうするとこの街中の人々は、、?
当時はそんなことつゆ知らずにて、
聖オラフ教会
の前の車の上にアイツ。
北欧各街でふてぶてしく姿を現わすアイツはとうとう人類の文明の利器を足蹴にしております。
Holy Spirit 教会
タリン旧市街の中央広場に来ました。
市庁舎がお出迎えです。
広場のレストラン。
かなりハラヘリなのですがだいぶ観光地価格なのでやめておきました。一品10€以上。
エストニアは北欧に比べると物価が安く、ランチは5€以下でイケるという情報を得ていたので10€超えは気が乗りません。そもそもいまはランチではなくディナーの時間なのですが。気分の問題です。
街並み1
街並み2
街並み3
をくぐって
街並み4
を登る途中の街並み5
を通り過ぎての
を通り越してやって来ましたここ。
左の頬を差し出し、
お前はマタイか。
すみません。
アイツはさておき、タリンの景色です。
動画。
いまアイツは餌をばら撒く観光客に夢中です。
これはなにを意味するのでしょうか。
その奥にミュージアム。
なんのミュージアムかは分かりません。
城壁と家々の合間を下って行きます。
この辺りも街並みが素敵です。
もはやアイツはカラスのようにこの街の随所にいます。ドヤ顔です。
楽しそうなオッさんの銅像
鼻をさすられまくっているようで鼻だけ金ピカです。
きっとパワースポットなのでしょう。
ぶらぶらを続けながらも、人影の少なさと、お店の閉まりっぷりに落胆し、バスターミナルを目指し始めることにします。
バスターミナルの方角は高層ビルもあり、なんかありそうだなと思い。
、、、なんもありませんでした。。
いや、高層ビルとか、ホテルとか、デパートとかあるのですが、私が求めているのは、スーパーとか、人で賑わっているアットホームなレストランとか、スタバかマックなんです。あわよくば充電もできるような。
スーパーだけありました。
やはり物価は安めです。
肝心な水や牛乳を見るのを忘れましたが、私御用達の四角く長いパンは0.4€でした。北欧では2€します。
そのパンと蜂蜜を買い、これで非常食は完璧です。
スーパーのレジ脇のタバコ一覧表。
すごいです、どの銘柄も、ニコチン中毒を連想させる痛々しい写真がカバーになってます。
ヨーロッパは北欧含めてどこ行ってもすんごい喫煙者だらけなのですが、抑えていきたい方針なのでしょうかね。
そしてようやくバスターミナル到着。
本当にここまでなんもなかったです。
約1時間も歩き続け腹ペコぷんぷん丸です。
ということでやってしまいました。
バスターミナルのカフェという、少量高額の典型的な場所で9.4€です。
ただ充電できるので良しとします。
今夜も夜行バスなので明日に向けて電気を養っておきたかったのです。
バスは22:30発。
3時間、時間を潰します。
WiFiめっちゃ遅い!!!
それで良いのか電脳政府!!!!
ブログの更新を諦め、オフラインでテキストだけ日記を書いてます。
電脳政府と聞いてちょっと攻殻機動隊みたいな世界を想像したのですが、ひとまずその夢はイースターの壁に阻まれました。
きっと、普段は魔女宅的な素敵な街なんですよきっと!
さて今後の予定ですが、
バルト三国の真ん中の国、ラトビア、を通過して一気にリトアニアに行きます。
ただリトアニアの首都ビリニュスに行く前に、シャウレイという街に寄り道します。
どうしてもそこで見たいものがあるのです。
が、オンライン予約したバスの工程表を見ると、
22:30タリン発、02:30リガ着 ※ラトビア首都
06:00リガ発、8:00シャウレイ着
バスターミナル泊じゃないですかっ!!
夜行バスですらない。
実は私、サンクトペテルブルクに手袋と厚手のダウンを捨て置いてきました。
もう氷点下を下回る環境に長時間いることはなかろうと思い。
リガは本日マイナス3度だそうです。
大丈夫だろうか。
ひとまず今日はここまでです。
明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
―――――――――――――――――――――
↓ブログランキングに登録してみました↓
にほんブログ村
↑
記事が参考になった、ちょっと笑えた等々、
少しでも心動かされたましたらぜひこの青い
テキストを1クリックいただけると幸甚です mm
クリック数でランキングが上下します。
―――――――――――――――――――――